長谷川昴。15歳。  
 
ひょんなこと(朝立ちをヌカれてビデオに撮られた)から女バスのみんなにエッチなことを教える約束をしてしまった俺は、  
現在、みんなとお風呂に入って裸のつき合いの真っ最中である。  
 
そして智花と紗季の泡踊りなどを堪能しつつ、5人の唇を全て当てることができた俺は、  
ついに目隠しをとり、みんなの裸を網膜に焼き付ける権利を得たのである!  
 
思えば告白されたり、キスしたり、舌噛まれたり、ベロチューしたり、跳び蹴りされたり、  
ベッドに縛られて手コキされたり、フェラチオされたり、チンコ噛まれたり、キンタマ揉まれたりと色々あったが、  
ようやくその苦労が報われるというものだ。  
 
……いや、こう書くと誤解があるが、本当は俺が被害者なんだよ?  
 
 
なにはともあれ、目隠しを取った俺はゆっくりと瞼を開く。  
 
目を開けると、そこには裸の真帆とひなたちゃんがいた。  
 
「よっ、すばるんおーすっ!」  
「おにーちゃん、こんにちは。ひなだよ」  
 
真帆とひなたちゃんは元気な笑顔で目隠しを外した俺を出迎えてくれた。  
 
すっぱだかで。  
まっぱだかで。  
 
今までスク水エプロンやランジェリー姿、最高でも球技大会の際に見てしまったパンツ一丁までだったが  
俺の目の前にいるのはそれをさらに越えた完全体――THE ZENRA――である。  
 
もはや抗う術などなかった。  
 
湯舟からあがったばかりなのか、その裸体はお湯に濡れ、浴室の淡い光に照らされてぼぅと光輝いている。  
 
お湯に濡れて美しいツヤを放つ長い髪を、リボンではなく両脇で巻いて二つ結びにした真帆は、  
俺に向かってニコニコとお日様の笑顔を向けてくれる。  
その様相はまるで光の輪をかかげた天使のようだ。  
 
ひなたちゃんのふわふわの髪も今や波打つように体に絡み付き、  
その姿はさながら海からあがった人魚姫《リトル・マーメイド》であった。  
 
にこやかに笑う二人の顔を見、細い首を通り、お湯を弾くハリのある胸元と鎖骨のラインをなぞるように視線を這わせ、  
ぺったんこなおっぱいと、ほんわり盛り上がったおっぱいに目を向ける。  
 
おっぱいのさきっちょにはピンク色の蕾がついていて、その下にいくと子供らしい丸みを帯びたおなかへと続き、  
さらにその下には幼い縦スジがあられもなく――  
 
「ちょっ、ちょっと待って」  
 
とりあえず一旦目を閉じ、大きく深呼吸。  
 
「なんだよー、すばるん。ちゃんと見てよー」  
「おー、おにーちゃん、ひなの裸も見てほしい」  
「見る見るっ。見るから少しだけ待って!」  
 
今、想像していたよりもすごい光景が広がっていた気がする。  
もう少し精神防御を強固にしておかないと、あっというまに決壊するぞ。  
 
「すーはー、すーはー」  
 
だいたい女の子の裸を見たのなんていつ以来だ?  
 
母さんとお風呂に入ったのは……いや、あれは『女の子』とはいえない。  
ミホ姉は体だけみれば子供だが……いや、精神年齢もだが……そもそもこの二人は身内だ。  
 
家族以外の女の子といえば、やはり葵か。  
お互いまだ小さい頃いっしょにお風呂に入ったものだが――そうか、あの時の葵の裸だと思えばいいのか。  
 
これは葵の裸、これは葵の裸、これは葵の裸、これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸  
これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸これは  
葵の裸これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸これは葵の裸……。  
 
――よしっ。精神武装完了っ、いくぞ!  
 
