……さて……お次のケーキなのだが……。  
 
「……紗季。これは君が作ったのかい?」  
「……そうです。申し訳ないございません。……下手くそで」  
「いやっ、その………………たいへん前衛的なケーキだね」  
 
紗季がデコレーションしたというケーキは、正直言って、何がなんだかよくわからないシロモノだった。  
しいて言葉にするならば……ケーキの上に針金の山が乗っかっている……とでも表現しようか。  
 
この針金は……チョコか? それとも飴細工か?  
そもそも何のケーキかが判別できない。  
土台は茶色いからチョコレートなのか? でも白い生クリームも使ってあるし、  
イチゴやマロンの切ったものや、ラズベリーなんかも見える。  
でも何を意図して飾り付けられているかということが全く伝わってこず、  
統一性がなくゴチャゴチャしている感じだ。  
 
「………………」  
 
……お好み焼きみたいって言ったら、ぜってー激怒されるな。  
 
「サキは図工は壊滅的にダメだからなー!」  
「図工『だけ』は! それ以外の教科はみんな良いんだからね!」  
「へっへーんだっ。でもケーキの飾り付けもできないんじゃ、女としちゃー落第だぜ!」  
「くっ!」  
 
いや、その語尾も女の子としてはどうかと思うぞ、真帆。  
 
「み、見た目は悪いですけど、味の方は大丈夫ですよ!」  
「だってウチのぱてぃしえが作ったんだもーん」  
「真帆―――っ!」  
「まあまあ、とにかく食べてみないと始まらないよ」  
「そうですよね! はい、長谷川さん。あーんしてください!」  
「あーん」  
 
紗季が手ずから切り分けてくれたその物体を、俺は恐る恐る口に含む。  
 
もぐもぐも……。  
 
「……………………」  
「ど、どうですか、長谷川さん。美味しいですか?」  
「………………紗季」  
「はい!」  
「…………ロウソクが入ってる……」  
「ええっ!?」  
 
どうやら飾り付けに使ったつもりが、いつの間にかケーキの内部まで入り込んでいたらしい。  
良かった。恐る恐る食べてて。  
普通に噛んでたらそのまま飲み込んでたぞ。  
 
「……本当に申し訳ありません……」  
 
しゅん……となって落ち込む紗季。  
いつもの勝気な態度からはかけ離れたその雰囲気に、さすがに可哀想になってくる。  
 
ちなみにここぞとばかりにからかおうとしたまほまほサンタは、トナカイ愛莉によって口を塞がれている。  
うん。あの羽交い絞めはまず解けない。  
 
「ははっ、平気平気。ほら、こうやって、ロウソクをよけながら食べれば……」  
「……グチャグチャですね……」  
「……そうだね……」  
 
……まさしくお好み焼き……いや、最早もんじゃ焼きか。  
 
「……どうせグチャグチャになるんでしたら……」  
 
紗季はフォークでケーキを切り取って、自分の口に運ぶと、  
もぐ……もぐ……と何かを探すようにゆっくりと咀嚼する。  
 
そして顔をしかめると口の中からロウソクを一本取り出して、  
んあーと口を開いて舌の上に乗せたケーキの欠片を見せてみせる。  
 
「……ふぁい。ふぁせぐぁわふぁん。ろぉーぞ」  
 
……やっぱりそうくるか。  
 
「ホントはこういうお行儀の悪い食べ方はいけないんだぞ」  
 
とは言いつつ、俺は紗季の舌の上に乗ったケーキを自分の舌で絡め取り、  
そのまま紗季の舌と一緒にぐちゃんぐちゃんに混ぜ合わせてずずいっと啜った。  
 
「……美味しいけど、もうケーキじゃないね」  
「……そうですね」  
 
「へへんっ。なんだよ、結局ダメダメじゃん。サキのケーキ」  
「うるさい。あんたのみたいに食べられないよりマシでしょ!」  
 
愛莉の腕から解放されたまほまほサンタは、早速シスター紗季にからんでいった。  
 
「そんなことねーよ! ちゃんと味見したし、すっげーんまいっんだから!」  
「あんたのバカになった味覚なんて当てになるか!」  
「あにおーーーーっ! ねねっ、すばるん! あたしのケーキたべてよっ。ほんとーに美味しいんだからさ!」  
 
