「本部より回収ヘリ、SSAのカプセルは着水後沈没した。乗員2名の回収を急げ」
「回収ヘリより本部、GPSビーコンの座標に到着、今海面のガールズを視認した」
「本部より回収ヘリ、ガールズに異状はないか」
「俺の頭が異状事態だ。海面で2組のカップルがメイクラブのまっ最中とは」
「本部より回「ザー……らーっ!……る……ザー」言は明瞭に」
「白いウェットスーツの2人に裸の女達がまたがってやがる!
ちくしょう、こんな幻覚を見るほど女に不自由してないはずだぞ」
「本部よ「ザー……ないで…」官は錯乱し「…とっととロープを…ザー」師の診断を受けろ」
「了解、これより帰還する。鎮静剤を山ほど打ってくれ」
「あーっ待てー! 置いてくなー! せめて日焼け止めをー!」
「行っちゃったね」
「なんなのよー! もうハダカはいやよ」
「私はがまんする。ゆかりがスーツを脱いで浮き袋にしようって
思いつかなかったら溺れてたもの」
「でもヘリが逃げるなんて思わなかったわよ、
このままじゃマツリと同じぐらい真っ黒になっちゃう」
「浮き袋はひとつで充分だから、ゆかりは着てたほうがいいよ」
「あたしはそーゆーのはいやだ。てゆーかこんなタイトな服水中じゃ着れないし」
「じゃ、せめてムラにならないように両面焼く?」
「日焼けして島に帰ったら、マツリに化けてオヤジに八つ当りしてやるー!」