「えへへ、どーお、すばるん。あたしのヌード、せくし〜でしょ?」  
 
真帆がへにょっと変なポーズをとる。  
グラビア写真集などでみる、胸に腕を添え、アソコを手で隠してちょっと屈みこむポーズだ。  
 
――しかし今の俺には葵の裸にダブって見えて、まったくといっていいいほど性欲を感じなかった。  
うむ、さすが長年培ってきた幼なじみへの親愛は、そんじょそこいらのよこしまな想いなど吹き飛ばしてしまう。  
 
「……ふむ」  
 
あらためて冷静に観察してみると……真帆の裸は……とてもとても子供らしいものであった。  
体つきは細くてちっこいし、体の凹凸だってほとんどない。  
唯一腰からお尻のラインがやや女の子らしく丸みを帯びているくらいだ。  
そして何といっても胸。  
……まあ、見たり抱きつかれたりして大方予想はできていたが、まさしく絶壁――ツルツルペッタンコなお胸でございましたとさ。  
 
「……うーん」  
 
もちろん胸が無いことが悪いわけじゃないし、小学生であればまだまだ十分すぎるほど大きくなる可能性を持っている。  
むしろこの小さな体にあれほど元気あふれるパワーを持ち合わせているのだから、感嘆するほかない。  
 
友達想いで無邪気でかわいいし、淡い栗色の髪は透き通るようにとても綺麗で、肌だってスベスベ……あ、キズ発見。  
……やんちゃだからなあ。気をつけるよう注意したいけど、元気なのはこの子の長所なので、できれるだけ伸ばしていきたい。  
……こうして見るとホント、ほっとけない妹というか……娘みたいな感じだ。  
 
「…………」  
 
……でも何気に乳首おっきいな、この子。  
いや、乳首っていうか、乳輪が。胸がないからこそ逆にそう見えてしまうのかもしれないが、  
まっ平らな胸に真円を描く大きな二つの乳首は、そのアンバランスさからより真帆を子供っぽく見せ、  
同時に――相反する背徳的なエロスを感じさせていた。  
 
……なんかじっと見てると段々変な気分になってくる……。  
 
駄目だ。もう一度葵の裸を思い出すんだ。  
葵の裸葵の裸葵の裸葵の裸……。  
 
……それにしても本当にぺったんこな胸だなあ。  
乳首だって全然立ってないし、これじゃまるで……。  
 
「……あれ?」  
 
その時、葵の裸と比べてふと違和感を感じた。……これってもしかして……。  
 
「――あっ」  
「へっ、へへへっ、だ、ダメだぞ、すばるんっ。そんなエッチな目でじっと見たら」  
 
結論に至る前に、真帆がすっと両手で胸を隠してしまった。  
いかん、思いっきり視姦していたらしい。  
真帆は顔を真っ赤にしながらひきつった笑みを浮かべている。  
さすがに男に裸をじっと見られるのは恥ずかしかったのかな。  
 
「ごめんっ、真帆。ちょっと見過ぎた」  
「しょ、しょーがねーな、すばるんは。……まっ、それだけあたしの裸が魅力的だってことだよね!」  
 
恥ずかしがっていたと思ったらあっという間にいつもの調子を取り戻して、へにょっと『せくしーぽーず』をとる。  
 
……いやあ、ぶっちゃけ真帆は変なセックスアピールをするより、いつも通り元気いっぱい飛び跳ねながら、  
時折ポロリと見せるパンチラとかヘソチラの方がよっぽどエッチでかわいいと思うぞ。  
 
「おー、おにーちゃん、ひなはどーですか。せくしーですか?」  
 
そんなこと言っても怒るだろうなーと思いにふけっていると、隣にいたひなたちゃんからお声がかかった。  
 
――ふっ、俺にも学習能力がある。  
今までの数々の修羅場を経験して、このパターンのひなたちゃんがいかに危険かはよくわかっている。  
 
葵の裸による精神防御はむしろ対ひなたちゃん用だ。  
さあ、勝負だ、ひなたちゃん!  
 
