「ほ、ほら。これでいいんだろ?」
顔を真っ赤にしながら、下着を脱いで足を開く真帆。
スカートも完全に捲れちゃってるから、今真帆のソコはバッチリ見えちゃってる。
「え、ええ……」
正直、気の抜けた返事しか出来ない。
眼も心も、真帆の大切な場所に奪われてしまったから。
「でも、キスをするのになんでパンツ脱ぐ必要があるんだ?」
実際、真帆のその言葉を聞くまでやろうとしていた事を忘れてた。
「それは、ね……」
一度思い出したらもう止まらない。元から、身体が熱くなっちゃってたんだから。
「うわっ!?」
勢いに任せて真帆を押し倒して、両側の腿をそれぞれの手で押さえる。
体格に差はないから抵抗されたら結局意味はないけど、ついそうしてしまった。
「ちゅっ……」
「ひやっ!?」
そうして私は口づける。真帆のキレイな縦筋に。
「なっ、なんでそんなトコにキスしてんだよ。アタマおかしーんじゃないのか、サキぃ……」
「ふふっ、更なるオトナのキスっていうのは、ココにするものなのよ。ぇろっ」
「うひゃっ……!」
今度は筋に沿って舌で舐めてみる。少しずつ濡れてきているのが判った。
「さ、サキ! くす、くすぐったいってばっ!」
けどニ度三度と舐めてみても、真帆はホントにくすぐったそうに身をよじるだけ。
まだエッチな意味で感じてはいないみたい。
きっと自分で弄ったりした事も、一度もないんだと思う。まだエッチな気分っていうのもよく分かってないような、無垢な身体。
生まれた日も、私とたった一日分しか違わないのに。……やっぱり、私が特別エッチなんだろうか。
「はぅむ、れろ……」
真帆が私の告白を受け入れてくれてから今日までの間に、私の方は何回か、一人でしちゃってる。
……真帆とこんな風にしてるところを妄想しながら。
「や、やめっ……」
その妄想と現実の真帆との違いを、この娘の声で感じてたんだけど。
「真帆……んっ、ちゅぴ……」
「ダメ、サキ……んぅ……やんっ」
少しずつ、どっちも同じになってゆく。真帆の声にエッチな感じが混ざり始めた。
私が何度も舐めてるうちに真帆の身体が変わってきたみたい。
「真帆、まほ……!」
エッチなお汁も徐々に溢れてくるようになって、なおのこと実感する。
私の手で真帆の身体が、どんどんエッチなコトを覚えていってる。
それがこんなにも気持ち良いコトなんだって、私も初めて知った。
「んひゅっ……! なんかあたし、おかしくなっちゃうっ!」
堪えるように、声を抑えるように口許に握った両手を重ねる真帆。
「……ちゅぅ」
「〜〜〜ッ!?」
だけど私が少しずつ硬く立ってきたクリトリスに吸いついたら、イヤイヤと猛烈に首を振って、添えてた手なんて何のイミもなくなっちゃった。
「サキ、それ……つよすぎ……あぁっ!」
真帆の声を無視して、私は女の子の一番敏感な部分を責め続ける。
感じている、悶えている真帆が可愛すぎて。もっと見たくて。
「ぢゅうううううっ!」
「サキッ! それダメ、ダメダメぇーっ!!」
舌を真帆の割れ目に差し込んで、思いきり吸い上げた。
途端真帆のアソコが激しく収縮して、さっきまでとは比べ物にならない量のお汁が噴き出す。
私自身、何度か経験した事があるからすぐに判った。
……私、真帆をイカせちゃったんだ。
「ハァ、ハァ……」
荒く息を吐きながら、トロンとした瞳で私を見つめてくる真帆。
「真帆……んっ」
それがとても愛おしく感じて、私は真帆の唇にキスをした。
