――もういい。  
もう我慢の限界だ。  
 
俺はこの子たちのことが好きなのだ。  
そして彼女たちも俺のことを好きだと言う。  
ならばその想いに応えてしまってもいいのではないだろうか?  
 
もちろん世間的には許されるはずがないし、  
彼女たちの好きというのも本当の意味とは違うのかもしれない。  
だからこそ、コーチであり年長者である自分がしっかりしなければならないのだが……。  
 
――俺はもう自分の気持ちを抑えることができない。  
この子たちの体に触れ、いっぱい可愛がってあげたい。  
そう思う自分が確実にいる。  
 
そして我慢すればするほど、その思いは逆にドンドンと大きくなっていく。  
 
これ以上我慢したら、俺はおかしくなって逆にこの子たちに襲い掛かってしまうだろう。  
ならばここは素直になって、己の欲望を満たしてしまったほうがいい。  
体にだって触れちゃうし、おっぱいだって揉んでやる。  
その代わり――  
 
この子たちが嫌がることは絶対にするな!  
 
俺がこの子たちに手を出していいのは、彼女たちが俺を好きでいてくれて、  
俺のすることを受け入れてくれるという前提条件があってこそだ。  
それが崩れてしまえば、俺はただゲス野郎になりさがってしまう。  
 
俺はそのことを肝に銘じて、智花と紗季、二人の小さな肩をしっかりと抱いた。  
 
「……す、昴さん、あの……」  
「……もう駄目だよ」  
「え?」  
「……もう、俺我慢できないから。……智花と紗季の体、いっぱい触っちゃうからね」  
「ふぇ!? ……あ、あの……私なんかの体でよろしければ喜んで……」  
「ふふ、やっとその気になってくださいましたか。だからさっきから触ってもいい――ひゃん!」  
 
俺の右手が紗季の肩から背中にかけてを軽く撫でると、甲高い声があがった。  
 
「……どうしたの、紗季。触っていいんでしょう?」  
「も……もちろんですっ……く……あっ……」  
 
ご希望通り、紗季の背中から脇腹のラインをゆっくりと撫でる。  
うわああ、なんてなめらかでキメ細かい肌なんだろう。  
しかもさっきはキャミソールを着てたのでよくわからなかったが、腰のくびれが意外とあるんだなあ……。  
小学生って、もっと直線的な体型のイメージがあったのだが、なかなかどうして立派な腰をしている。  
 
「す、昴さんが、紗季の体を……」  
「もちろん、智花の体も触るね」  
「ふぇえっ!」  
 
同じように智花の背中にも手を滑らせ、きゅっと引き締まった腰の手触りを確かめる。  
……うーん、智花の腰はよく鍛えられていて実に理想的な体をしている。  
でも硬いっていうわけじゃなくって、男の筋肉よりも圧倒的に柔らかく、しなやかという表現がぴったりな感じだ。  
 
……そして、腰に手が行ったということは、当然その下には先程俺が誤って触ってしまったお肉の膨らみがあるわけなのだが……。  
 
……いいのか、本当に触ってしまって?  
――ああっ、いいんだ。もう覚悟は決めた。  
 
俺は両手を伸ばし、二人同時にお尻に触った。  
 
「ひゃああんっ!?」  
「きゃああっ!?」  
 
まだ熟れていない少女の小さなお尻が俺の両手の中にある!  
 
「す、昴さんっ、そそそこはっ、おしり……です」  
「……いや?」  
「そ、そんなことはまったくもってございませんがっ、あの……びっくりしてしまいまして……」  
「そ、そうよトモ。お尻なんてさっきも触られたんだから――ひゃんっ!?」  
 
右手で触れている紗季のお尻をナデナデと撫で回した。  
うおおっ、薄いかと思いきや付け根の方がぷりんっとしていて、小さいけど丸みがある、とても良いお尻だ。  
 
「えっと……もう一度確認するけど、触っていいんだよね、紗季?」  
「いっ、いいですんですっ。 遠慮せずにどうぞ!」  
 
そうは言うけど、胸元に当たる紗季の息遣いが先ほどよりも荒い気がする。  
……よく考えれば紗季だってまだ小学生の女の子なのだ。  
口では何だかんだ言っても、お尻を触られるなんて初めての経験だろう。緊張しているのかもしれない。  
 
とはいえお許しは出たので俺は右手を動かしつつ、同時に左手で智花のお尻を撫でる。  
 
「ふぁあああっ、すっすっすっ昴さんっ、ひゃああっ、ああっ!」  
「……智花、大丈夫? いやだったら止めるけど……」  
「ふぇっ、……いえっ、そのっ、…………お願いします」  
 
