湯舟からあがった智花の裸はしっとりと濡れ、なめらかな大理石のような肌をミルク色の水滴がつうーーーと流れていった。  
 
智花は瞼をぎゅっと閉じ、真っ赤なままプルプルと震えている。  
お湯から出たものの、両腕は依然胸をガッチリと強固に隠しており、その下にある智花の慎ましい胸を隠してしまっている。  
 
「智花、手を退けて。智花の可愛い胸を俺に見せて」  
「だっ、駄目です。見たら昴さんに嫌われてしまいます……」  
「俺が智花のことを嫌いになるはずがないじゃないか。  
智花の胸がどんなだって、俺が智花を好きなのは変わらないよ」  
 
「どんなにちっちゃくても」という言葉はとりあえず自重。  
日頃デリカシーのない行為を連発している俺だって、さすがに今それを言ってはマズイことはわかる。  
 
「うぅ……」  
 
それでも胸を隠そうとする智花の濡れた髪を撫で、しっとりとした頬に手を這わす。  
 
「あ……」  
 
ほっぺたをやさしく撫でると、智花の表情がいくぶん和らいだ。  
小さな顎から首筋にかけてをマッサージしてあげると、智花が気持ちよさそうにピクピクと震える。  
 
「ん……」  
 
さらに下へと移動し、綺麗な形をした鎖骨をなぞり、小さな胸元を隠す細い手首を掴む。  
 
「ふぇ?」  
「智花、手の力を抜いて」  
「でっ、でも」  
「見たいんだ、智花の胸が。俺の大好きな智花の胸を、どうしても」  
「…………はぅ」  
 
果たして智花は頑なに握っていた手の力を緩めてくれた。  
俺は手首を握ったまま両腕をゆっくりと広げ、智花の生まれたままの姿を眼下へと晒した。  
 
「あぅぅ……」  
「うん、智花、すごくかわいい」  
 
本人が言う通り、智花の胸はあまり大きくない。  
ひなたちゃんとは比べるまでもなく、紗季のツンツン尖ったおっぱいよりも角度が平坦で、  
真帆のぺったんこな胸と比較してようやくその僅かな膨らみを認識することができる……  
……まあ、はっきり言ってしまうと――とても小さな胸であった。  
 
しかし、その慎ましやかな胸は智花の清楚なイメージにぴったりな気がするし、  
なにより今日、何度も下着の隙間からチラ見してしまったかわいい乳首が、  
俺の目の前で健気に自己主張をしていた。  
 
色は薄いピンク色。乳輪の大きさは真帆よりもずっと小さく、紗季と比べてもやや小さいかもしれない。  
けれどぴんっと立ったソレはシミや崩れもなくとても綺麗で、俺の目には宝石のように映った。  
むしろ智花の小さな胸にぴったりな、とても可愛らしい乳首だ。  
 
「……智花、とても綺麗だよ」  
「うぅ……は、は、はは恥ずかしいですぅ……」  
 
顔を炎上させて消え入りそうな声を漏らす智花。  
そんな様子がたまらなくかわいくて、俺は自然と言葉を出していた。  
 
「智花……触ってもいい?」  
「ふぇえええっ!? さっ、さわるって、ど、どこをです!?」  
「もちろん、智花のかわいい胸だよ。ね、いいでしょ」  
「そ、そんなっ、だっ、ひぇっ!!!???」  
 
俺は答えを待つことなく掴んでいた手を離すと、智花の小さな胸にそっと両手を重ねた。  
 
……後々考えるとかなり大胆な行為だったが、それだけ智花の小さな胸に魅了されていたのだろう。  
 
ぺたりと智花の小さな胸に掌を当てる。  
 
うむむ……小さい。いや、胸の大きさではなく、体そのものが。  
両手ですっぽりと覆い隠せてしまう智花の体はやはり華奢で、バスケの時のアグレッシブさなどは微塵も感じさせない。  
俺はこんな小さな女の子に、いったい何をしようとしているんだろう?  
 
