「……おー、ともか、いーな。ねーおにーちゃん、ひなも、おにーちゃんのおちんちん、  
一緒にぺろぺろしていーい?」  
『なっ、だ、ダメ!』  
 
ひなたちゃんの言葉に、思わず俺と智花のセリフがハモった。  
 
「おー、だめ?」  
「だっ、駄目だよ、ひなた。今は私が昴さんのを舐めてあげているんだから!」  
「そ、そう。みんな初めてなんだから、最初くらいは一人ずつ順番に、  
じっくりたっぷりしてもらって、それぞれのお口を味わいたいなって……」  
 
――って、何言ってるんだ、俺!?  
 
「そうですね。みんな初めてのフェラチオだから、  
最初くらいオチンチンを舐めるのは一人だけにしましょうか」  
 
……えーと紗季さん、自分で言っといてなんですが、そうすると2回目以降は2人いっぺんとか  
3人いっぺんとか、4人いっぺんんとか、5………………が、有り得るということでしょうか?  
 
……死ぬよ、俺。  
 
「おー、わかった。じゃーおにーちゃん、ひなも後で、たーーーーくっさん、なめなめしてあげるね!」  
「……う、うん。楽しみにしてるよ……」  
 
ひなたちゃんが無邪気な笑顔で俺に微笑んだ。  
……舐め舐め……ひなたちゃんが、俺のチンコを、ペロペロ舐めてくれる…………。  
 
そ、そんなの国際的犯罪だぞ。インターポールがでてきちゃうぞ!?  
その光景を想像しただけで、俺のイチモツが大きく膨らむ。  
 
「――ふぇっ!? ……むー、昴さん、ひなたに舐めてもらうって言われたら、  
おちんちんが大きくなりましたよ」  
「い、いや、違う! これは……」  
「今は私が昴さんのおちんちんを舐めているんですから、  
……私が、ちゃんと射精させてあげるんだから……じゅるるるるるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!」  
「あああっっっ!!!!! ごめんっ、智花、お願い、そんなに強く吸っちゃ、いやあああ!」  
 
もうどっちが初めての女の子なんだからわかりゃしない――甲高い喘ぎ声をあげてしまう。  
智花のプリプリした唇が、俺の亀頭に吸い付く。  
頭ん中を智花でいっぱいにさせられる。  
 
「うーん、それにしても長谷川さん、やはり相当タフですね。いくらトモが初めてだからって、  
 おちんちん吸われても一向に射精しないだなんて」  
「うぅ、やっぱり私、へたっぴなのかな」  
「そんなことないよ。智花はとっても上手だよ! だからこれ以上何も――」  
「そうね、やはりちゃんとしたフェラチオでなければ、長谷川さんは満足してくれないみたい」  
「ふぇ? 紗季、ちゃんとしたふぇらちおって何? これは違うの?」  
 
ペロペロと亀頭を舐めながら、智花が尋ねる。  
 
「――ああっ、そんなっ、裏スジばっかり!?」  
「うん。だってまだお口の中に入れてないし」  
「ふぇ? 入れてるよ、ほらほら。かぷっ……ずずずうううーーーーー!」  
「――だからっ、吸うのは駄目っ、やめて!」  
 
智花が亀頭のさきっぽを咥えながら目を細めて、愛おしそうに俺のペニスを吸う。  
もしかしてチンコ吸うの、お気に入りになってないか?  
 
「ふふ……あまい……甘いわよ、智花。そんなの、テスト前に『今回はちょーよゆーだぜっ』って  
 みんなに自慢している真帆レベルに甘いわ!」  
「ふぇっ!? そ、そんなに?」  
 
……何気にヒドイこと言っているような気がするけど…………事実なんだろうな。  
俺の顔のすぐ横でスヤスヤと寝息を立てる気持ちよさそうな顔を見る。  
 
ブルーのキャミソールに包まれた慎ましい胸をふんぬっと反らし、紗季が高らかに宣言する。  
 
「いい? 真のフェラチオというのは、ちゃんとお口に咥えて顔を上下に動かしながら  
 自分の唇とお口の中全体をつかってオチンチンをシゴいてあげないとならないのよ!」  
「…………ふぇ?」  
「…………おー?」  
「…………えっ?」  
 
