「うっしゃー! ならすばるんをいっぱい気持ちよくして、セーエキぜーんぶしぼりとってやるからな!」  
「おー、ひなもおしぼりするぞー」  
 
苦悩する俺をよそに、両足にそれぞれ跨った真帆とひなたちゃん(注:ゼンラ)が拳を振り上げ元気な声をあげる。  
すると、すねの辺りにプニプ二のアソコが惜しげもなく乗っかっちゃっていて、もう至極の感触です。  
 
「そういえば、ひな、本当に足の方でいいの? 長谷川さんに私と同じことしてもらいたかったんじゃないの?」  
 
俺の左手を抱きしめ、ぴっとりと体を寄せたままの紗季が、天使の片翼に不思議そうに問いかける。  
えー、だからそうすると膨らみかけのおっぱいがふにんと当たるんだってば!  
 
「おー。ひなはもうひとつのお約束を思い出したので、こっちでいいのです」  
「約束?」  
「まほといっしょに、おにーちゃんのきんたまをもみゅもみゅしてあげるの。かたたまずつ」  
「すとおおおおおおおおおぷっ!!!!!!!!!  
 ひなたちゃんっ! 女の子がキンタマ言うの禁止! 絶対ダメ!! お願いだから止めてください!!!」  
 
もし体が自由に動かせるのならば額を地べたに擦りつけるほどの懇願だ。  
 
「おー、きんたまをきんたまっていうのは、だめなの?」  
「ぐおおおおおおおおおっ、だめだめだめっ! 俺を助けると思って、お願いだから、ねっ!」  
 
冗談抜きにHPを削られていく。  
 
「えーーーっ、あたしがキンタマって言っても、すばるん何もいわねーじゃん」  
「言った! 止めてって言った!! でも真帆ゼンゼンやめてくれないんじゃないか!」  
「あれ? そーだっけ? でもあたし的にはすばるんは、キンタマって呼ばれるのもマンザラじゃい気がするんだけどなー」  
 
……まー確かに、真帆みたいな元気イッパイやんちゃっ娘にキンタマって言われるのは、  
なんかイメージに合っているので、それほどダメージは受けない。むしろ可愛かったりする。  
――が、ひなたちゃんは別だ。問題外だ。地上に舞い降りし天使にそんな下劣な言葉をのたまわせたら、俺に天罰がくだる!  
 
「……き、きんたま」  
「……き、きっ……はうっ」  
「そこぉっ! 君たちも言っちゃ駄目!」  
 
紗季とは反対側――俺の右腕をしかと抱いた智花が恥ずかしげに卑語を口にし、  
背後から抱き締めている愛莉が耳元で囁こうとするのを即座に注意する。  
二人とも恥ずかしいなら言わなきゃいいのになんでだ?  
 
「おー、おにーちゃん。ではなんと呼べばよいのでしょーか?」  
「……せ、せめて可愛く……タマタマとでも……」  
「たまたま? おー、わかった。ではひなはおにーちゃんのたまたまをもみゅもみゅしてあげます。  
 まほも、ひなといっしょにもみゅもみゅしよ」  
 
――もみゅ。  
 
「はうううううっ」  
 
そう言ってひなたちゃんは紅葉のような小さなお手々で、俺のタマタマを握った。  
 
「イヤ待ちたまえヒナくん。残念ながらあたしには、すばるんのチンコをしゃぶるってあげるという重大なニンムがあるのだ。  
 てーなわけで、キンタマはヒナにまかせた! あたしはこっちの棒を選ぶぜっ」  
「おー、りょーかいです。おにーちゃんのたまたまはひなにおまかせください。  
 もみゅもみゅ、もみゅもみゅ、もみゅもみゅ、もみゅもみゅ」  
「はうううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」  
 
