「ま、真帆ちゃぁん。やっぱりやめようよぉ。長谷川さんも気がつかれたんだし、こんな格好わたし恥ずかしいよぉ」
「あにチキンなこと言ってんだアイリーン! アイリーンはもっとキッチリすばるんに愛してもらわないとダメなの!
その格好だったらおっぱいは見られないから恥ずかしくないし、たくさんキスできるし、カンペキじゃんか!」
「は、恥ずかしいよおう、だって……」
言葉通り、愛莉はさっきからまっかっかだ。
そりゃ男と真正面から裸で抱き合っているんだから恥ずかしくないわけがない。
俺の胸板に愛莉のおっきくて柔らかな肉感満載のおっぱいがむぎゅっと押し潰されて、凄まじいことになっている。
しかもそれだけじゃない。
胸からおなか、太ももから足の甲にいたるまで、背丈がほとんど同じの俺と愛莉はぴったりと隙間なく、体と体を重ね合わせているのだ。
小学生にあるまじきボリュームを誇るおっぱいはもちろんのこと、
週三の筋トレで鍛え上げられたしなやかな腹部やぷっくりと柔らかい下腹部の感触……えっと愛莉は今、履いてないんだよな?
……ってことは、この感触は愛莉のお……お…………。
「ひゃううううんっ!? い、いま、足に何かあたったよぉ」
「ご、ごめん、愛莉! わざとじゃないんだ!」
俺の暴走した息子は、愛莉のハリのある太ももに触れてしまったのだった。
……いや、太ももっていうか、位置的に考えると……愛莉の股の直下だよね?
ちょっと上に突き上げたら……たぶん当たるぞ。
「大変だ、ヒナ! すばるんのチンコが暴れてる! シキューゲイゲキにむかわねばっ!」
「おー、りょーかいです。おにーちゃんのおちんちんは、ひなたちにおまかせあれ」
オ○ンコ丸出しのはしたない二人は、立ち上がって俺の下半身へと移動して視界から姿を消した。
はあ……またしゃぶられるのか……。
もはや諦念をもって次に来るであろう刺激に備えていたのだが……。
「バクダン投下!」
……たら〜〜〜〜〜。
「――わっ!? な、なに!?」
突如ペニスに飛来した思いがけない感触にビックリする。
何か液体……それにしてはネットリと絡みつく……まさかこれは……。
「真帆、もしかしてボディーソープを垂らしたのか?」
「おおっ、すばるんだいせいかーいっ! そんだよ。ヒナがセーエキ舐めれないってゆーから、こうやって洗ってキレーにしてあげるんだ」
「おー、ごめんね。おにーちゃん。おわびにたまたまをもみゅもみゅしてあげるからね」
ジュプジュプ!
もみゅもみゅ!
――くぅっ! 結局この展開か。
ここからでは見えないが、おそらくボディーソープまみれになったペニスを真帆がシゴき、
キンタマをひなたちゃんが揉みほぐしているのだろう。すっかりクセになってしまったな。
特にひなたちゃんのキンタマもみゅもみゅは俺の理性を80%ダウンさせるから危険だ。
「――愛莉!」
「ひゃうぅぅぅ!? は、長谷川さん!?」
俺は自分の上に乗っかっている少女を強く抱きしめた。
ぎゅむっと柔らかすぎる肉体が密着し、俺の理性をさらに機能不全に陥らせていく。
「――ちゅっ、れろっ、じゅるっ!」
「んっ、んんんんーーーーっ!!!」
すぐさま目の前にある愛莉の唇を塞ぎ、ねっとりと味わうように深いキスを交わす。
怯えて逃げようとする舌を絡め取り、何べんも舐め回して、溢れ出てきた唾液を啜る。
愛莉は上にいるので唇を重ねているだけで、口の中に少女の熱い唾液が流れ込んでくるのだ。
俺はそれを音を立てて飲み込んだ。
「んんんーーーっ! んんんーーーーっ!!!」
たっぷりべろちゅーをしながら、右手をお尻にもっていく。
「んんんんんんんん!?!?!?!?!?!?」
ビクンッ!と愛莉の体が震え、慌てて手を払いのけようとするが、俺は巧みにかわして愛莉の大きなお尻をモミモミと揉みしだく。
――素晴らしい。
おっぱいも凄いが、愛莉のお尻のボリュームもまた格別だ。
文字通り、俺の手には余るシロモノだ。きっと赤ちゃんをたくさん産んでくれることだろう。
頭が沸騰した俺は、右手でお尻を揉みつつ左手で愛莉の胸へと手を伸ばした。
「ひゃああああっ! 駄目です、長谷川さん、胸はっ」
「どうして? こんなに柔らかいのに」
ぎゅっと押し付けられた愛莉のおっぱいを横から手を添えてむにむにと揉む。
こ、これが――愛莉のおっぱいかっ!?
