意識が戻ると、ハープノートは両腕・両足を拘束されていた。  
薄暗い建物の中。どうやら強制的に実体化させられたらしい。  
手足の拘束具は床に直接取り付けられている。ちょうど四つん這いになるようになるように配置されている。材質は皮のようで、少しだけなら動かすことが出来るが、いくら力を込めても外れる気配はなかった。  
 
ハープノート=響ミソラは経緯を思い出していた。  
久々の休日、ヤシブタウンでのショッピングを楽しんでいたこと。  
ロックマンが倒したオヒュカスの残留電波を追ってハープノートへと電波変換したこと。  
廃工場が並ぶ工業地域へ追い詰め、苦戦しつつもオヒュカスクイーンを倒したこと。  
しかし、そこでジャミンガーら、電波ウィルスに囲まれて……  
 
十数体のゴロサンダーの電撃攻撃で、気を失ってしまったのだ。  
 
「迂闊だったわね・・・ そうだ! ハープ! どこ!?」  
相棒、FM星人ハープを探して辺りを見回すハープノート。  
気絶したにもかかわらず電波変換状態が維持されていることも気になったが、今はそんなことを言っている場合ではない。  
自らの武器であるギターはハープノートから3、4mの位置に捨て置かれていた。  
しかし、雰囲気が違う。水色のギターは灰色に変わっており、どこか石のように感じられた。  
「ハープ! 返事をして! ハープ!!」  
必至に叫ぶも、返事は返ってこない。  
「どうしたって言うのよ、ハープ・・・」  
「いくら呼んでも返事は返ってこないぞ」  
「!?」  
突然、後から声がした。自由に動く首だけで、何とか相手を見ようとする。  
「あなた・・・ジャミンガーね! ハープに何をしたのよ!!」  
「威勢だけはいいな、ハープノート。なるほど、オヒュカス様の言っていた通りだ」  
「オヒュカス・・・?」  
「そうだ。オヒュカス様の残留電波はなぜかお前にご執心でな。確か・・・泥棒猫とか言っていたな」  
「ど、泥棒猫ぉ!?」  
「まぁいい。オレはそのオヒュカス様の最後の願いを聞いて、お前をこうして捕らえたってことだ」  
「罠、だったのね・・・。じゃあハープは!? ハープはどうなったのよ!!」  
「オヒュカス様との戦闘中にゴルゴンアイを受けただろう。その効果だ。石化し、もう元には戻らない」  
「そんな・・・」  
先ほどまでの意気はどこへやら、ハープノートは消沈してしまった。  
相棒を失ったことと、自力では逃げ出すことのできない絶望的な状況に。  
「だがお前の始末はまだ先だ。こっちにもいろいろと準備があるんでな」  
「準備? そんなこと言っていいのかしら? 私、逃げ出すかもしれないわよ?」  
できるものならやってみろ、と笑いながら、ジャミンガーは工場の奥へと消えていった。  
 
「ふ・・・っ! くぅぅ・・・!」  
一人になってから、何度も拘束具から脱出しようとした。  
全力で引きちぎろうとしても、まったく変化がなかった。  
ヘルプシグナルも使ってみたが、外部への電波が遮断されるらしく、効果が無かった。  
「はぁ・・・ はぁ・・・」  
ハープノートの顔には疲労が浮かんでいた。どうしようもない不安が、身体の疲れを加速させる。  
「このまま・・・ 死んじゃうのかなぁ・・・」  
小さくつぶやいたとき、再びジャミンガーが現れた。  
 
 
「ずいぶんとお疲れのようだな、ハープノート」  
「これから、私をどうする気!?」  
「すぐにわかる」  
最期の時が来た、とハープノートは思っていた。  
だが違うようだ。ジャミンガーは様々な器具をもってきていた。  
「さて・・・」  
ジャミンガーの手が迫る。ハープノートは恐怖に目をつぶった。  
「ひゃうっ!」  
ジャミンガーはハープノートの小さな尻に触れていた。  
突然のことに、ハープノートは大きく声を上げてしまう。  
「ふむ、なかなか敏感だな」  
「なに・・・するのよ!!」  
小さな尻を大きく振り、ジャミンガーの手から離す。  
「これをやられてわからないか」  
「なんですって・・・?」  
ジャミンガーがニヤつきながら答えた。  
「オヒュカス様の最後の命令は、お前を辱めることだ。これから、俺はその命令を実行する」  
「辱める・・・?」  
「まぁ、こんなガキには口で言ってもわからないか」  
そう言葉を止めると、ジャミンガーは再びハープノートの尻に触れた。  
「やめてよ! エッチ!!」  
「そういうことだよ」  
「え・・・?」  
未だ理解できないハープノートの黒いタイツの上から、ジャミンガーは尻を揉み、続けた。  
 
