私たちの部活に新しいコーチが来る…はじめて聞いたときはビックリしました  
そして、どういう人が来てくれるのか、楽しみでもあり不安でもある、そんな心境でした  
でも、そんな不安はすぐになくなりました…  
 
新しく来てくれたのは長谷川昴さん。昴さんはバスケに対してすごく真摯だし、  
私たちにもすごく優しくて…気づいたら昴さんのことを目で追いかけていました。えへへ…  
 
なりゆき上とはいえ、毎朝昴さんの家で特訓をするようになり、  
さらに昴さんと一緒にいれる時間が増えて…  
 
わたしは他のメンバーから、いつのまにか公認のお嫁さんになっていました  
そういうふうに言われるとすごく恥ずかしくって…でも、長谷川さんの…お嫁さん…  
気づいたら顔がにやけてしまったりして、それでまたからかわれたり…  
それも、ちょっと気分が好かったり…  
 
周りにチヤホヤされて、わたしの心はさらに昴さんに夢中になっていました  
そしてそれは、わたしが昴さんに恋をしてしまった、ってことで…ほわぁ…えへへっ…  
そんなことをみんなに言ったら絶対にまた色々と言われちゃうし、と思ってずっと違うって言ってたけど  
 
お父さんもお母さんもわたしの恋を応援してくれて、  
まるでいいなづけみたいに昴さんをもてなしてくれるようになりました  
 
そしてある日、わたしのおうちに昴さんが遊びに来た時…  
 
忍:「ちょっと用事で出かけてくるよ」  
花織:「夜には帰りますね。…ふふっ、智花、今日は昴さんと二人っきりね。一気にものにしちゃいなさい」  
忍:「おい!そんなこと…」  
智花:「ふえっ、そそそっ、そんなことないよ…」  
花織:「いい?男ってのはね、『既成事実』を作ってしまえばこっちのものなのよ」  
忍:「いい加減に…(どうせ意味を分かってはいないんだろうが)」  
智花:「…だ、だからぁ…」  
花織:「あら、もう急がないと。じゃあね、頑張ってね。」  
忍:「…昴くんに変なことだけはするなよ」  
 
実は…そのすぐ後に、『既成事実』の作り方を調べちゃって…  
 
智花:「『既成事実 作り方』っと…これかなぁ?…えっ、…ふぇ…」  
 
既成事実…つまりはえっちなことをするってこと…?  
えっちなことって…ええと、その…わたし、だってまだ…小学生だし…  
そんなこと、出来るのかなぁ…?そもそも、どんなことをするんだろう…  
 
気づいたら、調べちゃってました。だって…昴さんのこと…他の子にとられたくないもん…  
きっと葵さん、昴さんのことを大好きだし…  
 
智花:「はわわっ…こんなことをするんだ…うん、きっと私にも出来る…」  
 
その時、わたしのお股はいつのまにかぐっしょりと濡れてしまっていました  
 
5年生の終わりくらいから、お股を触ると体がゾクゾクするようになりました  
ずっと触っているとだんだんと気持ちよくなってきて、それでもっと気持ちよくなって…  
お股が今みたいにぐっしょり濡れるようになって、パンツを履き替えないといけなくなっちゃうんです  
 
そういう時に、昴さんのことを考えながら触ると、…んっ…もっと…気持ちよくなるんですっ…っ…  
昴さん…昴さん…好き…大好き……んっ…あっ…いくっ…ああっ…  
 
とうとう昴さんがお家に来てしまいました。私、頑張れっ  
 
智花:「す、昴さん!あ、ああ、ええと、そのぉ…」  
昴:「どうしたんだい?智花」  
智花:「あっ、あのっ!…私、すばりゅ…ううっ…」  
 
うううっ…噛んじゃった…  
 
昴:「智花、とりあえず落ち着こう」  
 
昴さんはこんな時でも優しい…素敵…  
 
智花:「…うん、…昴さん!わ、私…、…、…私!昴さんのことが…すっ、すすすす…好き!ですっ!」  
昴:「お…?ああ…そうだな。俺も好きだよ」  
 
言えた…!あとは『既成事実を作っちゃえば!  
 