ひなたちゃんは両手で睾丸を包み込み、それはもう、優しく、しっかり、執拗に、もみゅもみゅと揉み始めた。  
 
「うわっ、スゲー! ヒナがキンタマ揉み始めたら、すばるんのチンコ、またでっかくなってきた!」  
「だ、だから、きんたまは、やめてって……」  
「よーしっ、あたしもがんばるぞー! ――パクッ!」  
「くはああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」  
「――ジュルッ、ジュブッ、ジュブッ!」  
 
間髪入れずに真帆がペニスを咥えこみ、小さな口の中にペニスがズブズブと消えていく。  
この子ホントに初めてかっと思うほど、顔を上下に動かしてアグレッシブにチンコをしゃぶってくれる。  
時折尖った八重歯がかすってちょっと痛いのだが、それい以上に真帆の口の粘膜に包まれてコスられるのは気持ちいいっ。  
 
思わず体を仰け反らせると、そこには俺の背中に抱きつき、暴れんばかりの凶悪な二つの膨らみを押しつけている愛莉の顔があった。  
 
「は、長谷川さん……あの、わ、わたし……」  
 
太い眉毛をハの字にして言い淀む少女の声に、俺はやさしく応えた。  
 
「……うん。いいよ、愛莉。キスしよ。したいんだ、愛莉と」  
「は、はい。ありがとうございます……んっ」  
 
首を後ろに向け、愛莉の震える唇に自分の唇を重ねる。  
体勢的にはかなり辛いんだけど、今まで遅れていた分、愛莉にはたっぷりキスしてあげなくっちゃ。  
 
「……んんっ、……んん、……ちゅっ……んぅ……」  
 
愛莉はぎゅっと俺を抱きしめ、小さく俺の唇を吸う。  
すると背中に当たる胸の感触もより一層強調されて……ああ、なんだかクラクラしてきた。  
下半身の方では真帆とひなたちゃんの熱烈なご奉仕をされ……もうヤバ……。  
 
「……ちゅっ」  
「……れろっ」  
「んなあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」  
 
その瞬間、両胸に稲妻が走った!  
 
「なっ、なっ、な、智花っ紗季っ! 何を!?」  
「ちゅっ、れろっ。なにって、長谷川さんの乳首にキスしただけですよ。  
 私たちの乳首を舐めた、お返しです」  
「お、お返し……です」  
「いやっ、お返しったって、女の子が男の乳首なんて舐めちゃ……」  
「ちゅううううううう!!!!!!!!」  
「ちゅううううううううーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」  
「はんにゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」  
 
吸ってもダメだってば!  
いや、待ってホント。  
何? この5点責め?  
 
ひなたちゃんにキンタマ揉まれながら、真帆にチンコしゃぶられて、その上、智花と紗季に両  
 
……こ、こんなことされたらあっという間に干からびてしまうぞ!  
 
「まてっ、紗季、智花! 君たちは俺にエッチなことをしたいんじゃなくって、してもらいたいって言ってなかったか!?」  
「そうですけど、長谷川さんが愛莉とキスしてたら、私たちの相手をしてもらえないではないですか。ですので先にご奉仕をして差し上げようと思いまして」  
「そんなことしなくていいから!」  
「ふふふ、ダメです。これはオシオキもかねているんですからね」  
 
紗季はいたずらっぽく目を細めて笑った。  
 
「お、オシオキって、俺は悪いことなんか……」  
「たくさんしましたよね。主に私に」  
「……はい」  
 
否定のしようがございません。  
 
「……で、でもさっき俺になら何をされてもいいって言わなかったっけ?」  
「それは覚悟を決めた後でのことです。長谷川さんが私を犯そうとしたのは事実ですし、それにあの時の長谷川さんには愛がありませんでした」  
「いやっ愛はあった! 愛があったからこそああいう行動をとったわけで……」  
「ふふ、もちろん、わかっていますとも。ですからぁ、私たちも愛情たーっぷりのあま〜いオシオキをしてあげますね☆」  
 
