真帆:「世界にはこんなひどい目に遭ってる人たちがいるんだなー」  
 
今日の社会の授業で、世界にはすげー貧しい人がいるってのを教えられた  
もしかしたらあたしよりも小さい子が、あんなことやこんなことをしてる…?みたいだし…  
あたし達って、やっぱり恵まれてるんだなぁ  
 
毎日女バスのみんなと楽しくバスケ出来るし、勉強も…めんどくさいけどきちんと出来てるし  
それもこれも、やっぱりすばるんのおかげだな!…よし!今日も勉強終わり!  
 
真帆:「サキ!練習いこーぜ。そーいえばすばるんがサキに何か言いたいことあるって。もしかして告白かも?」  
紗季:「そっ、そんなことあるわけないじゃない!」  
真帆:「そこまでムキになるって…あやしー」  
紗季:「もう!そんなことないって!いいから行くわよ!」  
真帆:「へいへい」  
 
サキ、なんか顔真っ赤だな。もしかしてー  
 
真帆:「どーしたサキ?…あーそうか、うん、まぁガッカリすんなー」  
紗季:「何を?」  
 
恋する乙女。そしてすばるんを巡る四角関係…  
 
真帆:「にしてももっかん、今日はすばるんと密着プレイをおたのしみで…」  
智花:「ふえっ?そ、そんなことないよ!あれはただのストレッチで…」  
ひなた:「おにーちゃん、ともかのにおいにむちゅう」  
智花:「…っ///」  
真帆:「もっかんはすばるんキラーですな」  
智花:「もぅ…真帆、これ以上言ったら怒っちゃうよ…」  
真帆:「と、とおまきにうらやましそーにそれを眺めるアイリーンとサキなのであった」  
愛莉:「えっ?そんなわけないよ…うん…」  
紗季:「もう…見てないし羨ましくなんてないわ!」  
 
------  
 
今日も勉強終わり!ええと、家に持って帰る物は…っと。  
さて練習に行こうかな。お、ヒナがもう来てる  
 
真帆:「そういえばヒナのお腹最近膨らんでるなー!」  
ひなた:「おー、そういえば」  
真帆:「太ったんじゃねー?」  
ひなた:「んー?」  
 
まーひなは小学生らしからぬダイナマイトなボディだからなー  
お腹も出てくるのかな  
 
愛莉:「二人で何話してるの?」  
 
真帆:「ひなたの腹が最近膨らんできたなぁ、って」  
ひなた:「ひな、そこまでごはん食べてないよ?」  
真帆:「でもだらしねーなぁー」  
ひなた:「おにーちゃん、嫌?」  
真帆:「すばるんはそんな事で嫌いになるような男じゃないと思うけど…」  
 
すばるんはとっても良い人。そんなことでは絶対に嫌いにならないはず  
まぁーすばるんをガードするもっかんを打ち破ることが出来るのか、って話だけどね!  
 
昴:「みんな来たな。今日は先日の試合をビデオで見なおそう」  
 
この前は近所の○△小学校との練習試合。負けちゃったけど、  
試合で大事なのはきちんと見なおすことですな  
 
昴:「よし、ビデオはつなげたし…みんな見るぞ」  
 
サキ、もっと積極的に押し付けないと、すばるんにアピール出来ないぞっ  
ここは手助けしてやりますか  
 
真帆:「ニヤニヤ…」グイグイ  
紗季:「(真帆、やめなさい)」  
真帆:「(サキ、もっかんに負けないように体を押し付けてアピールだ!)」  
紗季:「(真帆、あんまり押さないで。そんなつもりないから)」  
 
押し付け完了っ!  
 
