鏡に封じられたオジイチャンを救うため、散り散りになってしまった家族を  
探すため、10歳の少女は初めての冒険の旅に出るのだった。  
少女の名はジュディ、未来の天才魔法使いの予定である。  
 
ジュディの住むサドボスの村、ここには彼女の祖父が経営する魔法ショップがある。  
祖父ジョーゼフは昔の友人であったクライドによって鏡の中に閉じ込められてしまった。  
その際、ジョーゼフが仕掛けていた魔法が発動して家族は危険から身を守るために各地に  
飛ばされてしまったのだった。  
 
「待っててねオジイチャン。必ずお母さんたちを見つけて鏡の中から助けてあげるから」  
不安を打ち消すかのように大きな声を出して出発する。  
まず向かう先は北の小さな村−セリン。家族がいることを期待しながらジュディは力強く  
歩いていくのだった。  
サドボスからセリンへは樹海と呼ばれる迷路のような深い森を抜けなければならない。  
当然のことながら途中には難所あり、そして襲ってくるモンスターありという危険地帯  
である。だがここ以外に道はない、日が暮れないうちに到着したいところであった。  
 
「あれ〜、どうしよう?迷っちゃったかな」  
北へと真っ直ぐ歩いているつもりだったのだが、あらぬ方向へと行ってしまう。  
何度も引き返したり、違う道を通ってみるのだが結果は同じだった。そのうちに  
だんだんと日は暮れていき不安ばかりが募っていった。  
“ガサッ!バサッ!ガサガサッ!”  
草叢から音が鳴り、ジュディが振り返る。  
「えっ!?な、なに・・・」  
草叢から2つの頭を持つ鳥のモンスターが現れる。  
「お願い!邪魔しないで!!」  
ジュディはそう言いつつ、持っていた魔法の杖を構える。ジュディ自身はまだ魔法は  
使えないが、この杖は誰でも『炎の矢』が出せるものである。  
奇声をあげて襲い掛かる怪鳥に向けて『炎の矢』を発動させる。  
〈グギイィィィィィィィィ!!!!〉  
炎をまともに浴びせられた怪鳥が断末魔の奇声をあげ地面に落ちる。肉を焼く  
臭いが充満し、焼け焦げた屍を晒した。  
ジュディの勝利である。だがジュディの身体は小刻みに震え、その場に立ち尽くして  
しまった。やがてペタンと膝を付き安堵の溜め息をつく。  
「・・・こ、こわかった」  
無理もないだろう、平和に暮らしていた10歳の少女がいきなり事件に巻き込まれ、  
初めての戦闘を行ったのである。そしてこれから先も続くのかと思うとジュディの  
心は張り裂けんばかりであった。  
「・・・頑張んなきゃ、わたしが頑張んなきゃ」  
いまだに震える身体を無理矢理立たせ、気を持ち直してジュディは再び歩き始めた。  
 
歩けども歩けどもセリンの村は見えてこない、やがて日も暮れかかってきた。  
「・・・どうしよう、もう夜になっちゃう」  
ただでさえ暗い森の中、ジュディはもう歩き疲れクタクタになっていた。  
そんな時、木々の間からジュディを呼ぶ声がする。  
「ジュディ〜!ジュディ〜!!」  
振り向いて目を凝らすとそこにはジュディの父であるトマスがいた。  
「おとうさん?!お父さーん!!」  
手招きするトマスにジュディは駆け寄っていく。大きく腕を開いたトマスに  
ジュディは抱きついていった。  
「お父さん!よかった!お父さん無事だったんだ」  
ジュディの声が喜びに弾み緊張の糸が緩んでいった。  
「ねぇお父さん一人だけ?お母さんたちは?」  
ジュディは笑顔を絶やさないままトマスに尋ねる。もしかしたらみんなに会える  
かもしれないという期待がジュディの頭をよぎった。  
「あぁ大丈夫だ。お母さんたちもいるよ」  
そう言ってトマスはジュディを薄暗い洞窟へと導いていく。ジュディは疑う  
ことなくトマスのあとをついていくのだった。  
 
