やぁ、俺の名前はジャァン。  
バファル帝国親衛隊に所属している帝国正騎士の一人…、なんだが、  
現在訳あって、マルディアス中を周ってるんだ。  
何でも、俺が迷いの森の中で見つけた、非公式ながらバファル帝国の皇女様であるクローディアさんと、  
俺の親友で、俺に代わってクローディアさんの護衛をしてくれてたグレイのお二人さんが、  
あの有名な、邪神サルーインを再び封じる運命にあるとかないとかで、  
俺もこのお二人さんのお手伝いのために、打倒サルーインの旅に同行してるという訳だ。  
そして、ついにサルーインのいるイスマスに殴りこみに行こうというときに、  
復活までに1ヶ月半ぐらい余裕があるからといって、グレイが突然パーティを解散。  
あの堅物なグレイがいきなり言いだしたもんで、俺はびっくり。  
でも、皆その案を受け入れて、1ヶ月後の再会を約束し、それぞれ自分の行きたい場所へ行ってしまった。  
俺たちの仲間の一人である、かわいい魔女っ子のミリアムちゃんは、故郷のエスタミルへ帰っちゃったし、  
グレイ以上に堅物な聖戦士のガラハドも、クリスタルシティのミルザ神殿へ必勝祈願に行くとか。  
んでグレイとクローディアさんのお二人さんも、みんなに行き先を言わずにどっか行っちゃった。  
ていうかあの二人、俺が知らない間にできちまってたんだよな…  
それどころか、俺らの目を盗んでは夜な夜なやっちゃってるし…  
これがバレたら、陛下とネビル隊長になんて言われるか…、おぉ怖い怖い…  
って、そんなことより、残された俺はイスマスと目の鼻の先にあるローバーンへと向かった。  
ローバーンに向かった理由は二つあって、一つは、やっぱ最終決戦の舞台のイスマスに近いから。  
つまり、約束の日のギリギリ前までのんびりくつろげるってこと。  
そしてもう一つは、俺の愛しいモニカがいるってこと。  
バレてないと思いながらやってるだろうけど(いや、もしかしたらわざとバラしてるってことも…)、  
あの二人がやりまくってるのをずっと聞いてたから、正直恋人がいる身としては辛いったらありゃしない。  
つーか、ガラハゲはなぜにあの状況で眠れるんだ?  
男だろあんた、股の下に球がないのか?  
ミリアムちゃんもよく片思いの男が、近くで女をあひんあひん言わせてるのに平気な顔していられるよな…  
やっぱ慣れってことなのか?  
とまぁ、話がずれたが、もしかしたらこれが最後ってのもあるだろうし、  
やっぱモニカとはよろしくやっとくべきだろってことで、ローバーンへ。  
待ってろよ、ムォニカ!!  
 
という訳でローバーンへ到着し、早速モニカの家へ。  
相も変わらず質素だよなぁ、と思いつつ家の玄関をノックし、出てきたモニカと再会。  
玄関を開けて俺を見るなり、「クローディアさんとグレイはどうしたの?」やら、  
「みんなの足引っ張ってないでしょうね?」やら、  
「クローディアさんや他の女の人を襲ったりしてないでしょうね?」やら、お前は俺のお母さんかよ…  
というか、クローディアさんを襲ってるのは俺じゃなくてグレイなんだよな…  
まぁとにかく、ちょっとうるさい気もするけど、そんな叱ってるところもまたかわいい訳で。  
それに、なんだかんだ言いながらも、夕飯をちゃんと用意してくれるし、長期間泊める気も満々だし、  
やっぱ俺のこと心配してるんだなってわかるんだよな、これが。  
だけど、いざ眠ろうって時に、ベッドは一つだけだからあなたは床で雑魚寝してって言ってきた。  
ちょっと、いくらなんでもそりゃあないでしょう、ムォニカ!?  
俺の当初のお前をあひんあひん言わせる目的はどうなるの!?  
とまぁ、とにかく下心を隠しつついろいろと反論してみたけど、  
結局モニカにすごまされた結果、何も言えなくなってしまい、床で雑魚寝する破目に。  
俺ってやっぱ押しに弱いなぁ…  
一応、毛布と枕代わりのクッションはもらえたけど、床の上で直に寝るのはきついし痛いし寒い。  
まったくもってモニカのぬくもりとは程遠いじゃないか…  
しかし、そんな風な感じで眠れなかったのが功を期したか、眠りに就く前にある事に気づいた。  
床で眠れないならモニカのベッドにいけばいいじゃないか、夜這いも込みで。  
思ったら行動に移すのが俺の信条、早速モニカのそばへ行く。  
完全に寝入ってるかどうか確認をする。  
よし、頬を指で押しても起きなかったから寝てるだろ。  
では早速、モニカのベッドへ侵入。  
うは、やっぱ暖かい…  
 