昴:「?」  
紗季:「あっ、なんでもないです…」  
真帆:「ニヤニヤ…」  
昴:「よし、まずこのシーン。紗季がこう動きた時に真帆がこう動くと…」  
紗季:「たしかにそうだけど、あれは真帆が…」  
真帆:「でもその時サキが…!」  
昴:「ストップストップ…一つ一つ問題を抽出していくぞ…」  
 
昴:「それでな、愛莉のこの場面での動きなんだけど…」  
 
昴:「そんで智花な、…まぁ智花はいいか。あえていうならこの場面な、ここでひなたを上手く使えば…」  
智花:「はっ、はいっ!///」  
 
昴:「っと、とりあえずこんなもんだな。よし、15分休憩したら練習を始めよう!」  
一同:「ハイ!」  
 
よーし、すばるんいなくなったし、ちょっと取り調べと行きますかね!  
 
真帆:「さてさてこのパソコンなんだけど、年頃の男がパソコンでやることってなーんだ?」  
    んーっと、じゃあもっかん。」  
智花:「えっ、えーっと…?バスケ関係かな?」  
真帆:「ぶっぶーっ!もっかんは年頃の男を分かってねーなー。サキは分かるだろ?」  
紗季:「さぁ?」  
真帆:「つれねーなぁ…じゃあアイリーン!」  
愛莉:「私もバスケ関係だと思ったけど…」  
真帆:「はぁ…アイリーン、それじゃすばるんゲット出来ないぞ!?」  
愛莉:「わ、わたしはそんなこと思ってないもん…!」  
真帆:「ヒナは?」  
ひなた:「おー、こづくり?このまえたけなかがそんなこと言ってた」  
真帆:「そう、そうなんだよ。男がやるのはエロ!エロ!  
    というわけですばるんのパソコンのエロを探すぜ!」  
 
ええと、確かここに隠すって本で…  
 
真帆:「あ、あれ?なにこれ?『この操作はなんちゃら者には出来ません』?」  
昴:「よーし、練習はじめるぞー…って真帆!学校のパソコンで遊ぶなよ!」  
 
…練習終わり!  
 
愛莉:「わたし、もうちょっと練習してから帰るね」  
紗季:「そう、練習頑張ってね。また明日」  
真帆:「頑張れアイリーン!じゃあね!」  
智花:「私ももうちょっと練習しようかな…あれ、昴さんもう帰っちゃったのかなぁ…」  
紗季:「ひなに用事があるみたいで、二人してどこかに行ったわよ」  
真帆:「逢引きですな。もっかん大ピンチ!」  
智花:「ふえっ、えっ…そんな…」  
 
もっかんはホント、すばるんのことになると途端にオンナになっちゃうね  
 
紗季:「真帆、あんまりトモをからかうのはやめなさい。トモ、心配しなくても長谷川さんはトモに首ったけよ」  
智花:「もぅ…紗季まで…」  
 
------  
 
昴:「よし、今日の練習はここまで。みんなきちんと汗拭いて、風邪引かないようにね」  
 
紗季:「さて、着替えて帰りますか。ひな、ちょっとお腹が出てきてるわよ。きちんと食生活気を付けないと」  
ひなた:「おー。ひな気をつけてるよ?」  
紗季:「そう。それにしては最近動きがおかしいんじゃない?」  
ひなた:「うーん、さいきん体がおもい」  
愛莉:「体調が悪いなら、きちんとバスケ休まないとダメだよ」  
ひなた:「今のところ大丈夫」  
 
うーん、確かに最近のヒナは変なんだよなぁ  
ヒナ自身は大丈夫って言ってるから大丈夫なんだろうけど…  
 
その日は何事も無く練習も終わり、そんで次の日  
なぜかアイリーンがすばるんに対して妙に変な態度を取るようになってしまった  
 
もしかして、アイリーンもすばるんに惚れてしまったり?  
だからこそどう接したらいいのか分からないのかな?ふふん、アイリーンも大人のオンナ…  
 
と思ってたけど、それからしばらく、アイリーンは明らかにおかしい  
どうみても、すばるんを嫌がってる。なんで?  
 
