「……こほん。では気を取り直して次は……」  
「はいはーい。次、あたしあたしっ」  
 
ぴょんぴょんっとその場で小さく跳んで両手を上げる真帆。  
うぅ、だからそれ、全部丸見え。  
 
「真帆っ、やめなさい。お風呂場で飛び跳ねちゃ危ないだろ」  
「そうよ。第一あんた次って何するかわかってるの?」  
「もっち、すばるんにおっぱい揉んでもらうんだろ!  
 最初はもっかんだったから、次はムネの大きい順であたしでしょ?」  
「いや、智花真帆よりも胸大きいし……」  
 
思わず本音でツッコんでしまってからハッと気付く。  
 
「すーばーるーんっ!」  
「ご、ごめん真帆」  
 
気をつけていたというのに……いい加減自分のデリカシーの無さに怒りすら感じる。  
 
「何いってんだよすばるんっ、その目はフシアナかっ! あたしともっかんはムネはおんなじくらいだぞっ!」  
 
そう言ってフンッとふんぞり返る真帆。  
……確かに大局的に見ればほぼ同じくらいと言っても差し支えないのだが、  
ここは智花の名誉のためにも一応区別をつけておいた方がいいと思う。  
 
それに……さっきから気になっているのだが、真帆と智花のおっぱいを同じというにはちょっとためらいを感じるのだ。  
 
「ご、ごめんごめん真帆。そうだね。同じくらいの大きさだと思うけど、……ほんの少しだけ智花の方が……」  
「あにおーーーーーーっ!!! じゃー確かめてみて!」  
「へ?」  
「だからどっちみち次はあたしの番なんだから、胸揉んで確かめてみりゃいーじゃん」  
「ええと……それは……」  
「もうっ、また勝手に決めて……」  
 
何故か残念そうに胸を押さえた紗季が憮然と呟く。  
 
「うーん……」  
 
俺はうりゃと突きだされた真帆の洗濯板……もとい胸をマジマジと見た。  
 
智花とさほど変わらない小さな体躯は男の子のような見事なペッタンコで、  
ちょいと大きめの乳輪が二つポチッとのっているだけのまったくと言っていいほど凹凸がない胸だ。  
 
……そう、無いのだ。  
 
乳輪は美しい真円を描き、色も初々しいピンク色。とても綺麗なのだが……そこには本来あるべき乳頭はなく、  
代わりに横一文字の線が入っているだけの乳首であった。  
 
……これは……もしや陥没乳首というやつではないだろうか?  
 
最初見たときは、ああ子供って乳首が出てないんだな―と軽く考えていたのだが、  
俺が思い浮かべていた葵の乳首とはなんとなく違うような気がしたのだ。  
そして他の子と比べてみると……紗季の乳首はツンツン立ってたし、  
智花の乳首だって小さいながらもピンっと固くなっていたのは、自分の指と舌で確認済みだ。  
 
俺も昔、一成が冗談交じりに話していたのを聞いただけなので詳しくは知らないが……たぶんこれが陥没乳首なんだろう。  
 
そうと分かれば別におかしいことはない。むしろこちらの方が子供っぽくてかわいーなーと思ってしまうくらいだ。  
 
――しかし、だとするとひとつ引っかかることがある。  
 
俺は過去に何度か体操着の上から真帆の乳首が透けているのを見てしまったことがあるのだが  
(わざとではない。あくまでアクシデントだ!)  
その時、真帆の乳首は立っていたような気がしたのだ。  
 
……なにせうちの女の子たちときたら愛莉以外はみんなノーブラだから、  
練習で汗だくになると……その……目のやり場に困ることが多々ある。  
男の俺からブラをつけてくれとは言えないからなあ……  
 
だがそうすると、目の前のかわいい子供乳首とは矛盾してしまうことになる。  
……それとも、陥没乳首でも興奮したらちゃんと立つのだろうか……  
うーん、こんなことなら一成の話をもっと真剣に聞いておけばよかった……。  
 
しかし考えようではこれはチャンスだ。  
本人が触っていいと言っているのだから、正々堂々確認することができる。  
 
「えっと……真帆、本当に触ってもいいんだよね?」  
「あったりまえよっ。どんとこい!」  
「……なら遠慮なく……触るよ」  
 
俺は純粋な知的好奇心から真帆の胸を触ることにした。  
 
……ぴたぴた……ぺたぺた……。  
 
……ん? 触ってみると意外と柔らかい。  
まあ人体である以上男にだって胸に肉はついているわけで、真帆の胸も女の子らしい柔らかさを持っていた。  
……板と思って触ったらコンニャクだったって感じだけど……。  
 