「はい、ぽーず」  
「――ぶわこつ!」  
「わーっ、すばるんがちーはいた!」  
「ばかっ、鼻血よっ」  
「だっ、大丈夫ですか、昴さんっ」  
 
ひ、ひなたちゃんが、ひなたちゃんがっ。  
後ろを向いてぷりんぷりんのお尻を見せつけつつ(しかも履てない!)  
長い髪をかきあげるようにして手を頭の後ろで組み、  
その状態で腰をくねらせ、こちらを振り向いたのだ。  
 
――とびきりの笑顔とともに――。  
 
さっきまで辛うじて胸の大事な所を隠していた髪の毛が除かれ、大きく体を胸をそらしてたのだから、  
かわいく膨らんだおっぱいが強調されてふにんと揺れていた。  
 
当然、その頂点に咲く二つの乳首も――  
 
そこまで確認した時点で、俺の内部のひなたちゃん緊急保護装置が作動し、すべての回路をシャットアウトした。  
 
だめだ。この無垢なる魔性にはつるつるぺったんな葵では敵わない。  
しかしひなたちゃんくらいの胸の大きさの時の葵とはお風呂に入っていないので、こちらとしては打つ手がない。  
くそっ、こんなことなら無理にでも一緒に入って耐性をつけておくべきだった!  
 
……ん? ……何か違う気がする…………錯乱してるのかな。  
 
「おー、おにーちゃん、へーき?」  
「……うん。大丈夫だよ、ひなたちゃん。…………だからそんなに近寄んなくても……」  
 
ひなたちゃんが心配そうに声をかけて俺にすり寄る。  
……すると俺を大量出血させた生チチが体に当たり……うぅ、また血が……。  
 
「す、昴さん。大丈夫ですか!?」  
「あ、ああ、これくらい平気さ、智花。こんなのすぐ止まるし、お風呂場だから洗い流せば……」  
 
俺はしゃがみこんだまま、シャワーで血を流していく。  
とりあえず出すだけ出しちゃってから、上を向いて止めよう。  
 
……あれ、普通こういうとき心配してまっさきに俺の元に駆け寄ってくれるのは智花のはずだが……。  
そういえば紗季も愛莉も、声はすれど姿は見えず……。  
 
そもそも目隠しを取る前に最後にキスしていたのは紗季と智花だったよな。  
なのに目を開いた時にいたのは真帆とひなたちゃん……何故?  
 
不思議に思い浴室を見回すと……顔を真っ赤にした3人が湯船の中で隠れるように身を縮こませていた。  
 
「……ええと、3人とも……」  
「――!? は、長谷川さん、もう少しだけお待ちくださいっ。あとちょっとで踏ん切りがつきますから!」  
「ふぇえっ!! す、昴さんに裸、はだか……みられちゃうぅぅ」  
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(ぶくぶくぶく)」  
 
……いや、まあ、これが普通の反応だよね。  
愛莉にいたっては顔をお湯につけて声も出せないようだし。  
 
「うーーーーっ、すばるん! なんかあたしとヒナでハンノーが違うぞっ!」  
「そりゃ真帆の貧相な体とひなの裸じゃ長谷川さんだって反応するものもしないでしょうが」  
「は、反応、昴さん……が反応……」  
 
……紗季、その言い方はちょっと……。  
 
いや、実際ごく一部の場所が反応しまくりだけどさ。  
 
「あにおーーーっ。じゃーサキはどーなんだよっ。すばるんをハンノーさせられんのか!?」  
「はんっ、当たり前でしょっ!」  
 
そう啖呵を切って、ザバーーーッと湯船の中で立ち上がる紗季。  
 
「――!?」  
 
しかしそこで自分が乗せられたことに気付き立ち往生。  
胸はまだ手で隠しているが、細い肩やくびれた腰つきはしっかりと視界に入り、そしてその下にある神秘の花園は……  
ミルク色の入浴剤が入ったお湯に隠れ、うっすらと縦スジの先端が見え隠れしていた。  
 
……すいません、すでにいっぱいいっぱいなんです。  
 
「へへんっだ。ほらほらどーしたっ。サキのコンジョーナシー」  
「――えいっ!」  
「!!!???」  
 
果たして真帆の声に押されたのか、紗季は意を決するように掛け声ひとつ、一気に胸を隠していた手を下げた。  
 
「――んなっ、やったな!」  
「――さ、紗季っ!?」  
「おー、さき、おっぱいまるみえ」  
「…………(ぶくぶくぶく)」  
「…………」  
 
……1秒。  
……2秒。  
……3秒。  
……4秒。  
……5――  
 
――バシャンッ!!!  
 