真帆:「最近のアイリーン、どうみてもおかしくないか?」  
紗季:「そうね…でも愛莉自身が話したがってないし、私にもわからないわ」  
ひなた:「あいり、はやく元気になってほしい」  
智花:「そうだね…」  
 
その後しばらくはそんな感じで、アイリーンのせいで女バスのふいんきがみょーに悪いのです  
そういう感じで2ヶ月がたち、女バスのふいんきはどんどん悪くなって…  
 
そんなある日、練習で出来なかったフェイントを練習したくて、アタシは居残りで練習してました  
そうしたら、すばるんが飲み物を持ってきて…  
 
昴:「真帆、練習頑張ってるね」  
真帆:「おうすばるん!…最近みんな変な感じだし、アタシくらいは頑張らないとね!」  
昴:「そうか…真帆はすごいね。あ、そろそろ疲れてない?休もうか」  
真帆:「…そうだな。休もうかな」  
 
そうやって二人で女子更衣室へ。まー着替えるわけじゃないし大丈夫かな  
 
昴:「ちょうどいい栄養ドリンクを持ってきてたところだし、ちょっと飲んでみないかい?」  
真帆:「ちょうど喉乾いてたんだ!ありがとうすばるん!」  
 
ごくごく…うーん、なんだろうこれ。変な味がする  
 
真帆:「すばるん、これなに?」  
昴:「あ、ええとね、美星先生から貰ってものだよ…」  
真帆:「うーん、なんか変な味」  
昴:「か、体にいいんだよ、それ」  
真帆:「ふーん、そうなんだー」  
 
すばるんが体に良いって言うんだし、とりあえず飲んじゃいますか  
 
真帆:「ふーっ、飲んだぜすばるん」  
昴:「よし、効いてくるまで時間かかるしちょっと待ってないとな…」  
真帆:「ん?効いてくるって何が?」  
昴:「あ、いやいや、なんでもないよ。ところであのプレーだけどね、こうやると…」  
 
何か嫌な予感がしたけど、すばるんが真面目に説明始めたし、違うのかな?  
…  
…  
昴:「でな、……さ…ランクで…あへ…と…み…あ……」  
 
う、うん?すばるんの言ってることよく分からないぞ?  
…  
…  
うん、あれぇ…おかしいなぁ…なんだかフラフラする…  
それに、体が…むずむずする…  
 
真帆:「はぁ…はぁ…」  
昴:「真帆、大丈夫…かい?」  
真帆:「う…はぁはぁ…なんか…へんだよ…すばるん…」  
昴:「よし、効いてきたな…真帆、聞こえるか」  
真帆:「う…うん…聞こえる…よ?はぁ…はぁ…」  
昴:「…真帆、ちょっと触るね」  
真帆:「ん?…ひゃん!!!」  
 
すばるんに…手を、触られ…ただけ…なのに、体中が、ビクビクする…?  
なんなん…だ…これ…?  
 
昴:「すごい…こりゃ買って正解だったな…真帆、ちょっと服脱ごうね」  
真帆:「え…?や、…なんで…?あひゃああん!!!」  
 
体がビクビク、する…服ですれて…ビクビク…する…  
すばるん、なん、で、脱がすの…?おかしいよ…すばるん…  
嫌なのに、体がいうこと、聞かない…  
 
昴:「うん、真帆の体、すごく綺麗だよ…」  
真帆:「や、…やめ…」  
昴:「じゃあまず、おっぱいから可愛がってあげるからね…」  
真帆:「やめ…ひゃあああんんんん!!!ああん!!!」  
 
なんで…?嫌なのに…嫌なのに…  
 
真帆:「あああん…んんん…!!すばる…ん、だめ…」  
昴:「そんなこと言ったって、体は正直だよ。ほら」  
真帆:「んんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!ビクンビクン…」  
昴:「あはは、ほら、下の口もずぶ濡れだよ…くんくん…  
  真帆、もしかして、気持ちよすぎておしっこ漏らしちゃった?いけない子だなぁ。  
  そんな子にはお仕置きだよ」  
真帆:「んはぁ!!!いぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!ビクンビクンビクン」  
 