紗季と真帆を除く3人が、ぽかん……と口を開けて、俺のそそり立つチンコをマジマジとみた。  
 
「……お口で……しごく? ……これを?」  
「そう。さきっぽだけじゃなくって、オチンチンを竿まで咥えて、  
 ぐちゅぐちゅ口全体を使ってしゃぶってあげるの。すっごく気持ちいいらしいわよ」  
「まてっ紗季! なんてことを言うんだ!」  
「え? 違いましたか?」  
「だ、だってこんなに大きいの、口の中になんか全部入らないよ!?」  
「そう。だから私もちょっと無理かなって思ったんだけど、  
 やっぱり男の人をちゃんと満足させてあげるにはこれしかないのよ」  
「そんな……昴さんを満足させるには……これを……」  
 
コスコスコスコスコス!!!  
 
智花が呆然としながら、その大きさを確かめるように上から下まで手を動かす。  
唾液と先走り液でヌルヌルになったチンコ全体に、智花の細い指がまとわりつき、  
その一本一本が、俺の感じる部分を無意識にとらえていた。  
 
「ふああああああっ!!! 智花っ、そんなことをする必要はない!  
 俺は十分気持ちいいし、智花のお口でもうイっちゃいそうなんだから!」  
「……でも昴さんは、まだ射精していません。……それに私は……  
 昴さんに、もっともっと気持ち良くなって頂きたいんです」  
 
智花の両のまなこがしっかりと俺を見る。  
……チンコごしっていうのがあれだけど、その瞳は澄んでいて、一切の混じり気がなかった。  
 
「……私はまだ子供ですから、昴さんと同年代の女の人みたいにはできないかもしれません。  
 でもっ……いえ、だからこそ、私ができ得る範囲のことは全部、昴さんにして差し上げたいんです!」  
「……智花」  
 
……そんな真剣な表情で言われたら、……俺に拒否権なんてあるはずないじゃないか。  
 
「…………わかったよ。智花の好きなようにしたらいい。でも、無理だと思ったら、  
すぐに口を離すんだよ」  
「はいっ、ありがとうございます! 昴さんっ。……では、あーーーーーん!」  
 
にっこりと微笑むと、智花は大きく口を開いて、  
 
「――はむっ」  
「くはあああああああああああっ!!!!!!」  
 
ぱくり…と俺のチンコを頬張った。  
 
「んんぐうっ! んんんっ!?」  
 
亀頭がスッポリと智花の小さなお口の中に包まれ、カリの部分に唇の裏っ側がひっかかる。  
智花のお口の中は比喩ではなく、チンコが蕩けるように温かく、柔らかく、ヌメヌメしていて、  
裏スジ全体に舌の表面が押し付けられ、恐ろしいほど気持ち良かった。  
 
俺のモノが大きいから……というよりは、小学生である智花のお口があまりにも小さいので、  
まるで手で握られているように強い締め付けを感じる。  
 
「んんんっ、んーーー!」  
「頑張ってトモ。その調子でもっと奥まで咥えこむの。  
 あっ、でも喉の奥までオチンチン入れちゃったらむせちゃうから気を付けて」  
「んー、んー!」  
「ふわっ、智花ちゃん……すごいよう。ほんとに長谷川さんの……おちんちん……  
 おくちの中にいれちゃってる……」  
「おーっ、すごいすごい。……でも、おにーちゃんのおちんちん、おっきーから、ひなのおくちにはいるかな?」  
 
ゆっくりと智花の唇が前へと進んでいき、俺のチンコが小さな桜色の口の中へと消えていく。  
亀頭全体がネットリとした感触に包まれ――もうたまんないっ!  
 