智花:「えへへっ…昴さん、好き、ですっ…」  
昴:「そうだな、俺も智花みたいな子が妹だったら良かったといつも思うよ」  
智花:「…はいっ!……ほえ…?」  
 
あれ…?  
 
昴:「ん?智花は可愛いしなぁ」  
智花:「…」  
昴:「?」  
 
昴さん、なにか勘違いしてる…?  
こうなったら、もう、…あれに書いてあった『奥の手』をやるしかないのかなぁ  
…うん、やっちゃおう…  
 
智花:「す、昴さん…昴さん、私、もう…お、おとな…なんですよっ…」  
 
そう、こうやっておっぱいを押し付けて、上目遣いで昴さんを見て…  
 
昴:「どっ、どうした智花?」  
智花:「私っ…昴さんのこと、好きなん…です…こんなに…」  
 
昴さんの手を取って、私のおっぱいに…  
 
昴:「ちょ、ちょっと待て智花!一体どうしたんだ?…さては花織さんの入れ知恵か?」  
智花:「…違います…私は…一人の男性として、昴さんのことが…好きなんですっ…!  
    だから…っ、私の…『はじめて』を貰って…下さい!…お願いしますっ!!」  
 
私はそう言うと、着ていた服を脱ぎました  
 
昴:「だから、ちょっと待って!どうしてそんないきなり!」  
 
昴さんの静止も気にせず、私は全て脱ぎました  
私のおっぱいはまだ小さいけど、昴さんへの想いは沢山…あるんですっ  
 
智花:「昴さん、…私の体、見て下さい…っ…!」  
昴:「智花…」  
智花:「私、本気なんですっ!昴さん…お願いです、私を貰って下さいっ!  
    私はもう、こ、子供じゃないんです…大人…なんです…」  
 
しばらく昴さんも私も黙っていたけど…  
 
昴:「…智花。そういうふうに言ってくれて、嬉しい…けど…  
   智花はまだ小学生だよ。俺には…」  
智花:「…私のお股、もう…我慢出来ないくらいムズムズして…」  
昴:「…」  
智花:「…」  
昴:「…分かった、智花。…もう、後戻りは…出来ないよ…?」  
智花:「…はいっ…不束者ですが、よろしくお願い、しますっ…」  
 
そうして私は昴さんと結ばれました。そして私は昴さんに抱きかかえられ、ベッドへ…  
 
昴:「智花の体、すごく綺麗だよ」  
智花:「えへへ…ありがとうございます…っ。えへへ…」  
 
昴さんはそう言うと、私のおっぱいに手を伸ばし、優しく触ってくれました  
すごくぎこちないさわり方だったけど、昴さんの優しさが伝わってきて、それもまた嬉しくって…  
 
智花:「昴さん、私、昴さんのこと、ずっと、大好きでした。  
    昴さんの優しいところ、バスケに熱中してるところを…  
    だから、今こうやって…すごく、幸せです…」  
昴:「ありがとう智花。智花がそんな風に思ってくれて、嬉しいよ」  
 
昴さんの優しい手が、私の小さな胸を優しく揉んできます  
 
智花:「昴さん、私のおっぱい…小さくてごめんなさい。  
    でもきっと、あと2,3年後には…葵さんくらいにはきっとなって見せますっ!」  
昴:「いやいやいや!智花のその体も可愛いよ!  
   それにね、体なんて全然大事じゃないんだ。大事なのは気持ちだよ」  
智花:「…はい…本当に、幸せです…  
    …ええと…そのっ…昴さん、私、お股がすごくムズムズしてきちゃいました…  
    私きっと、準備は…いつでもこい!…です。私の『はじめて』、貰って下さいっ!」  
昴:「うん…智花のその気持ち、きちんと受け止めるよ…  
   でも、確か最初はすごく痛いって言うし、智花は大丈夫かい?」  
智花:「はい、昴さんと結ばれた証、私に刻んで下さい…お願いしますっ」  
 
