少し遠くから、始まりの合図を知らせるようにマイリー神殿から定時を知らせる鐘が聞こえた。  
 
視点切替  
 
 
チュパチャパ・・・ちゅば・・・  
「おおっ・・・お上手ですよ・・ジーニさん・・」  
その小さな部屋で、日ごろ僕に対して、怒鳴り声しか発しないはずの口から、ため息にも似た声が、耳に届いた。  
このせまい部屋には、僕と僕の雇い主、そして褐色で大柄な冒険者の三人がいた。その冒険者は、しなやかな筋肉を小さな布で覆い、赤色の長髪を束ね、冒険者の戦士らしく背中で担ぐほどの大剣を携えていた。  
でも、街で見かけたら、きっと大概の人が振り返る程の顔立ちと、豊かな胸、そして、なにより人を惹きつける不思議な魅力を備えた女性だった。僕は、どんな女性がいい女というのか、よく分からない。  
でも、雇い主が言うには、いい女って言うのは、顔立ちやスタイルだけではなく、不思議と人を惹きつける魅力を兼ね備えているそうだ。顔やスタイルがいい女だけなら、この街にも大勢いるが、そういう魅力を備えた女というのは、めったにお目にかかれないそうだ。  
口が堅いと評判の雇い主が、ただの冒険者に情報を売り渡すことなど考えられない。きっとこの女性の冒険者は、よほどいい女なんだろう・・・  
だけど、そんな主人の尺度に、ジーニさんが、当てはまるかどうかは関係なく、僕は、ジーニさんが大好きだった。  
恋とか愛とか、そういう言葉は分からないけど、胸の高まるこの気持ち、これだけで、僕は、ジーニさんと一緒にいたい、ずっと僕だけを見てほしい、一人占めしたい気持ちでいっぱいだった。  
だから、今日ジーニさんが、お店に来たときは、とても嬉しかったし、たとえ雇主に怒られたとしても、ジーニさんのお願いを叶えてあげたかった。でも、今は、その考えを酷く後悔している。  
なぜなら、僕のジーニさんが、僕の雇主の前に膝間つき、股間に顔を埋めている姿を見ているから・・・  
 
僕は、ジーニさんが、今朝僕にしてくれた、気持ちのいい行為を思い出した。  
ジーニさんの背中越しで、ちゃんとは見えないけれど、頭を上下に揺らし、部屋に響くこのやらしい音を聞けば、雇主に対してジーニさんが、何をしているのか容易に想像がついた。  
僕は、胸が締め付けられる思いだった。すぐにでも、雇主の所にいって、どうにかしてジーニさんを連れ去りたかった。だけど、それでは、ジーニさんは、きっと喜ばない。  
なぜなら、ジーニさんは、僕の雇主の情報を切望しているから・・・  
だから、僕は、最初、ジーニさんの言うとおりに、マントを頭に覆い、身動きせず必死に壊れた部屋の扉を支えていた。  
だけど、頭をよぎる今朝の行為と、頭に広がる目の間の光景を想像すると、どうしても我慢できなかった。僕は、そっとジーニさんのマントをずらし、小さな隙間から、雇主とジーニさんの行為の目を見開いた・・・・  
そして、目の前の光景から、僕は一時も目を離せずになっていた・・・  
 
部屋の隅にベッドが一つ、他には何もない部屋だけど、雇主がプライベートで使用する部屋の一つだ。そんな粗末な部屋で、雇主は全裸でベッドに腰を据えていた。  
ジーニさんは、いつも身につけている軽装を外し、胸元を覆う黒く薄手の布と白地の長い布でお尻から秘部を覆うだけの姿になっていた。  
いつの間にか、靴や手袋は外しており、素足のまま膝立ちで雇主に奉仕をしてた。いやらしい音だけが、部屋に鳴り響く・・・  
僕は、覗いていることがばれやしないかドキドキしながら、意思とは全く別に、ジーニさの行為を見続けた。  
 
