旅行から帰ってきてからセンセはあたしと一緒に暮らすことになった。  
いや、「なった」ではない「した」だ。あたしが決めた、勝手に。  
「4年だよ4年・・・」  
そう、あたしはもう何年もあいつ=読子のために他のことを捨てた。青春も、恋愛も。というより何もする気がなかった。何故?なんで?  
「・・・なんでだろ」  
ため息をつきながら一人つぶやく。いや、わかってる・・何故なんて考えるのもばからしいくらい。  
あいつの顔を思い浮かべるだけで胸になにかモヤモヤしたものが生まれる・・・。  
「・・・飲むか」  
あたしは飾り棚からバーボンを取り出した。コップに注ぎながらソファへ座り込む。  
あたしとセンセに気をつかって、アニタ達は最近マンションに遊びにこない。「せ  
っかく久しぶりに会えたんだし仲良くね」そういってニタリとアニタは笑っていた。  
まるで新婚のようだ、と自分で思ってガラにもなく照れた。  
「・・・遅いなアイツ」  
あたしは読子のことを思った。相変わらず飄々としてつかめない憎らしいアイツ、  
またどこかの事件にでも関わっているんだろうか?時々は2、3日家マンションに  
戻らない日もあった。再会してしばらくはいろんな騒動があって考えなかったが、  
やっぱりあたしはこの4年間の空白になんらかの決着をつけたいと思っていた。  
アイツにとってあたしはなんなんだろう?年の離れた友人?敬愛する作品の作者?  
それとも・・・  
 
ドアの開く音がした。  
 
「ふああ〜い、ただいま帰りました〜」  
相変わらず間の抜けた声、あたしは思わず笑いそうになった。エッサ、エッサと  
紙袋を大量に抱えてリビングに入ってくる。その顔は紅潮しており、目は潤んでいる。  
あ、コイツまた掘り出し物見つけたな。  
「すごいですよ〜先生!なんと絶版といわれてた・・・ひでぶっ?」  
あたしは思いっきり読子に抱きついた。顔を肩の辺りにうずめる。  
「・・・ど、・・・ど、どうしたんですか先生?うああっ酒臭いですよ!だめですよう飲みすぎは・・」  
女菫川ねねねここで引くわけにはいかない。あたしは読子に聞いた。  
「センセ・・あたしのことどう思ってんの?」  
 
「どうって・・・はあ、そうですねえ」  
読子は少し困ったようにポリポリと頭を掻いた。寝癖でハネた髪がさらに広がる。あたしはさらに読子の肩に顔を深くうずめた。  
・・・あ、古い本のにおい、読子のにおいだ。あたしは気持ちよくなった。たのむから抱き返してよセンセ。  
「ん〜・・・・」  
・・・この朴念仁。あたしは読子の唇に自分の唇を重ねた。一瞬ビクッと体をこわばらせたが、すぐにあたしの体を引き剥がそうとする。  
あたしは読子の頭を両手で固定して動かないようにした。と、いきなり強い力で引き離される。  
「い・・いきなり何するんですかあセンセイ・・?」  
コイツ・・・ほんとはすごい馬鹿力なんだ。そうだ、仮にも大英図書館のエージェントなんだ  
ほんとはもっと・・。あたしは急に悲しくなった。  
「センセイ・・・?」  
読子が心配そうにあたしをみる。いつの間にかあたしは泣いていた。なんだか無性に悲しかった。  
「なんでよ・・・なんでいつもそうなの・・・あたしの気もしらないで・・・」  
もう止まらない。あたしは一気にまくしたてた。  
「ほんとはもっと・・もっと力を持ってて、でも全くそんな素振りもみせないでへらへらしてて・・  
あたしに何一つみせてくれない!何も教えてくれないじゃない!なんで連絡くれなかったのよ!  
巻き込みたくないってあれはウソよ・・ほんとはあたしのことなんかなんとも思ってなかったんじゃないの?  
・・・そうよ、アンタはあたしのことなんとも思ってないのよ!あたしはこんなにアンタのこと・・・好きなのに・・!  
ハハ・・アンタにとってはあたしなんて価値の無い・・・」  
 
パン!  
 
