ヴァン「う〜荷物荷物」
俺の名はヴァン、どこにでもいる至って普通の男の子だ
強いて違うところをあげるとすれば運び屋ってとこかナー、所属はジルウェ・エクスプレス。
という訳で今日も荷物を運びにエリアDにやってきた
ふとセルパン・カンパニーを見やると、ごつい男が立っていた
ウホ!いいスネ夫
その男は俺の見てる前で二段ジャンプを始めたが俺は気にせず目的地へとバイクを走らせた。
ヴァン「こんにちわー運び屋の者ですけど」
今回の仕事はエリアCのはずれにある小さなパン屋へ食材を届ける事だ。
ルシア「はーい、ご苦労様です」
店の奥から現れたのは今回の依頼人
・・・の娘さんのルシアさんだ。
当人は店を潰してお菓子屋さんに立て替えたい願望があるようだ。
ヴァン「え〜と、小麦粉、エリアAの湧き水、しめじ、みかん、E缶(年代物)、ビッグネジ、
全部で69000クリスタルになります」
ルシア「いつもお世話になっております」
この店は『ネオ・アルカディア』時代から続いており、味に深いこだわりを持つ老舗だ。
故に入手困難な食材を入手するため、よくジルウェ・エクスプレスへ依頼する。
最近はイレギュラーの活動が活発になり入手するのも一苦労だが、
常連さんの手前、運賃を上げる事は出来ない。
ルシア「まだ子供ですのに熱心ですねぇ」
ヴァン「いえいえ、小うるさい上司のいびりさえなければ楽しい職場ですよw」
ルシア「良かったら上がってE缶でも飲んでいきません?」
ルシアさんは俺のことを良く可愛がってくれる、
仕事の後にはいつもE缶やエネルギーボールをご馳走してくれる。
いつもの風景
いつもの職場
だが、今回は少し様子が違った−−−
E缶を飲んで一息ついている最中にルシアさんがいきなり俺の股間に手を回した
ルシア「しかし本当にいい体してますわね・・・どうです?これから」
『バシィ!』
俺はその手を振り払った
ヴァン「俺は仕事で来たんです、そういうのは好き物のガキにでも頼んだらどうです」
ルシア「・・・・」
俺は何も言わず、E缶を飲み干すと
バイクに跨り帰路に着いた−−−
ヴァン「そう・・・・」
「俺には俺がいればいいのさ・・・・」
完