紗季は再びお湯の中に潜り込み、愛莉と同じようにぶくぶくと泡を立てていた。  
顔は当然のこと、前髪が分けられ露わになったオデコまで真っ赤になっていた。  
 
そして俺は……5秒にも満たない僅かな時間であったが、紗季のなだらかに隆起した円錐形のおっぱいをしっかりと視認していた。  
 
……ツンツンですね。  
紗季のおっぱいは、その外見から感じられるイメージ通り、ツンツンと尖ったおっぱいであった。  
平坦の地面からタケノコがぐぐぐっと土を盛り上げ、その先からぴょこんっと尖った芽のような乳首が突き出た、  
いかにも『ただいま鋭意成長中です!』といった具合の――膨らみかけの小学生の女の子らしいおっぱいであった。  
 
でも紗季の内面は面倒見の良い優しい女の子だから、おっぱいの中身もきっと触ったら柔らかいんだろうな。  
 
「なーんだ、やればできるじゃんかよー。でもすばるんが鼻血ブーになんなかったから、サキの負けなっ」  
「ふんっ、あんただって同じでしょ。少なくとも真帆には負けてないわよっ」  
 
真っ赤になったまんま水面から顔だけを出してギロリと睨む紗季。  
……あ、なんか雰囲気が違うと思ったら、眼鏡かけてないんだ。  
 
お風呂なんだから当たり前だけど、おっぱいの方ばっかりに意識がいって全然気付かなかった……。  
 
「とっ、とにかくっ、私はちゃんと見せたんだから、次はトモの番よ」  
「ふぇええええええ!!!!????? そっ、そんな!!!」  
「そーだぞ、ホントならもっかんが一番最初に見せなきゃダメなんだからな!」  
「そ、そんな〜〜〜」  
 
こちらも顔を真っ赤にしてぶくぶくと沈んでいく智花。  
……しかし湯船に浸かっている3人は皆顔を真っ赤にしているが大丈夫なのだろうか。  
恥ずかしいだけでなく、湯あたりでも起こしているんじゃないかとちょっと心配になってくる。  
 
それにしてもおっぱいだ。  
真帆……ひなたちゃん……紗季……すでに3人もの小学生の生パイを見てしまった……。  
もちろん他の部分も色々と見てしまったが(特に縦線の残像が頭から離れない)  
やはり男ならばまず最初はおっぱいに言及しなければなるまい。  
 
俺は意を決して、立ち上がった。  
 
「……智花」  
「ふぇっ!? す、昴さん!?」  
「きゃうぅぅぅ」  
「ちょ、ちょっと待ってくださいっ」  
 
立ちあがれば当然、上から湯船の中を覗くことになる。  
入浴剤の入った白く濁ったお湯の中で、智花・紗季・愛莉の珠のような肌がうねっている様子は堪らない色香を放っており、  
俺の脳髄をズキズキとさいなんだ。  
 
今まで受けてきた数々の愛撫。  
浴室に立ちこめるむせ返るような少女たちの甘ったる匂い。  
そして拝顔した3人の女の子の裸。  
 
俺の脳みそは確実に壊れていた。  
 
「……智花」  
「ふぇっ、すばる……さん」  
 
紗季と愛莉が体を隠すように背を向けるなか、湯船の真ん中にいた智花の小さな肩に手を置く。  
 
「……見せて、智花の体。俺、智花の裸が見たいんだ」  
「そそそ、そんな、私っ恥ずかしです。……とても昴さんにお見せできようなものではありません。  
 ……私……胸が小さいですから……」  
「いいんだよ。俺は智花の可愛い裸が見たいんだから。ほら、立って……」  
「ふぁうぅぅ……」  
 
幼子のようにむずかる智花の濡れた髪をやさしく撫で、やや強引に両脇に手を差し込み、力を入れて持ち上げる。  
すると素直な智花は俺の手に導かれるままゆっくりと立ち上がり、湯船からその幼い肢体を現したのだった。  
 
 
 

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