乾いた音がリビングに響き渡った。左頬が熱い。アタシハヨミコニナグラレタ・・。  
「いいかげんにしなさい」  
いつもより低い声でセンセがあたしに言った。目が真剣だ・・・怖い。あたしの知らないセンセ、  
エージェントの読子・リードマンがそこにいる。肩をつかまれた。  
「自分のことを価値がないだなんて・・・そんなこと言ってはいけません・・それに」  
センセが優しくあたしを抱きしめてくれた。  
「私もセンセイが好きですよ」  
 
全身が喜びでふるえた。涙が泉のように次から次へあふれて、気がつけばあたしは  
センセの首にすがりついていた。  
「センセ・・・・センセっ・・ううっ」  
子供のように泣いているあたしの頭をセンセは優しく撫でてくれた。こんな風に抱かれた  
のはいつだったけ?幼い頃・・確かパパやママに抱かれているとき・・。ああ、そうか、  
センセはあたしにとって、両親であり友人であり・・そして・・恋人なんだ。  
しばらくして、落ち着いたあたしは顔をあげ、センセと見つめ合った。  
「・・・・・」  
誰からともなく唇を重ねた。あたしはセンセの黒髪に指をからませ、頭を固定した。  
センセの手はあたしの腰にまわされている。センセの唇は柔らかく、温かい。あたし  
はむさぼるようにその唇をついばみ、吸い上げた。ああ、センセ・・・センセ好き。  
「ん・・・チュッ・・・クチュッ・・・んん」  
「センセイ・・・口、少し開けて・・・んっ」  
あたしはセンセの言うとおり、口を開いた。あたしの口の中に温かいものが侵入し  
てくる、センセの舌だ。  
「んはっ・・・あううん・・・んっ」  
くちゅっ・・・くちゅっ・・ちゅう・・  
あたしは夢中でセンセの舌を吸い上げた。おいしい・・・センセの舌・・・おいしい・・。  
あたしの頭の中はもうおかしくなっている。もうセンセのことしか考えられなくなってしまった。  
 
あたしを下にして、二人でソファに倒れこむ。センセはあたしを覗き込むように  
みつめている。しばらくしてセンセが聞いた。  
「いいんですか?その・・先を続けても・・」  
あたしは返事の代わりにこくんとうなづき、センセの肩に手をまわした。センセは少し  
逡巡した後、「では」と少し照れたように笑みを浮かべてあたしの胸に手を伸ばした。  
・・ああ、あたしはセンセのこの表情がたまらなく・・好き。  
不器用にあたしの上着とブラジャーを脱がせると、センセはあたしの乳房をゆっつくり  
とさすった。  
「あん!」  
びくっとあたしの体がはねた。ちょっと触られただけなのに全身で感じてしまう。  
「・・・感度いいですねセンセイの体・・」  
センセは驚きとちょっぴり好奇心の混じった表情であたしを見る。以前、高校時代  
の友人と合コンに行ったとき。センセのいない寂しさから勢いで男とラブホに行った  
ことがある。しかし、胸を触られただけで悶えるあたしを見てその男は「感度がいい  
ね」と言った。その瞬間あたしはカッとなってその男を殴って帰ってしまった。何が  
感度がいいねだ!あたしはモノか!その時はモノ扱いされたためにカッとなったと思  
ったが、今思えばあれはそうではなく、単にその男を愛してなかったからではないか?  
現に今はセンセに同じ台詞を言われてもカッとするどころか・・悦びを感じてしまう。  
そんな風に見られると逆に嬉しくなり、何でもさせてあげたくなる。  
「・・・センセだからだよ・・」  
あたしはセンセの頬を優しく撫でた。センセも笑みを浮かべる。センセはゆっくりと  
あたしの胸を揉みはじめた・・。  
 
以前からセンセイ=ねねねの気持ちには気づいていた。しかし、私にそれに応える権利  
が果たしてあるだろうか?いつも逡巡していたが、今回ばかりはそうはいかない。あん  
な風にあけっぴろげに愛情を表現された以上、私も誠意を持ってそれに応えなければいけない・・。  
 
「センセだからだよ・・・」  
ねねねは私の頬を愛しげに撫でている。その顔は紅潮し、目は潤んでいた。4年前のあの活発な  
少女からは全く想像もつかない艶っぽさだ。わたしはねねねの柔らかい乳房を下からすくい上げ  
るようにして揉みはじめた。その乳房は柔らかく私の手に吸いついて形を崩していく。  
「・・・ふっあっ・・ああっ・・」  
ねねねの口から今まで聞いたことのない嬌声が漏れた。その目は固く閉じられ、その手は私の肩  
を強く握りしめている。私は更に強くねねねの乳房を揉みあげた。  
「あ・・センセ・・んっ・・・んんっ・・センセっ・・・いいっ・・」  
吐息を漏らしながらねねねは一生懸命私を呼び続ける。その乳首は次第に固く尖っていく。  
私はねねねのそのサクランボをゆっくりと口に含んだ。舌で思いっきり吸い上げる。  
「・・・・!!!あああっ・・・センセ・・・センセっ!!」  
びくんとねねねの体が反り返り、勢いで私の頭を掻き抱く。私は母乳を搾りだすような揉み  
方でねねねの乳首の味を堪能する。  
 
