部屋の照明のスイッチを消す。  
明るいまましてみたい、そう思うこともあるが冴子が嫌がるのを無理にしようとはまでは思わない。  
シュル・・・シュルと布の擦れる音が聞こえる。  
パサッと地面に冴子の服が床に落ちる。  
 
「絹川くん・・・」  
暗闇に薄らと見える彼女の体を抱き寄せてキスをする。  
冴子が「絹川くんってキスすると人格が変わるみたいだから・・・・」と言っていたがこれは本当だと思う。  
キスをすると頭の中で何かが外れ、  
何も考えずに目の前の女の子を求めたい、という衝動に捉われる。  
いつもその衝動に身を任せて快楽に溺れる。  
 
「ん・・・ふぅ、ん・・・・む」  
冴子が可愛く声をあげる。  
その声に更に快楽を求めて冴子の口内に舌を差し込む。  
「ん・・・・・・んんっ!」  
突然舌を入れられたことに冴子が驚きの声をあげる。  
健一は舌を絡ませながら冴子の背中に手を延ばし、服をブラのホックを外す。  
「ん!んん!!・・・・んふぅ、はぁ・・・はぁ・・・」  
冴子が健一から離れる。唇が離れると冴子は少し苦しそうに呼吸をした。  
「大丈夫ですか?」  
苦しかったのかな?と思い健一が冴子に言う。  
「平気よ。ちょっとびっくりしただけだから。だって急に私のブラを取ろうとするんだもん。」  
健一の手によって締め付けを失ったブラは床に落ちている。  
「たまにはいいじゃないですか。僕に脱がさせてくれても・・・・嫌ですか?」  
「嫌ではないけど・・・恥ずかしいわ・・・」  
そういって冴子は俯く。  
 
「そうですか・・・・」  
少し残念だな、と思いながらも気を取り直して冴子をベットに軽く押し倒す。  
もう一度唇に短くキスをして冴子の胸へと手を延ばす。  
「んっ・・・・!」  
冴子の体がビクッと震える。  
「あ・・・んっ、ふっ、く・・・ん」  
優しく乳房への愛撫を繰り返す。  
しばらく乳房への愛撫を繰り返してから、健一は愛撫によって大きくなり始めた胸の突起を軽くつまむ。  
「あんっ・・・やぁ」  
冴子が可愛く嬌声をあげる。  
その声に更に興奮が高まった健一は冴子の胸の突起にしゃぶりついた。  
「あんっ・・・・ぁ・・・・やだ・・・・絹川君赤ちゃんみたい・・・」  
そういって冴子は健一の頭を優しく撫でる。  
冴子の胸を存分に味わった健一は突起から口を離した。  
 
「そろそろいいですか?」「ええ・・・」  
冴子が下着を脱ぐ。  
健一もあわててズボンとトランクスを脱ぎ捨てる。  
 
冴子がベットに横たわる。健一は先程の愛撫によって十分に濡れてる冴子の秘唇に自分のモノの先端を当てがう。  
「きて・・・・絹川君」  
「・・・・・・・・・・・・」  
健一は腰に力を込め、少しずつ冴子の中へと押し入っていく。  
「あん・・・・ん・・・・絹川君が入ってきてる・・・」  
「奥まで入りましたよ。」  
「うん・・・・動いて、絹川君・・・」  
はいっと短く返事をし、健一は腰を動かし始める。  
「ふ・・・あああっ、ん・・・・・・ああっ!」  
腰を動かす度に冴子が声を上げる。  
その声に脳が痺れていくのを感じ、健一は更に激しく冴子を突く。  
「はんっ、ん!あぁ・・・・あふうぅ・・・・んぐっ!」  
健一が冴子にキスをする。獣のように舌を絡ませ、冴子の口内を犯してゆく。  
「ふ、んっ、んぅ・・・!はぁ・・・・ああっ!」  
「有馬さん僕そろそろ・・・」  
唇を離し絶頂が近いことを伝える。  
「わ・・・・私ももうイッちゃいそう・・・あっ!あああっ・・・一緒・・・・に」  
「有馬さん!」  
最後に激しく腰を動かし、射精寸前に自分のモノを冴子から引き抜く。  
「絹川君っ、ああっ、はあああっ・・・・・!」  
引き抜く際の最後の動きで冴子も絶頂に達する。  
健一は冴子のお腹辺りに全ての精液を放出した。  
 
 
「寝ちゃったな」  
精液などの処理をした後、冴子はすぐに眠ってしまった。  
「・・・・有馬さん」  
いけないとは思ったが健一は眠っている冴子の唇にもう一度キスをした。  
「さて、僕も寝ようかな。」  
部屋を出ようと立ち上がる。  
「お休み、有馬さん」  
 
そういってドアを開けて部屋をでる。  
冴子と性行為をした後はいつも思う。  
僕に恋愛は向いていない――と。  
 

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