「にゃはは、すばるん。なんかくすぐったいぞ。もっとちゃんともめよー」  
「ん、ああ、ごめん」  
 
……ぴたぴた……ぷにぷに……。  
 
とりあえずいきなり乳首にいくのはロコツすぎるので、智花の時と同じように胸全体を優しく揉む。  
両手の指をいっぱいに広げて、お肉を集めようとするがモチロン無理。  
……あれ? でもホント予想以上に弾力があるな、この子の胸。  
こんな薄っぺらいのに指で押すとちゃんとプニッて沈んで押し返してきて……へ〜、同じような胸なのに智花とは揉み具合が違うとは驚きだ。  
 
「にゃははは、だからくす……っ……」  
 
……ぷにぷに……プニプニ……。  
 
……これ……なんか楽しいかも。  
やたら弾力のよい真帆の胸を熱心に揉みつつ、徐々にその範囲を中央――懸案の一文字乳首へと絞っていく。  
 
……プニプニ……プニプニ……。  
 
「……っ……っ……」  
 
……おっ、こころなし乳輪がぷっくりと盛り上がってきた気がするぞ。  
 
俺は試しに向かって右側(真帆にとっては左側)の乳首だけを先ほど智花にしたように、乳輪ごと摘んでクニクニと指先で押し潰してみた。  
 
「!!!!!!!!!」  
 
すると――ぴょこんっと意外なほどあっけなく、まんまるな乳首が飛び出す。  
 
ああ、なんだ。こんな簡単に出てくるんだ。  
つまりあの時は運動してたから乳首が立っていただけなんだな。  
 
そーかそーかと納得して、俺はクリッと乳輪から出てきた真帆の乳頭を摘んだ。  
 
その瞬間――  
 
「んきゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」  
 
真帆が甲高い声あげて、後ろにすっ飛んでった。  
 
「…………へ?」  
 
茫然となる俺。  
 
「なっ、あっ、あにすんだよっ、すばるんっ!?」  
「え、あ、そ、ご、ごめんっ! 真帆、……痛かった?」  
「い、いた? えーと……そう! イタかった! すばるん力いれすぎ!」  
「そ、そうか。ごめんね、真帆」  
 
平身低頭で謝りつつも、……あれーちょっと触っただけだよな?と頭の中で自問する。  
 
……もしかして只でさえ敏感な真帆の場合、勃起した乳首は普段隠れている分  
凄まじく敏感になっているのだろうか?  
 
うーーーと胸を押さえてこちらを睨む真帆の顔も、よく見ると紅くなっている。  
 
「真帆、とりあえずこっちに戻ってきてくれるかな?」  
「ヤダ! すばるんまたあたしのおっぱいもむんでしょ!」  
「それはそうだけど……真帆だって良いって言ってたじゃない。  
 今度はなるべく痛くしないようにするから……ね?」  
「う〜〜〜。……ホントだよ?」  
 
警戒感アリアリの猫のように、顔を渋面にした真帆が俺の所ににじり寄ってくる。  
 
「ホントだよっ、ホントに痛くしたらヤダかんね!」  
「うん。わかった。……でもホントに痛かった?」  
「うんっ! ビリッて電気が走ったみたいになったもん!」  
 
びりっ……か。  
それはたぶん……痛みとは違うんだろうな。  
 
恐る恐るもう一度俺の目の前に晒された真帆の胸。その左右は同一のものとは思えないほど異なっていた。  
何もしていない左の乳首はちょっと乳輪が膨らんでいるだけで一本線のままだが、  
右側は大きめの乳輪がプックリと膨らみ、そこから円筒形の乳頭がピンッと立った見事な勃起乳首であった。  
 
……というか、これまた随分と立派な乳首だな。  
乳輪の中に隠れていたとは思えないほど大きく、そして形が崩れていない乳首は、そこだけを見ればとても綺麗な形をしていた。  
乳輪とのバランスも良く、今は胸がペッタンコだから奇異な気がするが、将来この乳首のまま大きくなれば、かなりの美乳になるのではないだろうか。  
 
「なんだよう、じーーーっと見て。あたしのムネ、なんかヘンかよう」  
「え……いやその……」  
「そりゃ陥没乳首なんだから長谷川さんも気になるんじゃない?」  
「カンボツチクビ?」  
 