(ここにお母さんたちもいるのかな?)  
薄暗い洞窟の中をジュディはトマスの後ろから歩いていく。よくよく見ると、  
かなり薄気味悪い所ではあるのだがトマスが一緒にいるということもあって  
深く考えはしなかった。  
やがて洞窟の最も奥の広いスペースに2人は辿り着いた。そこは妙に湿った  
感じのする所だった。  
「お父さん、お母さんたちどこにいるの?」  
いつまで経っても姿の見えない母親たち。少しがっかりしたようにジュディは尋ねた。  
だがトマスはそれに答えず落胆するジュディの身体を引き寄せ抱き締めた。  
「・・・・お父さん?」  
不意を突かれたジュディが戸惑いながら父親を見上げる。だがそのとき異変が起こった。  
トマスはガクガクと震え、苦悶の表情を浮かべる。  
「ウグゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」  
「お、お父さん、どうしたの?大丈夫?」  
父親の苦しむ姿にジュディは驚き心配そうに声をかける。だがトマスのジュディを  
抱き締める力はだんだん強くなっていった。  
「お、お父さん、痛い、痛いよ」  
ジュディはトマスから離れようと試みるが全く逃れることができなかった。  
やがてトマスの身体は次第に膨張し不気味なほど膨らんでいく。  
「グゥゥゥ・・じゅでぃ・・じゅでぃ〜〜〜〜」  
あり得ないくらい歪む顔面から声が漏れる。それはもはやジュディの知る父親の声ではなかった。驚愕するジュディが顔を上げ顔を確認する。するとメリメリと皮膚の破れ、裂けていく。その破れた皮膚の中から異形の生物が姿を現した。  
「ヒィッ!な、なに?いやっ!いやぁぁぁぁぁ!!!!」  
あまりのスプラッターな光景にジュディは悲鳴をあげる。  
トマスの中から姿を現した生物、それはこれまで見たこともないグロテスクな怪物だった。  
 
“七大驚異”  
それは人類の希望と言われている、七つの古代遺跡である。その七大驚異の力を  
解放したとき、神は現れ、黄金時代が到来する。という伝説は人々の間で流布されており  
数多の冒険者がこの七大驚異に挑んでいるのだった。  
しかし真実は邪悪な魔法実験の場であり、人間の驕りの象徴であった。  
この怪物はその時に生み出された水棲生物と獣人の合成物だった。  
 
