光は桜に無理やり連行され八尋の家にいた。今光が居るのは、いつもの客間ではなく八尋の私室。しかもなぜか、ひとり。
所在なくて落ち着きなく辺りを見回していた時に、部屋の主人が戻ってきた。
「桜は帰ったよ。」
「は…?何でだ?」
八尋はまあいいじゃないかとあしらい、インターフォンを手に、飲みものを持ってくるよう指示した。
「で、今日の君の用件はなんだったっけ?」
あぁそうだったな、と光は我に帰り顔をあげた。
「あのだな、私はいつも滝島に迷惑をかけてばかりだから、なにか喜ばせるこことをしたいんだ。なにかいい方法しらないか?」
八尋はクスリと笑み、ソファに座っている光の隣に座った。
「この前教えたじゃないか。キスのひとつでもしてあげればいいって。」
「あれは…滝島怒ったぞ。」
八尋が深いため息をついた時ノックの音がした。彼は入入るよう促し、メイドは飲みものを置いて出ていった。
「まあとりあえずこれでも飲んでよ」
「ああ、すまんな」
光はその、色の綺麗なドリンク口に運ぶ。
「話を戻すけど、あのときは君が余計なことを言ったんだろう?」
それとも足りなかったのかな、とほくそ笑む。
「じゃあ教えてあげる。」
ふわっと光の体が持ちあがる。いわゆるお姫様だっこをされて運ばれているのだ。
「……っ!?おい!八尋何すんだっ離せ!っ…え…!?」
必死に抵抗していたが、どうも体が思うように動かない。風邪でもひいたときのように力が入らないし顔も熱い気がする。
「何?もうクスリ効いちゃった?」
クスと笑い、光をベッドに放りなげる。
「君の怪力は僕にとっても驚異だからね。おとなしくしてもらいたいんだ。」
それから八尋は光をやすやすと組み敷く。
「それに、君処女だろ?濡れないと困るからね」
「やひ…ろ?」
「ちょっと待て、お前ちょっとおかしいぞ?何するつもりだ?」
「…。ここまでされて、何するかだって…?鈍いのもいい加減ウザイね」
八尋は耳もとで、大人の遊びさ、と囁き光の耳を甘噛みした。
「…っあ!!」
「ふふ…これだけで感じちゃった?イヤラシイ」
光の頬がさらに紅潮する。
「こんなの…私じゃない…っ!お前飲みものに何かいれただろっ…!」
八尋は肯定するように微笑し、
「でも普通ここまで感じるようにはならないよ?君は元々淫乱なんだ」
「違っ…!大体お前は明が好っっ…!!」
「君、うるさいよ」
八尋の手が、夏服の制服のブラウスの上から光の胸を鷲掴みにし揉み砕く。
「…っは、ぁ…や、やめてくれ…!」
クスリの力と快感とで思うように抵抗できず泳いでる光の両手を、八尋は彼女のネクタイで縛った。
「何だ?服の上からじゃ不満かい?」
「違…っ」
「どうだか」
八尋はブラウスを裂きブラをたくしあげた。そこには痛いほどに主張する突起が。
「ホントにいらやしい女だね」
とその頂を指ではねる。
「あぅ!…いや…だ」
「まだ物言える元気あるの?まあ、そのうち何も出来なくなるよ」
と、 突起を口に含み舌で転がし、もう一方の胸は手で弄ぶ。
「ひゃ…っ!く…はぁ…ンんっ…っ」
「別に声我慢しなくてもいいのに」
光の腰に添えられていた手がスルスルと降りて、下着の上から秘所を撫で回す。そこは溢れ出た大量の液が濡らし、しっとりとしていた。
「ふふ…こんな淫乱な君を慧くんに見せてあげたい気分だよ」
ショーツを降ろし、既にどろどろと溢れるソコにまず指を一本差し込みかき混ぜる。
「ひぅ…っ!あ…ンんっやッ」
クチュピチャと恥ずかしい水音にも責め立てられ、光の理性は限界だった。
八尋はその液のまとわりついた指でその少し上の、突起をこね回す。
「あっ!…んっ!やああぁ、あっ、ああっっっ…!」
ビクビクと震えが激しくなり、光は達してしまった。
「はぁ、はぁっ…」
息を整えてみせるがクスリが効きすぎて未だ躰はウズいていて、意識はぼんやりしていた。
「あれえ、もうイッちゃったの?情けないね。」
お楽しみはこれからだよ、と光の脚に絡まっていた下着をベッド脇に放り投げ、脚をグッと大きく広げさせ、ヒクヒクと待っているソコへ指を三本入れた。
「いっ……!あぁッ」その指はナカでバラハラになってかき回す。
グチュチュク…ピチャ
「あぁ…はぁ、ンんっ、あぁあっ」
早くも再び達してしまいそうなところを、八尋がそうはさせなかった。ずる、と指を引き抜く。
「…んっ!‥へ…」
「お楽しみはこれからだっていったでしょ。慧君を悦ばせる方法、教えてあげる。」
八尋は光の腕のネクタイを解いて、もどかしそうに、それでいて艶っぽいトロンとした目の光に言った。
「君の今欲しいものを奉仕するんだよ。わかる?」
普段なら「私が欲しいのは滝島に勝つことだけだ」など言ってしまうだろうが、このときは違っていた。 不本意ながら、光は欲に溺れ八尋のソレを求めていた。
「まあ、上手に出来るまではあげないけどね。」