真帆がずずいっとひとつのケーキを俺の前に突き出してくる。  
まほまほサンタのケーキは、赤い木苺のゼリーがかかったムースケーキだった。  
見た目と彩りはとても良いのだが、『赤』という色に不吉な予感が再来する。  
 
「…………うーーーん…………よしっ、わかった。そこまで言うんなら真帆のケーキを頂くとしよう」  
「さっっっっすが、すばるん!!! えへへっ、好き好き大好き!!!」  
 
不安は拭えない……というかほぼ地雷に間違いないのだが、  
ここは危険物はまとめて処理した方がいいと判断した。  
 
「じゃーさっそく食べさせてあげるね。よいしょっと!」  
 
当然のように真帆は俺の膝の上に横向きに座って、手にしたお皿から直接ケーキを切り、俺の口に運んでくれる。  
 
「はいっ、あーーーーーん!」  
「あーーーーーん!」  
 
見ているこっちまでもが嬉しくなるような満面の笑顔で真帆があーーーんと言う。  
それにつられて俺もあーーーーんと大きく口を開けてしまい、  
そこにごっそりと大きく切られたケーキが放りこまれる。  
 
まあ、この笑顔が見られるのならば、激辛ケーキのひとつやふた……………………。  
 
「――ぐぎょばじょっっっっっ!!!!???」  
「わっ!? どーしたの、すばるん!?」  
「ほら、言わんこっちゃない……」  
「ふぇっ!? す、昴さん、このナプキンをお使いください!」  
「はわわっ、お、お水っ、お水です!」  
「おー、おにーちゃん。だいじょーぶ?」  
 
愛莉が渡してくれた水をゴクゴクと飲み干し、膝の上に座る真帆に思わず怒鳴ってしまう。  
 
「真帆っ! おまえいったい、何いれた!!!」  
「……ラー油」  
「ケーキは餃子じゃねえええええ!!!!!」  
 
辛さだけではない。なんというミスマッチ感!  
下手に見た目が美味しそうなだけに、危ないとわかっていても、完全に脳が騙されてしまった。  
 
うう、辛いのもあるけど、それ以上に気持ち悪くなってきた……。  
 
「……ごめんよう。すばるん。……そんなにマズかった?」  
「……おまえ、これ本当に美味しいって思ってるの?」  
「うん」  
 
そう肯くと、真帆は自分の口にケーキを入れ、もぐもぐと噛んで、ゴクンと飲み込んだ。  
 
「おいしーよっ」  
「…………」  
 
……信じられん。  
 
「……真帆、今度てってー的にその味覚を矯正してやるからな。覚悟しろよ!」  
「うーん。まあ、すばるんが手とり足とり舌とり教えてくれるんならいーよ」  
 
……とにかくこんなものを美味しいと思うようでは、そのうち命を落としかねん。  
 
「……じゃ、次を……」  
「ええーーーっ! あたしのケーキ、たべてくんないのっ!?」  
「いや……まじラー油はかんべん……」  
「じゃーさ、じゃーさっ、ラー油が入っているのはこの赤いとこだけだから、それ以外を食べてよ!」  
 
そう言うと真帆は、赤いゼリーがかかっていない、下のムースの部分をごっそりフォークでえぐり取った。  
 
「……あとはぁ、ごめんなさいってことで……」  
 
そしてそれをぱくっと自分の口で咥えると、体を90度回転させ、対面座位の形でぎゅっと俺に抱きついた。  
 
「ふぶぁふん、ふぁい、ふぉーお!」  
「………………」  
 
一瞬の迷いはあったが、こちらをじっと上目づかいに見上げてくる真帆の真摯な瞳に、  
結局俺が折れることになった。  
 
悪気はないんだよね、この子。困ったことに。  
 
両手両足をぎゅっと俺の体に絡めて抱きついてくる真帆。  
その体を落ちないようにそっと抱きしめて、俺は真帆が咥えていたケーキにガブリとかぶりつく。  
 
もちろん、それだけじゃ終わらない。  
ケーキを口に入れたまま、勢いを止めずに真帆のぷりぷりの唇も美味しく頂いてしまう。  
 
「ん! ちゅっ、ちゅう……」  
 
ケーキを咀嚼しながら一緒に唇も動かし、余すことなくまほまほサンタのあまーい唇を味わい尽くす。  
 
「んーんーっ、……ぷはっ!」  
「……うん。今度は、ちゃんと美味しかったぞ、真帆」  
「ほんと! へへ、よかったぁ」  
 
ほっと息を吐く真帆。その安心しきった唇に、再び唇を重ね、今度は舌を伸ばす。  
 
「んん!!! ……ちゅっ、ちゅばっ……」  
「ちゅ……ちゅ……れろ……れお……」  
 
初めはあのラー油とクリームの混じった嫌な味がしたが、  
唾液を注ぎ込んで、舌を万遍なく口内に這わせてやると、  
次第に真帆特有の甘ったるい唾液の味がしてきた。  
 