だめ!ダメ!変!気持ち…あああ!!…!!…  
 
真帆「…」  
 
昴:「あちゃー気絶しちゃった。まぁいいや。真帆の処女、きちんと貰ってあげるからね  
  それにしても久々だな。智花は最近冷たいし、ひなたちゃんには挿入できないし  
  …楽しませてね。真帆…じゃあ、いくぞ…」  
 
・  
・  
・  
 
目覚めた時、すばるんはもういなかった  
なんだかまだ、フラフラする…  
 
真帆:「ん…痛っ!!」  
 
あそこが変。確かすばるんに脱がされたと思ってた服はいつの間にか全部着てる  
 
真帆:「ここの中が…あ…う、うそだ…」  
 
あたしのはじめて…こんな形で…  
開いた時に出てきたのは…白く濁ってヌルヌルした…これって…  
 
別にすばるんが嫌いって訳じゃない。むしろすばるんのことは結構好きだった  
だけど、こんなの、あんまりだよ  
アタシのはじめて、こんなふうに…  
すばるん、酷い  
もう、どうでもいいや…  
 
とりあえず、うちに帰ろう  
 
------  
 
最近何か楽しくない  
バスケなんかやってられるかっての。すばるん…もうヤダ  
 
智花:「ねぇ真帆、最近練習に来てないけど、どうしたの?」  
真帆:「あーっ、ごめん!最近親が色々と習い事入れちゃって…」  
智花:「へぇ…大変なんだ…だったら仕方ないね…習い事が終わったらまた練習に戻ってきてねっ」  
真帆:「うん、ありがと。」  
 
すばるんに犯されたなんて、言えないわなぁ…  
 
------  
 
真帆:「なんか面白いことねーかなぁー…久々にゲームでもしにいこうかな」  
 
バスケも辞めて暇になっちゃって、やってきたゲームセンター  
ええと、あ、このゲーム最近有名なんだっけ。ちょっとやってみるかな…  
 
・  
・  
・  
 
男E:「ひゅー!!中々やるじゃんキミ!」  
女A::「うん、キレがあって良いダンスだったよ!」  
真帆:「おー!あったりめーだぜ!」  
男E::「(ヒソヒソ)キミ、名前なんていうの?」  
真帆:「真帆だぜ」  
女A:「で、その真帆ちゃん、ちょっといい話があるんだけど、どう?聞いてみない?」  
 
うーん、危ない気もするけど楽しそうだね。ちょっと話聞いてみようかな  
 
真帆:「おう、いいぜ」  
 
男E:「この喫茶店でいいかな。お金は僕が出すよ」  
真帆:「え?いいの?サンキュー!」  
女A:「(ヒソヒソ)」  
 
男E:「真帆ちゃんって今何歳なの?」  
真帆:「ん?今12歳だよ」  
女A:「12歳かぁ…懐かしいなぁ。私もあの頃は…」  
 
女の人、何歳なんだろう?すごく若いけど、話聞いてると結構年取ってる?  
 
男E:「んでさ、真帆ちゃん、なんであんな所で一人で遊んでたの?」  
真帆:「あー、なんか暇でつまんなくって…」  
女A:「部活とかやってないの?」  
真帆:「ちょっと前までバスケやってたけど…」  
男E:「嫌なことでも?」  
真帆:「…」  
男E:「ごめんね、嫌なことがあったんだね」  
真帆:「…」  
女A:「小学6年生って、色々と大変な時期だもんね…友達とか…」  
真帆:「…」  
女A:「恋愛とか…」  
 