ペロリと舌を出した紗季が可愛くウインクした。  
 
――はっ! もしやこれがツンデレの『デレた』というやつなのだろうか  
 
いやまて、オシオキというからには『ツン』の状態なのか?  
いかんせん、ツンデレなんぞにお目にかかったのは初めてなので、まったくもって判断がつかない。  
 
「んふっ。ですので長谷川さんには私たちがされたのと同じことをしちゃいます。ね、トモ」  
「ちゅっ、ちゅうっ、ふぇ?」  
「はうっ! ま、まって! 罪は認める。でもだからってみんないっぺんに攻められたらソッコーでイっちゃうよ!」  
「一石二鳥じゃないですか。これ以上オイタができないようにさっさと搾り取っちゃいましょう」  
「――んなっ、ひゃあああああああ!!!!!!」  
「じゅぷっ、じゅぷっ」  
「おー、もみゅもみゅ」  
「ちゅーちゅー」  
「ちゅーーー!」  
 
抗議しようとした途端、真帆にペニスをしゃぶられ、ひなたちゃんにキンタマを揉まれ、智花と紗季に乳首を吸われてしまった。何もしないでくれたのは、困惑した表情の愛莉だけだ。  
 
「さ、紗季ちゃん。長谷川さん、本当にお辛そうだからやめた方が……」  
「ええ、つらいわよ。体がバラバラになるくらい――とっても気持ちがいいの。アソコを愛撫されながら乳首を吸われると……ですよね、長谷川さん?」  
 
ちゅーーー!  
 
「はああああああああんっ!」  
 
眼鏡を外したすっぴんの紗季があやしく微笑んで俺の左乳首を吸う。  
 
「ちゅうっちゅうっ。ちゅうっちゅうっ!」  
 
右の乳首は智花が何かに取り付かれたように吸いっぱなしだ。  
智花……あの、そんなに吸われると痛いんですけど?  
 
「だめっ、みんなやめるんだ! これ、ほんとにマズいって!」  
「ふふ、そう思うんでしたら長谷川さんも手を動かせばいいじゃないですか」  
「は?」  
「さっき私をさんざん辱めたように、この手で長谷川さんの好きな場所に触ればいいんです。そうしたら私たちの攻撃なんてすぐに止まっちゃいますよ」  
「す、好きな場所って!?」  
 
どこを触れっていうんだ?  
 
上気した紗季の顔を見て、細い首筋と濡れた胸元――膨らみを見せつつある成長途中の幼い乳房へと――。  
 
「3、2、1、0……はい3秒ルール、攻守交代です。――じゅるっ」  
「――ちゅーっ」  
「のおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」  
 
――視線を向ける前に、再び乳首を吸われてしまった。  
 
「んふっ、長谷川さんがいけないんですよ。私にあんなイヤラシイことをたくさんしたんですから。  
 ほら、こうして首筋を舐められながら乳首を弄られるのがとっても感じるでしょう? 全部長谷川さんが私にしたことですよ」  
「ひゃああうっ! ごめんなさいっ! だめっ、あっ、んあ!」  
 
紗季は乳首から舌をれろーーーと這わせて、首筋までゆっくりと舐め上げる。  
 
「だーめーでーすっ。私がやめてって言ってもやめてくれなかったんですから。私がどんな気持ちだったかご自分の体でしっかり体験してくださいね」  
 
喉元に吸いつくようにたくさんのキスをしながら、細い指先で俺の乳首をクリクリと摘まんだ。  
 
なんとも言えないむず痒さが体の表面を駆け巡り、加えて熱にあてられた紗季の体から濃縮された甘いミルクの香りが漂ってきて、俺の劣情を否応なく高ぶらせていった。  
 
「ほらっ、愛莉もぼーっとしてないで、長谷川さんとべろちゅーするんでしょ?  
 べろちゅーっていうのは、こうして……ちゅるっ……唇を深く重ねて……じゅるっ……ふぃたとふぃたをかりゃめて……じゅるるるるーーーーっ!」  
「ふうううううーーーーーーんっ!!!!」  
 