「ちゅっ、ちゅばっ、れろっ、……じゅるるるるるる!!!!」  
 
その唾液を思いっきり吸い上げ、俺はゴクリと喉を鳴らして飲んだ。  
 
「……でもやっぱりケーキよりも真帆の唾液の方がよっぽど甘くて美味しいぞ。  
 そうだ、次は真帆の唾液を入れたらとっても美味しいケーキができると思うんだけど、どうかな?」  
「……ふぁ……ふぇ……」  
 
……なんというか、いつものように、真帆は息絶え絶えになっていた。  
まあ、おしおきとしては丁度いいかな。  
 
 
「というわけで、最後のケーキは愛莉のだな」  
「はい。そうです。腕によりをかけて作りました!」  
 
相変わらず機嫌のよいトナカイ愛莉が嬉しそうに言う。  
 
愛莉のケーキは薪と切り株をイメージして作られたブッシュ・ド・ノエルだ。  
デコレーションも完璧で文句なく美味しそうだ。  
 
……みんなには悪いが、ちゃんと口直し用として一番真っ当そうなのを残しておいて正解だったぜ。  
 
「では切り分けますね。……はい、長谷川さん、あーん!」  
「あーん」  
 
本当、いつになく元気だな、愛莉。  
まあクリスマスだからな。こんな日くらい陽気になってもいいかもしれない。  
 
口に入ったブッシュ・ド・ノエルは勿論たいへん美味であり、  
ちょっとビターな感じが俺の好みにばっちりハマっていた。  
 
「うん。すっごく美味しいよっ。さすが愛莉、俺の好みがちゃんとわかってるね!」  
「えへへ、そんなことないですよう。あ、もうひとつお取りしますね」  
 
嬉しそうにいそいそと次のケーキを切り分けようとする愛莉。  
背中から他の4人からの視線が突き刺さっているが、そこは華麗にスルー。  
そんなことを気にしてたら、5人全員愛することなどやってられない。  
……あとでちゃんとフォローしとかないと……。  
 
 
それにしてもやっぱり着ぐるみでは動きにくいのか、愛莉はケーキを切るのもちょっと大変そうだ。  
 
「……愛莉。その格好じゃ切るのも大変だろ? 脱いじゃった方がいいんじゃないか?」  
 
その瞬間、びくんっと愛莉の体が大きく震えた。  
そして突然周囲が騒ぎだす。  
 
「はーいっ。出ました! NGワード!」  
「よっしゃーーーっ! アイリーンッ、さー約束だぞっ!」  
「ごめんね、愛莉。……でも、約束は約束だから」  
「おー。あいりー、ごかいちょーだぞー!」  
「ふっ、ふぇぇぇぇっぇぇぇぇんっ!!!!」  
 
なんか知らんが、いきなりみんな愛莉に群がって、着ぐるみを脱がしにかかる。  
……ごめん、愛莉。いつもなら止めに入る智花が嬉々として脱がしているのは、たぶん俺のせい。  
 
 
……数分後。  
 
「……うぅ。みんな、ひどいよう……」  
 
トナカイの着ぐるみをひん剥かれた愛莉の姿は――  
 
「ば、バニーだと!?」  
 
胸ボンッ、腰キュッ、お尻ボボーンッなバニーガールだった!  
 
「違いますよ、昴さん。ほら、トナカイさんですよ」  
 
そう智花の指差す方を見れば、確かに愛莉の頭に装着されているのはウサミミではなく、トナカイのツノだ。  
そして安産型の大きなお尻についているのは、筆で『、』を書いたみたいにツンと尖った丸い尻尾で、  
それが愛莉のお尻でふりふりと揺れていた。  
 
でもそれ以外は完全にバニーガールの衣装で、肩がはだけて強調された胸の谷間といい、  
体に吸いつくようにフィットした黒のレオタードといい、ドギツイ鋭角を誇るハイレグといい、  
むっちりと育った太ももを覆う網タイツといい、男の欲情をこれでもかっというほど刺激しまくるものだった。  
 
……ベッドの用意はもういいのかな?  
 
