「すばるんっ、もっとハンセーしなきゃ許してやんないぞ!」  
「ごめん真帆。俺が悪かったです。本当に申し訳ない!」  
 
はい、いつものポーズです。  
目の前に真帆、左右に紗季と目を覚ました智花、湯舟にひなたちゃんと愛莉……と、  
全裸の女の子5人に見下ろされるなか、こちらも全裸で土下座。  
なかなかありえない状況だと思う。  
 
「真帆が嫌がっているのに乳首を吸ってしまって誠に申し訳ございません。  
 あと真帆のアソコを触ろうなんてホント調子にのってました」  
 
これ、ちょっとでも上向いたら洗い場に立った3人のアソコがまる見えだよなーとはおくびも出さずに、ひたすら謝り続ける。  
はい、反省です。  
 
「マッタクすばるんがそんなヘンタイだとは思わなかったよ!」  
 
いまだ怒りがおさまらない真帆は、尻尾ならぬ乳首を立ててフーッと唸っていた。  
さっきまでの陥没乳首と違ってペッタンコなのにビンビンの乳首がついているのは逆説的なエロさを感じる。  
……ああ、もう一度ポチッと押してカワイイ啼き声を聞いてみたい……。  
 
「長谷川さんも健全な男の子でいらっしゃいますから若い衝動を抑えられないこともあるでしょうし、  
 そもそもエッチなことをしてもらうのが私たちの目的ですから、むしろ喜ばしいことなんですが……  
 ……泣いて女の子にすがりつて胸を吸おうするのは情けな過ぎやしませんか?」  
 
ジト目で俺を見る紗季。  
……返す言葉もございません。  
……でも一つだけ――泣いてないから! ひなたちゃんの優しさがちょっと目にしみただけだから!  
 
「ぶー、おにーちゃんいじめちゃだめー。おにーちゃんはひなが守ってあげるんだもん」  
「だ、大丈夫だよ、ひなちゃん。みんな長谷川さんをいじめているわけじゃないから」  
 
ちっちゃな体でいっしょーけんめい俺をかばってくれようとするひなたちゃんは、  
現在、愛莉に抱きかかえられて湯船に拘束中。  
 
いいんだよ、ひなたちゃん。その気持ちだけで俺は塀の中でも生きていけるから。  
 
「…………」  
 
そういえば智花はいつの間に起きていたんだろう。  
……しかも何故かほっぺたをぷくーと膨らませて目を反らしているし……。  
やっぱり智花も、俺が無理やり智花の乳首を吸って気を失わせたことを怒っているのだろうか。  
――いや、そうに違いない。考えてみれば当たり前のことじゃないかっ!  
 
「智花にも本当に申し訳ない! 智花の気持ちも考えずに乳首を吸ってしまって……」  
「ふぇ? い、いえ、それは別にいいのですが……」  
「え? いいの?」  
「ふふ、トモは自分の乳首だったらいくらでも吸ってほしいんですよ。問題は……」  
「メラメラー!」  
「めらめら〜!」  
 
真帆はガオーッと勢いよく、ひなたちゃんは愛莉に押さえられながら両手を上げて、  
ふにゃふにゃと体をくねらせ変な踊りをする。  
 
……もしかして炎を意味しているのであろうか……。  
……でもなんで炎?  
……あと真帆、だからマッパでそれをやるとお股とか縦スジとか全てが白日の下に――  
 
「……って、すばるん! 誰が顔をあげていーってゆった!」  
「えっ!? ご、ごめんっ、いつの間に……」  
「さっきからじぃーーーと私たちの裸を観察してたじゃないですか」  
「…………」  
 
う、ウソ。……どうやらおくびどころかダダ漏れだったらしい。  
……あ、と、智花。体を隠しながらそんな辛そうな表情で目を背けないでくれ。  
やっぱりかなり怒っているんだな。  
 
「……で、でもほら。真帆ちゃんも長谷川さんに胸をす……も、揉んでほしいってお願いしたわけだし、  
 長谷川さんも反省しているんだから、もう許してあげてもいいんじゃないかな?」  
「はんっ、ダメだね! たしかにムネはさわっていーってゆったけど、  
 あんなトコロを触るんだもんっ、ゼッタイ許してあげないっ!」  
 
どうやら真帆は胸よりも俺がアソコを触ろうとしたことを怒っているらしい。  
……そうだよな、アソコ……オ○ンコを触るということは、俺が真帆に対してそういう行為  
――つまりセックスをしようとしていると受け取られて当然だ。  
自身の貞操の危機を感じ取ったのだろう。だからこんなにも怒っているのだ。  
 
……でも真帆が貞操観念の強い子だったのはちょっと安心。  
これならひょいひょい男についていくこともないだろう。  
 
「ごめん、真帆。そうだよな、許してくれるわけないよな……でもこれだけは分かってほしい。  
俺は真帆を傷つけたり、その……え、エッチなことをしようとしたわけじゃないんだ」  
 
さすがにセックスとは言い難く、言葉を濁してしまう。  
だが真摯な気持ちを込めて謝れば、きっと心は伝わるはずだ。  
 
「はあ? ナニ言ってんだよ、すばるん。エッチなことじゃないなんて当たり前じゃん」  
 
うん、良かった。ちゃんと分かってくれたようだ。  
やはりこういう時は常日頃の信頼関係がものをいうな。  
 
「いくらお風呂だからって、オシッコの穴をいじろうとするなんてナニ考えてるんだよっ。ばっちぃーだろ!」  
 
…………ん?  
 