私がベッドに仰向けになると、昴さんは私のまたを開かせました  
私のお股はおっぱいを揉まれて更にお漏らしをしたかのように濡れてしまっていました  
 
昴:「ええっと…確かここがクリトリスだから…智花、ちょっと触るね」  
 
そうやって私の先の方のお豆を触ると、体中がすごくビリビリしてきちゃって…  
それはいつもよりもずっと強くて…  
 
ぷしゃああああぁぁぁぁぁぁぁ…  
 
布団に描かれる地図…私のお部屋に広がるにおい…  
…こんな大事な場面でお漏らししてしまうなんて…ううっ…  
 
智花:「うっ…ぐすっ…昴さん…ぐす…ごめんなさい…」  
昴:「ああっ、ええと、と、智花、き、気にするな!  
   女の子は気持ちいいとお漏らししちゃうって聞いたことがあるから…だから、泣かないで!  
   ほら、いくらでも漏らしていいから、もっと気持ちよくなろう!ね!」  
智花:「うううっ…そ、そうなんです…かっ…?じ、じゃあ…私をもっと…気持ちよくして、下さいっ…」  
 
だったら…もう好きなだけ気持ち良くなろう…  
昴さんはおしっこまみれな私のお豆を、優しく、だけど時々強く触ってきました  
 
昴:「どうだ?気持ちいい?」  
智花:「んっ…は…あんっ!…はい…いい…気持ちい、んんっ!気持ちいいですっ!んっ…」  
 
もっと、もっと…  
更に気持ちよくなってきて、私はおしっこを垂れ流しながら、気持ち良くなって…  
 
智花:「ああああっ!昴さん!…んんんっ…んっ…いいいいい、くるっ!なにか来ます!…あああああああああああああ!」  
 
私は残りのおしっこを全部漏らして、イッてしまいました…  
 
昴:「智花、気持ち良かった?」  
智花:「はぁ…はぁっ…はい…とっても…」  
昴:「そうか…智花、俺の方ももう限界かも…」  
 
そして昴さんも着ていた服を全部脱ぎました  
ふわぁ…すごい…昴さんの体、とってもカッコいい…  
それに、あの大きなおちんちんが、私の体に入ってくるんだぁ…本当に、大丈夫かなぁ…?  
 
昴:「これだけ濡れてたら大丈夫…だろうな。…智花、いくよ」  
智花:「はいっ…お願いしますっ!」  
 
昴さんの大きなおちんちんが私のお股にあてがわれ、そして少しづつ強く押し付けられてきました  
私のお股が少しづつ広げられていき…  
 
智花:「んっ…っ…んぐっ…っ…」  
昴:「智花、大丈夫か?痛かったら止めるからいつでも言って」  
智花:「いっ…痛いですけど…昴さん、続けて下さい…」  
 
これが『ロストヴァージン』の痛みなのかな…?すごく痛い…  
でもこれを我慢しないと、私と昴さんは結ばれない…  
 
昴:「智花…全部、入ったよ…」  
智花:「ありがとう、ございます…昴さん、気持ちよくなって、下さいっ…っっ…」  
 
そこから先は、痛みを我慢するのが精一杯で、あまり覚えてません  
でもすぐに昴さんが動きをやめたかと思うと、体の中に何か熱いものが入っていくのが分かりました…  
 
昴:「智花、終わったよ。すごく気持ち良くなれたよ。ありがとう…  
   あ、膣内(なか)で出したけど、大丈夫だった?」  
智花:「なか…?」  
昴:「ああっ、そうか、なんて言ったらいいかな…?そうだ、智花は生理は始まってる?」  
智花:「生理…?あっ、このまえ習った…ええと、まだ…ですけど…?」  
昴:「そうか、ならいいんだ。智花、本当にありがとう…」  
 