「……あの着ぐるみはこれを隠すためだったのか……」  
「はい。実は最初からこの格好の予定だったんですが、愛莉が恥ずかしいから嫌だって、駄々をこねるもので……」  
「だからさー、アイリーンと約束をしたんだ! 着ぐるみきていーけど、  
 すばるんが脱げって言ったら脱ぐんだぞって!」  
 
なるほど、だからあんなに着ぐるみを気に入っているように見せかけて、  
俺に脱げって言われないようにしていたのか……。  
 
「うぅ……だってトナカイさん……かわいかったんだもん……」  
 
あ、そっちが気に入ってたのはホントなんだ。  
 
「はいはい、愛莉。うずくまってないで立った立った! まだ罰ゲームが残ってるわよ」  
「えっ、あれ、本当にやるの!?」  
「ったりめーだ! 男ににごんはねーんだぞ!」  
 
君たち女の子。  
 
「……うう、わかったよう……」  
「ダメだ、愛莉! なにするか知らないけど、嫌なことを無理矢理させられるのは――」  
「ふっふーん。そんなこと言っていいんですかねー、長谷川さん?」  
「え?」  
「きっと後で私たちに感謝することになると思いますよ」  
 
な、なんだ紗希。そのにやにやと妖しい含み笑いは。  
 
真帆と紗季に促されて、愛莉はすくっと立ち上がる。  
するとぽよんっ…と愛莉のおっぱいが縦に揺れる。  
 
「…………ごくっ…………」  
 
……それ、大丈夫? 肩ヒモついてないけど……こぼれちゃったりしない?  
 
愛莉はその大きな胸を恥ずかしそうに両腕を組んで隠すが、  
そうするとおっぱいが寄せられて胸の谷間がクッキリと強調されることになってしまう。  
うう、何度見ても愛莉の谷間は男心をつかんで離さないなあ。  
 
俺が感慨深げに凝視していると、紗季がテーブルの上のブッシュ・ド・ノエルを  
フォークでザクッと大き目に切り分けて、小皿の上に乗せていた。  
 
……なんだ、紗季のやつ。自分も愛莉のケーキが食べたかったのか?  
でも紗季は、ケーキを食べる様子もなく、小皿を愛莉のところへ持っていった。  
そして――  
 
ぽとっ。  
 
「……え?」  
「ひゃう、冷たいよう……」  
「ちょっとの間だから我慢して。大丈夫、すぐに長谷川さんが全部食べてくれるから」  
 
……紗季は小皿の上からポトリとブッシュ・ド・ノエルを滑り落とした。  
愛莉の胸の谷間に!  
 
「……えっと、……あの、……も、もしかして……」  
 
顔を真っ赤にした愛莉が、谷間のブッシュ・ド・ノエルを落とさないように  
たわわに実った球体を両手で支えてゆっくりと俺の前に跪いた。  
 
そして涙で潤んだ瞳を上目づかいにして、こう言うのだ。  
 
「……はい。ご主人様。どうぞお召し上がりください……」  
 
 
――ぷち。  
ぷちぷちぷちぷち!  
 
俺の理性が切れた音だ。  
 
――ぱんっと両手をあわせて深々と一礼。  
 
「いただきます!」  
 
愛莉の胸の谷間に顔をうずめて、ブッシュ・ド・ノエルにむしゃぶりつく!  
 
「ひゃうううううん!!!!!!」  
 
同時にこぼれないように、愛莉の豊満なおっぱいを下から支えるのも忘れてはいけない!  
 