智花のお尻は紗季よりもさらに小ぶりだが、負けず劣らずプリプリと弾力が良く、指で押すと健気に押し返してくる。  
大きさも俺の掌に丁度良く、ついモミモミと手を動かして、その感触を楽しんでしまう。  
 
「智花……智花のお尻、プリプリしててとっても気持ちいいよ」  
「ふぇええええっ、そ、そんなこと言われましても……は、恥ずかしい……」  
 
消え入るような声で呟く智花がとても愛おしく感じる。  
俺は堪らなくなって、智花を抱き寄せ顔の辺りに唇を寄せた。  
ちょうどほっぺただったらしく、そこにちゅっとキスをすると、唇を横にずらし、微かな息遣いを感じる小さな口に重ねる。  
 
「んっ、ん……昴……さん」  
 
啄むような軽いキスをしつつ、智花の小ぶりなお尻をやわやわと撫でると、きゅっと唇のすぼまるのがわかった。  
 
「……長谷川さん……」  
 
すると反対側から、うーっと不満そうな声があがったので、俺は紗季の方に顔を向け、右手で肉付きの良いお尻をモミモミと揉んだ。  
 
「きゃんっ!」  
「紗季のお尻も柔らかくって、触り心地がすごく良くって、いつまでも触っていたくなるよ」  
「……もう、そんなとってつけたようなお世辞……んっ!」  
 
不満を漏らしつつもどこか嬉しそうな紗季の声をキスで中断させる。  
今度はちゃんと一発で唇を重ねられたようで、少女の小さな唇を思うがままに味わった。  
 
「……昴さん……」  
 
すると今度は左の耳元で智花の鼻にかかった声が聞こえるので、  
ちゅぷん……と唇を紗季から離し、もう一度、智花へ……。  
 
俺は智花と紗季のお尻を鷲掴みにしながら、二人と交互にちゅっちゅっと小さなキスを繰り返した。  
 
モミモミ……モミモミ……。  
ちゅっちゅっ……じゅるっじゅるっ……。  
 
「ああっ、……昴さんっ、ちゅっ……」  
「じゅるっ、じゅるっ……はあっ、……はあっ……」  
 
あー、唇気持ちー、手ーとけそー。  
唇もお尻もめっちゃ柔らかけー。  
 
ちょいちょい。  
 
俺の頭がぼぉーーとなっていると、右の二の腕を誰かに引っ張られた。  
 
「おにーちゃん、ひなも、ひなにもちゅーして」  
「うん……いいよ。ひなたちゃん、キスしよ」  
「わーいっ。えへへ、……おにーちゃん、ちゅー……」  
 
ちっちゃな唇が俺の唇に押し付けられる。  
マシュマロのように柔らかいそれを、俺は貪るように味わった。  
 
……やばい。ホントに気持ち良すぎる。  
……気持ちいいんだけど……。  
 
「ずっけーぞっ、三人とも! あたしたちのことオイテケボリにしてっ。  
 アイリーンなんかさっきっから手しか握ってないんだぞっ」  
「わ、わたしは別にいいよう」  
「よくないっ。だいたいすばるん体洗うっていって、ゼンゼン洗ってないじゃん!」  
「……ああ、そうだね。ごめん……」  
 
だって手がお尻から離れてくれないんだもの。  
このプリンプリンのお尻が……ぷりんぷりんが……。  
しかし智花と紗季のお腹には俺が放出した精液がこびり付いているんだから、  
それを落とさなければいくらお風呂場とはいえガビガビになってしまう。  
 
「……じゃ、じゃあ智花……洗うね」  
「は、はい。……お願いします……」  
 
後ろ髪を引かれつつ紗季のお尻から手を引きはがし(もちろん智花のお尻は触ったままだ)  
智花のお腹を洗うべく手をのばそうとして…………止まった。  
 
「…………」  
 
先ほどから感じていたわずらわしさが、一気に壁となって立ち塞がる。  
 
――どうやって洗うの?  
 
この場合、手ぬぐいで洗うのか、スポンジで洗うのかということが問題ではない(当然素手だからだ)。  
 
問題は、この目隠しだ。  
 
目隠ししたままちゃんと洗うことができるはずがない。  
手探りで肌の感触の楽しみながらというのもありだが、俺はそれではいけないと思った。  
 
智花が俺に体を洗わせてくれるというのに、そんなおざなりな洗い方でいいはずがない。  
智花の体をしっかりと見た上で洗わなければ、かえって彼女に失礼な気がした。  
 
そうだ。いまさら何を躊躇う必要があるっ。俺は覚悟を決めたんだ!  
 
