エロ無し・小ネタ アニメ8話の試合後
プールではしゃぐ女バスの面々から離れて一休みする俺に葵が近づいて来る。
何か言いたそうな顔なのはやはり何か気づいてるだろうな。こうなれば素直に白状するしかあるまい。
「葵なら直に気づきそうだから素直に告白するけどさ…」
「え、ちょ、ちょっと昴。いきなりこんな場所でそんな」
「俺、女バスの皆にコーチに行った直後に軽いスランプに陥ったんだよ」
「へ?」
「もちろん既に克服してるし、改めて自分のフォームを見直す切欠になったと感謝してるくらいなんだが」
一瞬何かに慌ててたが直ぐに気を取り直して真剣な顔で葵が問い詰めてくる
「で、何が原因かちゃんと判ってるんでしょうね」
「あ、あぁもちろん解決した。だから落ち着いて聞いてくれ。
あの日以降シュートをする度に妙な違和感が拭えなくてな。
シュート自体は成功してるにも関わらず何か違う。フォームがシックリこない気がしてたんだ
蓋を開けてみれば何でもない。俺が理想として描くシュートフォームが智花のそれに塗り潰されてただけだったんだけどな
脳裏に焼き付くぐらいに綺麗だった…。まぁそれは置いといて、体のサイズが違えば理想的なフォームも当然違うからな。
意識すればするほど違和感が大きくなるわけだ」
(がさがさがさ)
「ゾノ、ショージ」
「それに皆もいつのまに」
「ごめんよブチョー。あたしのリサーチミスだ。センセーの属性がしまパンじゃなくてツルペタスパッツだったなんて」
「今度の同好会では皆でサラシ巻こうね」
「ちょ、お前ら何を人聞きの悪い事を」
取りあえず、あらぬ誤解を帰るまでに訂正する事には成功した。
が、葵がスカートの下にスパッツで行動するようになったとか女バスの全員が練習メニューにジャンプシュートを加える事を希望するようになったのは俺のせいでは無い…と言っておこう
終わり