「んんんっ! じゅるっ、んんーーー!」  
 
陰茎の半分ほどまで行ったところで、智花の唇が止まる。  
一瞬、じゅるっと軽く吸われたと思ったら、次の瞬間には反対方向――口からチンコを引き抜くように動き始める。  
 
「はわわあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」  
 
ヤバイヤバイヤバイ!?  
これ、カリがやばいっ!!!  
智花は俺のペニスを小さい口一杯に頬張っているので、自然と唇がきゅっと窄められて、  
カリの部分を思いっきりめくり上げて引き抜いていくのだ。  
しかも引き抜くと同時に軽く吸っているので、手でしてもらうなんかよりも  
はるかに強い快楽と満足感が俺の下半身を占領する。  
 
「そうそう。さすがに全部は無理だから、それくらいで引き抜いて、また咥えてって感じを繰り返して、唇を上下に動かしていくの。  
 最初はゆっくりでいいけど、慣れてきたら徐々にスピードを上げていくといいわよ。  
 あと歯は絶対立てちゃダメ。痛くてフェラチオどころじゃなくなっちゃうから」  
「ふぁーふぃ、ふぁふぃ」  
「ああっ!? しゃべんないで! 舌がっ、裏スジに!!!」  
「んっ……じゅるっ、じゅぷっ、じゅるっ、じゅぷっ!」  
「ひゃあああああああああああああああああっ!!!!」  
 
俺の言葉が聞こえなかったのか、それとも聞こえたから黙ってくれていたのか、  
智花はそれ以上何もいわずに、紗季に言われた通り、ゆっくりと顔を上下に動かし始めた。  
柔らかくってきゅっと窄まった唇が、俺のペニスをじゅぷっじゅぷっとシゴいていって、  
亀頭が温かな口の粘膜に包まれ、裏スジをそれよりも熱くてちょっとザラザラした舌がゴシゴシと擦っていく。  
 
それを行っているのは俺の愛すべき少女――湊智花だ。  
 
目を瞑り、頬を紅く染めながら、俺のモノをまるで味わうかのようにゆっくりと頬張り、しゃぶっている。  
ショートヘアを片側で結んだ髪が、顔が上下するたびに揺れ動き、彼女の頬や俺の股や太ももにあたってこそばゆい。  
唇とペニスの間から、透明な唾液が飛び散って、彼女の美しい顔を汚していく。  
 
「…………ごくっ……」  
 
――やばい。今なにか、スイッチが入った。  
 
今までだって、確かに智花のことは好きだし、愛している。  
しかしそれでもなお、それはかわいいという意味であったり、彼女という人間そのものに  
対する尊敬と愛情であったのに……。  
 
今、俺のペニスを美味しそうにしゃぶっている智花の姿をみて……俺は――  
 
――欲情した。  
 
愛情と言うよりも、より獣としての本能に近い情欲。  
さっきまでは「こんなことしちゃいけない」という禁忌を犯している気持ちが強かったのだが、  
今感じたのはもっと素直な――劣情。  
 
早い話……俺はこの時初めて――智花をセックスの対象として見た。  
 
「――ぐちゅっ――ぐちゅっ――じゅるっ――じゅるっ――」  
「ああああああああああああああああっっっっっ!!!!!!!!!  
 智花っ、智花っ、智花ああああああっ!!!!!!!!!!!!!」  
 
慣れてきたのか智花の口の動きがよりスピーディーになってくる。  
顔が上がるたびに幼い唇によって何度も何度も勢いよくカリが捲り上げられ、  
下がるたびに今度は柔らかい舌によって裏スジが擦り上げられる。  
そして――温かな口内はまるで智花の膣内に挿れているようで、俺の心を狂わせた。  
 
頭の中に、智花の顔や、キスした時の唇の柔らかさや、舌を絡めた時の感触や、口を吸った時の唾液の甘さや、  
下着から覗いたピンク色の乳首や、エグイ角度のパンツに隠された股の間などが  
走馬灯のように駆け巡り、俺の心を決壊させた。  
 
「ぐちゅっぐちゅっ! じゅるっじゅるっ!! じゅぽっじゅぽっ!!!」  
「智花っ! 駄目だ! もう出る! 出ちゃう、くちっ、離して!」  
 
俺は最後の理性をもって、智花に射精してしまうことを告げる。  
しかし、それが聞こえたであろうに、智花は口を離すどころかより一層、  
唇を動かすスピードを速めてきたのだ!  
 
