「れる、ぺろっ……」
「ふやぁ、す、すばるんっ……!」
真帆がしてほしいって言ったからやってる。そんな言い訳が頭の中をめぐり続けている。
けどそれにさえ意識を回している余裕はほとんどない。
そのくらい夢中になって、真帆の身体を味わっている。
「ちゅっ……美味しいぞ、真帆の胸」
「あんっ!」
既に完全に勃ってしまっている乳首を口に含んで舌で舐め回す。
小学生とは思えないほどに敏感になってる。俺の舌の動きに反応して、カラダがビクビク震えているし。
「んん……」
「やっ、んっ……」
尤も、真帆がこんなエッチな身体になったのは本人も言ったとおり俺が原因だろう。
その責任は、ちゃんと取らないといけない。
真帆が満足するまで気持ちよくさせてやるという方法で。
頭を真帆の胸からお腹、アソコにまで徐々に下ろしながら、俺は改めて決意する。
「ぴちゃっ、れろっ……」
「す、すばりゅっ……らめぇっ」
そして可愛らしい真帆のワレメに舌を差し入れて舐め始める。
すぐに、一際エッチな声がその口からもれた。
「ちゅる、ぺろっ」
それにしてもなんで真帆の身体はここまで俺を魅了して止まないんだろう。
さっきも自分で言ったように、舐めていて本気で甘くて美味しい気がする。
もっと味わいたくて、快楽に悶えている真帆の声が聞きたくて、また舌を動かしてしまう。
「真帆のココすごいな。どんどんお汁が溢れてきて、舐めても舐めてもキリがないぞ」
「そ、それは……だってすばるんがなめるから……ひゃうぅっ」
とっくに気づいてる。真帆が求めているからしている。そんな理由じゃない。
単純に俺が真帆を求めているから、こうして責め立てているんだ。
「そうなのか? どっちにしてももっとなめとるペースを速めないとこれはムリだぞ」
「えっ……もっとって、すばるんっ?」
「じゅるるるっ」
「―――ッ?!」
舌を限界まで伸ばして愛液を一気に吸い上げる。
真帆はこの刺激に弱いらしく、トドメは大抵これになってる。
……いや、大抵って言うほど何回も何回もしちゃってるワケじゃないけど。
「す、すばるん……それ、ダメだってばぁ」
「ん? 今回は耐えたのか。じゃあ……」
随分翻弄されたみたいだけど、まだイッてはない。
この責めにも、さすがに耐性がついてきたみたいだ。
「ちゅるっ」
「あっ――!」
そんなワケで今度はさっきからずっと存在を主張している小さなクリトリスを舐め上げてみる。
たった一回の舌の運動で真帆の声を聴く事が出来た。
やっぱりここは一番敏感な場所なんだな。そう思いながらさらにクリトリスを舐める。
「ダメダメすばるんっ! もぉ、ガマンできないよぅ!」
「はじめからガマンなんてしなくていいって。はむっ、ちゅっ」
「やぅんっ」
クリトリスを唇で挟んで舌先で先端を擦る。
これで真帆は確実にイく。
「ぺろっ、ちゅぷっ」
「す、すばるん! おかしく、おかしくなっちゃうよぉ!」
何故なら真帆がイくまで俺はクリトリスへの愛撫をやめないから。
あまりにも単純明快な理屈だ。
「あむぅっ……!」
「やああああああっ!」
最後にクリトリスを甘噛みしたら、真帆は悲鳴を上げてイってしまった。
「うわっ、すばるんのココ、もうビンビンになっちゃってる」
「そりゃ、真帆のエッチな姿を散々見ちゃったからなぁ」
今度は俺が真帆に気持ちよくしてほしい。そう言った俺に、真帆は笑顔で頷いてくれた。
「きひひ。やっぱエロいなーすばるん。ヒトのコト言えないじゃん」
嬉々とした面持ちで、晒された俺のモノに手を伸ばす真帆。
毎回思うが、この無邪気な表情と実際にやっている事とのギャップが激しくて、背徳感に苛まれる。
……いや、今はそれさえもこの行為を楽しむためのスパイスになっているんだから、苛まれてるっていうのはおかしいか。