「うぅ、サキにヘンにされた……」
「ふふっ、ゴメンね。真帆が可愛かったからつい」
「そんなコト言っても、ダマされねーぞ……」
息も絶え絶えに抗議してくる真帆。
その瞳からは、さっきまでのとは違う色も見えた。
「うりゃっ!」
「きゃっ!?」
その正体に気づく事が出来なかったのが運の尽き。今度は私が真帆に押し倒される。
そのまま強引に、下着を脱がされた。
「ちょ、ちょっと真帆!」
「文句は聞きませーん。サキだって同じコトしたんだからなー!」
「うっ……」
それを言われると返す言葉もない。ハズかしいけど、ガマンするしか。
「……ん? なんか濡れてるな」
「――っ!」
見られる以上気づかれるに決まってるけど、バレてしまった。真帆に。
私が、感じている真帆を見て興奮して既に濡れてしまっていた事。
「そっか。あたしもこんな風になってたんだ。どーりで水の音がしてたワケだー」
……あ、納得そこからなのね。
つくづく自分が耳年増なんだって実感する。
「んじゃ……ぺろっ」
「あっ……!」
アソコに電気が流れたみたいな感覚。
自分で弄ってみた事くらいはあるけど、私だって他の人に舐められるなんて経験は初めてで。
それがここまで刺激が強いものだなんて思わなかった。
真帆だってそりゃこんなの続けられたら、すぐにイッちゃうに決まってるわよね。
「おっ、もっと濡れてきた。オモシロいなコレ」
「おっ面白いって、人の身体をオモチャにしないでよ。――ひゃうっ!?」
さっきまでココを舐めるのを頭がおかしいって言ってたのに、その真帆自身がこんなに積極的に責めてくるなんて。
「んちゅっ、れろっ……」
「あっ、んぅっ……!」
なんだろコレ。オモシロいだけじゃない。
ココ、オシッコ出るとこなのに。さっきまでばっちぃ場所って思ってたのに。
サキに舐められて、なんかヘンな気分になって。
「サキ……んんーーちゅぅっ」
「や、真帆ぉ……吸っちゃ……!」
お返しにサキにも同じコトをしてやろうって夢中で動いて。
気がついたら、やめらんなくなってる。
ばっちぃとも思わないし、やめたいなんてキモチはドコにもない。
いつまでだって、サキのココを舐めてられる。そう思った。
「くちゅっ、ぴちゃ……」
「ひぅっ、んやぁ……!」
こっちが舌をワレメに差し込んだりしたらサキがイヤイヤって首を振って。
それが、スッゲー可愛く見えちゃう。
「サキ、キモチ良い?」
「う、ん……良すぎて、もう……ダメっ!」
サキがそう言ってくれたのがなんか嬉しくて。
多分サキも、こんなカンジのキモチだったのかな。そう思ってたら、
「ゴメン真帆――。出ちゃうっ!」
「へっ? うわぷっ!?」
今までとは比べらんないくらい勢い良く、サキが汁を出した。
「ハァっ、ハァっ……!」
サキの荒い呼吸。多分さっきのあたしと同じ状態。
あたしも味わったんだから、今のサキがナニも考えらんないってのは分かる。
「うぅ……」
そんでも、一言言っとかないといけないコトがあるんだ。
「サキのセーで顔中ベッタベタじゃん」
「――っ!」
あたしが文句を言った瞬間、ハッとしたような顔をするサキ。
けどそれはさっきのはんせーしたから見せた顔とは全然違って、むしろその一個前の時のカオ。
つまりこのサキさんは、アブない。
「真帆っ!」
「うわわっ……んんっ!?」
分かってたはずなのに、サキの突進を避けれなかった。速いって!
