その時、フランシスは宿の一室の窓辺に立ち、外を眺めていた。  
夕暮れ時の部屋には苦い表情をした彼しかおらず、  
その視線の先には宿の中庭でローラの稽古を受けるアンリの姿がある。  
 
この旅の間にアンリの剣の腕は目覚ましく上達したが、  
もう少し体術を学んだほうが敵の攻撃から受けるダメージも減って  
尚良いであろう事はむろんフランシスも否定しない。  
経験豊富なローラのその方面の実力も認めている。だがその少々荒っぽい  
様子を見ていると彼としてはやはり「もう少し王子に対する敬意を  
払うべきではないか‥‥!」とつぶやいてしまうのだった。  
 
そこへきれいになった洗濯物の山を抱えてミシェルが入ってきた。  
日常の雑事を担当している彼女は、いつも通りの機嫌の良さそうな様子で  
鼻歌を歌っていたがフランシスに気づくと  
「あ、買い出しのみんなはまだですか?」  
と笑顔で問いかけた。  
 
一度は結ばれた二人だが、普段は何ごとも無かったかのようにふるまっている。   
フランシスの性格と周りへの気遣いがそうさせるのだ。  
ふとした時に親しい視線を交わす以外の交渉を二人は持たなかった。  
 
二人きりになったのはその時以来だった。  
こちらに背を向け、あいかわらず鼻歌まじりにベッドの上で皆の衣類を畳むミシェルに  
何か話しかけようと近付いたフランシスは、その清潔な芳香に気づいた。  
おそらく彼女も汗を流してきたのだろう。  
その匂いに引き寄せられるようにそっと肩に触れ、そのまま抱き締めてしまった。  
自然と胸の辺りにいった手で乳房を覆う。  
突然背後から襲われて驚いたミシェルが何か言おうとする気配を察して、  
何の説明もできないフランシスは黙ってもらうために服の上から乳首を摘んだ。  
「フ、フランシスさん…」  
その声の甘さに促され、フランシスは今度は胸元から服の中に手を差し入れ  
再び乳首をもてあそぶ。固くなったそれを指でころがすと、  
立っていられなくなったのか次第にミシェルは体重を預けてきた。  
「あ、あの、…ちょっと待って‥‥‥」  
突然の事態に頭がついていかないミシェルのためらう言葉さえも  
その熱い吐息まじりの声がますますフランシスを煽る結果となる。  
そそりたってきた彼の男根はミシェルに押し付けられる形となった。  
もっと彼女の匂いを吸い込もうとうなじに顔をうずめ、耳の後ろをなめる。  
「あっ…!」その反応にフランシスは胸をまさぐりつつ耳朶を天噛みした。  
ミシェルの足が震えて今にも床に崩おれそうになったのを抱え上げ、ベッドの上に仰向けにする。  
さっきまでミシェルが畳んでいた洗濯物がばっと散らばったが2人ともそれどころではない。  
 
両手を顔をおさえつけ、むさぼるように口をすう。  
目を閉じ息をするのも忘れ、夢中で相手の舌をおいかける。  
我慢できなくなったフランシスはミシェルのぴったりとしたホットパンツの中に  
手を延ばした。すでにしっかり潤おっている事を確かめて、その邪魔な布を剥ぎ取る。  
表情を確かめようと顔に目をやると、潤んだ瞳でミシェルもこちらを見つめていた。  
何か言いたそうな気配を感じ、だがとりあえず自身を一気に挿入して顔を寄せる。  
「あ、あの、あの…」めずらしく言い淀む様子に  
締め付ける暖かさの中でびくびくと己自身を歓喜に震わせながら、  
腰を動かしたい衝動を抑えつつ上ずった声で「…なんだ?」と聞き返すと  
ミシェルは半ば目を伏せて、  
「好き、好きです」とつぶやいた。  
 

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル