ベッドに縛られる俺の右脇から智花がおずおずと身を乗り出してくる。  
俺はそんな智花のために顔を向けようと、頭を浮かせて彼女の方を見た。  
 
「……!!!」  
 
そして浮かせた頭を再びベッドに沈めることとなった。  
 
「ふぇ、昴さん、どうされました?」  
「なっ、なんでもないなんでもない!」  
 
智花が俺の上に四つん這いになって顔をのぞき込む。  
 
ダメだ智花!  
智花の着ているベビードールはゆったりと体を包んでいるので、  
ブラジャーのようにちゃんとフィットしていないんだ!  
つまり四つん這いになったら下着が下に広がって襟元から見えてしまうのだ。  
智花の生まれたまんまの姿が……。  
 
つか見えた。  
大きく開いた胸元から、智花の白い肌とその奥に……陰になってよくわからなかったが  
二つのとんがったポッチみたいなものが……。  
 
これはなんのご褒美だ?  
いや悪魔の罠だ。  
 
俺は極力胸元には目をやらず、智花を顔だけをみるように試みた。  
 
「あの……それで昴さん、どういたしましょう? やっぱり私から……昴さんにして差し上げるしかないですよね」  
「う、うん。ごめんね。ホントはもっとちゃんとしてあげたいんだけど、俺こんな格好だから……」  
 
ああ、本当にごめんなさい! 見える……視線をちょっと下にずらすだけで見えてしまう……。  
まさかこれを想定して作られているのかっ、この下着は!?  
 
「そんなっ、昴さんが謝ることなんてありませんよ。私こそ、自分のことばっかり考えて、  
 わがまま言って昴さんを困らせてしまって申し訳ございません……」  
 
いや俺が謝っているのは違うことなんだ。だから智花がその慎ましやかな胸を痛めることは……  
……慎ましやかだけど乳首はピンと立っていて…………はぅっ、違う。まだシルエットだけだ。色まではわからないんだ!  
 
「……昴さん?」  
「智花、とりあえずキスをしよう。真帆と同じように智花の好きなようにしていいから」  
 
唇を重ねてしまえば、とりあえず智花の可愛いポッチが目に入ることはない。  
 
「ふぇ!? わ、私の好きなようにですか!? わ、わかりました。恥ずかしいですけど  
 昴さんにご満足いただけるよう頑張ります!」  
 
意を決して智花の顔を俺に少しずつ近づいてくる。  
 
「……それでは、ふ、ふつつか者ですがよろしくお願いします」  
 
ちゅっと智花の唇が俺の唇に重なった。  
 
 
くちゅっ……ちゅっ……ちゅ……。  
 
「うん……ん……ぅんっ……」  
 
たどたどしい動きで、智花の唇が俺の口を塞ぐ。  
 
智花の唇はしっとりとしていて柔らかく、俺の唇に吸い付くような感じだ。  
比べるつもりはないのだが、真帆とはまるで違う感触に、俺は戸惑うと同時に陶然としてしまう。  
 
智花は浅く、小刻みに俺の唇をついばむ。  
智花はこういうキスが好きなのかな?とも思ったが、  
顔中真っ赤にして唇をついばんでる姿を見るに、恥ずかしくてこれが精一杯という感じだった。  
 