クチュ・・ちゅばちゅあば・・・  
「・・・おお・・ほんとに・・・すばらしい・・・・勇ましい艶姿の戦士が・・こんなにも男を喜ばせる術を知っているとは・・・・」  
雇主は、右手をジーニさんの頭において髪を掴みあげた。そして、一瞬動きの止めたジーニさんを凝視して尋ねた・・・  
「女が冒険者をやっていくには、やはり、こういった男を喜ばせる術を身に付けなければならないのでしょうかね?」  
僕は、雇主のその行為に激しい嫌悪感を覚えた。後姿からでは、ジーニさんがどんな顔をしているかは分からないけれど、きっと雇主を睨みつけているのだろう。その質問に返答するつもりはないようだ。雇主の言葉を無視して、ジーニさんは、再び頭を上下に動かした。  
「・・・おや、聞こえませんでしたか・・・それでは、もう一度・・ッおっつ!」  
しつこく質問を繰り替えそうとした雇主の体が一瞬固まった。  
「わっ、わかりました。答えなくて結構ですから、噛まないで下さい。」  
ジーニさんが、しつこい雇主の一物を強く噛み締めたようだ。  
僕は、わずかながらのうっぷんを解消したが、雇主の笑みをたたえた顔をみて、さらに不満を募らせた。どうやら、一物を噛まれたことも、雇主にとっては、性欲を満たす行為になるようだ。  
その言葉に、ジーニさんが噛む力を弱めたのだろう、それからしばらく、この行為は続けられた・・・・  
 
いやらしい水音が鳴り響く中・・・おもむろに雇主はベッドから立ち上がった。  
ジーニさんは、雇主の一物から口を離すと、膝立ちの姿勢で雇主を見上げた。  
「もう、チンポをしゃぶらなくても結構ですよ、存分に堪能させてい頂きました、これだけ立たせて頂ければ十分・・・」  
雇主は、そそり立った怒張をジーニさんの目の前に突き出した。  
ジーニさんは、目の前のそれを避けるように、横を向いた。  
すると雇主は、よく見ろと言わんばかりに、ジーニさんの頬に一物を押し付け、ジーニさんの唾液で光る一物をこすりつけた。  
ジーニさんは、黙っていたが、右手が震えるほど拳を握り締めていた。  
僕の心は、刹那さでいっぱいだったが、一方で胸の高まりを抑えられずにいた。  
いつしか、僕のあそこは、雇主同様ズボンからはみ出してしまうほど、そそりたっていた。  
 
「今度は、あなたの体を存分に楽しませてもらいますよ。さあ、立ち上がって下さい」  
「ああ・・・」  
ジーニさんは、雇主の言葉を素直に受けると、その場で立ち上がり、頬の湿りを肩口でふき取って直立した。  
「よろしい・・・そのままじっと立っていて下さい」  
雇主は、一歩足を踏み出し、おもむろにジーニさんの乳房を鷲づかみした。  
そして、量感を楽しむように両手で双房を撫で回し、布越しに何かをつまみ上げた。  
ここからでは、ジーニさんの背中越しでしたか見えないから、想像しかできなかったけれど、きっとジーニさんの乳頭をつまんだのだろう、ジーニさんの体が一瞬震えた様な動きを見せた。  
 
「どうですか?ここをこうしてしごいてやると気持ちいいでしょう?」  
「・・・んっ・・あ・・」  
雇主は、ジーニさんの乳頭をしごきながら、首筋に舌を這わせ、ジーニさんの官能を高めているようだった。ジーニさんの口から小さなあえぎ声が漏れはじめていた。僕は、とても興奮してしまい、小さな覗き口では満足できず、視界を遮るマントを少し開いた。  
ジーニさんのいいつけを破ってしまう罪悪間と覗きをしていることの背徳感にさいなまれたけれど、目の前の光景をもっと見たい欲求に駆られていた。  
すると、ジーニさんの首筋に愛撫をくわえていた雇主が、僕の方を見てにやりと笑った。  
僕は、体をびくつかせ、全身から汗が噴き出した。急いで、視界をマントで隠したけれど、覗いていていることがばれてしまったと思った。  
すると、雇主はどういうつもりか、そんな僕を無視して、ジーニさんに体の向きを変えるように指示した。  
ジーニさんは、マントに覆い尽くされた僕を見て、それでも恥ずかしいのか、何度か雇主に場所を変えるように懇願していたけれど、雇主はその願いを受け入れる様子はないようだった。  
「大丈夫ですよ・・ヨアトルは覗いてしません。それでも気になるなら目を閉じては、いかがですか?」  
「んっ・・・あ・・・っ・・・しっしかし・・・ああん・・・・」  
雇主は、僕が覗いていたことに気がつかなかったのだろうか。僕は、軽い安堵感を覚えたが、そんなはずはないという不安が拭いきれなかった。  
もしかしたら、雇主は、僕が覗いているほうがジーニさんが、より興奮するのかもしれないと思ったから見逃した?・・・僕は確信にも近い思いを感じた。  
「ほら・・よく見てごらんなさい・・・ヨアトルを、あなたのいいつけをしっかり守ってますよ」  
 