 
みるみるうちに本性を現していく怪物、それは2メートル以上の青紫色の得体の知れない軟体生物、強いて言えばナマコのようであった。その巨大ナマコからは無数の触手が  
ジュディに絡みつき動きを封じる。そしてジュディの着ていたクロースアーマーを  
強い力で引き裂いていった。  
「いやあぁぁぁぁ!!!放してぇ!!放してぇぇぇぇ!!!!」  
ジュディは必死にもがいて脱出しようとするが絡みついた触手はジュディをガッチリと  
捕らえて放さなかった。締め付ける力はさらに力を増しジュディの自由を奪っていく。  
「ひぃっ!な、なに!いやぁぁぁ・・・」  
身体から感じる冷んやりとした、ベトつく感覚にジュディが声をあげる。  
締め付けていた触手から透明な粘液が分泌されたのだった。これは人間で言うところの  
先走り液、巨大ナマコはジュディに発情しているのだった。  
「・・や、やめて・・おねがい・・はなしてぇ・・・」  
無数の触手がジュディの身体中を舐め尽すように這い回っていく。ジュディの顔は粘液の  
ついた触手によりベトベトになり、未成熟な膨らみかけの乳房は触手のリズミカルとも  
言える動きで弄られていき、ピンク色の小さな乳首は赤く染まりながら勃起していった。  
「・・・もうやめてぇ・・わたし・・へん・・になっちゃう・・・」  
自慰すらしたことのないジュディは初めての痺れるような感覚に戸惑っていた。  
はぁはぁと漏れる息遣いはそのナマコの触覚を刺激して止まない。頃は良しと思ったのか  
ナマコはジュディの股を大きく開き、生物としての本能を達成しようとしていた。  
「・・い・いや・・だめ・・それだけは・・いやあぁぁぁぁ・・・・」  
快楽の海に落ちる寸前だったジュディがナマコの目的を目にして必死に抵抗する。  
もがいてもがいて脚を閉じようとするジュディ、だがナマコはジュディの反抗的な  
態度にキレたのか余っている触手でジュディの小さなお尻をビシッビシッと叩く。  
「きゃあっ!痛い!痛い!やめてっ!痛いぃぃぃぃ!!!」  
ミミズ腫れができるくらいジュディの尻を叩くとさすがのジュディもおとなしくなった。  
動きが止まりおとなしくなったジュディに満足したのか改めてナマコはジュディの膣内に  
獣人の男根のような触手を侵入させようとする。  
「・・・あぁぁ・・・やめてぇ・いやぁ・いやなのぉぉぉ・・・」  
自分の膣内を狙うナマコに無理だと分かっていても哀願を止めないジュディ、  
そんなジュディの無毛のワレメを触手は嬲るように這い回っている。ネズミをいたぶる  
ネコのように・・・・・。  
“ズブゥッ!!”  
「!?☆#!!!!」  
ジュディは言葉にならない声をあげた。触手がジュディの膣内についに侵入を果したのだ。  
「くぅぅぅぅ・・・いたいぃぃ・・・ぬいて・・ぬいてぇぇぇぇぇ」  
ジュディの小さな膣ではやはりキツすぎるのか、触手の侵入速度は遅かった。  
だがジュディの受ける苦痛は激しく息がつまり、口の端から涎がこぼれる。  
「ひぃっ!つ、つめたい・・い、いやぁ・・・」  
触手はさらにスムーズに侵入を果すため、粘液を多く分泌させ滑りを良くする。  
そして膣内をこじ開けるかのようにグリグリと中をかき回していった。そして  
奥の奥まで触手を侵入させジュディの子宮を発見し認識するとそこに狙いを定め  
自分の遺伝子を放出した。  
「いやあぁぁぁ!!はいってくるぅぅぅ!!おなかが!おなかがあぁぁぁ!!!」  
下腹部に流れ込んでくる異物感にジュディが悶える。だがジュディの悲鳴など意にも  
介せずナマコはドクドクと精液を流し込むのだった。  
「・・あぁぁ・・もういやぁ・おねがい・・・やめてぇ・・・」  
ナマコが5回目の射精を終える。すでにジュディの子宮はナマコの精液で完全に  
満たされており溢れんばかりであったがナマコはジュディを放そうとはしなかった。  
確実に孕ませるという執念のようなもので何度もジュディの膣内へ射精していく。  
10回目の射精が終わったところでようやくジュディの膣内から触手を抜いたが、  
ナマコは精液が漏れないように粘液を固めて膣内を塞ぐのを忘れなかった。  
 
「・・・・あぁぁ・・うぅぅ・・・はぁぁ・・・・」  
ようやく解放されたジュディは虚ろな目で朝を迎えた。ナマコの姿はすでに消え去り  
陵辱の痕が痛々しい記憶となって甦る。だがジュディは当初の目的のため、魔法の杖と  
盾を持ってフラフラになりながら洞窟を出た。  
「・・・まけないもん・・まけない・・・もん・・」  
そう呟くジュディ。そのジュディに下腹部の痛みが襲った。  
「・・んうぅ!痛い!痛いぃぃ!!おなかが・・動いてるぅぅぅ」  
うずくまってお腹を抑えるジュディ。そのジュディの子宮から今まさにおぞましい  
生命が産まれようとしていた。  
「痛い!痛い!痛い!いやっ!いやっ!いやあぁぁぁぁ!!」  
モゾモゾと蠢く異物にジュディも何が起きているのか理解していた。もっとも  
それは絶対に否定したいことではあったが・・・・。  
「いやっ!だめっ!出て来ないでっ!!産みたくないよう!!」  
必死にお腹を抑え、出産を止めようとするジュディだったが怪物の幼体はもう膣の  
外に出る寸前だった。  
「ああああぁぁぁぁ!!う、産まれるぅぅぅ!!産まれちゃうぅぅぅぅ!!!」  
ジュディの膣から赤黒いイボイボだらけのナマコが産み落とされる。股の下は血と羊水  
が広がりその中をナマコはビクビクと蠢きながら這っていた。  
出産を終えたジュディは肩で息をしながら放心してそのまま倒れ伏した。後ろからは  
昨夜と同じように蠢くナマコが近づいている。  
ジュディの悪夢は続く、これから永遠に・・・・・。  
 
 

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