ランブルローズ。  
強く美しい女達が競いあい高めあう、戦いの場。  
 
ヒールレスラーであるキャンディケインは、今日も『ラフレシア』で相手を辱め、勝利をおさめた。  
 
控え室に戻ったキャンディは、椅子に腰かけ、「ふぅ…」と息を吐いた。  
短いスカートからは下着が覗いている。  
彼女は、処女だった。男性経験がないのだ。別にそれが悔しい訳ではなく、男性自体あまり好きではない。  
だがキャンディは若い娘である。身体が熱り出すことも時折あり、今がまさにその時だった。一度控え室を出て、誰も通らないことを確認してから、床にぺたりと座りこんだ。  
 
下着の上から、自らの女陰を愛撫する。もう片手で、自分では膨らみが足りないと感じている胸を揉む。  
 
「はぁっ……あは…」  
 
声がもれてしまうが彼女は気にせず、自らの身体をいじることに没頭した。  
 
「あぁっ……!」  
 
下着の上から擦るというあまりにも純粋な愛撫。挿入はしたことがない。  
 
 
控え室にキャンディの可愛らしい声が響く。  
 
「だっ…誰も…いない…よな…?」  
 
今となって我にかえり、一度行為を中断する。  
 
何の物音も聞こえてこない為、彼女は指の動きを早めた。  
 
 
「ひぁっ…!あぁん!」  
 
 
 
彼女は気付いていなかった。扉の外で聞き耳をたてている人物に───  
 
 
 
かちゃり、と音がして控え室のドアが開いた。  
 
「!!」  
 
キャンディは驚いて行為を中断し立ち上がる。  
 
 
「だ、誰だよ!」  
 
うわずった声で問うキャンディの表情は、みるみる青ざめていった。  
 
 
「うふふ…いけない子ねぇ。こんなところでオナニーしちゃうなんて。私がお仕置きしてあげようかしら」  
 
 
ボンテージのようなコスチュームを纏い、手には乗馬用の鞭を握った、キャンディにとってはかなり関係の深い人物。  
 
 
「せ…先生!?」  
 
 
教え子が改心しないせいか、ヒールレスラーへと転向してしまったミス・スペンサー、いや、ミストレスが、サディスティックに微笑みながらキャンディを見つめていた。  
 
 
「ぁっ…はぁっ…ん、や、やめてよぉ…」  
「やめないわ。これはお仕置きだもの」  
 
キャンディの下着の上から指を這わせ微笑むミストレス。  
 
「先生…なんでこんな…」  
「私は自分の中の声に従ったまでよ。」  
 
「っあ!」  
 
キャンディの肉芽にミストレスの指が触れる。  
 
「うふふ…女なら誰だってここは感じちゃうわよねぇ」  
 
「あ…、あぁっ!」  
 
絶頂が押し寄せ、キャンディは身を震わせる、そのたびミストレスの指の動きが激しくなる。  
 
「ほら、イきなさい。全く、下着の上から触られただけでこんなになるなんて悪い子ね。」  
 
「あ…ああぁーーー!」  
 
全身が痙攣し、キャンディが果てる。  
 
ミストレスは満足げに笑うと、キャンディの下着を引っ張り脱がせた。  
 
お仕置きならぬ「調教」はまだ続くのであった…  
 

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