そうやって昴さんは私を抱きしめ、キスをしてくれました  
その時、私は本当に、幸せでした。だって、好きな人と結ばれたんだもん…えへへ…えへ…  
 
昴:「…ところでこの布団、どうしよう…」  
智花:「あ…」  
 
このあと、お父さんとお母さんに、おしっこまみれの布団の言い訳するのが大変でした…  
お父さんは何とか誤魔化せたけど、お母さんにはバレちゃったみたいで…  
 
花穂:「この匂い…あらあらまぁまぁ!智花、おめでとう。でも避妊はきちんとしなさいよ」  
智花:「ふえっ…えっ…ああ……う、うん…」  
 
------  
 
智花:「へぇ…世の中にはこんなに酷い目に遭ってる人がいるんだぁ…」  
 
今日の社会科の授業で、私たちがどれだけ恵まれてるのかを知りました  
私たちと変わらない年なのに、生きるために必死にならないといけないなんて…  
 
智花:「私って恵まれてるなぁ」  
 
こうやって毎日勉強したり、バスケをしたり…  
何よりも、私は昴さんの彼女…そしてこのままお嫁さん…えへへ…  
あれから二人っきりの時には、昴さんとバスケの練習をしたり、勉強を教えてもらったり、  
お話ししたり、…え、えっちな事をしたり…  
 
あれだけ痛かったセックスも、4,5回目くらいからだんだんと気持ち良くなれるようになって、  
夢中になっていきました。時々昴さんが用事で来れない時以外は、ほぼ毎日かなぁ  
今日も練習が終わったあと、みんなが帰ってから更衣室で3回、膣内に出してもらっちゃったし…  
 
ある日  
 
真帆:「にしてももっかん、今日はすばるんと密着プレイをおたのしみで…」  
智花:「ふえっ?そ、そんなことないよ!あれはただのストレッチで…」  
ひなた:「おにーちゃん、ともかのにおいにむちゅう」  
智花:「…っ///」  
真帆:「もっかんはすばるんキラーですな」  
智花:「もぅ…真帆、これ以上言ったら怒っちゃうよ…」  
 
でもやっぱり、こうやって言われると恥ずかしいなぁ…嬉しいのもあるけどねっ!  
 
真帆:「と、とおまきにうらやましそーにそれを眺めるアイリーンとサキなのであった」  
愛莉:「えっ?そんなわけないよ…うん…」  
紗季:「もう…見てないし羨ましくなんてないわ!」  
 
みんなも昴さんの事が好きなのかな?でももう昴さんはもう私のものだもんっ  
 
昴:「みんな来たな。今日は先日の試合をビデオで見なおそう」  
 
この前は近くの○△小学校と練習試合でした  
自分も今ひとつ上手く出来なかったし、それをビデオの見直しするのは大事だよね  
 
昴:「よし、ビデオはつなげたし…みんな見るぞ」  
 
私は昴さんの右隣に座りました。昴さんと目が合っちゃった…それだけでもすごく嬉しい…  
ひなたが膝の上に乗っちゃったけど…きっと『おにーちゃん』だから大丈夫かな?  
あれ?紗季も…?なぁんだ、真帆が押してるだけだね。  
 
昴:「よし、まずこのシーン。紗季がこう動きた時に真帆がこう動くと…」  
紗季:「たしかにそうだけど、あれは真帆が…」  
真帆:「でもその時サキが…!」  
昴:「ストップストップ…一つ一つ問題を抽出していくぞ…」  
 
昴:「それでな、愛莉のこの場面での動きなんだけど…」  
 
昴:「そんで智花な、…まぁ智花はいいか。あえていうならこの場面な、ここでひなたを上手く使えば…」  
智花:「はっ、はいっ!///」  
 
こうやって昴さんは毎回本当に、熱心に教えてくれる…すごく嬉しいなぁ  
このあと、私が大人になって、バスケをもっと楽しめるようになって、昴さんは立派な選手になって…  
そういう時もこうやって二人で頑張って行けるのかな…えへへ…  
 
昴:「っと、とりあえずこんなもんだな。よし、15分休憩したら練習を始めよう!」  
一同:「ハイ!」  
 
よし!今日も昴さんにいいところ見せちゃおう!  
 
