毒々しいネオンが輝く歓楽街の一角にその店はあった。  
【ピンクサロン・ぬきぬきローズ】  
この数々の如何わしい店が建ち並ぶ町でも群を抜いて人気を博する風俗店。  
レースクイーン、看護婦、柔道選手、歌手、くの一、等等多様な在籍嬢を誇っている。  
 
「フリーで入りたいんだけど総額いくらになる?」  
サラリーマン風の中年男が呼び込みをしていた女性スタッフ(なぜか柔道着のようなものを着ている)に声をかける。  
「オス!30分なら五千円、2回転コースなら60分一万円になります。」  
中年男に女性スタッフが元気良く応対する。  
脂ぎった中円男に対しても嫌な顔ひとつしない気立ての良さそうな娘であった。  
待合室に通されると看護婦ルックの女が応対に出る、褐色の肌が艶やかで色香が溢れんばかりであった。  
「いらっしゃいませ〜初めてのご来店ですよね?待ち時間無しでご案内出来る女の子はこちらになりますわ」  
中年男の隣に体を密着させるように座った女が三枚の写真をテーブルの上に並べる。  
先ほど入り口で呼び込みをしていた娘、ツインテールの赤毛の娘、三枚目は他の二枚よりも異彩を放っていた。  
そこには美しい黒髪の娘が映し出されていた、だがその顔を全て拝むことは出来ない。  
なぜなら口元がマスクで隠されていたからだ。  
「ん?この娘は何でこんな変なマスクで顔を隠してるの?」  
「あぁ、この子はとても恥ずかしがりやでしてね、写真を嫌がるんですのよ。ちゃんとサービスの時は  
素顔で出てきますからご安心くださいな」  
そう言いながら看護婦姿の女がさらに中年男に体を密着させ、吐息が耳にかかるくらいの距離で囁く。  
「そ・れ・と、私も在籍嬢ですのでご指名頂けますわよ、んふふ……」  
 
「じぁ、じゃあ今日はニ回転コースで遊ぼうかな。えっとこの子と、それと君にお願いしようかな」  
チラチラと露わにされている胸の谷間を覗き見ながら、ゴクリと生唾を飲み込む。  
「あぁん♪嬉しい。申し送れました、私当店のマネージャーも兼任しておりますアナスタシアです。  
ご贔屓にお願いしますね♪」  
中年男の耳たぶを甘噛みしながらアナスタシアと名乗った女が囁く。  
「では、まずご指名いただいたこの【紅影】で30分、その後私アナスタシアで30分ご奉仕させて頂きますわ。  
この紅影は最近入店したての素人嬢ですの、ですからテクのほうはまだまだですけど、んふふ…この子ったら  
乱暴にされるのが好きみたいで…ですから遠慮なくお口をズボズボ犯して上げて下さいね♪」  
アナスタシアがスッと身体を離し、誘うように中年男の手を取る。  
「お席にご案内いたしますわ」  
待合室からプレイフロアへと続く扉を開けた途端、ユーロビートが大音量で流れてきて鼓膜を激しく振動させる。  
フロアは薄暗い照明に保たれていて、複数のボックス席に分かれていた。  
分かれてはいるが、間仕切りで仕切られているわけではなく、そこかしこから悩ましげな女の嬌声や  
口唇性交独特の音が漏れ聞こえる。  
おそらくこの大音量のユーロビートが無ければもっとはっきりとその猥褻な音声が聞こえただろう。  
「はい♪こちらのお席へどうぞ。少々お待ちください」  
アナスタシアが中年男を席へ案内しフロアの奥へと姿を消す。  
中年男は落ち着かない様子できょろきょろと辺りを見回す。  
本来は他のボックス席を注視するのはマナー違反なのだが、他の客がどんなヘルス嬢を指名したのか  
気になるのは男の性として無理からぬことである。  
 