……モミモミ……モミモミ……。  
 
「だめっ、ダメです! 長谷川さんっ。胸を揉んじゃ駄目です!」  
「むしゃむしゃ……違うよ、愛莉。これはブッシュ・ド・ノエルが落っこちないように支えているんだよ」  
 
モミモミ。モミモミ。  
 
「そ、そんな、ウソです。きゃあん!!!」  
「うん。うそ。本当は愛莉のおっぱいがあんまりにも素敵だから我慢できなくなっちゃっただけ……」  
 
ペロペロ。ペロペロ。  
 
ブッシュ・ド・ノエルを速攻食べ終わった俺は  
愛莉の胸に付いたココアクリームをペロペロと舐めとる作業を開始する。  
 
「ふわっ……だめっ、なめちゃ、なめちゃだめっ」  
「んー、もちろん舐めるだけじゃないぞー」  
 
ペロペロ。ちゅっちゅっ。ペロペロ。ちゅっちゅっ。  
 
「――ああ! ……キスは……キスは……」  
「ふふん。愛莉ってば不思議とおっぱいにキスされるのは嫌がらないんだよな」  
「だって、キスは、キスは……きゃううううん!」  
「そうだよね。キスは特別なんだよね。だから、たくさんしてあげるね」  
 
俺は愛莉の柔らかな双乳にキスの雨を降らせ、同時にやさしく、ゆっくりと重量感たっぷりのおっぱいを揉みしだく。  
 
ペロペロ。モミモミ。ちゅっちゅっ。ペロペロ。モミモミ。ちゅっちゅっ。  
 
「ひやあああああああああああああああん!!!!!!」  
 
愛莉が感極まった声を上げる。  
 
愛莉ってば、こんな大きなおっぱいなのに、5人の中で2番目に感度がいいんだもんな。  
ほんと、なんていけない体をしているんだろう。  
 
俺は胸を揉んでいた手を上に移動させると、  
こぼれそうになる球体をどうにか押し込めているレオタードの隙間に指を入れた。  
 
――両方とも。  
 
「!!!!!!!!!!!!!!!!!」  
 
そして双乳を刺激されて硬度を増したふたつのそれをそっと摘まみ上げ、  
コロコロと優しく転がしてあげた。  
 
「――らめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!! そこは、そこは弱いのう!!!!!!」  
「知ってるよ。俺が見つけて、こんなにしちゃったんだもん。  
 愛莉の乳首、もうこんなに大きくなってるよ。……本当に……かわいいよ、愛莉」  
 
乳丘に顔を埋めながら、両手の人差し指と親指を使って、  
堅くしこった乳首をくりくりとこねくり回してあげる。  
 
「らめっ、らめっ、ちくび、らめぇぇぇ!!!」  
 
愛莉は感じ出すと言葉遣いがいつにも増して幼くなってしまう。  
 
「愛莉、だいぶ気持ちよくなってきたみたいだね。ほら、乳首もこんな勃起させちゃって。  
 ここにも、ちゃんとキスしてあげるからね」  
「ふぇ、はせがわ……さん」  
 
愛莉がメチャクチャかわいい泣き顔で俺をすがるように見る。  
その意図を正しく理解して、俺は乳首に吸い付こうとしていたのをやめ、優しく愛莉を見つめる。  
 
「大丈夫だよ。愛莉がどんなにエッチな姿を見せても、俺は愛莉のことを嫌いにならないよ。  
 愛莉が俺を嫌いにならない限り、俺は愛莉の側から離れない。だから安心して。  
 俺は愛莉のこと、ずっと愛してるよ」  
「……はい。はせがわさん。わたしも……です」  
 
そして、深く、深く、唇を重ねる。  
 
愛莉とするときは、ここまで覚悟を決めてしなければならないので、  
他の子のようにおいそれと挨拶代わりにキスとかできない。  
 
それに、さんざんみんなでしているというのに、いまだに照れ屋な愛莉は  
人前でキスやエッチなことをするのを恥ずかしがるのだ。  
 
そこがまた可愛くてたまんないんだけどね。  
 
そしてなにより、愛莉とキスしていると、俺自身が止まらなくなってしまうのだ。  
 
「……んっ……んっ……んっ……」  
 
唇を何度も重ね、舌を出し入れする。  
そんなに激しくないつもりなのだが、愛情を込めてキスをしてあげると、  
愛莉は体の芯までトロトロになってしまう。  
俺は愛莉のおっきな胸に顔やり、そのピンク色の頂点を口に含む。  
そして口内でその形を確認するように、モゴモゴとしたあと――  
 
「じゅるるるるるるるる!!!!!!!!」  
 
音を立てて吸った。  
 
「ひぃやあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」  
 
人一番感じる胸を揉みしだかれ、キスされ、そうして興奮しきったところを一番の弱点である乳首を思いっきり吸われて、  
愛莉は体をびくんびくんと震わせ、絶頂ってしまった……。  
 