ちゅう・・・ちゅう・・・ちゅう・・・  
・・・ああ、センセがあたしの乳首を吸っている。あたしの頭の中はあまりの快感に  
何度も爆発していた・・もう何も考えられない。体が自分のものじゃないように動く。  
「センセ・・センセ!・・・もっと吸って・・・もっと!!・・・」  
片手でセンセの頭を抱いて、胸元へ押さえつけた。もう片方の手は頭上にあるクッション  
を掴もうと、空を泳いでいる。・・・ああ、センセ・・・好き・・好き・・大好き・・!  
センセの頭は次第に下降していき、あたしの手も自然にそれを促していた。少し腰を浮かせ、  
スカートを取りやすくする。センセはあたしのスカートを脱がせると、ゆっくりと薄いショ  
ーツに手をかけた。  
「センセ・・・それも早く取って」  
もうあたしはがまんできなかった。早くセンセにあたしの全てをさらけ出したかった。  
シュルッとショーツが脱ぎすてられ、あたしの女の部分はセンセの眼前にさらけ出された。  
・・・いや、まだだ。あたしはセンセの目の前で大きく足を開いた。センセに見られている  
というだけで体中がぞくぞくする。あたしのあそこはおそらくびしょびしょだろう。  
「・・・センセ・・・来て」  
センセはあたしの股に顔をうずめた。  
「はあん・・」  
嬌声が思わず漏れる。あたしはセンセの頭を両手で押さえ、自分の股間に固定した。  
ぴちゃ・・ぴちゃ・・ぴちゃ・・  
音を立ててセンセがあたしのそこを舐める。その瞬間ハンマーで殴られたような衝撃  
があたしの体を襲う。すごい気持ちいい・・。  
「ああっ・・あああっ・・・!いいっ・・いいっ・・いいよお」  
 
あたしの体の中で何度も爆発が起きる。ああ・・・センセの舌しか感じられない・・。  
しばらくしてセンセが歯を立ててあたしのアソコを食べはじめた・・。  
「!!あ・・・センセ・・っ・・・セ・・・はあんんっ・・!!」  
全身に電撃が走った。あたしの体はビクビクと弓なりに反り返る・・ああ・・センセがあたしを  
食べている・・センセ・・・センセ・・好き・・・好き・・。  
「・・・センセ・・・もっと!・・もっと!」  
あたしは頭を思いっきり左右に振りながら泣き叫んだ、もうどうなってもいい、今、センセに食  
べられてしまえばあたしはきっと幸せだ・・。あたしの口から淫らな喘ぎ声が漏れ、アソコから  
愛液がたれてきた。ああ・・センセがあたしのそれを飲んでいる・・あたしはうれしさと恥ずか  
しさの中で絶頂を迎えようとした。・・・が、センセがいきなり顔をあたしの股から離した。  
「ああっ?・・・なんでセンセ・・・やめないでよう・・」  
あたしは悲しくなった、もっとセンセを感じたいのに・・。センセはゆっくりとかぶりを振って  
自分のスカートを下ろした・・。  
「・・・・・えっ?」  
あたしは・・・見た・・・はじめて・・センセの・・センセについているモノを。  
「・・・やっぱり・・怖いですか?・・・」  
センセイは半ば自嘲気味に言った。あたしの目はまだそこに釘付けになっている。  
「・・・どうして?・・あたしと会わない間に何があったの?センセ・・」  
あたしはこういうのがやっとだった。センセの股間についているものは男性器そ  
のものであった。しかもあたしの浅い経験からみてもそれは「大きい」方で・・。  
 