雇主とジーニさんの足音が近づいてくる。  
「・・・やっ・・・ちょっと、わかったから・・・」  
ジーニさんは、僕に近づくのが恥ずかしいのだろう。いくぶん、足音が遠くに遠ざかる。  
「・・・さぁ・・目を閉じて・・・ヨアトルなど気になさらず、感じてください・・・・」  
「・・・・んっ・・・んん・・」  
それから、声を押し殺したジーニさんのあえぎと、衣擦れの音、そして時より卑猥な水音が耳に届いた。  
僕は、見つからないように、そっと、より小さな覗き口を開いた。  
すると、先程よりも近くで、ジーニさんのいやらしい姿が目に映った。  
ジーニさんは、僕の方に正面を向け目を閉じて、声を押し殺すように、下唇を噛んで雇主の愛撫に必死に耐えていた。直立したまま、眉間に皴をよらせ、額からはうっすら汗がにじんでいる。そして、時より、雇主の愛撫に体を震わし、喉元から押し殺したあえぎ声を鳴らしていた。  
僕は、ジーニさんが目を閉じていることを確認して、じっくりとジーニさんの痴態を観察した。  
ジーニさんの体は、雇主の愛撫に敏感に反応したようで、布越しからでも分かるほど、乳首は勃起し、胸布を押し上げ、その輪郭を浮かばせていた。  
そして、肢体の間からは、汗とともに、太腿伝わせる愛液をしたたらせていた。  
雇主は、ジーニさんの腰をしっかり抱き、空いている片手を肢体の中心に忍ばせていた。  
腰布が肢体の中心を隠すように垂れ下がっていたため、僕は雇主がジーニさんの股間で何をしているか見えなかったけれど、布越しで蠢く手と、太腿を伝う愛液、そして時折、震える下半身に、ジーニさんがとても感じていることが分かった。  
そして、雇主の秘口を愛撫する動きが早まっていき、ジーニさんが、歯を食いしばるように耐えていた時、突然ジーニさんの体が大きく振るえ、今まで我慢していた声をほとばせる様に、絶叫した。  
「あっ・・イクッ!イクッ!・・・いっちゃうゥゥ!・・・・・っあん!・・・」  
そして、ガックリと雇主に体を預けるように倒れると、胸を大きく揺らし、体を痙攣させていた。  
 
雇主は、ジーニさんの腰を抱いたまま体を受け止めると、秘口から愛液で濡れた手を抜いた。  
「おやおや、イッてしまわれましたか。まったく、こんなに濡らして恥ずかしくないのでしょうかね・・・」  
僕は、ジーニさんのあられもない姿に興奮しながらも、太腿をつたう愛液の量を見て、酷く悔しい気持ちになった。  
ジーニさんが僕とした時は、こんなにも打ち震える姿も、これほどの愛液も見ることは出来なかった。僕は、男として雇主に負けた気持ちになったけれど、二人の行為から逃げることもできずにいた。  
瞬きも、呼吸さえ忘れ、食い入るようにしている自分の姿が、あまりにも情けなかったけれど、それでも一瞬たりとも目を離せなかった自分がいた・・・  
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・」  
ジーニさんは、後ろから雇主に抱きすくめられ、がっくりと首を後ろに垂らし、力無くその身を預けていた。荒く上下する胸、あえぐような口元からは、切なく甘い吐息が見えるようだった。  
快楽に身を預けるジーニさんに、雇主はさらに欲望を満たすため、愛液で濡れた手をジーニさんの口に差し込み、自らの愛液を味あわせた。そして、両手を胸布に手を滑り込ませた。  
ジーニさんは、力なく雇主の行為に抵抗もしなければ、その愛撫に身を委ねていた。  
胸布の中で、雇主の動きが激しくなる。乱暴のように見えたが、その手が乳頭を探り当て、それをしごくように愛撫を与え始めると、途端にジーニさんの身じろぎが大きくなる。  
胸布が少し刷り上り、はだけた裾から双乳の下裾が見え隠れした。  
ジーニさんは、それでも声だけは出すまいと、眉間に力を込めながら雇主の愛撫に耐えようとしているようだった。  
「これは、これは、もうビンビンに勃っていらっしゃる」  
雇主は、まるで僕に見せ付けるように、おもむろにジーニさんの胸布をせり上げた。  
「んん〜〜〜〜〜〜〜〜!あっ、やぁ・・・ン」  
ジーニさんの悲鳴と共に、唐突に僕の目の前で褐色の大きな双房がこぼれ出た。  
 