「んっ・・・ やめ、て・・・」  
ハープノートがつぶやいた。  
「いい声を出すようになってきたな。ガキでも、やっぱり女か」  
「なん、ですって・・・」  
10分近く尻を揉み続けられたことで、ハープノートの顔は紅潮し、息は荒くなっていた。  
そうなったことで、ハープノートは本能的に、自分が何をされるのかを感じ取っていた。  
(エッチなこと、されるんだ・・・)  
だが、ジャミンガーの考えていたことはハープノートのそれとは比較にならなかった。  
「さて、これがなんだかわかるか?」  
ジャミンガーが瓶を取り出した。中に入っているものは、液体のようだ。  
よくわからない、という目をしたハープノートに、ジャミンガーが続けた。  
「人間というのは面白い趣向をいろいろと持っているようでな。  
 ここに用意したのはアナル・・・尻の穴を責めているエロサイトや動画を実体化させたものだ。  
 こんなふうにジェル状になるとは思っても見なかったがな」  
「お尻の・・・穴?」  
「そうだ。これでなハープノート、お前の尻の穴を徹底的に弄り抜いてやるよ」  
「ひっ・・・!」  
ハープノートの顔が、恐怖に引きつった。  
 
「さて、始めるか」  
ジャミンガーはまずハープノートの黒いタイツを、尻の部分だけ引き裂いた。  
そしてビンの中の液体を手に取り、両手に広げる。  
そのジェルまみれになった手で、ハープノートの尻に、触れた。  
「くぅううっ!!」  
尻にジェルをつけられる。予想だにしなかった感覚に、ハープノートは声を上げる。  
その声を聞きながら、ジャミンガーはジェルを塗り広げていった。  
「やめ・・・て、おね・・・がい・・・ ぅうんっ!」  
息を荒げ、時に声を上げながら、ハープノートは懇願する。  
しかし、そんなことはお構いなしに尻にジェルを塗りこんでいくジャミンガー。  
「はぁ・・・ んんっ!」  
そうして尻を揉まれながら、ハープノートは自分の身体の変化に気がついた。  
(お尻が・・・ 熱くなってる・・・ んんっ!)  
疲労と不安、未知の甘い感覚に翻弄されながら、ジャミンガーのなすがままになるハープノート。  
そしてついに、ジャミンガーの指が尻の穴に触れた。  
「ひゃううっ!!」  
「薬の効果か、尻の穴も敏感になってきてるな。いや、元からの素質かな?」  
ククク、と笑いながら尻の穴にもジェルを塗りこんでいく。  
必死に耐えようとするハープノートだったが、触れられ、揉まれるごとに甘い声を漏らしてしまう。  
その瞳には、涙さえ浮かんできていた。  
そうして、何の抵抗も出来ぬまま、ハープノートへの責めは次の段階へ進んでいく・・・  
 
「はぁ・・・ はぁ・・・」  
30分ほど経過し、ジャミンガーの手が止まった。  
ジェルの効果によって、最初はきつく閉じていた肛門も、柔らかく膨らみをもつまでになっていた。  
指で触れればすんなりと入ってしまいそうな状態だ。  
そのタイミングで、ジャミンガーはハープノートに自分の指を見せた。  
「さてハープノート。これから本格的にお前の肛門を責める」  
「本格・・・的に・・・」  
今までは前座だった。その事実が、ハープノートをさらに恐怖させる。  
「そして今度の主役は、これだ。」  
そういうと、ジャミンガーの指がボールが連結したような形状に変化する。  
「コイツはアナルパールってモノらしい。人間は面白いな、自分の快楽のためだったら、こんなものまで作りやがる」  
ジェルに覆われ輝くそのおぞましい形に、ハープノートは震えていた。  
「それ・・・どうするの・・・?」  
恐る恐る聞く。答えはわかっているが。  
「聞くまでもないだろ。お前の尻に使うのさ」  
そう言ってジャミンガーはパールの先端をハープノートの肛門に押し当てた。  
「ひ・・・くぅ・・・」  
異物を押し込まれる感覚に、ハープノートが抵抗する。  
必死に肛門を閉めようとするが、ジェルによって蕩けさせられたそれは、ゆっくりと、パールを受け入れていく。  
「ひゃうううんっ!!」  
「ホイ、1つ目だ」  
先端のパールが腸内へと滑り込む。その電撃的な感覚にハープノートは耐えられず、倒れ込んでしまう。目からは涙がこぼれていた。  
「はぁ・・・ はぁ・・・」  
倒れたハープノートを抱え上げ、元の姿勢に直すジャミンガー。  
「そうやって休んでいるのもいいが、こっちはまだまだ続けるぞ」  
「くぅ・・・ぁあんっ!!」  
「ホラ、2つ目だ」  
容赦なくパールを押し込むジャミンガー。  
抱えられた状態で、何とか抵抗しようと、肛門に力を入れるハープノート。  
しかし、身体の疲労と、ジェルによって蕩けさせられた肛門には、既にそんな力は残っていなかった。  
抵抗することも出来ず、次々とパールを飲み込んでいく。  
「はぁあん!! んあああっ!! いやあっ!! もう・・・もう!! やめてえええっ!!!」  
全てのパールを飲み込んだとき、ハープノートは、生まれて初めての絶頂を迎えた。  
 