「よっと……」  
 
俺はそのくたーっと脱力した体を抱きとめる。  
 
やばいなあ。  
まだプレゼント交換もしてないっていうのに、もうイかせちゃったよ……。  
このパターンは………………あれだな。  
 
実は愛莉が友達の前でエッチなことをしたがらないのには、もう二つほど理由があって……。  
 
ひとつは……。  
 
「うぅ、やっぱりもう少し大きくならないと……」  
「……まだ、まだまだよ。私たちにはまだ成長という未来が残されているのよっ!」  
 
俺が愛莉の胸に夢中になると、激しく落ち込んでしまう子が二名ほどいること。  
 
そしてもうひとつは……。  
 
「おー。ひなもねー、あいりのおっぱいちゅーちゅーしたい」  
「あーっ、あたしもあたしも! よーしっ、目標確認、いけーーー!」  
「おーっ!」  
 
解き放たれた獣が二匹、俺の腕の中で荒い息を吐く愛莉の胸にむしゃぶりついた。  
 
「………………ふぇ? …………きっ――きゃああああああああ!!!!!!」  
 
両の乳首に感じる感触に愛莉が飛び起きる。  
 
……御覧の通り。  
ことおっぱいにかけては、俺なんかよりも余程えげつない行為をやってのける二人が  
虎視眈々と愛莉の胸を狙っているからだ。  
 
遠慮というものが全くないからな、このふたり。  
 
「真帆ちゃんっ、ひなちゃんっ、やめてよう!」  
「なんだよー、すばるんには吸わせたんだから、あたしらにも吸わせろー!」  
「おー。ひな、あいりのおむね、大好きだよ。……ちゅー」  
「ひゅううううううううんん!!!!」  
 
いかん、このままでは愛莉が二人にイキ狂わされてしまう!  
 
俺は右手を真帆、左手をひなたちゃんの体に回すと、ぎゅっと二人を抱きかかえた。  
 
「すばるん?」  
「おー、おにーちゃん?」  
 
そしてそれぞれの腕を二人の衣服の中に突っ込んだのだった。  
 
「ふにゃっ!」  
「おー!」  
「ダメだぞ、ふたりとも、愛莉をいじめちゃ。そんなことをする子は俺がたっぷり可愛がってあげるからね」  
「…………」  
「…………」  
 
真帆は顔を真っ赤にして、ひなたちゃんは僅かに頬を滲ませ、揃ってコクンと肯いたのだった……。  
 
まずは真帆。  
俺は抱きかかえた真帆のスカートに右手を入れると、そっと股間に指を這わせた……のだが……。  
 
「……真帆っ、おまえパンツ履いてないじゃないか!」  
 
赤いスカートをめくりあげると、地肌にタイツを履いただけだった。  
パンツの存在はどこにもなく、白いタイツから幼い縦スジが透けて見える。  
 
「えへへー。どーお、すばるん。コ―フンした?」  
 
真帆は顔を赤く滲ませてニンマリと笑った。  
 
このー、確信犯か。  
 
ならばと俺はその縦スジをそっと指で撫でる。  
 
「ひゃん!」  
 
そこに指をはわせ軽く擦ると、じんわりと透明な愛液がにじみ出てきた。  
 
「おまえさあ、こんなに感じやすいのに、パンツはいてなかったら、立ってるだけでお汁が垂れてきちゃうぞ」  
「す、すばるんだけなんだから! あたしがこんなになっちゃうの、すばるんに触られたときだけなんだから!」  
「そうだよなー。真帆は好きな人に触られるとすぐに濡れちゃうエッチな子なんだよな」  
「いじわる! あたしをこんなにしたのっ、すばるんのくせに!」  
 
顔を真っ赤にしてぷりぷりと怒る真帆もまたかわいい。  
 
真帆の股間を弄ったまま、  
俺はひなたちゃんのヒラヒラなびく天使の服のスカートに手を突っ込むと、  
一気に胸まで手を伸ばした。  
 
裾がひるがえって、白いお腹と純白のパンティーが丸見えになる。  
 
よしよし。こっちはちゃんと履いているぞ。  
と思った矢先、左手に感じるとてもとても柔らかな肌の感触と、ツンっと尖った小さなポッチ。  
 
「……ひなたちゃん、ブラつけてないでしょ? 大きくなってきたんだがら、ちゃんと付けなきゃ駄目だよ」  
 
ふにふにと生乳の感触を確かめつつ、俺はひなたちゃんに注意する。  
 
「おー。でもこの前おにーちゃんに買ってもらったの、もう小さくなっちゃったよ」  
「え、マジ?」  
「おー、まじ。おにーちゃんにたぁーくさんモミモミしてもらってるから、  
 ひなのおっぱい、すぐにおっきくなっちゃうんだよ」  
 