その双乳は、腹部と同じように引き締まっていながらも女性的な豊かさを兼ね備えていた。  
雇主は、両手からこぼれ落ちるほどの量感を楽しむように、優しく円を描くように双乳を揉みしだくと、痛々しいほどに尖った乳頭に舌を這わせた。  
それから、ジーニさんの首筋や耳に、ゆっくりと舌を這わせ、全身をいたわるように愛撫をくわえていく。  
しばらくして、ジーニさんの体に力が戻ると、荒い息をはきながらも、自らの足で直立しはじめた。  
「はぁ、はぁ、・・・・少し・・・少し休憩さしてくれないか・・・」  
ジーニさんは、息を整えつつ雇主に懇願をした。  
しかし、雇主はジーニさんの願いを聞き入れることはなかった。  
「駄目ですよ。時間がもったいないです。それとも、2時間という制約を延ばしてくれるなら別ですけど・・・いかがいたしますか?」  
雇主は、笑みを含みながら切り替えした。  
ジーニさんは、一時悩みながらも、休息の願いを取り下げた・・・  
「では、続きをしましょう。こちらを向いて下さい」  
ジーニさんは僕に背を向けると、雇主の言うとおり、直立した姿で雇主と向き合った。  
雇主は、ジーニさんを目の前に膝を落とすと、下半身に取り付いた。  
既に、汗と愛液でじっとりと濡れた腰布に顔を埋め、その香りを楽しむ雇主は、ジーニさんの股間に熱い吐息を吹き付け、抱くように臀部を掴み、もみしだいた。  
「あん・・・あ、あつ・・・い」  
ジーニさんは、腰を震わせ両手を雇主の方に置くと、必死に体を支えた。  
 
「・・・では、もっと熱くしてあげましょう・・・」  
雇主は、ジーニさんの下半身を覆う下着を腰布ごと掴むと、おもむろにそれを引き下げた。そして、膝で留めおくため、両足を開かせた。  
僕の目の前で、ジーニさんの下半身があらわになった。  
すると、後ろからジーニさんの臀部越しに、秘所を覆う茂みが見えた。そこからは、下着と秘所を繋ぐ愛液が糸を引いていた。  
雇主は、まるでその糸を絡めとるように、舌を伸ばすと、そのままジーニさんの赤い繁みに口を付けた。  
「あん!!!・・・だ、だめ・・」  
ジーニさんが、悲鳴を上げ、腰を引いた。  
雇主は、ジーニさんを逃がさないため、臀部を掴み、しっかりと腰を固定すると、さらに念入りに愛撫をくわえはじめた。  
「あっ・・・したを・・・舌を入れるな・・・」  
ジーニさんの願いは無視され続けた。臀部の間から、ここから秘部を蠢く雇主の舌がまろび見えた。いやらしい水音が鳴り響く・・・・  
「くぅ・・・・んっ・・んんん・・・あああ・・や、やめて・・・」  
ジーニさんの悲鳴が、次第に女性じみたものに変わっていった。  
分け入る臀部の間から、ジーニさんの肛門が見えかくれしていた。  
それは、雇主の愛撫に反応してひくひくと蠢めいていた。  
僕は、もう我慢できずにマントの中で、ズボンを下ろして、いきり立つチンチンを握りしめていた。  
ジーニさんの腰が小刻みな痙攣に震え、その内腿に妖しげな液体が輝いていた。  
雇主は、痙攣の止まらないジーニさんの反応を楽しんでいるようだった。  
やがて、ジーニさんは、もう限界とばかりに膝を落とすと、荒い息を吐きながら、雇主に抱きつくように倒れこんだ・・・  
 