今自分が行いつつある行為の危うさを感じつつも最早止める気などサラサラなく、  
俺は壊れ物を扱うように、さわさわと優しく乳房を揉み始めた。  
 
……さわさわ……さわさわ……。  
 
「やぁぁっ、はああぁぁぁ、す、すばるっ、さんっ、ひゃあああっ!?」  
「智花、大丈夫。俺にまかせて、力を抜いて」  
 
ともすればカッチンコッチンに固まってしまう智花を優しく諭しながら、小さな胸を揉む……  
というかさすっていく。  
 
いや、揉めないことはないんだけど、無理して肉をかき集めると痛くしちゃいそうだから、  
最初はやさしく、やさしく……。  
 
なにぶん俺だって女の子の胸を揉むのは初めての経験なのだ。  
さらに自分が今、かなり興奮していることは自覚しているだけに、ここは慎重にならざるを得ない。  
でないとがっついてしまいそうだ。  
 
……さわさわ……なでなで……さわさわ……なでなで……。  
 
「はあっ、はああっ、す、昴さんっ」  
 
胸の揉まれ、荒い息を吐きながら智花が身を悶えさせる。  
 
ああっ、なんて柔らかいんだろう!  
やっぱりちっちゃくても女の子の胸は柔らかい。  
徐々にセーブが効かなくなってきた俺は、段々と両手の力を強く、早くしていった。  
 
両の掌の真ん中にコリコリと固いものを感じる。  
 
……さわさわ……なでなで……さわさわ……なでなで……コリッ。  
 
「ひゅうううううんっ!!!」  
 
乳首を摘むと智花が予想以上にかわいい声をあげた。  
 
「すっ、昴さんっ、そんなことろ――きゅうううんっ!!!」  
 
なので両方の乳首を摘んで、コリコリしてあげると智花の啼き声がさらに大きくなった。  
 
「智花、ココが気持ちいいの?」  
「わっ、わかりませんっ。そんなっ、こんなこと、初めてで、ひゃあああああんっ!!!」  
 
立っているとはいえ智花の乳首は小さいので、乳輪ごと摘んでクリクリと押し潰すように転がしてあげると、またかわいい声で啼く。  
ふむ、智花は胸が小さいから、こうやって乳首を中心に弄ってあげた方が良いのかもしれないな。  
 
俺は右の乳首を転がしながら左の乳房を撫でたり、左の乳首を潰しながら右の乳房をさすったり、  
ぐぐっと乳房を寄せ集めるように揉みながら、その中心にある二つの乳首を同時に摘んだり……と  
智花のかわいい乳首を全身全霊を持って弄りまくってあげた。  
 
「はひぃぃぃ、あひぃぃぃ、ひぃぃぃぃぃんっ」  
 
智花は先程とは反対に俺の手首をしっかり握ったまま、両胸からもたらされる未知の感覚に翻弄されていた。  
 
「智花、かわいいよ……」  
 
ほんと、なんてかわいいんだろう。  
智花も、この小さな乳首も。  
ちっちゃいのに、俺の指にいじられてこんな固くしちゃって……。  
 
俺は自然と……本当になんの躊躇いもなく、ごく当たり前の気持ちで  
智花の胸に唇を寄せ、そのかわいらしい乳首にキスをした。  
 
ちゅっ。  
 
「!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」  
 
口の中に含み、小さなそれを吸うと智花の体がひときわ大きく震える。  
 
舌の上に感じるちっちゃなしこりをペロリと舐める。  
味なんてしないはずなのに俺は甘露な飴玉を舐めているように感じた。  
 
夢中になって智花の乳首をしゃぶりつくそうとしたその時――  
 
「……あのー、長谷川さん? もしもーし」  
「…………――えっ!? な、なに、紗季?」  
 
肩をちょんちょんと突かれ、隣にいた紗季にハッと気付く。  
 
「お楽しみのところ大変申し訳ございませんが、それ以上続けるとトモが目を回してしまいますので、この辺りで勘弁してあげて頂けないでしょうか?」  
「え? ……ええっ!? わっ、智花、しっかりしろ!」  
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」  
 
手を離した途端、冗談抜きに湯気が出そうな勢いで全身を真っ赤に染めた智花が、ぶくぶくと湯船に沈んでいった。  
 
のぼせてしまったのか、あるいはあまりの羞恥に耐えられなくなったのか……まあ、両方だな。  
お風呂でエッチなことをするときには注意をしないと。  
 
 
 

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