「……あのさ、みんな。……お願いがあるんだけど……」  
「おー、なーに? おにーちゃん」  
「……この目隠し……とってもいいかな? ……みんなの裸を……ちゃんと見たいんだ……」  
 
俺は誤魔化さず『裸が見たい』と言った。  
もしここで彼女たちが拒めば、もちろん無理強いはしないつもりだ。  
でもOKだったら……。  
 
「ふぇっ、は、裸ですかっ。……それは……」  
「は、恥ずかしいです……」  
 
智花と愛莉から戸惑いの声が上がる。  
やっぱりだめか……。  
 
「もう、今さら何をいっているのよ。……そりゃ私だって恥ずかしいけど……ここまできて怖気づいたってしょうがないでしょ。  
第一私たちだって長谷川さんの裸を見ているのに、自分たちは嫌だなんて不公平じゃない」  
「そ、それはそうだけど……」  
「でもぉ……」  
「おー、おにーちゃん。ひなはね、おにーちゃんにひなのはだか、みてほしーよ」  
 
予想通り紗季とひなたちゃんは了承と。ならば最後の一人は――  
 
「……ふっふっふーっ。すばるん、あたしたちの裸みたいんだ〜」  
 
……あれ?  
てっきり即OKだと思っていた真帆が、なにやら不敵な含み笑いをした。  
 
「……うん。恥ずかしいかもしれないけど……俺はみんなに触れるなら、しっかりと自分の目で見て確認しながら触りたんだ。  
そうじゃないと、みんなに失礼だと思うから……」  
「……昴さん……」  
「……は、長谷川さん……」  
「にひひ、やっと素直になったな、すばるんっ。でもさー、見たいって人にすぐに見せるのはつまんなくない?」  
「え?」  
「真帆、あんたの裸こそ、見てもつまんないもんなんだからグダグダ言わないの」  
「へんっだ。サキと違ってあたしのせくすぃな裸を見たら、すばるんなんて一撃でノーサツされちゃうんだからねっ。  
でもそんなお宝映像を見るにはシレンが必要でしょ?」  
「試練? というと……」  
 
ばしゃーーーんっと湯船の中でお湯の跳ねる音がしたかと思うと真帆が大きな声で宣言した。  
 
「勝負だすばるんっ! すばるんが勝ったら目隠しを取っていい。あたしたちが勝ったらずぅぅぅっとそのまんま! ね、いいでしょ?」  
「……は?」  
 
……勝負、ですか。  
……なんかホント、真帆って思考回路が男の子だよな。  
まあ俺も男だから、そういう展開は嫌いじゃないけど……。  
 
「勝負……って、いったい何をするのよ?」  
 
いかにも不審そうな親友の言葉に、真帆は自信満々に答えた。  
 
「それはモチッ、おっぱい当てクイズさ! すばるんが目隠ししたまんま、おっぱいを揉んで、誰のおっぱいか当てんの!」  
「だめええええええ!!!!! そんなの駄目だよう!!!」  
「なんでだよう、アイリーン! これだったらアイリーンの一人勝ちじゃんっ」  
「……馬鹿ね、それだと愛莉が一発で分かるじゃない」  
「おー、ひなもね、あいりの次におっぱいおっきーよ。おにーちゃん、さわってみる?」  
「ええ!?」  
 
そ、そんなっ、ひなたちゃんのおっぱいを揉むだなんてしたら俺はっ!  
――いや、いいんだ。揉みたいと思ったら揉むべきなんだ!  
……でもどうせならしっかりと実物を見てからでないとあまりにも勿体ない……。  
 
「ヒナ! バラしちゃダメだろっ。これじゃーショーブにならないじゃんか!」  
「……そうね、勝負になるのはせいぜい真帆とトモの間だけね」  
「なんだとーっ。サキだってそんなに変わらないじゃんかよ! サキとあたしともっかんの3人のショーブだっ!」  
「失礼ねっ、あんたとはちゃんと区別がつくくらいあるわよ! 真帆とトモの二人の勝負よ!」  
「……うぅ、どの道私は最下位勝負なんだね……」  
 
とても悲しそうな声を上げる智花をぎゅっと抱きしめる。  
 
「ふぇっ……す、昴さん?」  
「気にすることなんてないよ、智花。まだまだこれからが成長期なんだし、たとえ胸が小さくたって俺は智花のことが大好きだよ」  
「昴さん…………はいっ、私、とても嬉しいです!」  
「じゃーもっかんはビリ確定でも文句ないってことでオケ?」  
「――そ、それとこれとは話が別だよ! 私は真帆よりはあるもんっ!」  
「あにおーっ!」  
「…………」  
 