正面のボックス席を見ると、背もたれの上から覗く客とヘルス嬢の濃厚なディープキスが目に飛び込む。  
ショートヘアのまだ若い女の子できっと街中で見かければ思わず振り返るデあろう器量良しであった。  
隣のボックスでは金髪の黒人女性が客の股間に頭を埋め、激しく頭を振り、美しい髪をも振り乱していた。  
(あれ…?あの外人、CD1000万枚売ったっていうアメリカの何とかって歌手に似てるな…)  
店内に流れるユーロビートの合間合間から周りのボックス席から粘膜の粘着音や男女の喘ぎ声が漏れ聞こえて  
中年男の気分をいやが上にも盛り上げていく。  
 
「本日はよくぞ参られた。格別のお引き立て痛み入る、それがしの名は紅影…」  
声をかけられて中年男は我に帰る。  
見上げるとそこには待合室で写真指名した黒髪の女が、モジモジしながらぎこちない笑みを浮かべていた。  
メッシュ生地のレオタードを着用していて、網目から肌色が覗いている。  
肝心の乳房の先端と陰部は黒い生地で覆われているが、全裸に限りなく近い恰好は全裸以上に煽情的であった。  
顔を見ると、マネージャー兼ヘルス嬢のアナスタシアの言っていた通り妙なマスクは外していた。  
紅影の素顔は息を飲むほどに繊細で儚げであった。  
女優としてテレビや映画に出演していても違和感はないだろう。  
己の容貌に熱い視線が注がれるのを感じながら、紅影はおしぼりの入った小さなカゴをテーブルに置き  
中年男の隣にピッタリと身体を密着させて着席する。  
中年男は我慢しきれないとばかりに早速紅影の身体をまさぐる。  
紅影はスリムな体型であったが、付くべき所にはちゃんと柔らかな肉が付いており、女性的な儚さと男を  
狂わせる肉感のバランスは絶妙であった。  
「君、綺麗だねぇ〜まるでモデルか女優みたいだよ」  
鼻息を荒くしながら中年男は紅影の乳房を揉みしだき、軽口を叩く。  
「そ、それがしは俗世のことはよく分かり申さぬ…」  
そう言いながらも紅影はまんざらでも無い様子で頬を赤らめた。  
片手で腰を抱かれもう片方の手で愛撫を受けながら、紅影はぎこちない手付きでベルトを外し  
ズボンのファスナーを開け男根を取り出そうとする。  
だが既に硬く隆起している男根は中々上手く取り出せず紅影の経験の浅さが見て取れた。  
紅影は中年男に跪く恰好を取ると、熱くたぎった男根をきゅっと握る。  
「それがしは…その…未だ口腔性交は修行不足にて無作法があるやもしれぬが、平にご容赦願いたい」  
上目遣いで言ったいかめしい言葉づかいと、赤く染まった頬とのギャップが不思議と男心をくすぐる。  
 
ピンクサロンにはシャワーがない場合が多く、プレイの前後に男性器を洗浄するのはおしぼりの役目だ。  
普通の店ならまずピンサロ嬢がおしぼりで男性器をきれいに拭いてから口唇性交に及ぶ。  
だがこの店では即尺プレイを売りにしているので、おしぼりで拭くなどという無粋な真似はせず、未洗浄  
の男根をためらいも無く咥え込む。  
尿の味がしようが、乾いた精子の匂いがしようが関係なく咥える、それが彼女達の仕事なのだ。  
紅影もまた、汗ばんだ臭い男根をそのままに咥えこむ。  
「おぉ…即尺…おじさん感動しちゃうなぁ」  
「あむ…ん…れろ、ちゅぷ…」  
亀頭を丸々ずっぽりと咥えこみ、口内で舌を躍らせる。  
「おぉ、暖かい…やっぱこの感触、いいね〜」  
マネージャーのアナスタシアが紅影はまだ素人でテクニックには不安があると言っていたが、決して  
下手ではなかった。  
確かにヌキ行為のプロとしては物足りないかも知れないが、ちゃんとツボは押さえている。  
徐々に紅影の唇が男根を深く咥えこんで行く、先端から軸にかけて唾液で濡れ光っていた。  
「んっ、んっ、んっ」  
ぷるんとした桜色の唇が男根の中程から亀頭の先端までを往復してしごき上げる。  
柔らかい唇がカリにひっかかる度に中年男の喘ぎ声が漏れる。  
「あぁ〜いいよ〜、うぉ、へへへ」  
上目遣いにその反応を確認し、頬を窄めながら口内から男根を引きずり出す。  
ちゅぽんと卑猥な音がして、唾液まみれの肉塊が揺れる。  
「お客人、それがしの拙い口技ではこの程度で限界なのだ…もしお客人さえ良ければ提案があるのだが…」  
自信なさ気な上目遣いをしながら紅影は言葉を続ける。  
「それがしの口を…その…犯すように使ってみてはいかがかと思うのだが…少々なら乱暴にしても構わぬから…」  
そもそも紅影の技術レベルはそう低いものではない、他店のバイト感覚でピンサロ勤めをしている  
女共に比べれば十分及第点だ。  
抜くだけならば紅影のもつテクニックでも十分なのだが、この【ぬきぬきローズ】の在籍嬢は皆レベルが高く、  
いくら入店したての素人とは言え、ただ抜くだけでは常連客は付かないのだ。  
オーラルセックスの技術に自信が持てない紅影ならではのサービスであった。  
強制口腔性交は女性にとって苦痛の伴うプレイであるが、紅影は生来被虐的な状況に酔う、  
いわゆるMっ気の強いタイプで、彼女にとってこのプレイは趣味と実益を兼ねていると言えよう。  
 