それならばと、俺は智花の動きにあわせて唇を開き、より深く重ねようとする。  
 
「んーーーっ、んーっ、ぷはっ!」  
 
一瞬たじろいで顔を後ろに引いてしまった智花だが、すぐに思い直したように俺の唇をそのまま受け入れた。  
 
「ちゅっ、……ちゅっ、……ちゅばっ」  
 
智花の柔らかい唇を口全体を使って深く味わう。  
両手で力一杯抱きしめて、むさぼるように求めるとこができないのがもどかしい。  
 
「んーっ」  
 
智花も頑張ってくれていて、俺の唇の動きにしっかり応えてくれている。  
とはいえ、最初から飛ばしすぎるのはまずいので、俺は一旦動きを止めた。  
 
「ぷはっ……はあ、はあ、……すばる……さん」  
 
俺の意図を読みとってくれたのか智花は唇を離すと、ぼうっとした表情のまま俺を見る。  
 
「それじゃ、今度は舌でキスをしてみようか」  
「……舌で……べろちゅー……ですか?」  
「ううん。違うよ。いきなりだとビックリすると思うから、予行練習をね」  
 
智花なら大丈夫だと思うのだけど、やはり一度紗季にガブリとやられているから、  
ここは少し慎重にならないと……。  
 
「智花、べぇーて感じで舌を出してくれるかな?」  
「? ……はい。ふぉーですか?」  
 
智花は言われた通り、唇から小さな舌をのぞかせた。  
べぇーというには、あまりに小さくそして可憐な仕草で突き出されたその舌を、  
俺はつっ、つっと自分の舌で突っついた。  
 
「ひゃんっ! す、昴さんっ、いったい何を!?」  
「あ……ごめん、嫌だった?」  
「昴さんにされて嫌なことなんて一つもありませんけどっ、いきなりされるのはちょっと心の準備が……」  
「ああ、ごめんよ。今から智花の舌を舐めるから。まずは俺の舌の感触に慣れてもらおうと思ってね……」  
「……そ、そうですか。わかりましたっ。……し、舌……昴さんのべろに、慣れさせられちゃうんですね……」  
「うん。そう。じゃあ、もう一回……ね?」  
「は、はい……」  
 
再び突き出された智花の舌に、俺はゆっくり舌先をくっつける。  
 
「!!!!!!」  
 
智花はビクッと肩を大きく震わせたが、今度は舌を引っ込めなかった。  
舌先同士をくっつけた後、そのまま舌を這わせ、徐々に触れ合う面積を広げていく。  
そして最大面積に達したところで、べろりっと智花の舌を舐めあげた!  
 
「!!!!!!」  
 
舌を突き出して噛むようにしている智花は声も上げられず、ただ体を大きく震わせるだけだった。  
 
……くそう。両腕が使えたら、すぐにでも抱きしめてあげるのに……。  
 
俺は焦れた想いを紛らわせるようにべろっべろっと何度も智花の小さな舌を舐めあげる。  
 
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜」  
 
瞼をぎゅっと閉じ、顔を真っ赤にさせ、俺に舌を舐められる刺激に体を震わせながら耐える智花の姿は、  
正直メチャクチャ可愛くて、俺は思わずかぷっと智花の舌を口で咥えてしまった。  
 
「!!!??? んーっ、んーっ」  
 
驚いたのかさすがに唸り声をあげた智花だったが、舌を引っ込めようとはしなかった。  
俺は唇をつかって智花の舌をしごくように動かすと、同時に舌で智花の舌先をなぶるように舐めまわす。  
 
「……んー……んー……」  
 
智花の発する声は徐々に小さくなり、そのかわり目はトロンと溶けて、顔どころか  
ピンクのベビードルに包まれた体自体を紅潮させ、陶酔しきった表情になっていった。  
 
そのタイミングを見計らって、俺はゆっくりと口を前へと進めていき、唇を重ね、口を押し開き、  
深く口づけを交わすと、ねっとりと智花の柔らかな舌に己の舌を絡めたのだった。  
 
「……ぐちゅっ……ちゅばっ、ちゅぱっ……」  
 
智花に舌を絡めている。  
智花とべろちゅーしている。  
 
毎朝一緒に練習して、楽しくおしゃべりしていたあの舌を、今、俺の舌が蹂躙している。  
凄まじい背徳感と興奮が俺の体を駆け抜ける。  
でもそれ以上に心を支配するのは、それでも逃げずに俺の舌を受け入れてくれているこの少女への愛しさ。  
多分気絶しそうなくらい恥ずかしいだろうに、俺のために必死になって頑張ってくれているその一途さ。  
今も俺のシャツの袖をぎゅうっと握って、俺のなすがままに舌をねぶられている。  
 