……どうも乙女心は複雑らしい。  
 
「と、とにかく、みんなケンカしちゃうから胸の大きさはやめようよ。他のことにしよ、真帆ちゃん」  
「ちぇーっ、横綱のアイリーンが言うんならしゃーねーや」  
「よ、よごづな……」  
 
なにやらショックを受けた愛莉の声が聞こえた。  
 
「……うーん、だったら キスの当てっこにしよ! 目隠しのまんまキスして、誰がしたか全員当てられたら、すばるんは目隠し取っていーよっ」  
「……まあ、無難なところね」  
 
キスか。視界が塞がれている状態で誰の唇を当てるというのはある意味愛が試されるとうことだな……。  
……よしっ、確かに試練としては丁度いい。ならば受けて立とうではないか!  
 
「うん。わかった。それでいいよ。……でも目隠ししたままキスしても、その子が自分の言った子かどうかって俺は確認できないんじゃないかな?」  
 
この子たちが不正をするとは思わないが、仮に当たっていたとしても皆で『違う』と言われたら見えない俺には分からないわけだ。  
……いや、別に必死になっているわけじゃないからな!  
あくまで競技者として、ルールの不備は見逃せないだけだ。  
 
「それじゃあ、キスした後すばるんが名前を言ったら、キスした人が目隠しをズリ上げるっていうのはどう?  
 当たってたらマッパを見られちゃうのがバツゲームってことで!」  
「バカ真帆。それだと外れてても裸を見られることになるでしょ」  
「なんだよーっ、なら顔をうーんと近付けていれば、顔しか見えないから平気だろ!」  
「……そ、それならいいかな? ね、愛莉……」  
「う……うん。……キスなら……ちゃんとできるから大丈夫……」  
「おにーちゃん。ひなはね、おにーちゃんが見たいなら、いつでもひなの裸、見せてあげるよ?」  
「ははは……あ、ありがとう。ひなたちゃん……」  
 
……いや、はっきり言ってひなたちゃんの裸を見て正気を保っている自信はないぞ。  
やっばいなー。……でもかわいいんだろーなー。  
……うん。ちょーみたい。  
 
ならやってやろうじゃないかっ。少なくとも二人は確実に分かる。後は――  
 
「……ちなみにキスってことは、……舌はいれちゃダメ?」  
「アイリーン。舌入れてもいい?」  
「そっ、それは……もうちょっと待ってください……」  
「だって!」  
「ごっ、ごめん。変なこと聞いて……」  
 
考えてみれば愛莉にはまだべろちゅーをしていないんだから、  
こんなゲームみたいなキスで初めてを奪うわけにはいかない。  
……あれ、ってことは、まだ愛莉にはフェラもしてもらってないのか。  
……もし愛莉におしゃぶりしてもらったら…………いかん、また勃ってきた……。  
 
というわけで、5人の裸をかけて、キス当て勝負が開始された。  
 
「それじゃ始めるよ。すばるんは動いちゃダメだかんね!」  
「……はいはい」  
 
俺は洗い場に座って、一人目の子がくるのをじっと待った。  
……ここまできてキスっていうのも今更な気がするけど……  
これを乗り越えればその先には5人の裸が待っているのだ。  
やばいっ、心臓がすごくドキドキしてきたっ。  
 
俺が胸を高鳴らせながら待っていると、目の前に誰かが座る気配がして、肩にそっと手がかかった。  
そして唇に柔らかなものがちゅっと触れる――  
 
「……んっ、……ちゅっ」  
 
……ああ、これは簡単だ。  
このちっちゃくて、物動じせず俺の唇を啄んでくる唇の持ち主は――  
 
「――ひなたちゃんでしょ」  
 
唇を離して答えると、目隠しがぐいっと上に押し上げられる。  
 
「えへへ、おにーちゃん。せーかいです。ひなだよ」  
 
視界いっぱいにひなたちゃんの笑顔が広がった。  
 
「さすがすばるん、一発でわかったな」  
「そりゃ当然だよ。俺がひなたちゃんのことをわからないはずないだろ」  
 
五人のなかでもとりわけちっちゃな唇の持ち主だからね。  
 
ちなみに今の状況、ちょっと横にを向けば他の子の裸が見えてしまうし、下を向けばひなたちゃんの生おっぱいが丸見えなんだけど、  
俺はあえてそうはせず、目の前のひなたちゃんの顔に集中した。  
これはあくまで本人確認なのだから、裸を見ていいのは全員当ててから――  
 
「わーいっ! 嬉しいな。おにーちゃん、だーい好き!」  
 
ぎゅっ!  
ふにんっ!  
 