「コレを手でこすればいいんだよね?」
「ああ、頼むよ」
今回はいつもとは違って一つ追加でお願いをした。
真帆の手でこするだけで、俺をイカせてほしいと。
特に深い意味はない。ただ今までと違う事をしてほしくなっただけだ。
「オーケぃ。んじゃ始めるぞ、すばるんっ」
俺のペニスを包んだ小さな手を、ゆっくり上下に扱きはじめる。
「んっ……」
なんでこの娘の身体は、指の一本までこんなに柔らかいんだろう。
ただ上下に扱くだけで、これほどの快感を与えてくるんだろう。
「すばるん、キモチいい?」
「ああ、上手だぞっ、真帆」
カリ首に当たってる親指と人差し指も。
棹を心地良く圧迫してくる三本の指も。
そして袋を柔らかく叩いてくる手の底も。
「くっ、んんっ……」
真帆の動き全てが、真帆の手全体が、俺に快楽を流し込んでくる。
「オモシロいなー。あたしが手を動かすたびにすばるんのおチンチン、ピクピク震えてる」
その無邪気な笑みが少しずつ変わってきている事に、俺はここにきて気づいた。
イタズラを企んでるような、それはもうスゴく真帆らしい小悪魔的な笑み。
「ま、真帆……? あくっ!」
「なんかいいなーコレ。あたしがすばるんをホンローしてるみたいで」
『みたいで』じゃなくて、本当に真帆の手コキに翻弄されてるんだって。
小学生とは思えない積極的な手の動きだ。
いや、小学生どころかこんな事自体真帆以外の女の子とした事ないけど。
「真帆、このままじゃ……んくぅっ」
「あっ、もうイキそうなのすばるんっ?」
真帆の問いに頷く。声を出すのも辛くなってきた。
それくらい、一気に快楽が増してガマンできなくなってきたんだ。
「おっし、じゃラストスパート!」
「っ――!」
さっきのお返しとばかりに、尚更手の動きを激しくする真帆。
「ほらほらすばるん、早く出してっ! すばるんの白いのっ!」
「真帆っ、んんっ」
責め立てる手は一際大きく俺のペニスの皮をずり下げて、普段表に出ない部分まで晒される。
「ちょーだい、あたしの手に、イッパイ!」
「ダメだ真帆! もうっ……あっ!」
その直後に真帆のこのセリフ。耐えきれずに、とうとう俺の欲望が爆発してしまった。
「わぅっ……」
真帆が言ったように、まずは俺を翻弄していた手が白で汚れてゆく。
そして勢いよく飛んだ精液は脱ぎかけているネグリジェに、果ては露出した真帆の可愛らしい胸にまで降りかかる。
「くっ、うっ……!」
これだけ真帆の身体を汚しておいて、それでも足りないとばかりに陰茎は痙攣し続ける。
先端からは、尚も白い欲望が出続けている。さすがにもう大した勢いはないけど、それでも。
「まだ、出てる……んっ」
「あっ……!」
顔を寄せていた真帆が、舌を伸ばす。
俺のペニスの先端に届き、精液を舐め取り始める。
イッたばかりで敏感になった俺には、その刺激は強烈過ぎる。
「ま、真帆……ちょっと待って!」
「ダーメ! すばるんのせーし、もっとほしいもん」
小学生とは到底思えない妖艶な笑みを浮かべて、真帆は俺に舌を這わせ続ける。
そのまま真帆が満足するまで、射精後のフェラチオは続いた。
「すばるん……」
俺の下で、仰向けに寝そべっている真帆。
「真帆、その……いいか?」
今さらにしか思えない問い。けど今回ばかりは、改めて訊く必要がある。
こんな風に真帆とエッチな事をするのはこれで三回目。
けれど今のところ、性行為の最後を俺達はしていない。
一線はとっくに飛び越えたつもりだったのに、この壁だけはいつまでも破れなかったんだ。
「初めてって、スゴくイタいんだよね?」
「ああ。だから真帆が怖いって言うならしない」
それをついに破ろうと意気込んだけど、それはあくまでこっちの都合だ。
怖がる真帆に無理を言ってまでする事じゃない。
「いいよ、すばるん。あたしイタいのガマンするから」