ああやはり・・私は悲しくなった。センセイは固まっている。あまりの衝撃にどう対応していいかもわからないだろう。  
それはそうだ、だって女の体に男性器がついてたら誰でも驚くだろう。実はセンセイに会えなかったいや、会わなかっ  
た原因のひとつはこれである。私の紙使いの能力を後世に残そうとした大英図書館の実験の結果がこれだ・・。  
「!・・・むぐっ・」  
いきなり股間に痛みを感じた。センセイ=ねねねが私のモノをわしづかみにしている。  
「・・・・?センセイ?いったい」  
「・・・みくびらないでよ、あたしセンセが好きなの、こんなもの付いてたって、センセはセンセよ!」  
「センセイ・・・」  
こんなの・・とは少し傷ついたが、でもセンセの言葉はうれしかった。思わず涙がこぼれる。  
「センセ・・・続きしよ・・」  
「はい・・」  
私たちは再び唇を重ねた。しばらく舌を味わった後、顔を離すと唾液がお互いの口からあふれ、糸のようになった。  
「センセ・・・場所・・うつろ」  
私はねねねに手を引っ張られ、寝室へ移動した。ねねねの寝室に入るのはこれがはじめてだった。  
ベッドに重なるようにして倒れた私たちはすぐにお互いにの体をむさぼるように抱きしめた。ああ、こんなに私たちは想い合っていたのか・・。  
「センセ・・・」  
ねねねが潤んだ目で私を見る。何かを期待しているように目を輝かせ、ゆっくり両足を広げる。  
「いきますよ・・センセイ・・」  
私はねねねの秘所に照準を定めて、ゆっくりと奥へ侵入していった。ずぶずぶずぶ・・ずず・・  
「・・・・・ふうっ・・・ふうっ・・・ふっ・・ふっ・・ううう!!」  
出産時の妊婦の呼吸法のようなものをしながら、ねねねは私を迎え入れた。柔らかい膣肉が私を包み、奥へ奥へと誘う・・。  
膣内のしまりはきついが、こんなに心地良いのは初めてだった。ねねねは処女だったのだろうか?私が結合部を覗き込もうとすると、  
いきなりねねねの両腕で頭を羽交い絞めにされた。顔が胸に押し付けられる。  
「・・・センセっ・・ふうっ・・センセ・・センセぇ・・・」  
ねねねは泣いていた。私は悟った、ねねねは処女だったと。私はねねねの乳首を吸い上げ、腰を  
ゆっくりと動かしはじめた。  
 
センセは気づいていないかもしれないけど、あたしは嬉しかった。だって、センセが好きだから。  
「センセ・・」  
あたしはベッドの下でセンセを呼んだ。両足を広げて、センセのモノが入ってくるのを待っている。  
あたしは嬉しかった・・センセがあたしの中に入ってくる・・ああ、処女でよかった、最初がセンセなんて。  
センセはまじめな顔であたしに重なる。いつもはボーッとしてるくせに・・あたしはセンセが小憎らしくなった。  
「あ・・・ああ?」  
あたしのアソコにセンセの先端が当たる。すご・・大きい・・これが全部入るの?あたしは怖くなった。だが、  
そんな気持ちを知らずにセンセはどんどんあたしの中に侵入してくる。  
「!!!!!」  
すごい!体が壊れそうだ・・それでもあたしは懸命にセンセを中に入れようと、腰を浮かし、出産時の呼吸法を  
行って、センセを迎え入れた。ああ・・・すごい・・・すごい・・!あまりの快感にあたしの体は震え、のけぞった。  
センセの脈うつモノがあたしの下腹部に収まっている。・・・あああ、センセ、あたしの中にいるんだ・・あたしの・・。  
センセと一つになった喜びで涙がこぼれた。嬉しかった。あたしはセンセの頭を抱きしめて、胸に押し付けた。  
ちゅう・・ちゅう・・  
センセがあたしの乳首を吸いはじめ、腰を動かしはじめた。  
「・・・っ!・・・・っ!!!」  
快感があたしの体を貫き、声にならなかった。ああ・・センセ!・・好き・・・好き・・。  
センセのモノがあたしの中で暴れ、突き上げる。あたしの体は筒だ、センセのモノを収める筒なんだ。  
「・・・っ!!・・・・・っ!!」  
ああ・・センセ・・突いて・・・・突いて・・もっと・・・!!  
センセはあたしの腰を抱き少し持ち上げる・・ああ、これは腰高位というやつだ。  
快感の波にのまれながら、あたしはセンセのためにお尻をセンセの腰に押し付けた。  
「・・・ああっ・・ああっ・・センセっ・・もっと・・もっと!!」  
 
