荻山「というわけでバスケ同好会と」
智花「慧心学園女子バスケ部野合同でで豆まき大会」
荻山「IN慧心学園初等科」
智花「というわけで、今日は初等科の建物全部を貸し切りました。」
柿園「よくやるわね〜。」
荻山「ルール説明ですが鬼役は学校入口のピロティから屋上を経由しゴール地点の体育館に着いたら勝ち。」
智花「ついでに鬼のお面が折れ曲がったり、撃ち抜かれて損傷した場合は負けです。」
荻山「ついでに今日の鬼役は昴です。」
昴 「おい、ちょっと待て聞いてないぞ。バスケ同好会やるから来たんだぞ、俺は!」
ひな「おー、お兄ちゃん豆まき嫌いなの?」
昴 「すみません、喜んで鬼役させて頂きます。」
真帆「やっぱり無垢なる魔性にはすばるんでも勝てなかったか…。」
紗希「じゃあ、とりあえず準備しましょう。」
智花「じゃあ昴さんは今から10分待ってからスタートです。」
愛莉「昴さん、健闘を祈りますね。」
荻山(普段昴がこっちを見向きもしない分の仕返しはしっかりしないと。)
竹中(ひなたとべたべたしやがって!この機会にちょっとだけ逆襲させてもらうか…)
昴 「俺、大丈夫だよな…。」
節分という日本の伝統行事と少年少女の淡い恋心が交わる時、物語は始まる。