「じゅぽじゅぽじゅぽっ!! じゅるんじゅるんじゅるん!!! ちゅぱっちゅぱっちゅぱっ!!!」  
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ  
 ああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!   
 だめっだめっ、智花っ! ともかっ! ともかああああああああああああ!!!!!!!!!!!」  
 
――目の前が真っ白になった。  
――もう智花のこと以外、何も考えられない。  
――俺は智花にチンコをしゃぶられながら、激しく、激しく、絶頂った。  
 
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ  
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ  
 あああああっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ  
 っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ  
 っっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」  
 
――ドピュッ!!! ドピュッ!!!! ドピュピュピュゥッッッッッッッッ  
ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!  
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!  
 
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!  
 んっんっんんんーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」  
 
温かな智花の口の中に、たっぷりと大量に射精する。  
陰茎がビクビクと震え、溜まった白い欲望を何度も何度も、少女の小さな口の中に発射していく。  
 
「……はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ……」  
 
息が荒い。  
頭は霞がかかったようではっきりせず、体中が心地よい気だるさで痺れていた。  
 
――気持ちいい。  
――むちゃくちゃ気持ち良かった。  
 
好きな女の子に――セックスしたいと思った女の子にフェラチオしてもらって  
射精するのがこんなに気持ちのいいことだったなんて――  
 
天にも昇る気持ちとはまさにこのことだ。  
 
いくつもの走馬灯の果て、俺は智花を正常位で激しく犯していた。  
妄想の中の智花はとっても淫靡で、俺を熱烈に求めていた。  
まったく、腰に足を絡めて離してくれないんだから、全部ナカに出しちゃったじゃないか。  
――ほんと、イケナイ子だ……。  
 
…………。  
……。  
…………ん? ……ナカ?  
 
「って、トモ!? あなたまた精液飲んじゃって!」  
「んんーーーーっ、んんっ、んんんーーーー!!!」  
「………………」  
 
はい。妄想劇場クローズ!  
おかえりなさい、リアルワールド!  
 
「あああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!  
 智花っ!? だいじょーーーーぶかああああああああああ??????」  
 
ああっ、またやっちまった!!!  
本日二回目、しかも連続で智花のお口の中に思いっきり射精してしまうなんて……。  
 
智花は一回目ほど驚いた様子もなく、目をぎゅっと閉じて射精をすべて受け止めると、  
ゆっくりと、ペニスを拭うように唇を離していく。  
そしてこれまた唇と鈴口の間に白い粘液の橋をかけると、口を手で押さえ、ゆっくりと――  
 
「――ごっくん――」  
 
――嚥下した。  
 
ああ、ああっ、出しただけに留まらず、またゴックンされちゃったよう!  
なんで!? 一回目でその不味さは十分わかっているはずなのに、なんでまた飲んじゃうんだ!?  
 
パニくる俺をよそに智花は続けて口内に残った精液をごっくんしようとしたが、  
……ふと怪訝そうに眉をしかめた。  
 
そしてあろうことか、もぐもぐと口の中で精液を混ぜるように頬を動かすと、  
再び喉を鳴らして、ゴクゴクと飲み込んだのだった。  
 
「……どうかしたの、トモ?」  
「……なんか……口の中にゼリーみたいな塊があったの。ほら……」  
 
口をもぐもぐされていたのはその異物を選り分けていたようで、  
智花はベロの上に乗せたゼリー状の塊を紗季にみせた。  
 
「……それは精液の塊ね。精液が固まっただけのものだから飲んでも害はないわよ」  
「そうなんだ。じゃ…」  
「なっ!? やめてっ智…」  
「――ごくん――」  
 
ごくんと喉をならして、智花はダマになった精液を飲み込んだ。  
 
「……んっ、なんだか喉にひっかかる感じ……」  
 
ああ。あんなものまで小学生にごっくんされてしまうだなんて。  
恥ずかしくて顔から火が出そうだ。  
 
「たぶん一回目に射精した時のが、尿道に残っていたんだと思うわ。  
 今度はちゃんとお掃除をしてあげないとね」  
「……んっ……ふぇ? ……おそうじ? お部屋の?」  
「違うわよ。尿道にまだ精液がこびり付いて残っているから、それを口で吸い取ってあげるの。  
 でないとまた固まっちゃうわよ」  
「あ、そうなんだ。大変。じゃ、昴さん、失礼しますね」  
「智花! 違う、そんなことしなくったって固まったり……」  
「……かぷっ…………じゅるるるるるーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」  
「んひぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!!!?????」  
 
