「ひさしぶりだな、昂」  
「ああ、水崎部長」  
「早速でなんだが……お前がコーチしてる慧心学園のみんな、可愛いな」  
「……ああ、可愛いですね。外見もそうだけど、あの年頃の娘ってのは尚更ですよ」  
「いや。そう言う意味じゃ無くて。その、一人の女性として……と言うか……何と言うか…  
け、結婚したいって言うか、さ……特にあの、袴田ひなたって娘なんか特に」  
「み、水崎部長……薄々は感じていましたが、 まさか……まさか……」  
水崎新はロリコンだった。「GodよGodよGodよ〜〜〜!」  
「(……いや待て! 落ち着け俺! Godはまだ俺を見放してはいないはずだ!)み、水崎部長!!」  
「え?」  
「いいですか部長、このiPodを袴田ひなただとしましょう。そしてこっちのスマートフォンを篁美星としましょう」  
「こ、これは一体……」  
「水崎部長、この篁美星と袴田ひなた……これを部長の好きにしても良いですよ」  
「好きにしても良いとは?」  
「撫で回そうが、乳を揉もうが、口に含もうが……部長の好きにしてください」  
「な?! そ、そんな事が許されるのか? 篁美星ってお前の血縁者だろう?! いいのか!?」  
「そんなこと、気にする事は無い……ただし! 袴田ひなたを選ぶか篁美星を選ぶかはっきりとしてもらおうか!!」  
「……決まっているじゃないか、俺の答えは……こっちだ!」  
「ひ、ひなただと!? ……本物、だったのか……」  
「そんな訳で、これから袴田さんの家に行きお義父さんとお義母さんにご挨拶をしてバスケのコーチとあっちのコーチを」  
「断る!」  
 

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