その紅影の言葉に中年男はアナスタシアの言葉を思い出す。  
(そういえばこの子は乱暴にされるのが好きだって言ってたな…)  
「よーし、じゃあお言葉に甘えておじさんハッスルしちゃおうかなっ」  
紅影はその言葉を聞いて、胸を高鳴らせながら肉塊を口で受け入れる体勢を取る  
床に正座し、首を軽く上に向け口を大きく開く。  
紅影のきれいに揃った歯やピンク色の舌、それに俗に言う「喉チンコ」までもが確認できる。  
それは本来、呼吸をしたり食事をしたりする器官のはずなのだが、この状況においてそれは、まさしく  
口腔性器と呼べる代物であった。  
中年男は立ち上がり膝を軽く落とし蟹股で紅影の膝をまたぐようにして男根を突き出す。  
おぞましく赤黒い肉塊が紅影の桜色の唇を、濡れ光る口内の粘膜を侵略する。  
「おぶ、んぶぷ……んぐ…」  
ゆっくりと男根が口内に差し込まれ、遂に根元まで完全に口内に収まる。  
先端は紅影の喉を圧迫し、苦しそうにくぐもった声を上げる。  
「んんっ、えぐっ…んぐ…ふぅー、んふぅー」  
亀頭の先が喉に触れている感触が脊髄を駆け上がり、中年男の嗜虐心を刺激する。  
「おぉ…すごい…奥まで入っちゃたよ。これするのって男の夢なんだよねー」  
鼻息を荒くしながら、紅影の頭を掴みゆっくりを腰を動かし出す。  
「ほーら、動くからね。あぁ〜この引き抜く感触、気持ちいい〜」  
カリ首に唇が引っ掛かると中年男は腰をビクビクを痙攣させた。  
そして口内目掛けて男根を滑り込ませるように挿入する。  
「んっ、うん…、じゅる…んぷ、んごっ……げふっ…」  
口内に再び滑り込んできた男根がまたしても紅影の喉奥を突上げる。  
「はぁはぁ、いいよ〜チンポ吸ってみて、思いっきり頬っぺたへこませてさ」  
紅影は眉間に皺を寄せ苦悶の表情を浮かべながらも客の注文に健気に従う。  
紅影が頬をぺっこりとへこませると口内は真空に近い状態となる、男根にまとわりついている唾液をも  
吸い上げじゅるじゅると厭らしい音が響く。  
「んじゅ、じゅる…んふー、ふー、じゅじゅ…ふぅー」  
バキューム音に混じって紅影は苦しげに鼻を鳴らす。  
「ああぁ〜、これ最高〜」  
強烈な吸い上げは男の下劣な欲望を全て吸い上げるかのように激しい。  
そして粘膜に包まれた舌と内頬が男根を締め上げ、女性器さながらの快感を男根に与える。  
「そのままバキューム続けててね、動くよ?オジサン激しく動くからね」  
紅影が目に涙を浮かべながらもこくりと小さく頷いてみせる。  
それを合図に中年男が腰を前後に振り始める。  
 