智花、可愛いなぁ……。  
妹みたいに思っていたけど、やっぱりそれじゃおさまり切れない。  
智花は俺にとって大切な『女の子』それはもはや間違いない。  
こうしてキスして、べろちゅーして、……乳首みて興奮しちゃうくらい意識している、俺の好きな子だ。  
 
 
このままずっとキスを続けていたかったが、そろそろ智花の呼吸が苦しそうになってきたので、  
俺は名残惜しげに唇を離す。  
 
「――ぷはっ! はあっはあっはあっ……はあっはあっはあっ……」  
「……智花、ありがとう。よく頑張ったね」  
「……はあっ、はあっ、はあっ……。ふぇ……すばる……さん……」  
 
智花の顔はとろとろに蕩けきっており、瞳の焦点は合っていなかった。  
 
「……すばるさん、私、わたし、……だいすき……です……」  
 
そう言ってぱたっと肩にもたれかかるように倒れこむ智花に、俺はやさしい眼差しを送る。  
 
「……ありがとう智花。本当に。……俺も智花のこと――」  
 
――大好きだよ。  
 
そう言おうとした口を、何者かの手でむんずと挟みこまれ、ぐぎっと反対側に振り向かされる。  
 
「――んが!?」  
「すばるん、次、あたしの番だよ……今度こそ、ちゃんとしてね」  
 
いつもとは違う、潤んだ熱い瞳をたたえた真帆が、俺を見つめていた。  
 
真帆っ。  
せめて決め台詞くらい最後まで言わせてくれ!  
 
 
「真帆、お前もう復活したのか!?」  
「すばるんともっかんのべろちゅーが長すぎるんだよっ。ずるいぞっ、すばるん!  
 あたしが先にしてたのにっ!」  
「俺のせいかよ!?」  
「すばるんが休んでろっていうから休んでたんだもん! だからすばるんが悪い!」  
 
いやだってお前意識半分トんでたじゃん!  
 
でもまあ確かに、キスをしている最中に別の女の子にうつつをぬかしてたら  
そりゃ気分が悪いかもしれないが……それ言い出したらこの状態はなんなのよ?  
 
「ったく、わかったわかった。俺が悪かったよ。ゴメンな真帆。  
 お詫びにお待ちかねのべろちゅーをしてあげるから許してな?」  
「……うん、わかった。許してあげるから……やさしく、してね」  
 
真帆は顔を朱に染めてコクンと肯いた。  
 
……あれ?  
もっとぎゃーぎゃー喚きたてると思ったのに随分おとなしいな?  
 
 
「……じゃもう一度キスから……」  
 
……待てよ。さっきと同じことしたってどうせすぐに真帆がダウンしてしまうに決まっている。  
それなら手法を変えてみるべきだろう。  
 
「真帆、さっきみたいにずっとくっつけているんじゃなくて、  
 一回口を付けたら離すみたいな小刻みなキスをしてくれないか?」  
「こきざみー? なにそれ、わかんないよ」  
「……ようは、ちゅっ、ちゅっ、て感じで一回一回唇を離してちゃんと間をいれるってこと。  
 まあいいや、顔近づけてごらん。してあげるから」  
「うん」  
 
真帆は肯くと、唇が届く距離まで顔を近づけてきた。  
鼻の頭と頭があたり、真帆の潤んだ瞳が零距離からじっと俺を見つめてくる。  
 
こういうとこは素直と言おうか……大変無防備である。  
ああ、やっぱ心配だなあ。この子の貞操。  
 
自分がそれを奪う最要注意人物であることはさておき、  
俺はほんの数ミリ前にある真帆の唇に、ちゅっと軽くキスをした。  
 
「わっ」  
 
そんな軽いキスに驚いて後ろに引いてしまった真帆の顔が戻ってくるのを待って、  
次は2回立て続けにちゅっちゅっとキスをしてあげる。  
 
「んっ、んっ」  
 
今度は真帆は逃げなかった。  
それを見て俺はちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、と3回、少し間隔をあけて小さなキスを繰り返した。  
3回といっても、同じところではなく、場所や角度を微妙に変えてやる。  
 