ひなた:「おにーちゃん、どこいくの?」  
昴:「おお、ちょっとミホ姉…美星先生に呼ばれてたのを忘れてた。もしかしたら遅れるかもしれないな  
   ひなた、みんなに伝えといてくれるか?」  
ひなた:「おーっ」  
 
真帆:「さてさてこのパソコンなんだけど、年頃の男がパソコンでやることってなーんだ?」  
    んーっと、じゃあもっかん。」  
智花:「えっ、えーっと…?バスケ関係かな?」  
 
うーん、何度かパソコンでバスケの動画を見せてもらったことがあるし…  
あとは…もしかして私みたいに色々と…?でもこれは言わないほうがいいかな?  
 
真帆:「ぶっぶーっ!もっかんは年頃の男を分かってねーなー。サキは分かるだろ?」  
紗季:「さぁ?」  
真帆:「つれねーなぁ…じゃあアイリーン!」  
愛莉:「私もバスケ関係だと思ったけど…」  
真帆:「はぁ…アイリーン、それじゃすばるんゲット出来ないぞ!?」  
愛莉:「わ、わたしはそんなこと思ってないもん…!」  
真帆:「ヒナは?」  
ひなた:「おー、こづくり?このまえたけなかがそんなこと言ってた」  
真帆:「そう、そうなんだよ。男がやるのはエロ!エロ!  
    というわけですばるんのパソコンのエロを探すぜ!」  
 
真帆、あんまりパソコンを変にいじるとダメなのに…  
 
真帆:「あ、あれ?なにこれ?『この操作はなんちゃら者には出来ません』?」  
昴:「よーし、練習はじめるぞー…って真帆!学校のパソコンで遊ぶなよ!」  
 
今日の練習もこれでおしまい。昴さんが見ててくれるから、いつも頑張れるね  
もちろんみんながいるのも楽しいけど、私は昴さんの、お、お嫁さん!だしねっ  
 
昴:「ひなたちゃん、このあとみんなが帰ってから…ボソボソ」  
ひなた:「…おにーちゃん、わかった。」  
 
なんだろう?ひなただけに用事って…?まぁ、いいかな?  
 
愛莉:「わたし、もうちょっと練習してから帰るね」  
紗季:「そう、練習頑張ってね。また明日」  
真帆:「頑張れアイリーン!じゃあね!」  
智花:「私ももうちょっと練習しようかな…あれ、昴さんもう帰っちゃったのかなぁ…」  
紗季:「ひなに用事があるみたいで、二人してどこかに行ったわよ」  
真帆:「逢引きですな。もっかん大ピンチ!」  
智花:「ふえっ、えっ…そんな…」  
 
そんなことない、うん。そんなことないよね。昴さん、私のこと好きって言ってくれたし…  
でも昴さん、優しいからひなたのために…?ううん、そんなこと…  
こういう時、旦那を心配しないのが妻の役目、ってどこかで読んだしね  
 
紗季:「真帆、あんまりトモをからかうのはやめなさい。トモ、心配しなくても長谷川さんはトモに首ったけよ」  
智花:「もぅ…紗季まで…」  
 
でも、本当に昴さんは私に首ったけだからねっ。えへへ…  
 
智花:「ふえぇ…荷物忘れてきちゃった…」  
 
おうちに持って帰らないといけない荷物をロッカーに忘れちゃったことに気づいて、  
慌てて体育館に戻って来ました。体育館のあかりはまだ付いてる…愛莉、練習頑張ってるんだなぁ  
愛莉がいてくれると、チームとしてもすごく助かるし、一緒にいて楽しいしねっ  
 
そして体育館の中へ。愛莉はちょうど着替えて帰っちゃったのかな?既に誰もいませんでした  
荷物もあったし、早く帰ろう、って思っていたら…  
 
???:「はぁ、はぁ、はぁ・・・ああん…」  
 
そんな切なそうな声が、体育館の男子ロッカーから聞こえてきました  
どこかで聞いたことがあるような…その不思議な声に惹かれるように、私はあかりの方へ…  
そこにいたのは、裸で抱き合ってる昴さんと…ひなた…?  
…えっ…どういうこと…?  
 