イッたばかりの敏感なペニスを、またまた咥えられて、おまけに尿道に残った精液を  
ずずいっと強く吸われてしまう。  
 
「じゅるるるるるるるるるーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!!!!!」  
「ひゅううううううううううううううううううーーーーーーっっっ!!!!!!!」  
「じゅるるるるるるるるるるるるるーーーーーーーーーーっっっ!!!!!!!!」  
「んきゃあああああああああああああああああーーーーーーっっっ!!!!!!!」  
「じゅるるるううううんっっっっ!!!! ……あ、またあった。……ごっくん!」  
「はあっ、はあっ、はあっ。と、智花、ありがと、もう終……」  
「まだ残ってるかな? じゅるるるるるーーーーーーーーっっっ!!!!!!」  
「らああああああめええええええええええーーーーーーーっっっ!!!!!!」  
 
ストローでジュースを飲むように、尿道口に唇をぴったりとくっつけて、  
智花が残った精液を啜る。  
 
「トモ、尿道はそれくらいでいいんじゃない? それより、まだオチンチンの方に  
 精液が付いているから、そっちも舐め取って綺麗にしてあげないと、男の人に失礼よ」  
「え!? そうなの?」  
「そう。お口で射精させた後は、きちんと舌で舐め取って綺麗にするのが  
 正しいフェラチオのマナーなのよ」  
「……そうだったんだ。申し訳ございませんでした、昴さん。私ってば知らなくって。  
 すぐに綺麗にして差し上げますね!」  
「……らめ……もう……らめぇ……」  
 
「そんなのは男の妄想が生み出したデタラメだ!」と言うには、俺はあまりに憔悴しきっていた。  
……尿道どころか精管にある精液まで全部吸い取られてしまったかもしれない。  
 
「……ぺろっ……ぺろっ……れろっ……ちゅぱっ……」  
「ふぅぅぅんんっ!」  
 
そして、敏感なペニスをやさしく、じんわりと舐められると、気持ち良くって  
先ほどのイケナイ妄想がまた頭をもたげてくる。  
 
――ダメッ駄目っ。そんなこと、考えちゃダメ!  
 
智花には二回も口に出しちゃって、お掃除フェラまでしてもらってるのに、  
そんなこと考えてしまうなんて……。  
 
「……んっ、……ぺろっ……ちゅっ……れろっ、……んふっ。  
 昴さん、気持ちいいんですか? またおちんちん、おっきくなってきましたよ?」  
 
……はい。私はダメな人間です。  
――って、これもう一回フェラされてるのと変わんないじゃん!  
 
「……ぺろっ……じゅるっ…………ごっくん。……はい、お待たせしました。綺麗になりましたよ、昴さん」 
 
智花は俺のペニスに付着した精液を丁寧に舐め取り、フェラチオされる前以上に綺麗にお掃除してくれたのだった。  
……もっとも大きさも、フェラされる前以上に逞しく勃起してしまったが……。  
 
「……はあ……はあ……はあ…………あ、ありがとう……智花……」  
「…………」  
「…………智花?」  
 
智花がじぃーーと熱い眼差しを送ってくる。  
おぼろげながらもその意味に気付いた俺は、やれやれと思いつつ、智花にやさしく微笑んだ。  
 
「……おいで、智花」  
「……はい♪」  
 
智花が俺の顔に近づいて、唇を重ねてくる。  
俺は再び舌を入れて、智花の口を汚した自分の精液を洩らさず舐め取ったのだった。  
まさか自分の精液を舐めるのも本日二度目になるとは……。  
 
お掃除フェラしてもらったお礼にお掃除キス……。  
なんか本末転倒のような気もしないではないが……まあ、いいか。  
 
――それで智花が喜んでくれるのならば。  
 
結局俺は、もう一度智花の意識が飛ぶまで、その淡い色の唇を啜ったのであった。  
 
 
 

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