「真帆……」
「どーせ一度きりの経験なら、すばるんにやってほしい」
これからする事に関しては、一とおりの知識を真帆に教えている。
なにかを教えないままで承諾を得るのは、卑怯な気がしたから。
「……うん、わかった。なるべく優しくするからな」
「すばるん……んっ」
誓いの証のように、真帆にゆっくりと口づけを施す。
瞳を閉じて数秒。ゆっくりと唇を離す。
「えへへ」
目の前にははにかむ真帆の顔。俺が世界一大切に思っている女の子の、笑顔。
「んんっ……!」
お互いの性器は、度重なる前戯で十分に濡れている。
俺はペニスの先に真帆の愛液を塗して滑りをよくした後、ゆっくりと腰を押し進める。
「くっ……」
まだ先端を挿れただけ。だけどそれでも感じた事が二つ。
狭い。こんな小さな穴に自分のモノが本当に入るのか、疑問でならない。
そしてそれ以上に、気持ちいい。ちょっと挿れているだけなのにこれほどの快感に包まれるとは思わなかった。
「あうっ……!」
真帆は今どんな感触なんだろう。男の俺にはわからないが、あまり気持ちの良いものではないと思う。
なんせ自分の身体の中に、異物が入ってきているんだから。
それも指や舌なんかとは比べ物にならない、太くて硬いものが、だ。
「ッ……!」
ゆっくりと、腰を前に押し進めてゆく。
少しでも痛みが和らぐように。
「真帆……」
「すばるんっ……んんっ」
真帆の唇を優しく奪う。体勢的にかなり厳しいけど、それで真帆の心が安らぐなら。
あとは一気に、進めるだけなんだから。
「深呼吸して。……いくよ」
「う、うん。すぅー、はぁー」
真帆がゆっくりと深呼吸したのを確認して、俺は腰を一際強く、前に押し出した。
「んぎゃああああーっ!」
身も世もない、女の子の口から発せられたとは思えない悲鳴が上がる。
それだけ、真帆が今感じている苦痛が耐えがたいものであるという事。
「真帆……」
その痛みを与えているのは他でもない俺だというのに、何もしてやれない。
せめて、と涙が伝っている真帆の頬を優しく撫でる。
「す、ばるっんっ……!」
まだ破瓜の痛みで余裕なんて微塵もないだろうに、無理をして俺に笑顔を向けてくれる。
俺が少しでも、気負わなくて済むように。
真帆のその気遣いが、たまらなく嬉しい。
「ぜんぶ、はいった……?」
「ああ、よくガンバったぞ真帆」
本当は、まだ根元までは完全に入っていない。
だけどここまででも十分すぎるくらいに気持ちいいし、そもそも真帆の小さな身体じゃこれで一杯一杯のようにも思える。
「へへ……トーゼン、じゃん。すばるんのため、だったら、いくらでも、ガンバっちゃうって」
……なにより、真帆の初めての相手になれたという想いが、そんな些細な事を気にならなくしている。
「すばるん、ホントに血が出ちゃってるの? あたしのおマタ……」
「ああ。ゴメンな、出来るだけ優しくしたつもりだったんだけど」
「いいって。すばるんが、優しくしてくれたのは、ちゃんと伝わって、きたし」
未だに息は途切れ途切れ。こんな状態で動くわけにはいかないだろう。
「でもすばるん。今から、動くんじゃなかった、け?」
そう思っていると、真帆の方から言ってくる。
「そうだけど、真帆がまだ苦しそうだからもう少し落ち着いてからな」
微笑みながら真帆に返事をする。
……正直言うと、このままでいるのは少しキツいものがある。
真帆の膣内が絶えず伸縮していて、俺に刺激を与えてくるからだ。
動きたいという誘惑は、徐々に強くなってきている。
「んんっ……!」
「真帆、なにをっ……!?」
突然、真帆が腰を動かし始めた。苦痛に顔を歪める。
「すばるん今、キモチよくなりたいのに、ガマンしてるでしょ……?」
「それは……」
バレてしまっていた。けどそれは大きな問題じゃない。