「!!!!!」  
 
俺のキザな台詞に喜びをあらわにしたひなたちゃんが、首にかじりつくように抱きついてきた。  
――全裸で。  
――正面から。  
 
胸板でぷにんぷにんのおっぱいが押し潰され、真ん中のコリコリした突起がはっきりと分かる。  
俺の脳みそは早くもバースト状態だ。  
 
「ひなたちゃん!!!」  
 
俺は背中に腕を回し、ひなたちゃんの小さな体をしっかりと抱きしめた。  
うわああああああっ、なんて柔らかいんだろう!  
俺の腕の中にすっぽり収まってしまうミニマムさなのに、おっぱいはもとより首に回された二の腕や  
勃起したペニスの当たっているお腹や腰に巻き付いた太ももまで全てが柔らかい。  
俺は堪らずひなたちゃんの口にむしゃぶりついた。  
 
「んっんー、じゅるっ、れろ!」  
「ちゅっ、ちゅばっっ、れろっ、じゅるるるーーー!!!」  
 
今度は遠慮なく舌を思い切り絡めお口に溜まった唾液を啜り上げる。  
いきり立ったペニスをプニプニのお腹に埋めると、もうそれだけで射精してしまいそうだ!  
 
「コラーーーー!!! なにやってんだすばるんっ。 ずっけーぞ! ヒナの番は終わったんだから交代だぞ!」  
「ぷはっ……え、あ、ごめん……ひなたちゃん、交代だって」  
「……おー?」  
 
ちゅぷんと口を離すと、ひなたちゃんは頬を赤くし、ぼーとした表情で俺を見ていた。  
二人の唇の間には激しいキスの名残が銀の橋となって架かっていた。  
 
「おにーちゃん……もうやめちゃうの?」  
「……ごめんね、順番だから」  
 
ああ、そんな淋しそうな顔で言われたら、このままベッドに連れていって思う存分続きをしてあげたくなるじゃないか。  
 
「ほらっ、ヒナ! とっととずばるんの目隠し元に戻して!」  
「おー、残念。おにーちゃん、後で続きをしてね、約束だよ」  
「うん。絶対してあげるからね!」  
 
ひなたちゃんが両手でうんしょと目隠しを元に戻してくれる。  
……腕を上げた瞬間おっぱいがみえそうになったけど、俺は血涙の思いで目を閉じた。  
こんな覗きのようなマネをしなくても、この勝負に勝って正々堂々みてやるんだからな!  
 
「……じゃ、次ね」  
 
俺は気を取り直して次の女の子を待つ。  
するとすぐに人の気配がして、がしっと肩が掴まれ唇が塞がれた。  
 
……プリプリとした唇の感触がとても心地よい。  
……うーん、もうちょっとヒネってくるかと思ったら、直球できたなあ。  
 
「……じゅるっ……真帆だろ」  
 
俺は唇を離して答えた。  
 
「ええ!? もうわかったの?」  
「真帆の唇って、プリプリしてるから分かりやすいんだよ」  
「そ、そーなんだ。知らなかった……」  
 
ぐいっと目隠しがずり上げられ、真帆の不機嫌そうな顔が俺の目に飛び込んでくる。  
 
「くっそー。あっという間にバレちまった。……すばるんとちょっとしかキスできなかったし、悔しーなあ」  
「……真帆、あれだけしといてまだ俺とキスしたいの?」  
「んー……うん。すばるんとキスしてるとね、なんかぽわーーとして、あったかいっていうか幸せな気分になるんだ!」  
「ふーん。……なら、たくさんしてあげるよ」  
「ほえ? ――んん!!!???」  
 
裸の真帆を抱きしめ、キスをし、舌を絡め取る。  
真帆の体は唇も、舌も、お腹も、お尻もプリプリしていて、とっても気持ちいい。  
弾力が一番あるよなあ…………あ、胸以外は。  
 
「んんんーーーー! んんんーーーーーー!! んんんんんんーーーーーーーーー!!!!」  
 
ジタバタと暴れる真帆の体を抑え込むように、ぎゅっと強く抱きしめ、口を貪る。  
あー、相変わらず唾液が甘ったるい。  
胸は無いけどお尻は思いのほかプリプリしていて触っていて飽きないし、なによりチンコを埋めた下腹がすごく熱い!  
お腹の上からでもその中にある子宮の熱さがわかってしまいそうだ。  
 