「……ん、こんな感じ。どう、わかった、真帆?」  
「…………うん。わかった……」  
 
真帆が二つ結びの髪をコクンと揺らす。  
じんわりと頬を赤く滲ませて目には熱を帯びていたが、  
このくらいではさすがにまだ正気を保っていた。  
 
「……んっ、すばるん。……ちゅっ……」  
 
俺の肩に手をかけて身を乗り出し、ちゅっ…と真帆の唇が俺の唇に触れた。  
何回もしているのに、そこだけ熱くなるような錯覚に陥る。  
 
「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」  
 
目を閉じた真帆が、ちゅっちゅっと小さなキスを繰り返してくる。  
黙っていれば何とやらで、キスをしている真帆の姿はなかなかに可愛い。  
断続的に休みが入るため、今のところ意識が飛んでしまうこともないようだ。  
 
「ちゅうっ……ちゅうっ……ちゅうっ……えへっ、なんかコレ好きかも」  
 
だいたい3回キスして一回大きく息を吐くというペースでキスを続けていると、  
真帆の方も慣れてきたのか、安心したように久方ぶりの笑顔を見せた。  
 
「すばるん。もっといっぱい、キスしてあげんね」  
 
そう言うと真帆はちゅっちゅっと何度もキスを繰り返した。  
 
うーん……。  
 
キスしてくれるのは嬉しいのだが、……実は今の体勢は非常にまずいのだ。  
 
真帆は脱力して俺にもたれ掛かった時のまま、つまり体をぴったりと密着させたままキスをしている。  
真帆の胸がぺったんこであることは、さっき一瞬ではあるがこの目で確認しているし、  
現在進行形で自分の胸にあったている感触でわかる。  
 
でもそんなこと言ったって女の子の体は基本柔らかいのだ。  
胸がないからといって肉がないわけではない。  
特に下腹あたりの柔らかさが非常にやばい。  
しかもだ。真帆のベビードールは胸元でスリットが入っていて、おなかが丸出しになってしまうタイプだ。  
そして俺は今、Yシャツを羽織っただけのすっぽんぽんな状態。  
 
当然の既決として、俺のお腹に真帆の下腹がモロに、下着一枚挟むことなく直接あたっているのだ!  
 
……あつい。  
子供は体温が高いというが、それにしたって熱く火照った真帆の下腹が、俺の左脇腹にぴったりとくっついている。  
その熱さが素肌を通して俺の下半身にダイレクトに伝わってくる!  
 
くそう、やわらけえ。  
普段の行動や言葉遣いからやもすると男の子のような印象をもってしまうことがある真帆だが、  
この下腹の柔らかさは、太っているのとは違う、女性しか持ち得ない神聖で禁忌的な柔らかさであった。  
 
この熱い下腹の中には真帆の女の子の部分がある。  
そんな危険な考えが頭をもたげてくる。  
 
「……ちゅうっ……ちゅうっ……すばるんっ……ちゅうっ……すばるんっ!」  
 
それを知ってか知らずか、真帆は一生懸命俺にキスをしてきてくれる。  
 
やはり一回一回休める分楽なのか、真帆は本来の積極性をいかんなく発揮して、  
ちゅっちゅっちゅっと激しくキスを繰り返してくる。  
 
俺もそのタイミングに合わせて、ちゅうっと唇を吸ってやった。  
 
「ひゃあっ! な、なんだよう、すばるん。おどかすなよ!」  
「あはは、ごめんごめん」  
 
熱心に、愚直に、細かいキスを繰り返す真帆があんまりにも可愛かったので、ついキスをし返してしまった。  
 
「真帆、今度はもう少し深く唇を重ねてごらん。もちろん今まで通り一回ずつでいいから」  
「深くって、口開けてキスすんの?」  
「そう。あとまっすぐじゃなくて、ななめっていうか、いっそ顔を横にする感じでキスすると  
 もっと深く口が合わさるから」  
「おーしっ、やってみんぜ!」  
 
真帆はくっと首を伸ばし、顔を横に傾けて近づけてくる。  
その拍子にふさっと二つ結びの片方が顔にかかり、鬱陶しそうに手で後ろに払う。  
むきだしの肩からうなじにかけての白いラインが露わになり、そこには先ほど俺がつけた紅い花がひとつ咲いていた。  
 
そういや男バスとの試合の前に智花にうなじについたご飯粒取られたときも、真帆ってばやらためったら反応していたな。  
うなじが弱点だと思っていたけど、キスしてもすぐ意識トんじゃうし……。  
もしかして真帆って、かなり敏感な体をしているんじゃないだろうか?  
 