「ねね姉元気かなあ?」  
「でもいいの?アニタちゃん、いきなり押しかけて・・」  
「いいって、いいって、いきなり行って驚かしたほうが面白いって♪」  
久ちゃんとアタシは学校帰り、ねね姉のマンションへ向かっていた。久ちゃんと本の話をしていたら、  
久しぶりにねね姉の顔が見たくなったからだ。  
マンションに着くと、早速ベルを鳴らしたが、誰も出てこない。  
「・・・おかっしいなあ?」  
アタシは何度もベルを鳴らすが、やはりねね姉どころか読子の奴もでてこない。クソ、何してんだアイツ。  
アタシはドアを引っ張ってみた・・。  
 
・・・ガチャ・・。  
「あ、あいてる・・・ラッキ!」  
「だ、だめよアニタちゃん・・」  
「いいって、いいって、久ちゃんはちょっとまっててね・・。お邪魔しま〜す」  
リビングには誰もいなかった・・・。本の入った紙袋が無造作に置かれているのと、ソファにねね姉の上着があった。  
「・・・ねね姉?」  
寝室で何か声が聞こえた。悲鳴とも違う、何か変な声だ。アタシはそうっとねね姉の寝室をのぞいてみた・・。  
・・・・なんだろう、ベッドの上に人がいる。体操しているのだろうか、一人は膝立ちになって、もう一人下になって  
いるほうがお尻を上げて・・・・!  
「・・・・読子・・・ねね姉??」  
ねね姉は裸になって淫らなカッコで読子の腰にお尻を押し付けていた。その顔は恍惚としていて、幸せそうだった。  
「あああっ・・センセ・・・センセっ・・いいっ、いいよお!!・・・」  
パンッ・・・パンッ・・と読子の腰がねね姉のお尻に当たる度に音がした。ねね姉の胸が揺れる。  
「センセイ・・・もう・・限界・・です・・・出ます・・・!」  
読子が一瞬前かがみになったあと、ビクンと腰を突き上げた。  
「・・・ああっ・・あああっ!!センセ・・熱い・・熱いっ・・イクっ・・イクうううっ!!」  
二人はビクンビクンと体を痙攣させ重なり倒れた・・。  
 
・・・・アタシは猛ダッシュで玄関まで走った。  
 
「ふわわ〜・・こんなに気持ちがいいものなんですねえ」  
ベッドでしばらく抱き合った後、読子がいった。コイツ・・あたしは憎たらしくなって、恋人の顔を伸ばした。  
「?あいふぁふぁふぁ、なひすふんれすか〜??」  
「あんたねえ、このあたしとヤッて、感想それだけ??他にないの?他に??」  
「ほへひゃひゃへれません〜はひゃひて〜」  
読子の顔がおかしくて、おかしくて、あたしは笑いながらその胸に飛び込んだ・・。  
「・・・読子・・」  
「・・・はい・・」  
「もうあんたのことセンセって呼ばない・・」  
「・・・はい・・」  
「恋人だから・・これからもずっと一緒に暮らそ?」  
「・・・はい・・ずっと一緒です・・・」  
あたしは嬉しくて思いっきり読子を抱きしめた。今までの孤独が嘘のように消えた。  
「ねね姉〜っ!!」  
いきなりアニタの声が聞こえた、リビングからだ。  
「!!ア、アニタ・・・なんでここに??」  
「あ〜・・玄関の鍵閉めるの忘れてました・・・・」  
あたしは読子の頭をべしと手刀で叩くとすぐさま手近にある服を着はじめた。  
「あわあわ・・・スカート忘れました〜」  
読子はといえば、ワイシャツに下はスッポンポンの状態でかなり人さまには見せたくないカッコである。  
「あんたはここにいなさい!!」  
あたしは急いで寝室から飛び出し、リビングにむかった。リビングにアニタ達三姉妹がくつろいでいた。  
「あ、おつかれ〜ねね姉!」  
「あ・・・あんたたち何してんのよ??」  
「・・・・私たちお祝いをしていましたの!!」  
「お祝いって・・・何の?」  
「そりゃあもちろん・・・ねね姉の初体験祝い!!おめでとう〜っ!!」  
三姉妹はどこからかクラッカーを取り出し、ポンポンと天井に放った。あたしはくらくらとめまいがした。  
「あ・・・・あんたら〜っ!!」  
実をいうとまんざらでもない気分だった・・。あたしはとびっきりの笑顔を三姉妹と、のそのそと降りてきた恋人にむけた。  
 
END  
 
 

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