「おやおや・・・まだ・・本番にもいってないのに・・・・感じやすい体ですね・・・」  
「もう・・・早く終わらせてくれ・・・ベッドで・・・・頼むから・・・」  
「何を言ってるんですか、時間はぎりぎりまで有効に使わせて頂きます。そんなわけで、もう少し、ここを湿らせないと・・・」  
雇主は、めくり上げたジーニさんの胸布を剥ぎ取ると、床に座らせたまま、ジーニさんを僕の正面に向けさせた。そして、大きく足を開脚させ、ジーニさんの背後から、ひくつく秘唇に指を差し込んだ。  
「うっ・・・・・ん・・・・・んん・・・・あは・・・ン」  
ジーニさんは、寄りかかるように雇主に体を預けると、再び女性らしい艶やかな声を響かせた。  
僕の目の前で、ジーニさんの淫烈はいやらしく晒され、雇主の指が2本、深々と突き刺さり、その中をかき回すように蠢いていた。  
ジーニさんの下半身は、まるで別の生き物のように、いやらしい液体を床に滴らせながら痙攣を繰り返し、上端の肉芽を雇主の親指があやすたびに、いっそう激しく腰をゆらしていた。  
ジーニさんは、丸見えの淫烈をかきまわされ、硬く尖った乳頭をしごかれながらも、最後の理性を振り絞るように、小声で雇主に懇願を繰り返した。  
「頼む・んっんっ・・ヨアトルの目の前で・・・こんな姿・・・・見られたら・・・・あん・・・お願いだ・・・ベッドで・・・」  
「ふっふっふ、おやおや、気づかれてなかったのですか、ヨアトルならとっくに私たちの行為を覗きみてますよ」  
 
「なっ・・・・・・!」  
「愛撫に夢中で、気がつかれなかったのですか?・・・ほら、このとおり!」  
雇主は、僕にかぶさるマントを剥ぎ取り、チンチンを握りしめた恥ずかしい姿をジーニさんの前に晒した。  
僕は、息がつまり頭がまっしろになって、身動きひとつとれそうにもなかった。  
ジーニさんは両手で胸元を隠し、急いで両足を閉じたが、雇主は膝を掴んで、強引に足を開かせると、僕にじっくり見るように命令した。  
ジーニさんは、激しく抗議をしていたけれど、交渉ごとにおける約束をたてにされ、黙って雇主の言うことに従った。  
遮るものがなくなり、改めてジーニさん淫裂を見ると、それはぱっくりと口を開き、中からはとめどなくいやらしい愛液が溢れ出ていた。  
「ヨアトル、どうだ、ここに入れたいだろう・・・・だが、駄目だ。これは私のいいつけを守らなかった罰だ。お前はそこで、おとなしく自分でチンポをしごいて我慢していなさい」  
雇主は、そういって僕に見せ付けるように、ジーニさんの秘所に指を差込み、丸見えの淫烈を掻きまわした。  
ジーニさんは、虚ろな瞳で僕を見つめ、興奮を隠せずに大きく肩で息をしながら、雇主の愛撫に身を震わせていた。  
半ば開いた唇からは、透明な雫が溢れ、ここ訪れる前の凛々しい姿を想像することは出来なかった。  
僕は、ただ唖然とジーニさんの痴態に目を奪われ、無意識に近い感覚で自らのチンチンをしごき続けた。  
雇主は、僕に見せ付けるように、ジーニさんの裸体の隅々にまで愛撫を加える。耳に舌を入れたと思うと、首筋や乳房、さらに脇にまで舌を這わせ、豊かな双房を様々な形に変えていく。  
中でも雇主はジーニさんの下半身がお気に入りなのか、常に指を突きたてては、攻め立てた。その淫烈に指を2本3本と入れ、茂み隠れる肉芽を掻き、びっしょりと濡れた後ろの穴にまで、指をつきたてた。  
ジーニさんは、逃げるよう腰を蠢かせながら、あらがう事の出来ない快楽に全身を震わせ、床板一面をびっしょり濡らしてしていた。  
「どうだヨアトル、女というのはこうやって喜ばせるものなのだよ・・・お前の稚拙な前戯などでは、見れやしなかっただろう。みなさい、この恍惚を称えた顔を・・・」  
雇主は、昼間のジーニさんと僕の密かな行為を知ってか、まるで僕にあてつけるように、言葉を投げつけた。  
 