……ああ、ほんとヤバい。挿れなくったって、このお腹に埋めているだけで十分射精できる……。  
 
「――長谷川さんっ、もう終わりです! それ以上したら、また真帆が気絶しちゃいます!」  
「……え? あっ、ま、真帆! ごめんっ、大丈夫か!?」  
「……ほえ〜〜〜〜〜」  
 
……時すでに遅し。真帆は眼を回していた。  
 
 
……で。真帆が気絶した後、助けに起こしにきた紗季の裸をバッチリ視界に納めてしまったハプニングなどがありつつ、  
俺は三度目隠しをされ、ゲームは続行されることとなった。  
 
最初がひなたちゃん、二人目が真帆と、分かりやすい二人が連続できたのは幸運だったが、ここからが難しい。  
……いや、たぶん紗季がわざと俺に分かりやすいような順番にしてくれたんじゃないだろうか。  
もともと目隠しを取らせたがってたし。……でもさっき裸を見たとき、顔を真っ赤にして恥ずかしがっていたから、  
もしかしたらこの後は方針転換をしてくるかもしれない。  
ちなみに紗季の裸に関する感想は……後に取っておこう。  
 
残るは智花、紗季、愛莉の3人だか、正直キスだけで判断するのは難しい。  
特に愛莉とはまだ数えるくらいしかしてないからなあ。違いと言われてもまったく見当がつかない。  
 
俺が悩んでいる間に、正面に気配が生まれる。どうやら考える時間はもうないらしい。  
ちゅっ……と軽く触れられる唇の感触。俺は誰のものか判断すべく、その一点に意識を集中した。  
 
「…………んっ……んんっ……」  
 
……うーん、誰だろうなあ。すごく柔らかくって、あったかくって……  
……ああ、なんだか、勝負なんてどうでもよくなって、いつまでもキスしていたくなる唇だ。  
 
……智花? ……いや、紗季か? ……くそっ、舌を入れられればすぐにわかるのに。  
紗季の舌は熱いからなあ……。  
 
俺はより多くの情報を得ようと、唇を深く重ね、何度も啄ばんだ。  
 
「……っ……っっ……」  
 
……あれ? この子……少し震えてないか? 智花や紗季なら今更震えたりしない……ということは……。  
 
「…………愛莉?」  
 
俺は唇を離し、そっとその名を口にする。  
するとややあって、ゆっくりと目隠しが上げられ、驚愕に目をしばたたかせた愛莉の顔があった。  
 
「……正解です。……す、すごいです。なんでわかっちゃったんですか?」  
「そりゃとても初々しいキスだったからね。愛莉だってすぐにわかったよ」  
「そ、そんな……恥ずかしい……」  
 
真っ赤になって顔を俯かせてしまう愛莉。  
まったくキスぐらいで震えちゃうだなんて、愛莉はかわいいなー。  
 
……ん?  
……俺の前にいるのは愛莉だよな。  
……ここはお風呂。  
……当然素っぱ――  
 
がっ!  
 
即座に下を向こうとした首を寸前のところで止めた。  
 
待て! 愛莉はマズイだろっ。いろんな意味で!  
 
いきなり裸なんてみられたら泣いちゃうだろうし、その前に部内で一番豊満な愛莉の体を見てしまったら、俺の方が襲いかからない自信がない。  
下着姿でも悶絶ものだったあのボディが、今、裸で、俺の前にあるだなんて!  
 
俺は邪念を捨てるために愛莉の顔に意識を集中させた。  
愛莉は太い眉毛を八の字にして、潤んだ瞳がゆらゆらと揺れていた。  
赤く染まった頬からあごのラインには幼さが残り、この子がまだ小学生の子供であることをハッと認識させる。  
しかし対照的に首から肩にかけてのラインは妙になまめかしく、紅く火照ったうなじに濡れた髪が張り付いて恐ろしいほど色っぽい。  
さらにその下は――  
 
――ブンッ!  
 
俺は首を強引に横に向けさせた。  
ダメだっ、自然と下へ下へと目が吸い寄せられていく。  
 
とにかくっ、まだ全員当ててないんだから裸を見ちゃいけないんだ。  
 
「……長谷川さん、どうされました?」  
「いや……なんでもないよ、愛莉。さ、じゃ次いこうか」  
「……えっ…………あの、…………わたしには……しないんですか?」  
「しないって……なにを?」  
「……あの……ひなちゃんや真帆ちゃんにしたみたいな……だ、抱きしめて……キス……とか」  
「…………………………………………………………………………………………」  
 
………………愛莉。  
――君はあれを自分にやれというのか!!!???  
 