今ならまだ誤魔化せる。
「あたしのためにすばるんがガマンするなんて、あたしヤダもん」
「…………」
けど、ここで我慢する事が本当に正しいんだろうか。
「せっかくなんだから、あたしでいっぱい、キモチよくなってよ……すばるん」
「……わかった。痛いと思うけど、我慢してくれ」
「……うん。あたしガンバるから、さ」
こっちから動く方が、真帆自身が動くよりかは負担が少ないだろう。
そう思って、俺は自分の腰を動かし始めた。
「あっ、んくっ……!」
いざ動かしてみると、もう止める事は出来そうにない。
「真帆のアソコ、すごく気持ちいい、ぞっ……!」
まるで俺のためにあるかのようにぴったりと隙間なく俺のモノを包んだ真帆の膣。
俺が動くたびに襞が絡みついて、絶えず俺を刺激してくる。
この気持ちよさを知ってしまったら、中断するなんて思考、出来るはずがない。
「す、すばるんっ……あん!」
だけどそれでも、相手を想う気持ちがかき消されたりするわけじゃない。
出来れば真帆にも、気持ち良くなってほしい。
「んやぁっ……ダメすばるん!」
真帆の両方の乳首を、左右の指でこねくり回す。
「真帆。真帆も、気持ちよくなってくれ!」
「ダメダメぇ! イタイのとキモチいいので、あたし、ワケわかんないよぉっ!」
イヤイヤとばかりに首を激しく左右に振る真帆。
口からは涎が垂れている。気を回している余裕もないんだろう。
その光景がまた、俺の興奮を加速させてゆく。
「んっ……すばるんのが、またおっきくっ……」
バレてしまったらしい。ちょっとハズかしいというか、後ろめたい気持ちになる。
今の乱れに乱れてる真帆を見て興奮してしまったんだから。
これじゃまるっきり変態じゃないか、俺。
「ゴメン真帆、俺もうっ……!」
増してや既に限界を迎えてるって言うんだから本当にしょうもない。
「いい、よ、すばるん! あたしので、キモチよくなって!」
真帆の言葉に後押しされるように、腰を動かすペースがさらに速くなる。
「やっ、あっ、んくぅっ……!」
「真帆、ぅあ、おっ!」
真帆を突くたびに声が漏れる。いつの間にか、その声に官能的な響きが含まれるようになっていた。
途中止めていた指の動きを再開させる。コリコリとした乳首の感触が、気持ちいい。
「ダメぇ、すばるんっ、すばるんー!」
甲高い、悲鳴じみた真帆の声。明らかに感じている。
けど正直、間に合いそうにない。俺の我慢が、もう保たないから。
「ゴメン真帆っ! もう、出るッ……っ!」
寸前でペニスを真帆から抜いて、俺は彼女の臍の下に精液を吐き出した。
白くてスベスベした真帆のお腹が、俺の欲望で汚されてゆく。
「は、ふぅ……すばるんっ……」
焦点の合っていない瞳で俺を見つめながらそう言った後、真帆は意識を失った。
「んぅ……?」
「あ、気が付いたか真帆?」
しばらくして、真帆が目を覚まして。
俺は既にベッドで寝そべっていて、すぐ傍らに真帆を寝かせている。
「すばるん……あたし、オトナになったんだよね? 夢じゃないよね?」
「ああ。ゴメンな。痛かっただろ?」
腕の中にいる真帆に謝る。途中から随分と激しく動いてしまった。
「イタかったけど途中からキモチよかったし、またあたしすばるんとしたいな、アレ」
そう言った真帆の表情が妙に艶やかで。
危うく俺の息子は、再び臨戦態勢になりかけた。
「ところですばるん、またうでまくらしてくれてる?」
「ん? ああ。前やったら真帆が喜んでくれてたから」
真帆の無垢な質問で、俺はその欲望を抑える事が出来た。
興奮させたのもそれを収めたのも真帆。結局俺は、この小悪魔の虜になってるってだけの話なんだろう。
「へへっ、やっぱスッゴいシアワセだなぁ。うでまくらっ」
俺の腕に載った真帆の顔が、ほにゃっと幸せそうに微笑んだ。