……なんだ、今の違和感は?  
 
「真帆、君は俺が……お股を触ろうとしたから怒っていたんじゃないのか?」  
「そーだよっ、オシッコするところにタッチしようとしたからだよ!」  
 
……違う、何か違う。  
俺と真帆で問題の所在が明らかにズレている。  
 
「真帆、ひとつ聞いていいか? ……女の子の一番エッチな場所ってどこだか知ってる?」  
「はあ? そんなのおっぱいに決まってんじゃんっ」  
 
無い胸をぐぐっと反らせて真帆が威張って言う。  
あ、でも今はトンガリ○ーンが二つのってるけど。  
……あの乳首、グリグリしてやりたい。  
 
「――いや、そうじゃなくって……じゃあ、ココは?」  
 
邪念を振り払って俺がすっと真帆の毛一本も生えてないまっさらな縦スジを指さす。  
 
「オシッコがでるところ。ばっちぃーところ」  
 
何を当たり前のことを……と不審そうに俺を見て応える真帆。  
 
「…………」  
 
――ああ、そういうことか。  
 
この子、本当になんにも知らないんだ。  
 
股間はおしっこする汚い所だからいじっちゃ駄目。  
きっと小さい頃からご両親とか紗季あたりに口酸っぱく言われてきたんだろう。  
 
まさかその下に……女の子の一番エッチな部分が隠されているなどとは夢にも思ってないのだ。  
 
……ははは、そーかそーか。まだまだお子様だなー。  
 
「さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁきぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!!!!」  
「長谷川さん、落ち着いてください。おっしゃりたいことは何とはなしにわかりますから」  
「無理っ、絶対ムリ! こんな何も知らない子供にエッチなことをするなんて俺にはできない!」  
「だからそれを長谷川さんが教えてくださる必要があるんですっ。真帆は口で言ったって理解できないんですから!」  
「コラーーーーーッ、ふたりとも! あたしのことバカにしてないかっ!?」  
 
悪いが最早真帆の相手なんかしてられない。  
そりゃもしかして性教育も受けていないのかと疑ってはいたけど……。  
まさか股間を……性的な場所とすら認識していなかったとは……。  
 
自分が罪を犯していることは分かっている。  
でもせめて、お互いの合意はあるのだと思っていた。  
しかし一方に合意の前提となる知識すらなかったとしたら……。  
俺は何も知らない子供を騙して手を出した、まさしく変態以外の何者でもない。  
 
「ならせめて、お人形さんから始めよう! いきなり実践なんていくらなんでも早すぎる!」  
「おー、お人形さん? ひなね、おうちからうさぎさんのお人形さん持ってきたよ」  
 
……ひなたちゃんお気に入りのうさぎのお人形で性教育……。  
……すいません。それは無理です。どこまで俺の人間性を貶めれば気が済むんですか。  
 
「……長谷川さんは、何も知らない女の子にエッチなことをするのを躊躇われているんですね」  
「そう! そうの通りっ。だから……」  
「では、知っていれば問題ないんですよね?」  
「は?」  
 
紗季はくるりと幼なじみの方を振り返る。  
 
「真帆はもう長谷川さんに胸を揉ませてあげないの?」  
「あったりめーだっ! ちゃんとハンセーするまで、すばるんなんてもークチもきーてやんないもんっ!」  
「あら、かわいそう。じゃあ、私がこれから何をしようと、あんたは口出し無用よ」  
「ほえ?」  
「ふふ、おこちゃまな真帆はそこでしっかりと見ていなさい」  
 
そして俺に向き直ると、ちょっと頬を紅くしながら微笑んだ。  
 
「……では長谷川さん。次は私とお願いしますね。私でしたら、これから何をするのか十分理解していますし、  
 それを皆に見てもらえば人形なんか使うより正確に……エッチとは何か知ることができるでしょう」  
「ちょっ、ちょっと待って! ……紗季、君は本当に、これから何をするのかわかっているのか?」  
 
確かに紗季ならば、これから俺たちが行おうとしている行為を正確に理解しているかもしれない。  
しかし紗季とてまだ小学生の女の子なのだ。それの知識のほとんどはネットと彼女の言う怪しげな『本』によるものだし、  
何よりこの子は一応常識人なのだが、時々ぶっ飛んだことを平気でやるから油断できない。  
 
知っていると思ってイザやってみたら、実は勘違いしてただけで傷つけてしまった……なんてことになったら俺は悔やんでも悔やみきれない。  
 
しかしそんな俺に対して、紗季はうっすらと……妖艶ともいえる笑みを浮かべた。  
 
「……もう、何を今更。長谷川さんは疑り深いですね。……まあいいですけど、女の子の方から言わせるなんてホントはいけないんですよ」  
 
そして一糸まとわぬ姿の少女は、俺にその裸体を寄せ、耳元でそっと囁いた。  
 
「長谷川さん……私に……私たちに……赤ちゃんの作り方を教えていただけますか?」  
 
 
 
 

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