昴:「ひなたちゃん、もう1回やってから帰ろうね」  
ひなた:「…うん、おにーちゃんのせーえき、もっと、ちょーだい…」  
昴:「うん、またこすりつけるからね…」  
 
そうやって、昴さんは私のおちんちんをひなたの割れ目にこすりつけ始めました  
それと同時にひなたは更に気持ちよさそうに…  
 
そして昴さんはひなたの割れ目におちんちんを押し付け、白いものを出しました…  
 
昴:「ひなたちゃん、気持ちよかったよ。ひなたちゃんも気持ちよかった?」  
ひなた:「はぁ…ん…うん、…すごく…きもち、よかった…」  
昴:「ひなたちゃんのお股、最高だよ…ひなたちゃん、好きだよ…」  
ひなた:「おにーちゃん、ひなも、おにーちゃんのこと…すき…」  
 
私は目の前の光景が信じられませんでした  
昴さんは私の旦那さんなのに、ひなたと愛を確かめ合って…  
 
私はその場から逃げるように、家へ帰りました  
 
智花:「どうして…?なんで…昴さん…ひどいよぉ…私のこと、好きって…なんで…ぐすっ…」  
 
家に帰り、すぐにお部屋に入ると、私は我慢できず泣いてしまいました  
昴さんは、あの時たしかに私のことを好きだと言ってくれました  
そして、私の『はじめて』を貰って、そして私を愛してくれました…  
私は昴さんの旦那さんになるんだ、そう思うと毎日がすごく楽しかったのに…  
 
二人の様子を見るに、少なくとも私よりも前から、なのかな…  
つまり私は…浮気の相手…?  
 
そう思うと、余計に悲しくなって…  
 
花穂:「智花、目、真っ赤だけど…」  
智花:「うん…大丈夫。もう、大丈夫…」  
花穂:「そう、どうしてもダメなときは、ちゃんと相談しなさいね」  
智花:「うん…」  
 
次の日の練習から、私は昴さんにどういうふうにすればいいか、わからなくなってしまいました  
周りのみんなの迷惑にならないように、いつもどおりの顔で、  
いつもどおりの練習をしたつもり。みんなに心配させちゃうとダメだし…  
 
昴:「よし、今日の練習はここまで。みんなきちんと汗拭いて、風邪引かないようにね」  
 
紗季:「さて、着替えて帰りますか。ひな、ちょっとお腹が出てきてるわよ。きちんと食生活気を付けないと」  
ひなた:「おー。ひな気をつけてるよ?」  
紗季:「そう。それにしては最近動きがおかしいんじゃない?」  
ひなた:「うーん、さいきん体がおもい」  
愛莉:「体調が悪いなら、きちんとバスケ休まないとダメだよ」  
ひなた:「今のところ大丈夫」  
 
ひなた、確かに最近調子が悪そうだけど…だけど、どうしても声をかけることが出来なくて…  
だって、ひなたは私の昴さんを奪った…ううん、ダメダメ、だってひなたは私の友達…  
そんなふうに考えたらダメだよ、また友達なくしちゃう…  
 
その次の日、愛莉が急に、妙によそよそしくなりました  
特に昴さんに…何かあったのかな?練習しててもなんだか他のことを考えてるような…?  
 
智花:「愛莉、昴さんと何かあったの?」  
愛莉:「…!!…なんでも、ないよ…」  
智花:「…そっか…何かあったら相談してね!」  
愛莉:「うん…ありがとう」  
 
やっぱり昴さんと何かあったみたい。だけど、愛莉が言いたくなさそうだし、  
これ以上無理やり聞くのはダメだよね  
 
それからというもの、女バスにはなんとなく変な空気が流れるようになりました  
原因はきっと…愛莉。日を増すごとに昴さんを避ける態度があからさまになってるし…  
 
真帆:「最近のアイリーン、どうみてもおかしくないか?」  
紗季:「そうね…でも愛莉自身が話したがってないし、私にもわからないわ」  
ひなた:「あいり、はやく元気になってほしい」  
智花:「そうだね…」  
 
