幕間劇 恋愛小説家  
 
書けない……。  
蔵前のマンションの自室で、ねねねはわしゃわしゃと髪を掻きむしった。  
背もたれに体を預け伸びをしてちらと時計を見れば、もう午前三時を回っている。つい先  
程は二時だったはずなのに。  
 
「かくの如く我われは時々刻々熟していく……かぁ」  
 
いや冗談事ではない、わが身のことだ。怠惰な印税生活も一人身なら知らず、この人数  
ではさすがに心許ない。いずれ食いぶちは稼いでもらうにしても、あの三人をまだ表に出す  
わけにはいかないだろう。そういう事情を知ってか知らずかセンセは最近ウチに寄り付かな  
い。この間フラリと現われたときに詰問したところ、相変わらず要領を得ないものの、書泉と  
かいう冗談じみた名前の女性のつてで国会図書館の特務課というところで不正規員とし  
て働いているらしい。  
 
さみしいな……。  
やっと会えるようになったのに。  
また危ないことしてなけりゃいいけど。  
彼女がいま書いているものは二人の少年と二人の少女が複雑に絡んで織りなす物語。二  
人の不思議な転校生と二人の幼なじみの恋と友情の物語。なおこの物語は実在の人  
物、団体、メガネにはいっさい関係は……ないつもりだ。苦情は受け付けない。  
それにしても書けない……。  
せんせい、今頃なにしてるのかな……。  
わたしには青春はあったのかな?  
だって、わたしはずっとひとりだった。  
せんせいに会うまでは。  
わたしさみしいよ、せんせい。  
もやもやする。……どうも執筆中の青春日記にあてられたらしい。  
つ、と立ち上がってクローゼットを開けて、ねねねは奥から思い出の品を取り出す。ボロボロ  
のコート、最初に助けられたときにセンセが着ていたキズだらけのコート……。  
トレーナーの上着を脱ぐと、白いかたちのいいバストがぷる、とあらわれる。  
その上にコートをはおって、引き出しからウィッグを……。手がふるえて心臓がどきどきする。  
 
せんせいみたいな髪。  
どきどきする、どきどき。  
わたし何してるんだろう?  
仕事、しごとしないと……。  
……せんせいみたいなかみ。  
ねねねは姿見のまえに座って、長い黒髪のウイッグを着ける。  
……わたし、せんせいみたい。  
せんせい。  
わたしさみしいよ、せんせい。  
せんせいのゆび。  
せんせいの……。  
 
「んっ」  
右手の指が乳首をなぞるとねねねは、ぶるっとふるえた。甘酸っぱい感じが躰の芯に響く。  
左手がもう一方のバストをやわやわと揉む。顔が上気してくるのが分かる。  
 
せんせい、きもちいい?  
せんせい、きもちいい……。  
 
ねねねはぶるぶるとふるえる。  
 
どきどきしてる、どきどき。  
 
やがて右手が下へすべり、トレーナーをくぐると彼女はうわなにするやめrくぁwあzsxdcfvgb  
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((((((;゜Д゜)))))) この物語は【統合】R.O.D-THE TV- 72枚目のQtrL2UzGさんの証言に  
もとづいて構成されています。  
 

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