ひなたちゃんのみならず真帆でさえ正気を失いかけたのにっ、あっ、愛莉を抱きしめて、あのおっきなおっぱいを直接胸板に当てて、  
きゅっとくびれた腰を掴み、同じく大きなお尻をモミモミしながら唇を吸うだなんて……。  
 
断言します。  
100%押し倒します。  
どこの国の死刑宣告ですか、それは。  
 
「……あ、愛莉はまだべろちゅーしてないでしょ? だからこれが終わった後でちゃんとしてあげるから、それまで待っててね」  
「は、はいっ。そうですよね、すいません、自分勝手なこと言ってしまって……」  
「いやっ、そんなことないから……」  
 
俺は誰もいない入り口側を向きながら、愛莉に謝った。  
 
……つーか俺の『我慢せずに欲望を小出しに発散させてやり過ごそう』って計画が早くも破綻してきているような……。  
 
 
「……それでは……次……」  
 
愛莉に目隠しを直してもらって、次の子を待った。  
残るは智花か紗季のどちらかを当てれば終わりとなる。  
この二人は唇だけだとホント区別がつかないから難しいぞ……。  
 
……いや、逆に皆とは今日初めてキスしたっていうのに、  
今まで全問正解している俺って何者なんだろ?  
 
ちょっと自分の存在に絶望しかけたところで、4人目の気配がし、  
唇に柔らかな感触が広がる。  
 
「……んっ……ちゅっ…………」  
 
…………うーん、柔らかいのはわかるんだけど、この柔らかさがどっちだったかと言われると……。  
智花とキスするときは智花のことを、紗季とキスするときは紗季のことを強く想いながらしてるから、  
先入観なしに唇の感触だけで判断するっていうのは正直かなり困難だ。  
せめて何か他にヒントみたいのがあれば……。  
 
「……ん?」  
 
その時気付いた。  
一瞬ふわっと漂った微かな香りに。  
……この香りは……。  
 
俺はゆっくりと唇を離して言う。  
 
「……智花……だよね?」  
 
目隠しに手がかかり、そっと上に持ち上げられると、そこにはいつも見慣れた少女の顔があった。  
 
「は、はい。正解です。すごいです、昴さん」  
「おー、おにーちゃん、百点まんてん」  
「ホント、すっげーなー! すばるんっ。……きしし、そしてサキは一人だけキスできなかったってわけだ!」  
「うるわいわねっ! ……くっ、意表をついて愛莉を三番目にしたつもりだったのに。  
 ……こんなことなら恥ずかしがらずに素直に自分にしておけば良かった……」  
「はあー、でもすごいなぁ、長谷川さんは。……キスだけでわたしたちのこと、わかっちゃうんだ……」  
 
早くも復活した真帆をはじめ、みんなが感嘆の声をあげる。  
 
よしっ、当たった!  
やっぱりあの香りは智花のものだったのだ。  
いつも朝練で智花と体をすれ違わせる度に鼻腔をくすぐる、智花自身の匂いだったから分かったのだ。  
 
「ええと、それでは……」  
「うん。智花はもうべろちゅーしてるから、たっぷり抱きしめてキスしてあげるね」  
「ふぇっ!? いえっ、そうではなく、目隠しはもう――んんっ!?」  
 
俺は智花の唇を塞ぎ、愛しい少女の体を抱きしめた。  
両腕に抱いた智花の体は俺が思っていたよりも小さく、逆に彼女の存在が俺の中でどれだけ大きかったかを改めて実感させた。  
俺はこみ上げる想いを抑えることなく、体を抱き、舌を吸い、お尻の肉を揉んだ。  
 
「ふうんんーーーーっ! んんんっーーーー!! んんんんーーーーーーっ!!!!!」  
 
体と体が紙一枚の隙間すらないほどぴったりと密着する。  
それは智花の体つきが起伏に乏しいためであるが、おかげでギンギンに勃起したペニスが智花のお腹とプレスされてえも言われぬ気持ちよさだ。  
もうこのまま出してしまおうか?  
 
――いや、まだだ。まだ早い。  
 
俺はこのまま智花のおなかに射精したくなるのをぐっとこらえ、その体を離し、再び目隠しをした。  
 
「ほえ? なんですばるん目隠すんの? すばるんの勝ちなんだから、とっていーんだよ」  
「ううん。まだ終わってないよ」  
「?????」  
 
皆が困惑するなか、俺は最後の一人に声をかけた。  
 
「さ、おいで。紗季。いっぱいキスしよう」  
「べ、別にそんな気をつかって頂かなくて結構です。長谷川さんは早く私たちの裸をみたいのでしょう」  
「その前に紗季の唇の感触をしっかり確かめておかないとね。次やったときちゃんとわかるように」  
 
そう、一人だけ仲間はずれなんて俺が彼女たちに対してできるはずがない。  
ちゃんと5人全員を愛してあげなくては!  
 