でも、なんで私たちに話してくれないんだろう…?  
私たちじゃ解決できないくらい、大変な問題なのかな?  
でも少しくらいは頼って欲しいのに…  
 
そういう私も、あのあと中々昴さんと上手く接する機会がなくて…  
 
ひなた:「おにーちゃん!ひな!いく!きもち!いい!ああああああああああああ・・・・」  
昴:「出る!全部受け取ってくれ!ひなた!」  
 
昴さんとひなたは今日も愛を確かめ合っています  
昴さんは私のこと、大事にはしてくれないのかな…  
好きって言ってくれたのに、やっぱり私は昴さんの1番じゃ…ないみたい…  
 
それでも私はバスケが好きだし、みんながいてくれる  
そう思って女バスには熱心に取り組んでいました。そうすれば、もしかしたら昴さんは…  
 
だけど、私たちの日常はちょっとずつ壊れ始めていました…  
真帆が、急に女バスに来なくなってしまいました  
 
智花:「ねぇ真帆、最近練習に来てないけど、どうしたの?」  
真帆:「あーっ、ごめん!最近親が色々と習い事入れちゃって…」  
智花:「へぇ…大変なんだ…だったら仕方ないね…習い事が終わったらまた練習に戻ってきてねっ」  
真帆:「うん、ありがと。」  
 
習い事が忙しいなら仕方ないよね、とはじめはおもっていました  
だけど、真帆が最後まで練習に来ることは、ありませんでした  
 
そうして真帆がいなくなって4人になり、愛莉はますます周りを避けるようになって、  
雰囲気がどんどん悪くなっていきました  
 
ひなたはますます動きが悪くなって…  
 
智花:「ねぇ、最近のひなた、変だよ?」  
ひなた:「…はぁ…はぁ…うん、少し休んだら、だいじょうぶ…」  
 
そういうふうに言うけれど、練習の殆どを休むようになってしまいました  
昴さんは、そんなひなたを見て、すごく嫌そうな顔をするようになりました  
もしかしたら、これはチャンスなのかも…  
一度は消えかけた昴さんへの想いだけど、今なら…うん、いけるっ!  
 
やっぱり、昴さんは私の好きな人  
昴さんと一緒にいれると、すごく嬉しいから…  
 
私は昴さんに再びアタックをかけるようになりました  
はじめは昴さんも戸惑っている感じだったけど、だんだん受け入れてくれるようになって…  
 
智花:「昴さんっ、今日も一緒に練習頑張りましょう!えへへ…」  
昴:「…うん、そうだな。練習頑張るか!」  
 
私と昴さんはどんどん近くなって…と思っていたけど、  
ある日を堺に、紗季が昴さんにすごく熱心にアタックをかけてくるようになりました  
何があったのかは分からないけど、紗季も昴さんに夢中になっちゃったみたいで…  
 
紗季:「はっ、長谷川さん!今日はお疲れ様でした!」  
 
そうやっておっぱいを押し付ける紗季。私だって、負けていられない!  
 
智花:「昴さん!今日の私のプレー、どうでしたかっ!」  
 
おっぱいの大きさならきっと負けないし!  
昴さん、おっぱいを押し付けられて嬉しそうだけど、どっちのおっぱいがいいのかな?  
ううん、想いを伝えるのはおっぱいだけじゃないよねっ  
 
愛莉はそんな私たちを見て、呆れているのかな?  
遠巻きにチラッと見て、すぐにロッカーに入っていってしまいました  
 
それからというもの、私は昴さんと一緒に、居残り練習をすることにしました  
もちろん、紗季が帰った後で…ここからは二人の時間…えへ…  
練習中は紗季も猛アピールしてくるけど、一度帰っちゃえば…ね…昴さん…  
 
でも…練習は練習だけど、結婚してからの子作りの、だけどね…えへへ…えへへ…  
まだ私は赤ちゃんが出来る体じゃないみたいだけど、はやく昴さんの赤ちゃん、欲しいな…  
 
それくらい、私は昴さんのことが大好きでした。やっぱり、…大好きでした  
そしてそれが最後になるなんて…思いもしませんでした…  
 
ある日の昼休み、愛莉が突然給食を全部吐いてしまいました。  
 
愛莉:「うっ…ああっ…おえええええええええっ…」  
紗季:「ど、どうしたの愛莉?!そうだ、保健の先生!先生呼んでくるから!」  
愛莉:「おええ…ありが…おえええええっ…」  
 