すごいっ、指が沈む! なんという柔らかさ!! なんという揉み心地なのだろう!!!
これがおっぱいだというのなら、今まで揉んできた智花や紗季の胸はいったいなんだったんだろうか?
いやいや待て待て。胸の大きさに貴賤はない。智花の小さなおっぱいも、紗季の膨らみかけの胸も、それはそれで素晴らしい個性なのだ。
しかしこの愛莉の胸の大きさと弾力を知ってしまうと、そのすべてが吹き飛んでしまいそうになる。
ああ、生で見て、もっとじっくり揉みしだきたいっ。
俺は手を自分の胸と愛莉のおっぱいの間に差し込み、まだ誰も触れたことのないであろう、愛莉の乳首を摘まんだ――
「!!!!!??????? ――いやあああああああああ!!!!!!!!!!」
「――え?」
伸ばした手をすごい勢いで振り払われ、俺は呆然としてしまう。
愛莉は上体を起こし、胸を両手で隠したまま目に涙を浮かべていた。
「うぅぅぅぅぅぅ…………」
「――ご、ごめんっ、愛莉! でも……」
――ぎゅうっ!!!
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
瞬間――陰茎を思い切り握られる!
「――すばるんっ! アイリーンを泣かせたらショーチしないぞ!」
「だからって握るのはやめてくれ! 頼むから!! ……愛莉、その、強引にしてしまって申し訳ない!
……でも……エッチなこと、していいんだよね?」
「うぅ……でも……でも……」
綺麗な瞳からぽろぽろと涙がこぼれていく。
その瞬間、俺は鈍器で殴られたような激しいショックを受けた。
いったい俺は何をやっているんだ! このコたちの嫌がることは決してしないと誓ったではないか!
「ああっ、ごめんよ、愛莉。俺が完全に悪いっ。愛莉の気持ちをちっとも考えずに無理矢理お尻や胸を触ってしまって」
「ぐすっ……いえ……わたしの方こそ……すいません、手を振り払ってしまって。……でも、あの……いきなりはやっぱり怖くて……」
「そうだよね、ごめんね……俺がもっと優しくしてあげなきゃならないのに……」
俺も体を起こして、愛莉の涙に濡れた目元をそっとぬぐう。
なんたる失態だ。
確かに愛莉の体は大人顔負けだが、その中に住まうのは幼くて繊細な少女のハートなのだ。
慎重に慎重を重ねて取り扱わなければ、あっという間に砕けてしまう。
俺は愛莉の顔を両手で包み込み、揺れる瞳をじっと見つめて語りかける。
「ごめんね、愛莉。もう愛莉の意志を無視して、嫌がるようなことはしないから。
……おっぱいを揉まれたり、お尻を触られたりするのは嫌なんだね?」
「はうっ、その嫌っていうか……恥ずかしくって……まだ心の準備が……」
「うん、わかった。じゃあ、愛莉の準備ができるまで、俺は触ったりしないから。
愛莉の嫌がることはもう絶対にしない。約束する」
「はいっ、ありがとうございます。……申し訳ございません、わたし、本当にダメで……」
「愛莉が謝ることなんてちっともないよ。初めてなんかだら怖くて当たり前なんだから。……えっと、キスはしてもいいかな?」
「は、はい。もちろんです……うぅんっ!」
ちゅっと愛莉の唇を奪って、ゆっくりと慎重に舌を這わせる。ほっぺたに手を添え優しく撫でてあげると、
少し安心したのか体のこわばりがとけていくのがわかった。
「まったく、アイリーンにも困ったもんだ。これじゃせっかくオゼンダテした意味ないじゃん!
――そだっ! すばるんに触られるのがイヤなら、アイリーンから触ればいいんだ!」
「おいおい真帆。それはもっと無理だろ? あまり無茶なこと言ったら愛莉がかわいそうだよ」
「いいからいいからっ、あたしのでっかい胸にドーンとまかせなさいっテバサキ!
すばるんはー、も一回そこに寝転んで」
ニコニコと笑顔で指図をする真帆。
まったくどっちが困ったちゃんなんだか。だいたいでかい胸とはどれのことだ?