キョトンとした顔で湯船の中の幼なじみを見る真帆……と俺。  
 
「紗季、陥没乳首って知ってるの?」  
「ええ、真帆の乳首が他の人と違うと思いまして、少し調べただけですが。  
 本人がまったく気にしてない……というか気付いてもいないのであえて言いませんでしたけど」  
「ねーねーサキ。カンボツチクビってなーに?」  
「真帆の乳首みたいに乳頭部分が乳輪の中に隠れてしまっている乳首ことよ」  
「……ニュートー?」  
「ココのことだよ」  
「にゅうううううううううん!!!!!」  
 
真帆の勃起した乳頭を指でツンッと押すと、すごい声があがった。  
 
「すばるんのウソツキ! 痛くしないって言ったじゃん!」  
「えっ、こ、これもダメなの?」  
「ふーん、陥没乳首は他の人よりも感じやすいっていうもの本当みたいね。  
 ……真帆じゃあまり当てにならないけど」  
 
もともと凄く敏感そうだしね。  
 
「まあ陥没乳首というのは発育の不良でなるらしいですけど……そもそも真帆の場合  
 発育不良以前に発育そのものがまだですから……陥没乳首とは少し違うのかもしれません」  
「ふーん。ってことはこれからムネがおっきくなれば勝手にアイリーンみたいなチクビになるんでしょ。  
 なーんだ、ゼンゼン気にすることないじゃん」  
「ま、真帆ちゃん。そういうことは言っちゃダメ!」  
 
がははと豪快に笑う真帆に、真っ赤になった愛莉が湯船から目だけを出して注意する。  
愛莉の乳首愛莉の乳首……いかん、想像すると正気を失う。  
 
「そうねえ、揉めば出てくるみたいだし、自然と立っている時もあるから問題ないとは思うけど……  
 ……真性の陥没乳首だと、乳房が大きくなっても乳首は陥没したままで、赤ちゃんに母乳をあげる時にとても大変らしいわよ」  
「えっ!? そうなの? どーしよう、すばるんっ。赤ちゃんにおっぱいあげられなくなっちゃうよ!」  
 
えーと……なぜ俺に聞く?  
 
「ふふん。ま、心配なら治す方法がないわけじゃないけど」  
「ナニ、サキ、教えて!」  
「男の人に毎日吸い出してもらえばいいのよ! そうすれば自然と治るわっ」  
「そっか。なるほど! じゃーすばるんっ、お願いね♪」  
 
ずずいっと俺に勃起&陥没乳首を突きだす真帆。  
 
……君たち、それは新手の漫才か?  
 
「てい」  
「ふにゅうううううん!!!!!!」  
 
突き出された勃起乳首をポチって押してやった。  
……しかしなんつー感度だ。敏感にも程があるぞ。  
 
「またっ、またすばるんがあたしのチクビいぢめた!」  
「というか真帆、そんなに感じるんじゃ、乳首吸ったらえらいことになるぞ」  
「うーん。でも赤ちゃんのためだしなー。それに手で触るより、口で舐めた方が痛くないんじゃない?  
 キズとかもそーじゃん!」  
 
さっきまで乳首を弄られて悲鳴をあげていた少女は無邪気に笑った。  
 
……ふとこの子は切り換えが早いのではなくて、ただ単に物忘れがひどいだけなのではないかと心配になってくる。  
 
たぶん乳首も吸われたことないんだろうなー。  
俺も今日初めてその経験をしたばかりだが、指で弄られるよりも断然キクぞ。  
ちっちゃな唇でちゅーちゅーと吸われるあの快楽……いや、あれはひなたちゃんだったから特別なのか?  
 
「……まあ、真帆が良いって言うなら……吸っちゃうよ」  
 
いつもの俺ならばなんとか理由を見つけて回避しようとするのだが(そもそも乳首を吸うシチュに至ってない)、  
すっかり覚悟を決めてしまった今の俺はではむしろ進んで少女の乳首を吸おうとしてしまうのであった。  
 
「あむ……」  
「へへ…………!!!!!!!」  
 
真帆の勃起した方の乳首を口に含み、突き出た乳頭に舌の先っぽをぺたりと付ける。  
それだけで真帆の体がぞぞぞっと痙攣したのがわかった。  
 
「……ちゅっ……ちゅっ……」  
「な――はにゃっにゃっ!?」  
 
大きな円を描く乳輪をあむっとくわえ、上唇と下唇の間で元気よくおっきした乳首を優しくしごいてあげると、  
真帆の体が面白いように跳ねる。  
 
「なああああああっ!!!!! ――ちょ、ちょっとタンマ!」  
 
慌てて真帆が止めようとするがもう遅い。俺は逃げられないように両手でガッシリと  
真帆の腰と背中に手を回し、彼女の左胸に顔をぴったりとくっつけた。  
 
舌先に感じる真帆の乳首はやはり智花のそれよりも大きく、固くしこっていた。  
俺はそれを口の中で唾液を絡めてたっぷりと転がし、軽く吸い上げた。  
 
「じゅるっじゅるっじゅるっ」  
「にゃあああああああああああああああああっ、あああああああああああっ、  
 ふああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」  
 