男根はまるで肉の槍のごとく攻撃性を増し、紅影の口唇を貫くように犯す。  
押し込む度に唇が内側に巻き込まれ、引きずり出す度に唇がめくれ上がる。  
結合部の口端からは唾液が溢れ、ぽたぽたと滴り落ちる。  
「んぅっ、んむっ、んっ、んじゅっ、げふっ、んごっ」  
涙を溜めながら、口唇で暴力的な男の獣性を受け止める紅影であったが、次第に悦楽に浸るかの様に  
双眸に被虐の炎がゆらゆらとくすぶり始める。  
巧みな舌使いがあるわけでも、ムード溢れる熟達の雰囲気があるわけでもない。  
ただひたすらのピストン運動、それは射精のみを目的とした即物的な動き。  
それだけに中年男は普段の生活では見せない獣欲を爆発させていた。  
「おうっ、おっ、おっ、いいっ、無理矢理マンコ犯してるみたいだ!!」  
成熟した人格を持つ大人の女の口を、本来は性交目的ではあり得ない器官を、  
まるで道具でも使うかのように扱う。  
そんな浮世離れした状況に中年男はすっかり己の原始の獣性を解放させ、乱暴に性感を高めて行く。  
ケダモノのごとき荒々しさは時に頬を突き、時に上顎を突く。  
唾液まみれの肉槍が麗しい桜色の唇から見え隠れするたびに、粘っこい下衆な欲望の塊が尿道を昇ろうとする。  
「出る、おおっ!、このまま出すからね、ちゃんと口で受けるんだよっ!}  
もはや恍惚とした面持ちで男の口内侵略を受け止めていた紅影が、その言葉を聞き更に吸い上げを強める。  
「うおおお!?、すごい!出る出るぞっ!!」  
その思いがけない口撃を受け、中年男の昂ぶりは限界迎え、雄叫びとともに粘塊を放出する。  
「っ!!んんんぅ────────────っ!!じゅるっ、んぶっ、んぅ、んぅ…」  
最初の脈動が紅影の口内にダイレクトに伝わると同時に、尿道口から白濁のゼリーが吐き出される。  
脈動にあわせて何度も何度も口内に生臭いゼリーが飛び散る。  
ひとしきり欲望を紅影の口に吐き出すと、満足したのかゆっくりと男根が引きずり出されていく。  
その造型は口内を侵略したときの暴力的なシルエットなど微塵も感じさせない、まるで憑き物でも  
落ちたかのような大人しさであった。  
「ふぅ〜…、出した出した」  
中年男はどかっとシートに腰を降ろす。  
その勢いで粘っこく亀頭と紅影の唇結んでいた白濁の糸が切れる。  
紅影は口内でたぷたぷと揺れる精子を含んだまま、おしぼりに手を伸ばす。  
まず、客である中年男の既にしなびた男根が丁寧に拭かれる。  
そしてそのおしぼりに口内に溜めてあった精子をドロリと吐き出す。  
色白で儚い印象のある紅影が、唇から下衆な欲望の塊を吐き出す姿は見るものに罪悪感を覚えさせると同時に  
この美女を性欲処理に酷使したという征服欲を満たして行く。  
精子を吐き出し終わると紅影は乱暴な口腔性交によって乱れた髪を軽く直し、お辞儀をする。  
そして中年男に下着、ズボンを履かせ、佇まいを整える。  
「それがしの稚拙な奉仕にお付き合い下さりまことに痛み入る。すぐに次の者が参るが少々お待たせ  
させてしまうこと平に御容赦願いたい」  
丁寧に挨拶を済ますと、紅影がふいに頬を染め上目遣いで見つめる。  
「ね…願わくば、またご来店の際はそれがしを夜伽に御下命頂きたい」  
そう言って紅影は自身の名刺を取り出し丁寧に差し出す。  
再びお辞儀をすると紅影は店の奥へと消えて行った。  
 

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