「……れろっ、れろっ、れろっ……」
「あむッ……ちゅるっ……智花……ちょっと待って……んんっ!」
智花の舌が口の中に入ってきて、俺の舌を巧みな動きで翻弄し、からめとる。
今日の午後のひと時で何十回としてきたせいか、バスケで俺を抜くときような滑らかな動きだ。
「ちゅっ……ちゅっ……はむ……ちゅっ……耳たぶって、気持ちいいのかなぁ?」
「自分で試してみればわかるわよ。後で長谷川さんに舐めてもらえばいいわ。――すっごいから」
「はうぅぅ、そ、そんなに?」
「そうよ。耳たぶを舐められながら、こうして乳首をクリッと!」
「んんんんっ!!!」
「ほら、とっても気持ちよさそう」
「お、男の人でも、おっぱいが弱いんだ……」
後ろから愛莉にうなじと耳たぶを優しく舐められ、前から紗季に首筋と乳首を激しく愛撫される。
ひとつひとつの刺激はそれほど大きくないが、全部が合わさると相乗効果でとんでもないことになる。
そして何よりも――
「ぺろぺろ、もみゅもみゅ。おにーちゃん、痛いのとんでった? 気持ちいーですか?」
「むぐぐぐぐ!」
「効いてないぞっ、ヒナ! すばるん、ゼンゼン気持ちよさそーじゃない!」
「おー、ひな、がんばります。ぺろぺろ、ぺろぺろ。もみゅもみゅ、もみゅもみゅ」
違う! 唇を智花に塞がれて声が出せないだけだ!
しかし勘違いしたひなたちゃんは、より一層熱烈に、俺のペニスをなめなめしてくれるのだった。
ひなたちゃんのちっちゃなピンク色の舌が噛まれた陰茎をゾロリゾロリと舐め上げる。
「よーし、あたしもガンバルぞっ! ペロペロ、モミュモミュ」
「んんんんん!!!」
負けじと真帆が反対側から舌を這わし、陰のうを揉む。
二人のかわいい顔がペニスをサンドイッチするかのように近づき、
小さい舌を突き出して舐めている姿は卑猥であることこの上なかった。
「すばるんはココが気持ちいーんだもんな! ペロペロ!」
「おー、まほずるい。ならばひなはかめさんの首のところをぺろぺろします」
「ぐうううううううう!!!!」
真帆は裏スジをプリプリした舌でほじくるように舐めたからと思えば、
ちょうど反対側からひなたちゃんがカリをめくるように舐めてプレスする。
しかもこの間、二人の手が異なるタッチでキンタマをもみゅもみゅと蹂躙しまくってくれるのだから堪らない。
――ヤバい。
そりゃこのコたちを傷つけるくらいなら、この身はどうなってもいいと覚悟はしたが……。
これ、一方的に搾取されているだけじゃんか!
そもそも俺の方が何もしてないんだから、愛し合うということになっていない。
そうだ、紗季だって言っていたじゃないか。俺の方から手を出せば彼女たちの攻撃は止まるだろう。
手を――
――むんず!
「ふぇっ!?」
「きゃんっ!」
「……あ」
本能的に伸ばした手は、智花と紗季の胸をそれぞれ掴んでいた。
「す、す、す、昴さんっ」
「と、智花、ごめ――」
ごめん――と謝ろうとして言葉を飲み込む。
いや、謝る必要はない。俺は彼女たちを愛しているから触っているんだ。
俺は言葉を返す代わりに、智花の胸を揉み始めた。
――もみもみ。もみもみ。
「――あっ、ああ! 昴さん、昴さん!」
「トモ、落ち着きなさい。胸くらい今までだって揉まれて――」
――ふにふに、ふにふに。
「んんっ!」
もちろん紗季のおっぱいだって揉んでやる。
右手で智花、左手で紗季、二つの異なる感触を掌に感じながら、俺はようやく一息つくことができた。
「こら、紗季も智花も、ちょっとやりすぎだぞ。そんないっぺんにされたら俺の体がもたないって」
「も、申し訳ございません……あっ!」
「ですから、このように長谷川さんもやり返して頂ければ……ひゃっ!」
形勢逆転。
未成熟な乳房を揉まれ、智花と紗季の攻め手が完全に止まった。
背中では愛莉も「はうぅ。ご、ごめんなさい」と謝ってくれているので、上半身はどうにかなるだろう。
……問題は、今も下半身でもペロペロもみゅもみゅしているやんちゃなツインエンジェルだが……
……こちらは神の御心に任せるとしよう。
全員に対処する余裕はないし、下手にたしなめると予測不能な行動をしてくれちゃう気がしないでもないからな。
とにかくまずは目の前の二人に集中だ。