ゆかり「ちょっと何これ薄いどころかほとんど透明じゃないの!」
マツリ「ほい、スケスケでピチピチでテカテカね。」
茜「〜〜〜〜〜〜っ!!」(声も出せずにうずくまる)
素子「最低源の機能を残して限界まで薄くしたから〜、厚さ1mm割ったんだよ〜
一応紫外線は防ぐから日光でヤケドはしないよ〜」
さつき「緊急時のバックアップ宇宙服を3着積むにはこれだけ軽くないとダメなの」
ゆかり「宇宙線はどうなのよ!」
さつき「船外作業は日陰でもまずいわね。着たらなるべくカプセルから出ないでね」
ゆかり「なんじゃそりゃーって、もしかして今向かってる先って…」
ドアを開けた先にはローター音を轟かせ待機するヘリ
素子「恒例のサバイバルテスト、今回はマツリちゃんもいるから
いつもの三倍遠くから帰ってきてね〜」
ゆかり「またかコラーー! テストはともかくこんなトップもヘアも丸見えじゃイヤよ!」
さつき「はい乗ってのってのって」
マツリ「ほい、あっちはマツリも行ったことないから楽しみね」
ゆかり「待てー!」
茜「…あ、あのあの」
パラシュートを背負わされヘリから放り出される3人
「あーれー」「ほいー」「…(気絶)」
薄れゆく意識の中、茜はとうとう言い出せなかったことを悔やんだ
(スキンタイト宇宙服が損傷するような状況では、着用者は予備に着がえるチャンスは
ほぼないのだからバックアップ用なんて無意味なんじゃ…)
しかし例によって予想外のことは起こるもので、
後日めでたくバックアップ宇宙服が搭載されたカプセルでISSの補修におもむいた3人は
滞在中だった金持ち旅行客のイタズラで宇宙服をダメにされ、
泣く泣く(マツリは楽しそう)3人そろってに着替えた上ISSのカメラで
裸身をあますことなく全世界中継されてしまったのだった。