真帆:「ピクッ」  
 
恋愛…かぁ…すばるん…思いだすだけで嫌になっちゃうぜ  
 
男E:「(ヒソヒソ)」  
女A:「(ヒソヒソ)」  
 
女A:「ねえ、真帆ちゃん、すごく面白い話があるんだけど、どうかな?」  
 
面白い話かぁ…  
 
真帆:「うん、話聞いてもいい?」  
 
女A:「うん、ありがとう。じゃあお店を変えようか」  
 
そうやってやってきた次の店は、路地の裏にある、いかにも…な店  
でも、あの思い出を忘れていられるなら、楽しいなら…  
 
マスター:「おう、いらっしゃ…ほう、この子は…」  
男E:「新入りだよ。マスター、いいやつ1杯、この子にあげてよ」  
マスター:「オッケー牧場」  
女A:「もう、ネタが古過ぎて真帆ちゃん混乱してるわよ」  
 
マスター:「…よし、これでどうだ。真帆ちゃんだっけ、キミまだ小学生だろう?  
      だったらこれくらいのやつでちょうどいいかんじになれるはずだぜ」  
 
そうやって渡されたのは、可愛いグラスに入った青いジュース  
さくらんぼとレモンも入ってて、すごく綺麗だなぁ  
 
真帆:「これって?」  
マスター:「カクテルってやつさ。真帆ちゃんの新しい船出を祝って、特製で作ったんだよ」  
真帆:「へぇー。オッサン優しいな!じゃあ飲むね」  
 
なんだかオッサンへこんでるけど、飲んでみよう…  
 
真帆:「うーん、なんだか変な味」  
マスター:「真帆ちゃんはお酒は飲んだこと、ないのかい?  
      いや、普通にないか、小学生なんだし」  
真帆:「お酒って、オトナの人しか飲めないっていう?」  
マスター:「んーまぁ、普通の子ならそう思ってるかな。だけどそれは間違いだよ  
      お酒ってのは、心が大人な、そう、真帆ちゃんみたいな人が飲むべきものなんだ」  
 
真帆:「ごくごく…でも、なんかレモン?の味もして、結構好きかも…」  
女A:「ここのマスターの作るお酒は美味しいからね。お酒の自作までして拘ってる人だし  
   マスター、じゃあもう1杯くらい、真帆ちゃんにあげて」  
 
結局、お酒を3杯くらい飲んじゃったような気がする  
ちょっとぼーっとするけど、なんだか気持ちいいなぁ  
 
男E:「(良い感じに酔ってきたな。そろそろやるか)」  
女A:「(ええ、まずはこれ打ってあげますか)」  
 
男E:「なぁなぁ真帆ちゃん、今気分はどうだい?」  
真帆:「おーっ…いいかんじぃー」  
女A:「ねえ、もっと気持ちよくなりたい?」  
真帆:「おーっ…あたし、もっと気持ちよくなりたい」  
男E:「分かった、真帆ちゃん、ちょっと腕にチクリとするからね。すぐに気持ちよくなるからね」  
 
おーっ…注射?嫌だけど、いいよー…あ、痛い…  
…あ・・・あばば・・・うほぉ・・・?おかしいなーさっきよりもいいー  
 
男E:「よし、どうだい?」  
真帆:「うん、ひゅごくひもひいいよぉ・・・」  
女A:「これはね、すごく気持ち良くなれる薬なんだよ。  
   これがあればね、毎日幸せにもなれるし、気分も良くなるんだよ」  
真帆:「うん、これ、いい」  
女A:「ここに来たら、毎日これを打ってあげるよ」  
真帆:「うん、ここ、まいにち、くる…」  
男E:「お、やっときたか」  
チンピラ:「おーす、え?この子?どう見てもガキじゃね?」  
男E:「いや、今はこういう子のほうが需要あるんだぜ」  
チンピラ:「ふーん、じゃあ問い合わせてみるわ……びっくりだわ。  
      100件くらい予約があるぜ。小学生とヤりたいって  
      こんな仕事やってる俺が言うのも何だが、世も末だな…」  
男E:「真帆ちゃん、今までHしたことある?」  
真帆:「あるよー。ばすけのこーちにむりやりやられたー」  
チンピラ:「…ホント世も末だな。色気がないガキに欲情するとかありえねえ」  
男E:「お前が言うな。えと、非処女だがまだ気持ちよさを知らない子っぽいし、  
   割合ジェントルな奴と相手させてやってくれ。久々の上玉だし、壊されたら溜まったもんじゃない」  
 