「パールを入れられただけで、しかも尻の穴で絶頂か。やっぱり素質かな。さぁ、面白いのはここからだぞ」  
「はぁ・・・ くふぅぅ・・・」  
初絶頂の余韻が冷めないうちに、アナルパールが再び刺激を与えてくる。  
ハープノートにしても、腸内に異物が入った苦しさを感じていた。  
「今度は・・・ 何を・・・」  
「入れたら出さないとな」  
「え・・・ んううっ!!」  
くぷり、とアナルパールの一つが引き抜かれた。  
「コイツはな、引き抜くときのほうが気持ちいいらしいぞ」  
「もぉ・・・ いやぁ・・・」  
くぷりくぷりとパールが引き抜かれる。  
その度、面白いようにパーツノートの身体が跳ねる。  
ジャミンガーは笑いながらその光景を楽しんでいた。  
「く・・・ はぁ・・・」  
8つほど引き抜いた時点で、ハープノートはぐったりとジャミンガーに身体を預けていた。残りのパールはあと半分ほど。  
ハープノートの反応に飽きてきたジャミンガーはアナルパールと化したその指を、一気に、引き抜いた。  
「ひぁあああああああっ!!!」  
体中に電撃が走ったような感覚に、ハープノートは再び絶頂を迎えた。だが、その地獄はこれで終わらなかった。  
「ハハハ、コイツは面白いな」  
「え・・・? んむぅうううう!!! ひぁああああああああっ!!!」  
ハープノートの反応を楽しむように、高速でアナルパールを抜き差しするジャミンガー。  
絶頂の連続に耐え切れず、身体を反らし、跳ね、大声を上げるハープノート。  
それはもう快楽などではなく、尻の穴への拷問だった。  
 
アナルパールによる拷問が終わった。  
「へふぅ・・・ あへぇぇ・・・」  
もはや何度の絶頂を迎えたのかわからなかった。  
ジャミンガーによって、ハープノートはイかされ放題にイかされた。  
それも、肛門で、直腸で。  
性に対する知識は乏しいが、正常な行為ではないことはわかっていた。  
それでも感じてしまった自分が悔しかった。  
その瞳からは涙が、口からは涎が溢れ、元の凛々しいハープノートの姿はなかった。  
「ん、うぅ・・・」  
気付けば拘束具が外れている。周りにはジャミンガーはいない。  
チャンスだ、と思った。小さな希望がハープノートの身体に少しの力を蘇らせる。  
ヨロヨロと立ち上がり、石化したギターを拾いにいく。  
そして、ギターに手を伸ばしたそこには・・・  
 
数体の、ジャミンガーが待っていた。  
 
「ホラ見ろ、やっぱり気付かなかっただろ」  
「本当だな、よっぽど愉しかったんだろうぜ、アナル拷問がよ」  
「さぁて、次は俺たちの番だ。しっかり楽しませてやるよ」  
「あ、あぁぁ・・・」  
ハープノートの顔が恐怖に歪む。希望は、絶望に打ち砕かれた。  
「そんな顔するなって。さて、オレは胸で遊ぶか」  
「じゃあオレは脇でイけるように調教してやるか」  
「それなら俺は耳でも使ってやるかな」  
「前の穴は使うなよ、つまらないからな」  
ジャミンガーは笑いながらハープを抱きかかえて奥へと連れて行く。  
「いやああああああああっ!!!」  
 
地獄は、まだ終わらない。  
 

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