ベロリとと首から顎のラインを嘗められ、そのまま唇に重ねられ、  
舌と一緒に口中の唾液を全部吸われる。  
 
「――って感じで長谷川さんの唾液をすすってさしあげるのよ」  
「はわ……はわわわわ……」  
 
濃厚な舌と舌とのまぐわいを見せられた愛莉は、ただただ目を点にして、戸惑いの声を上げるしかない。  
 
くっ、紗季め、すっかり氷の女王様モードに入ってるな。  
しかし俺がさっきイジメた反動と考えると叱ることなんてできないし、かといってこのまま攻め続けられたら小一時間もたたないだろう。  
 
ここは紗季の言う通り、俺もやり返して動きを止めるしかない。  
 
「じゅるんっじゅるんっじゅるんっ」  
「もーみゅもみゅ。もーみゅもみゅ。おにーちゃんのたまたまをこねこねしましょーねー♪」  
 
って、そんな余裕あるかあああああああ!!!!!  
 
「ぷはっ! すばるんっ、チンコが口の中でビクビクしてんぞっ。気持ちいーのか?」  
「だめなの! タマタマをコネコネされながらチンコをしゃぶられたら体が浮き上がっちゃうんだって!」  
「おー、だいじょうぶ。ひなたちが重しになってるから平気だよ。ほら、ぐりぐり、ぐりぐり」  
「のおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!」  
 
天使の柔らかさを誇るひなたちゃんのおまたが、俺の脛に押し付けられる。  
ぷにぷにって……駄目だ! 感じるなっ。意識を別のところに集中させて……。  
 
「へへんっだ。あたしだってすばるんの足をロックしちゃうもんね! てりゃ!」  
「ちょっ、真帆!?」  
「んでもって、あーーーん! ――パクッ」  
「じょわああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」  
 
声高らかに宣言すると、真帆は俺の右足に体全体でしがみ付いて、なおかつその姿勢のままペニスを咥えてしまった。  
曲げた足をプリプリと美味しそうなお尻の上でプラプラ揺らして、ご機嫌でしゃぶってくれる。  
いくらペッタンコな真帆の体だって、太ももから爪先まで真帆のツルツルプニプニな肌が押し付けられてもう堪んない!  
ああっ、もものあたりにコリコリとなんか固いモノがあたって……。  
 
「ちゅーっ」  
「ちゅー!」  
「きゅううううんっ!!!!」  
 
そこで左右同時に乳首を吸われる。  
――もう一体全体なにがなんだか全くもってわかりゃしない!!!  
 
「ほら、愛莉も。早くべろちゅーしないとまた私がしちゃうわよ」  
「う、うん……。長谷川さん……あの、べ、べろちゅーをしても、いいでしょうか?」  
「うぅ……」  
 
はっきり言って辛い。  
そして申し訳ない。  
愛莉の初めて(のべろちゅー)をもらうのであれば、ちゃんと一対一で向き合ってじっくりしてあげたいというのが俺の希望だ。  
こんなぐちゃぐちゃの状態でするなんて愛莉に失礼極まりない。  
 
「愛莉、ごめんっ。こんなことになってしまって。もっとちゃんとした状態でしたかったろうに……」  
「え? いえ、わたしの方こそ自分からなんにできなくて、みんなや長谷川さんにご迷惑をおかけしてばかりで……」  
「そんなことない! 愛莉はいつも一生懸命で頑張っているよ! 俺が保証する!」  
「長谷川さん……」  
 
俺と愛莉の視線が熱く絡み合う。  
いつもならそれで終わるが、何しろ今回は肩越し数センチでの出来事だ。  
 
「……んっ」  
「……はぅ」  
 
どちらともなく唇が近づき、触れ合う。気づいた時には深く重ね合わせていたのだった。  
 
 
 

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