そして、あたしは知らない男の人の前に裸で立たされた  
変なふらふらはもうないけど、なんでか、裸を見られてすごく気持ちがいい…  
 
あたしはその知らない男の人に、すごくやさしくされました  
お股に注射をされたときは痛かったけど、大きなおち◯ちんを入れられた時、  
ものすごく気持ちが良くて…  
 
家に帰った後、こんなのは本当はダメなんだ、とは思ったけど、  
なんでか知らないけど、「あの人達のところへ行かなきゃ…」って誰かに言われてるような感じがあって…  
 
次の日は我慢できたけど、やっぱり我慢できなくて。  
気づいたら、あのお店に。そして、オッサンにお酒を貰って、すぐに来てくれたあの人達に注射をしてもらって  
 
おち◯ちんがどうしても欲しくなって、  
この前とは別の人と  
すごく気持ちよかった  
 
次の日も、  
その次の日も、  
そのまた次の日も、  
学校が終わるとすぐにそのお店に行くようになって  
 
紗季:「最近本当にどうしたの?忙しいの?」  
真帆:「習い事が忙しくて…片付いたらまた来るからそれまでゴメン」  
 
それくらいしか言えないよ  
 
そんなある日、お酒も注射もしてくれなくなった  
 
真帆:「ねーオッサン!今日もいいやつくれよ!」  
マスター:「なー真帆ちゃん、いつまでタダでものせがむんだい?」  
真帆:「え?なんでだよ?今までタダでくれたじゃん!」  
マスター:「ダメなものはダメだ。金払え。流石にもう自分で払え。それが大人ってもんだ」  
真帆:「ぶーぶー!…よし、今お小遣いで1000円あるから!これで!」  
マスター:「それじゃ烏龍茶しか出せない」  
真帆:「なんでだよ!…あ、男Aさんも何か言ってよぉ…」  
男E:「…マスターの言うことが正しいよ。真帆ちゃん。マスターだって商売でやってるんだからね」  
真帆:「なんでー?注射だっていっつもタダでしてくれたじゃん」  
女A:「あ。そうそう、注射も次からお金取らないと。実は色々あって、  
   真帆ちゃんだけにタダで注射をしてあげるわけには行かなくなったの。ごめんね…」  
真帆:「注射は?お酒がダメならせめて注射だけはさせてよ!お願い!!1000円あるから!」  
女A:「ううん、そんなんじゃ全然足りないの。実はね、あれは1回5000円なんだよ。」  
真帆:「そ、そんなぁ…いやだいやだいやだ!!」  
マスター:「…真帆ちゃん、今日はもう帰りなさい。頭を冷やすんだよ」  
 
そう言われて、あたしは店を追い出された  
お金がない…どうしよう  
あたしの楽しみもこれでオワリなのかな?  
 
男E:「ふふっ、いやー、実に良い感じでヤク中になってきてるな!」  
女A:「多分3日後くらいにまた来るわよ。きっと、『お金のためなら何でもする!』ってね」  
男E:「あの子は友達や親には何も言えないタイプだろうし、盗みとかはしないだろうし  
   この前連れてきた高校生の子だったかな、クスリ買う金ほしさに泥棒してサツに捕まりやがったし  
   あの時は隠蔽工作が大変だったよ」  
女A:「あの時以来、引きずり込む子は選ばなきゃ、って思うようになったわよね」  
男E:「ははは…」  
女A:「ふふふ…」  
 
お金が欲しい  
だけどどうやって?バイト?でもあたしを雇ってくれる人なんているかな?  
 