うーん。不覚にも気付かなかった。  
まあいつも揉んであげているからこそ、逆に日々少しずつ成長している  
思春期のおっぱいの変化には気付かなかったのかも知れない。  
 
ちなみに今この瞬間も、俺の左手はひなたちゃんの成長著しいおっぱいをふにふにと揉み続けている。  
 
「んー、わかった。じゃあまた新しいのを買ってあげるよ。ひなたちゃんに似合うかわいいのをね」  
「わーい! ありがとー、おにぃーちゃん。でもね、ひな、今度はせくしーなのがほしいな」  
「セクシーなブラジャー?」  
「うん。パンツも。それでおにーちゃんを、のーさつするの――あんっ!」  
 
指先でコリッとちっちゃな乳首を摘まんであげると、ひなたちゃんは可愛く喘いだ。  
 
「……そんなことしなくても、俺は年がら年中ひなたちゃんに悩殺されっぱなしです」  
「そーお?」  
「そ」  
 
不思議そうに見上げるひなたちゃんの唇にちゅっとキスをしてあげる。  
 
「――すばるんっ! ゆびっゆびっ! はいっちゃってるよ!!」  
 
ひなたちゃんの唇から離れると、真帆の切羽詰まった声が聞こえてきた。  
 
「んー、だって真帆、ここ、もうこんなにぐちゅぐちゅじゃん」  
「でも、タイツの上からっ、タイツもいっしょにはいってるって!」  
 
大きなシミをつくった真帆の股の間で、俺の指がズブズブと濡れたタイツごと秘部に入っていっている。  
 
「痛いの?」  
「いたくないけどっ、タイツがこすれて、ヘンな感じだよっ」  
「なら続けちゃう。パンツを履いてないからこんなことになちゃうんだぞ、真帆」  
 
俺はぐりんぐりんと小さく円を描くように指を動かす。  
 
「んにゃあああああああああああああああああ!!!!!!!!」  
 
真帆はそれだけで、軽く達してしまった。  
 
……相変わらず、超敏感な子だ。  
 
真帆の愛液で濡れた指をぺろりと舐めて、  
俺は大きく広げられたそこをじっと見つめた。  
白いタイツはもうグショグショで、真帆の大切な場所は  
ハッキリと透けて見えてしまっていた。  
 
「……真帆、タイツ破いちゃってもいい?」  
「……ふぇ…………うん、ふぃーよ」  
 
俺はタイツに爪で傷をつけて、小さな穴をあける。  
そしてそこから、ぐっとちょっと乱暴に引っ張ってタイツを破くと、  
真帆の濡れそぼった幼い性器が丸見えになった。  
 
「…………ごくっ…………」  
 
俺が生唾を飲むと、不意に下半身からじじじーーーと  
ズボンのファスナーが開けられる音がした。  
 
「……紗季……智花……」  
 
見るとそそり立った俺のモノを、紗季と智花が熱い瞳で見つめていた。  
 
「長谷川さん……」  
「む、胸はないですけど、全身全霊、愛情をもって、ご奉仕させて頂きます」  
 
そう言うと、二人揃って、小さな舌を俺の亀頭に這わしていく。  
 
「くぅぅぅぅぅ!!!!」  
 
ビリビリと脳天に直撃する刺激。  
 
たまらず天を仰いだ俺の視界に、ひとつの影がよぎる。  
 
「……愛莉」  
「はせがわさん、あの、今度はわたしが、気持ち良くさせてあげますね」  
 
そう言うと愛莉は、そのはだけた二つのモノで優しく俺の顔を包んでくれた。  
 
……ああ、神様。  
なぜあなたは、こんなにもかわいい天使を5人も、  
俺の前にお使いになったのでしょうか。  
 
とてもじゃないが、身がもちません……。  
 
 
そしてイブの夜は静かに更けていったのだった……。  
 
 
 
 

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