しかもそのまんま、思いきり押し倒されてキスされちゃった。
「サキのセーで顔中ベッタベタじゃん」
「――っ!」
頬を膨らませて文句を言ってくる真帆を見て、私は固まってしまった。
私のエッチなお汁に塗れてしまった真帆の顔が、とってもヤラしく見えて。
「真帆っ!」
「うわわっ……んんっ!?」
さっきまで息も絶え絶えだったはずなのに、すぐに復活して真帆をまた押し倒した。
勢いのままに、キスまでして。
唇を合わせるだけじゃ満足できなくて、胸を擦りつけて脚を絡ませる。
全部を、真帆と重ねたい。
「ちゅっ、んっ……れろっ」
「あぷっ……んんっ」
そう、全部。唇を重ねたら、舌まで合わせて。
そして……
「さ、サキ……?」
私は仰向けになっている真帆の足を掴んで、引き寄せた。
「やっヤダ……何すんだよ、サキぃ」
「ふふっ、安心して。とっても気持ち良いコトだから」
開かれた真帆のアソコに、自分のを重ね合わせる。
「んっ……」
感度の高い人同士じゃないとイクのは難しいって聴いた事もあるけど、多分大丈夫。
だって擦り合わせた瞬間、とても気持ち良かったし。
「〜〜〜っ!」
真帆の方も、明らかに感じているのを堪えてる表情。
まぁまずはこの娘がガマン出来ないようにしないといけないんだけど。
「じゃあ動くわね、真帆」
「えっ? 動くって――ひぁ!?」
真帆が頷くのを確認せずに腰を動かし始める。
お互いにさっきの応酬で大分濡れてたから滑りはいい。
ただ、やっぱりアソコを擦り合わせるだけじゃちょっと物足りない感じ。
……そう思ってた矢先に。
「あくっ――!?」
「やあああっ」
クリトリスが擦れて、全身が震える。
ダメ……これ、キモチよすぎる!
「あ、んっ、ふぅ」
真帆なんてキモチ良さのあまり声が上手く出てないみたい。
危険な刺激。……だけど、それが欲しい。
「――はぅんっ!」
「きゃううっ!?」
何度も何度も、クリトリスを擦り合わせる。
キモチよすぎて、頭がおかしくなりそうで。
だけどやめる事が出来ない。まるで麻薬かなにかのように。
「真帆っ、真帆!」
私は私専用の絶対に抜け出せない麻薬の名前を叫ぶ。
「んっ……ひうっ!」
真帆のふくろはぎにキスする。全部が愛おしくて。
手放したくない。真帆の足も髪も唇も胸も手もアソコも。
「サキっ! ひやああーっ!」
「真帆っ! んんぅぅーっ!」
一際強くお互いの敏感な部分が擦れ合って、私達は同時にイッてしまった。
身体に力が入らなくなって、倒れ込む。
「真帆……」
絶頂のせいでまだボーっとしている中で、真帆にキスする。
「んっ……」
真帆も私と同じカンジなのか、眼の焦点が定まってない。
それでも、私のキスには応えてくれた。
愛おしくて、真帆の指に私の指を絡めてゆく。
そして最後の指を絡め合った直後、私の意識は途切れた。
……………。
………。
……。
「うー……さすがサキ、エロエロだったな」
「い、言わないでよ」
眼が覚めて冷静になってみると、途端にハズかしくなる。
私、ものスゴくはしたなかった。
「なんていうか、ゴメンなさい真帆」
「別にあやまんなくってもいいけどさー。うん、スゴかったサキ」
「分かったから、もう許して……」
ある意味怒ってくれた方が気が楽だと思う。
もう、穴があったら入りたい。
「ともかくこれで、あたしらの恋人レベルちょー上がったよなっ」
「そ、そうね。恋人同士じゃないとこんな事ゼッタイしないでしょうし」
この瞬間まで、申し訳なさで縮こまっていたのに。
「ならなんの問題もなし! これからもヨロシクな、サキ!」
真帆に弾けるような笑顔を向けられた瞬間、心の中の暗い気持ちが全部押し出されちゃったんだから、私も現金な女の子よね。
「……ええ。ありがと、真帆」
きっとこれからも、こんな感じに手探りで変えていくんだと思う。
友達から、恋人へ。