ううう…注射欲しいよぉ…お酒も飲みたいよぉ…  
 
お金…そうだ、お母さんの財布…ううん、ダメだよ…  
ううん、もっかんからこっそりと…ダメ…そんなことしたらあたしの楽しみが…  
やっぱり、お店に行って、お願いしてみよう。お金、つくらないと…  
 
真帆:「オッサン、なんでもするから!お金欲しいです!」  
マスター:「…」  
男E:「ププッ…」  
真帆:「お金くれるなら何でもするから!だから、…お酒と注射、ほしいよぉ…」  
マスター:「本当に、何でもするのか?」  
真帆:「ああ、あたしに二言はない!」  
マスター:「ということだぜ。男A」  
男E:「よし、真帆ちゃんがそう言ってくれるのを待ってたよ。じゃあまずは簡単な『売春』からだな」  
真帆:「売春?」  
男E:「まぁ簡単に言うと、お金貰ってエッチなことしてこいってことだよ。  
    真帆ちゃんは小学生だし、世の中にはロリコンっていう人種が多いから、すぐに稼げるよ」  
真帆:「それしたらお金くれる?」  
男E:「うん。そうだよ。じゃあ早速やってみるかい?  
   …そうだ、せっかくの初勤務だし、気付けに特上の注射をお股にしてあげるね!」  
真帆:「本当!?ありがとう!!」  
 
はじめにやったのは、売春ってか援助交際ってやつ  
色んなオッサンが相手だったけど、1回2,3万は軽く稼げたっけ?  
まだお赤飯前だから中出し出来るし、そうでない子よりも高いお金貰えるんだとか…  
こっちもエッチで気持ち良くなれるし、本当にいい仕事だったかな  
 
その金で好きなだけお酒飲んで、沢山注射してもらって  
だけど満足できなくて、どんどん量が増えていって…  
1日1人じゃ足りなくなって、2,3人とハシゴするようになっちゃって…  
 
その頃には同じ事してるダチとばっかり遊ぶようになり、  
学校でも浮くようになっちゃった  
 
でも、そんなある日、あたしのこんな毎日も終わっちゃった  
いつもみたいにお店に行ったら、横から警察の人が来て…  
 
------  
 
それからのことはアンマリ覚えてない  
無理やりおしっこの検査されて、血液検査されて、  
ひたすら警察に、ヤクはどこで手に入れた、とかあの男との関係は…?  
とか…聞かれたっけ?  
 
お酒とクスリの禁断症状で、何を考えてるのか、あたし自身も分からなくって、  
そのまま刑務所?みたいなところに閉じ込められた時も、お化けがたくさんいたし、  
体中をクモが這い上がってくる感じがして、本当に辛かった  
 
自分がやったことが、絶対に許されないことだ、ってことも…  
 
学校には戻れず、そのまま少年院というところ何年か入って、  
同じようにクスリで悩んでる人たちと一緒にすごした  
 
だけど、あたしの体はもう、限界だったみたい  
せっかくクスリからはもう一生サヨナラ出来るところまで来て、  
一生懸命、なくしちゃったことを勉強して、本当の友達を沢山作ったのに  
 
 
 
 
医者:「三沢真帆さん、大変残念なのですが、あなたは末期の肝臓がんです。  
    おそらく、非常に若い頃からアルコールを多量に飲んでいたこと、  
    また、薬物乱用歴があるので、C型肝炎に早期から感染していたことが原因でしょう  
    治療法は…あるにはありますが、たとえ治療しても、余命は1年以内だと思われます。  
 
    まだあなたは10代ですが、残された時間、どう使うのか、よく考えて下さい。」  
 
 

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