「ジ・・・ジーニさん?」  
僕は、大好きなジーニさんを、他の男に奪われたような、男として、ひどい敗北感を味わった・・殆ど泣き出しそうな僕は、まるで勝敗の結果を確かめるように、ジーニさんの名前をつぶやいた・・・  
「・・・・・」  
ジーニさんは、伏し目がちにうつむき、僕の問いかけに答えることはなかった。  
「おや?答えられませんか?・・・・では、私が答えられるように手伝って差し上げましょう」  
雇主は、おもむろに、ジーニさんの後ろから腰に手を回すと、引き抜くように下半身を持ち上げた。ジーニさんは、雇主の前で、四つん這いの格好にさせられると、すぐさま雇主に両腕を掴まれた。  
そして、何の前触れもなく、秘烈を分け入る肉棒に顔を歪ませ、小さな咆哮を漏らした。  
ジーニさんは、両腕を掴まれたまま、弓のようにしなる格好で胸をそらし、雇主に腰を突き動かされた。  
「さぁ、どうですか、私のチンポは?ヨアトルの粗末なものでは、味わえない快感でしょう!」  
興奮した雇主は、ひたすらジーニさんの臀部に腰を打ち据えた。  
小さな部屋に、肉同士が打ち据える音と、ジーニのほとばしる様な、あえぎ声が響いていた。  
「あーっ!ああっ・・だっ、だめ・・・あっあぁああ!!!」  
最初、ジーニさんも突然の刺激に驚きの顔を滲ませていたけれど、押し寄せる快楽に身を委ねように、雇主の下半身を打ち据える回数が増すほどに、喉もとから、ほとばしるようなあえぎ声を響かせていた。  
ジーニさんの背筋は、腰を軋ませるほどに、顎もろとも反り返り、肢体の中心からはとめど無い恥液が流れていた。  
雇主は、後ろからジーニさんを打ち据えながら、一歩一歩と僕に近づいてくると、ジーニさんの豊かな胸を僕の前にぶら下げた。  
目の前の豊かな褐色の双房は、青い静脈が透けるほど近づき、異様な生々しさを添えていた。その硬く尖った先端からは、汗と唾液のまざった液体を撒き散らす程に激しく、僕の目の前で、雇主の打ち据える腰に合わせて揺れていた。  
「あ!あ!あ!・・・あたってる!ああっ・・・おっ奥に、ああーああっー!」  
ジーニさんの声は、体の高まりを知らせるように、ほとばしる声をさらに高まらせていく。  
僕は、喉の渇きを潤すように何度も生唾を飲み込んだ。  
そして、揺れる乳房に誘われるように手を伸ばした・・・・  
「おっと!ヨアトル駄目だぞ。お前は当分お預けだ!・・・そこでジットしているのだ。決してこの肌に触れるなよ」  
 
雇主は、犬にお預けでもするように、僕に笑みを浮かべて命令すると、ジーニさんの腕を引き寄せると、両手で、その豊かな胸を鷲?んだ。  
「くぅ、うあぅ、ああっ・・・ああ・・・いッ。イク!・・ああ」  
休みなく打ち据えられてる一物に、ジーニさんは絶頂を迎えようとしていた。  
「おや、逝きそうですか・・!ふっふっふ、ヨアトルの前で逝かれたいのですね・・・いいでしょ。思う存分に、気をやってください!!さぁ!じっくり見てもらいましょう!」  
雇主は、脇口に頭を差し込むと、おもむろにジーニさんの片足を持ち上げると、禍々しい一物が突き刺ささる淫裂を僕の目の前に晒した。  
「・・・よっ・・よせ・・こんな、こんな格好は・・・アッアア!・・・イッ、イイイ」  
奥深くまで貫く怒張に、ジーニさんの振り絞るような抵抗は、最後まで言うことは出来なかった。  
「ヨアトル!よーく見ておけよ!!この女がイクところを!!!そら、そら、そら!」  
雇主は、興奮を抑えきれず言葉を吐き出すと、ジーニさんの腰が持ち上がる程、強く腰を打ち据えた。  
「・・・おおおお、イクッ! イクッ!  ああああああっ・・・イクイク・・・・イクゥッ!!!」  
喉元からほどばしる様に、声を吐き出すと、目の前のジーニさんの腰が激しく震えた。  
そして、こらえていたものを噴き出すように、恥裂から大量の液体を、撒き散らすと、僕の顔をじっとりと濡らした。  
僕の体はジーニさんの愛液と、いつの間にか溢れ出た自分の精液でびっしょりと濡れていた。  
「ほほう・・・潮を噴き出すほど気持ち良かったですか・・・・それは、結構です・・・」  
雇主は、濡れぼそり湯気が立ちこめる怒張を、卑猥な淫裂から一気に引き抜いた。  
ジーニさんは、激しい息遣いをしながら、力尽きたようにうなだれ、雇主に体を預けた。  
雇主は、ジーニさんの体を受け止め、その首筋や頬に唇を這わせ、やさしくいたわるように胸元に手を回した。  
遠くから、鐘の音が聞こえた・・・  
そう・・・それは、ようやっと・・・1時間が経過した事を知らせるものだった。  
 
 

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