翌日、朝練に行っても、昴さんのお母さんに帰るように言われました  
その上、その日の女バスに昴さんは来ませんでした  
 
さらにその翌日、部活にやってきたのは美星先生でした  
そして、信じられないことを…言いました…  
 
ミホ姉:「ええと…今日はとても悲しいお知らせがある…」  
     あんまり言いたくないんだが、昴は警察に捕まった。理由は…話せない  
     高校も、一身上の理由ってことで退学になってる…  
     みんなに迷惑かけて、本当にごめんなさい…  
     バスケの指導は当分はわたしがするけど、みんなそんな気分じゃ…ないよね」  
智花:「そんな…どうして…?」  
 
本当に、信じられませんでした。あんなに優しい昴さんが警察に捕まったなんて…  
少なくとも、昴さんは人に悪いことを出来るような人ではないはず…なのにどうして…?  
 
紗季:「理由を言わないと納得出来ません!」  
ミホ姉:「ごめん、これ以上は『みんなの名誉』のために言えない。本当に、ごめんなさい…」    
 
美星先生は泣きだしてしまいました  
 
智花:「なんで…昴さんのおかげでここまで頑張ってこれたのに…」  
紗季:「…」  
 
美星先生に、紗季が必死に美星先生に理由を聞こうとしてるけど…やはり教えてくれません  
 
紗季:「愛莉、ひなも何か言ってよ!」  
愛莉:「…」  
ひなた:「…」  
 
そうして、女バスは崩壊しました  
昴さんのいない女バスなんて…  
そう思うと、今まで頑張ってきたことがバカみたいに思えてきて…  
 
花穂:「智花、今日は練習しないの?」  
智花:「…もういいの。私バスケ辞めるから…」  
花穂:「…そう…智花、昴さんの」  
智花:「もう、いいから…もう寝るね…おやすみ…」  
 
1週間後、ひなたが海外に転校することが急に決まり、さよならも言えないまま行ってしまいました  
真帆は昴さんがいなくなってからは急に元気になったような…  
でも一人どこかで遊んでいるようで、私たちともだんだん話さなくなりました  
愛莉は…もうお互いに話すこともなくて…紗季も私と同じようにヤル気をなくしてしまったようでした  
 
そうしているうちに、愛莉が病院に入院することが決まりました  
 
愛莉:「ごめんね…明日から病気で学校を休みます…」  
智花:「…そう」  
紗季:「…」  
真帆:「あー、そう?卒業式までには戻ってこいよ!」  
 
そうして、学校に残ったのは私と紗季、真帆の3人になりました  
 
昴さんがいなくなり、私は毎日を目的もなく生きていました  
やることなすこと全部が馬鹿らしく思えてきて、クラスメイトとも話さなくなって…  
気づいたら、みんなから避けられるようになっていました  
でもそんな私を、どうでもいいと思っている私がいて…  
 
そういえば真帆が学校に来なくなりました  
それと同じくらいに、格好に警察が沢山来ました。何かを調べていたようだけど…  
しばらくは学校に取材に来ている人が邪魔だったのを覚えています  
 
そうやって毎日を過ごしているうちに、卒業式を迎え、春休みに入りました  
あれだけ熱心に、一緒にやっていたメンバーも、気づけば私と紗季だけ  
紗季は遠くの学校に行くみたいですが…もうどうでもいいかな…  
私はこのまま中等部に上がる、んだっけ…  
 
今はお父さんとお母さんが連れてきてくれた□○県の温泉にいます  
昨日今日といろいろな観光地を見せてくれたけど楽しくなくて…  
 
二人は今、温泉に入っていて、私は部屋でお留守番…  
 
窓から見えるのは、遠くまで続く森…そして、悲しくなるくらい青い、空…  
 
 
 
 
 
ふと思う。人生って、つまんないなぁ…  
気づいたら、私はその森へ向かって、一人で歩き始めていました  
こんな風に生きるのって、楽しくないよね…  
 
 
智花編end  
 

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