普段よりも1オクターブは高い声をあげ、浴室にキンキンと反響する。  
甘ったる啼き声が何度も脳髄を直撃し、俺を欲望の隷属者へと変えていく。  
 
「やあっ! ヤダヤダヤダ! すばるん、やめてよう!」  
「だーめ。少しは自分の言葉に責任を持とうね」  
 
ポカポカと真帆が頭を叩くが、お構いなしに彼女の勃起した乳首をしゃぶり続けた。  
すっかり凹凸ができてしまたおっぱいをペロンペロンと舐め上げると、真帆が「ひぐうっ」と悲鳴をあげる。  
俺は音を立てて真帆の乳首を吸い上げた。  
 
「じゅるううううううううううううううううううううううううう」  
「ひゅうううううううううううううううううううううううううう」  
「――ぷはっ!」  
 
唇を離すと唾液でテカテカと濡れた乳首が、まるで自らの意志で上へ上へと伸びようとするばかりにビンビンに勃起していた。  
 
「うん、間違いない。こんな勢いよく立つんだから陥没乳首なんてすぐに治っちゃうよ」  
「――はあ――はあ――っはあ――終わ……たの?」  
 
半開きの口から白く光る八重歯をのぞかせながら、焦点を失った目で真帆が呟くように聞く。  
 
「んー、何を言っているのかな? 真帆。まだ肝心のこっちの乳首が隠れたまんまじゃないか」  
「ひょわあああ!!!」  
 
向かって左側、真帆にとっては右側の陥没乳首の一の字をスッ……となぞってあげると、  
それだけでかわいい声をあげてくれるのだから、もう体が十分できあがってるのだろう。  
 
「こっちの乳首もちゃんと立たせてあげるからね。もちろん、口だけで」  
「――!? やあ、ダメッ、すばるんっ、お願い! これ以上はもう――」  
 
一瞬真帆の目に光が戻ったが、俺は構わず残った左側の乳首にむしゃぶりついた。  
 
「んなああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」  
 
べろり、べろりと乳輪を大きく舐め上げ、吸いつく。  
まだ陥没したままの乳首をじゅうっと強く吸うとぷっくりと盛り上がり、べろりと舐め、また吸う。  
それだけで左の乳首もピョコンと綺麗な芽を出してくれる。  
俺はそれを舌と上唇で挟んでしごき、口の中に含んで上下の唇と舌を惜しげなく使って  
たっぷりとしゃぶってあげた。  
 
「じゅるるるるるるるるるるーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」  
「ふにゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」  
 
尖った乳首が舌の上でヒクンヒクン震える。  
すごいなあ。舐めれば舐めるほど口の中でドンドン大きくなってくる!  
 
智花のちっちゃな乳首も良かったが、真帆のおっきな乳首も負けずに美味しい。  
つーか智花も真帆も、胸は小さくてペッタンコなのにすごく敏感な乳首を持っていて……  
そのギャップが俺の脳を激しく揺さぶる。  
 
……あー、もー舌とけそー。  
 
乳首をしゃぶりながら、腰を支えていた手を下げて、プリプリのお尻をぎゅっと掴む。  
 
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」  
 
新しい刺激にもキチンと反応してくれる幼い体がたまらない。  
 
俺は真帆の勃起した乳首を舐め、弾力に富んだ小振りなお尻を揉みながら、  
先程見たもう一つの場所に想いを馳せていた。  
 
…………真帆のアソコは……どうなっているんだろう。  
 
ベッドで顔の上に跨られた時、真帆のパンツは濡れていた。  
 
キスといい、うなじといい、乳首といい、俺の見立てでは真帆はかなり感じやすい女の子なんだと思う。  
ならば小学生ではあるけれど……真帆のアソコは……もう濡れてしまっているのではないだろうか。  
 
そう思うと俺の心は激しく動揺する。  
 
そんなことはあってはならないという思いと……もし濡れていたら……という禁断の想い。  
小学生の身でありながら体を弄られて股間を濡らしてしまっていたら……俺は……俺は……。  
 
お風呂場だから見たってわからない。  
実際に触ってみなければ、お湯か、そうでない……粘液かは判断つかないのだ。  
 
だから俺は触る。真帆のアソコを!  
 