俺はじっと真帆の洗濯板を見てやる。……むむむ、片方の乳首はすっかり隠れてしまって一本線に戻っているが、
もう片方は乳首がちょっと顔を出していて人の目みたいになっている。
逆にそれがエロい。
「ほらほらすばるんっ、はやくはやくーーーっ」
「ああ、わかったよ、これでいいの?」
ぽちっと押したくなったが、先ほどの反省もあるので俺は素直に洗い場に仰向けになることにした。
……と、脇に真帆がやってきて手にした容器を逆さまに引っくり返す……。
「……て、それ、ボディーソープじゃないか!」
「そーだよん。いいからいいから、すばるんは起きちゃダメだよ」
真帆はキャップごと外したボディーソープの容器を傾け、勢いよく中身を俺の体の上にぶちまけた。
「おー、おにーちゃんのおからだ、ぬるぬる」
「よっしヒナ! ボディーソープをすばるんの体にぬりたくるんだ!」
「かしこまり。ぬりぬり、ぬりぬり。おにーちゃん、きもちーですか?」
くわっ――!
ボディーソープを全部かけた後、真帆とひなたちゃんは俺の胸やおなかに両手を使ってのばし始めた。
ペニスや睾丸を揉まれることに比べれば訳ないけど、どうにもむず痒くて、おまけに真帆はともかく
ひなたちゃんのおっぱいが腕の合間からぷるんぷるん揺れているのが見えて……眼福――いや目の毒だ。
「ペタペタ――おしっ、これっくらいでいっか! んじゃアイリーン、さっきみたくすばるんの上にのっかって!」
「ええっ!? また?」
「愛莉、嫌なら無理することなんてないんだ。真帆も、愛莉に嫌がることをさせちゃ駄目だよ」
ここはしっかりと注意しておかなければならない。
みんな俺のことを好きだと言ってはくれるが、だからといって全員が同じ行為を望んでいるわけではないのだから。
その場の雰囲気に任せて愛莉を傷つけるようなことをしてはならない。
「……いえ、大丈夫です。……だ、抱きしめてもらうのは……その、好きですし……」
「あ……そうなの?」
なかなか線引きが難しいな。おっぱいやお尻にタッチは×で、キスやぎゅっとするのは○と……。
愛莉はおずおずとだが言われたままに俺の上にその豊満な肉体を重ね合わせる。
……ちなみにさっきから愛莉は両手で胸を隠していたので『下の方』はまったくノーガードであったのだが……
言わない方がいいだろう。さすがに俺も見るのははばかられたし。
……くちゅっ。
「はうっ、ぬるぬるして……ちょっと冷たいです」
「平気、愛莉?」
「はい、大丈夫です。……だんだん、長谷川さんの温かさが伝わってきましたから……」
それはこちらのセリフなんだけどね。
愛莉の体からじんわりと熱が伝わり、俺の体と心を温かくさせてくれる。
無論ぷるんぷるんのおっぱいの感触が再び俺を狂わそうとするが、瞳の端に残る涙の跡が俺を思いとどまらせた。
「……それで真帆ちゃん、のっかったけど、これから……どうするの?」
「え、なにいってるの、そこまでやったら、あとはアイリーンの体ですばるんの体を洗ってあげるに決まってるじゃないか!」
「ええっ!?」
……いや、それは俺も予想ついてたんだけど……やっぱり愛莉は気づいていなかったのか……純な子だ。
「わ、わたしの体で洗うって、ど、どうやって!?」
「もちろん、アイリーンのデカパイですばるんのムネとかおなかとかコスってコスってコスリまくるのさっ!
きっとすばるん、またセーエキをビュルルッて出しちゃうよ!」
はい、それも間違いないでしょう。
「あうぅぅぅ、はうぅぅぅ……」
「愛莉、だから無理することないよ。愛莉は愛莉のしたいようにするだけでいいだから」
俺は動揺しまくる愛莉の頭にぽんっと手を置いて、なでなでと撫でてあげた。
んな無茶をさせるわけにはいかないので、ここは俺が真帆を説得してやめさせてあげよう。
「真帆、あのね……」
「……わ、わかりました」
「……はい?」
目の前で何か決意したような愛莉の真剣な顔があった。
「い、いつまでも長谷川さんの優しさに甘えている訳にはいかないから……
わたしも、もっと強くなりたいから……その、ご、ご奉仕させていただきます」
……え、ちょっと待った。俺が触るのはNGなのに、自分が擦りつけるのはOKでいいの?
「待って待って愛莉っ! だから無理は――」
「えいっ!」
「ぬあああああああああああっ!!!!!!!!!」
俺の制止を聞かぬまま、愛莉はその豊満な肉体を、上下に動かし始めたのだった。