そんな考えがふと頭をよぎったが、真帆の唇がすぐそこまできていたので、  
俺も少し顔を傾けて、深く、深く重なりあった。  
 
ちゅばっ。  
 
「……んっ……」  
 
顔をクロスさせるようにして唇を深く重ね合わせる。  
2、3回ついばんだ後、口を閉じながら離すと、真帆がちょっと困ったような表情をしていた。  
 
「なんかすばるんにクチビル食べられてるみたいな感じだな」  
「うん。真帆の唇、プリプリしていてとっても美味しいぞ」  
「なっ、なにハズイコトいってんだよっ。すばるんのバカ!」  
 
自分の唇を押さえて真っ赤になる真帆。  
……ああくそう。抱きしめてナデナデしてやりたいくらい可愛いじゃねーか。  
 
「そんなん言ったら、すばるんのクチビルだって、熱くってプリンってしてて、……キスしてるとヘンな気分になってくんだぞ」  
「ヘンな気分?」  
「ああっ、もーいーから続き続き!」  
 
照れたことをごまかすように、真帆はブンブンとかぶりを振ると、再び唇を重ねてきた。  
 
「ちゅうっ、ちゅうっ、ちゅうっ!」  
「ちゅばっ、ちゅばっ、ちゅばっ!」  
 
結局そのままお互いにキスをし合うことになってしまって、  
俺は真帆の動きにあわせて口を吸い、ついばみ、時にそのぷりぷりの唇を甘噛みする。  
すると途端に真帆は呼吸を乱し、視線を泳がせてしまう。  
 
「……ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ……はあ、はあ、はあ」  
「真帆、つらいか? ちょっと休むか?」  
「こ、これくらい、へ、へっちゃらだってっ!」  
 
やはりと言おうか、真帆は責められるのに弱いらしい。  
俺自身、するのとされるのでは全然違うことは十分承知しているので  
一度攻守を入れ替えた方がいいかもしれない。  
 
 
「そっか。……じゃ、キスはこの辺にして、次は舌で同じことをしてみよっか」  
「はひっ。……べろで?」  
「そう。俺が舌出しておくから、真帆が今のキスの要領で少しずつ舐めてみな」  
「……すばるん、して」  
 
ぼーーとしたまま真帆が、んあーと口を広げて舌を出してくる。  
 
って、いいのかよ。  
これ以上責められたら、どうにかなっちゃうんじゃないのか?  
……でもまあお手本示さないとできないのか。  
 
「……なら、いくぞ」  
 
俺は突き出された真帆の小さな舌を、ベロリと舐めあげる。  
 
「んあっ!」  
 
たまらず真帆が悲鳴を上げる。  
うわっ、なに今の。……すっげー可愛い声。  
普段のかん高い声から、さらに1オクターブほど上がったような……。  
 
……ベロッ、ベロッ、ベロッ。  
 
「んあっ、ひゃっ、んぁっ!」  
 
調子にのって続けて3回、真帆の舌を裏側から舐めあげる。  
 
「ひゃっ。――すばるんっ、ひもちいーよう。べろなめあえうの、ひもちいぃよう……」  
 
真帆がたまらない声で俺を呼ぶ。  
 
……やばい。  
……なんかこの子、やばい。  
 
とりあえず仕切り直そう!  
 
「じゃ、じゃあやり方もわかっただろうから、今度は真帆の方からしてみて」  
「……う、うん……」  
 
俺が真帆の前に舌を突き出すと、ミルクを飲む仔猫のようにチロチロと舐め始めた。  
 
 
 
 
 

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