胸に舌を這わし、お尻を撫で回しながら、俺は背中に回していた残った手を真帆の股の間に差し入れ、  
――その部分に触れた。  
 
……ヌ――  
 
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」  
 
――ドゴッ!!!!!  
 
「ぐあっ!?!?!?!?!?」  
 
突如脳天を凄まじい衝撃が貫いた!  
俺は訳もわからず壁に叩きつけられる!  
 
「なっ、ナニすんだっ、すばるん!!!!!」  
「え……ま、真帆?」  
 
憤怒の形相で俺を殴りつけたのは真帆だった。  
さっきまでは声も出せないほど感じまくっていたのに、今は怒りのあまり顔を紅潮させている。  
 
「すばるんのバカッ! チョーシにのってナンテトコさわるんだよっ!」  
 
瞳の端に光る涙が、俺を正気に呼び戻した。  
 
……あれ……俺は今、真帆になにをしようとしたんだ?  
冷静になるにつれて、今までいかにとんでもないことをしていたかを自覚する。  
 
俺は真帆がやめてって言ってたのに、それを無視して乳首を舐めて、あまつさえアソコに手を……。  
 
「――ごめんっ真帆! 俺はなんてことを――」  
「すばるんのバカッ、アホッ、この――ヘンタイ!!!」  
 
があああああああああああああああああああああああああああんんん!!!!!!!!!!!!  
 
真帆に殴られたこともさることながら、最後の『変態』という言葉が俺の心を打ちのめした。  
 
変態……変態……俺は小学生にも認定されてしまうほどの変態だったのか……。  
 
これが数時間前であったならば即刻控訴するべき判決なのだが……今の、たった今の  
行動を見るに……とてもじゃないが否定することなどできない。  
 
しかも女の子の嫌がることは絶対しないという誓いをあっさりと破ってしまった。  
 
ダメだ……俺はもうどうしようもないほどの変態になってしまったんだ。  
ショックのあまりその場にがくりと崩れ落ちる。  
 
「長谷川さん! ちょっと真帆、あんたやりすぎよっ。  
 そりゃ長谷川さんも暴走してたっぽいけど、だからって殴ることないでしょ!」  
「フンだっ。すばるんがイケナイんだからねっ。あたしがヤメテっていってもゼンゼンきいてくんないし。  
 ヘンなトコ触ろーとするからイケナイんだ! オトナゲナイんだ! ヘンタイなんだ!」  
「ぐおおおおおおおおーーーーーーーーーーー」  
 
意図的かはわからないが、確実に俺の魂を削っていく真帆。  
は、反論どころか謝罪すらできないほどのダメージだ。  
 
「おー、まほ、ぼーりょくは『めっ』だよ。おにーちゃんも、真帆のいやがることしちゃだめー」  
「うぅ、ごめんよ、真帆。ごめんよ、ひなたちゃん……」  
「なかないで、おにーちゃん。ひながいーこいーこしてあげるから」  
「うぅ、ひなたちゃん!」  
 
ざばんっと湯船から出てきたひなたちゃんが俺の頭を包み込むようにぎゅうっと抱きしめてくれる。  
ふにふにのおっぱいに顔を埋めて、俺は泣きたくなるような情けなさと癒しを感じた。  
 
「いーこいーこ。おにーちゃん、いたいのいたいのとんでけー」  
 
真帆に殴られたところを優しく撫でてくれるひなたちゃん。  
打ちひしがれた俺はひなたちゃんのぷにんぷにんの双球に挟まれて、かつてないほどの安らぎを感じていた。  
 
「おにーちゃん、ひなのおっぱいならなめていーよ。ひな、おこらないから」  
「本当?」  
「うん!」  
 
涙でぼやける視界にひなたちゃんの満面の笑みがあった。  
それなら御言葉に甘えて……と、俺は目の前にあったちっちゃな乳首に唇を寄せ……。  
 
――ゴツンッ!  
――スパンッ!  
――ペチンッ!  
 
……またたく間に叩かれましたとさ。  
 
「すーばーるーん! ハンセーのカラーがないぞっ!!!」  
「……今の流れはさすがに許容できませんよ、長谷川さん」  
「…………」  
「……はい。……すいません…………」  
 
背後からの三連発……。  
俺は床に這いつくばりながら皆に許しを請うたのだった。  
 
 
 
 

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