俺の説得に紗季は最初意固地になって拒否していたが、やがて諦めたような……ちょっと嬉しそうな声で……  
 
「そ、そこまでおっしゃるんでしたら、しょうがないですね。皆がまっているんだし、手短にお願いしますよ」  
 
そういって、すとんと足の上に柔らかいものが乗り、ぎゅっと抱き着いてきた。  
……しょうがないという割には、随分力強く抱きついてきますね、紗季さん。  
しかし、俺とてさっきまでの俺ではないのだ。  
戸惑うことなく紗季を抱き返し、その唇を奪った。  
 
「さーきっ、んんっ……」  
「ふううんっ!?」  
 
紗季の体は予想よりもさらに細く、力いっぱい抱きしめたら折れてしまいそうだった。  
俺は両手をお尻に当て、モミモミと臀部の肉をほぐしながら、紗季の唇の感触を己の唇と脳に刻みつける。  
ああ、紗季のお尻。さっき生で見ちゃったんだけど、ほんとぷりんぷりんで柔らかいな―。  
小学生にしては肉付きが妙にいやらしかったというか……あのお尻が俺の掌でおモチのようにこねられているこの感触なんだなあ。  
 
「んんんーーーっ、んんっ、んんんんーーーーー!!!!!!!」  
 
胸板にほんのりと感じる胸の潰れる感触。  
真帆と智花の時にはあまりわからず他の部分に意識がいってしまったが、  
今は確かに感じることができる。  
……ひなたちゃんよりも小さいけど……あ、このちょっと固いのは乳首かな?  
舌も相変わらず熱くって、とろけてしまいそうだ。  
 
「ちゅぱっ、ちゅぱっ、紗季っ、さきっ!」  
「んんーーっ、じゅるっ、はあ、はあ、長谷川、さんっ」  
 
俺は夢中になって発芽したばかりの幼い少女の体をしゃぶり尽くす!  
紗季も俺に応えるように両手で強く抱きつき、舌を絡め取らんばかりに深いディープキスを求めてくる。  
激しく体を重ね合う二人の間でペニスがこれでもかというくらい圧迫され、  
ひなたちゃん、真帆、智花、紗季の4人の少女のお腹の味を知ってしまった息子は、  
ついに限界を迎え、大量の精液を発――  
 
――ざっぱあああああああああああああああああああんんんんんん!!!!!!!!!!!!  
 
「――ぷはっ! な、なんだ?」  
「――な、なに?」  
「すばるんゲーム終わったんだからもーいーでしょっ。サキとキスばっか長すぎっ!  
 サキも負けたくせにすばるんヒトリジメすんなっ。手紙鹿じゃなかったのかよ!」  
「おー、しかさんのゆうびんやさん?」  
「手短でしょ! だからっていきなりお湯をかけなくてもいいでしょ!」  
「なにいってんだよ、さっきから呼んでんのにサキもすばるんもゼンゼンムシして  
 二人の世界にはいっちゃってたじゃん」  
「……え? そうだった?」  
「……は、はい、すごかったです……私のときはすぐ離されたのに……」  
「……紗季ちゃんも長谷川さんも、まるで相手の口を食べちゃうみたいに…………わ、わたしも、あんなことされちゃうのかな……」  
「ぶー、ひなもおにーちゃんと続きしたいー」  
 
次々と不満を訴える4人の声を聞きながら、お湯をかけられて少し冷静さを取り戻した俺はふと思った。  
 
……えっと、もしかしてまた俺トリップしてた?  
この『欲望に身を任せる』って方法、やっぱり無理があるんじゃ……。  
 
……いや、大丈夫だ。  
確かに周りの声が聞こえなくなるほど夢中になってしまったが、  
あのまま止められなくても紗季のお腹に射精しただけで終わりになっていただろう。  
つまりそれ以上彼女たちにエッチなことはしなかったはずだ。  
そうだ、間違っていない。これでいいんだっ!  
 
自分の方向性を再確認した俺に、真帆が元気な声をかける。  
 
「とゆーわけでこの勝負、すばるんの勝ちーっ! はい、目隠し取っていーよ!」  
「……ああ、わかった。ありがとう……」  
 
俺はついに目隠しを取ることに成功した。  
そしてそこに広がっていた光景に、俺は自分の考えがいかに甘かったかを思い知らされる。  
人間は情報の80%を視覚から得ているという。  
つまり俺はわずか20%の刺激で我を忘れかけたということだ。  
目を開けた瞬間、そこには――  
 
 
 

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