まずはモニカを背中から抱きしめてみる。  
はぁ、マジで今幸せだなぁ、俺。  
次にモニカの寝巻の内側に手を入れて、胸を直接揉んでみる。  
いや〜、クローディアさんのがスカーブ山なのに対して比較すると、モニカのはやっぱ小さくなるけど、  
それでもトマエ火山ってところかな、形もいいし大きさも手に余るぐらいあるんだよな…  
にしても、揉み心地も最高だ!  
しかし、胸をもまれても起きないなんて、結構熟睡してるなぁ。  
まぁ、こちらにとっては好都合だからいいけど。  
さぁお次はお股のジャングルへと進み、ジャングル奥地の洞窟入り口を軽くなでてみる。  
お、ちょっと色っぽい反応が!?  
でも、それでもまだ起きないみたいだ。  
では実際に洞窟の中へ、顔もとい指を少し覗かせてみるとしよう。  
さっきの入り口付近の探索よりもさらに手応えあり!  
んでもってモニカを確認。  
ちょ、これでもまだ寝てるのか…  
モニカのやつ、けっこう疲れがたまってたのか?  
とにかく、反応はあるけど起きないんで、俺の玄竜で洞窟内部を本格的に探索させることに。  
毛布を払ってモニカを仰向けにし、寝巻用のズボンをひざのあたりまでおろしてから、  
モニカのくせに可愛げな下着も、少しだけずらして洞窟の入り口を出現させる。  
その後、ゆっくりと玄竜の全身を洞窟内部へと入れてから、後退、前進の繰り返し。  
モニカの方はというと、ここまでやらされてるのに相変わらず反応だけ示しながら寝てる。  
というか、これってやっぱり…  
そう思ったんで、「おいモニカ、狸寝入りしてるんだろ?」と言ったら、一瞬だけだったが、反応が…  
はぁ、結局俺遊ばれてたのか…、困ったものだね…  
という訳で、ゆっくりと静かにやらずにすむことが判明したから、こっちのペースを上げる。  
さすがに耐えづらくなってきたか、モニカの口から声が漏れてきてる。  
いい気味だ、このまま当初の目的通り、あひんあひんにしてやる!  
…と思ってたら、モニカよりも先にこっちの方がヤバくなってきた。  
だけどさすがに中で俺の玄竜が生命波動したら、それこそ生命的な意味で洒落にならないんで、  
外に出させていただきました。  
 
いや〜、やっぱモニカと一緒になるって気持ちいいなぁとか、俺ので汚れたモニカも可愛いなぁ、  
なんて思ってたら、突然モニカの目が開いて俺の頬をつねってくると同時に、  
「なんで中じゃなかったの?」とすごみながら言ってきた。  
ちょっと痛い痛い、って思ったが、その10秒後にモニカの口から出た先ほどの言葉に驚く。  
ム、ムォニカ!? 中でいいって、お前正気か!?  
でも、モニカは本気で中に出してほしかったらしい。  
聞くと、サルーインと戦おうとしてる俺は、生きて帰ってこれる保証がないため、  
ある意味あと1ヶ月半の命だから、その間にあんたの子供をつくってあげる、と照れながら言ってきた。  
正直うれしかったが、反面さびしくもあった。  
あぁ、俺あと1ヶ月半の命なのか…ってな。  
でも、モニカのやつが強引に馬乗りになったのちに、自分から俺の玄竜を入れたのち、  
何度も何度も俺の上で動き回りつつ、「ほら、中で出さないと死ぬときに後悔するわよ?」とか、  
「私に自分の子供産んで欲しくないの?」とか言ってくるのを見てたら、  
モニカのやつ、本当に俺のことを想ってくれてるのか…、と思ってしまい、  
なら、モニカのためにもいつもの調子でモニカを愛してやろう、ということで、  
先ほどまで感じてたしみじみとした気持ちが、吹っ飛んでいってしまった。  
そのままモニカのリクエスト通り、中に吐き出してあげた。  
無論、モニカはまだまだ満足してないご様子で、俺も抜かずにそのまま、またモニカをかち上げ始める。  
いや〜、自分で言うのもなんだが若いっていいよな〜、何ラウンドもできるからね〜  
一晩で何回やったか忘れるぐらい、ついついやってしまった…  
 
それから1ヶ月後。  
毎晩モニカを抱き続けてたが、ついに名残惜しくもイスマスへ出陣する日が来てしまった。  
そんな出発の日の朝に、モニカが俺に自分の生理が来ないと言ってきた。  
生理が来ないということは、生理不順とかじゃない限りできちゃってる、ということだ。  
でも、最初から子供を作りたいという意思があったから、俺たちは別に驚いたりはしなかった。  
むしろ、俺はサルーインとの戦いに生きて帰ってこれる自信がなぜか急に込み上がってきやがった。  
確信できるものは何もないんだが、それでも帰るべき場所が俺にある、ということだけで、  
俺の中には無事にサルーインに勝ってここへ戻れるんだ、という自信が生まれてた。  
まぁ、帰るべき場所があろうが無かろうが、初めから俺は死ぬつもりなんてないんだけどな。  
という訳で、いつも通りの感じでモニカに行ってくるぜ、と出発のあいさつをし、  
最後の戦いが始まろうとしてるイスマスへと向かった。  
さすがにローバーンとは目と鼻の先というだけあって、すぐに着いてしまった。  
だが、グレイもクローディアさんもみんな、どこで道草を食ってるのやら、  
まだイスマスに来てないようだったんで、一人、海岸からローバーンを眺めてみることにした。  
イスマスの空は真黒に濁ってたけど、目の前にある俺の帰るべき場所はいつも通りな感じがした。  
俺がサルーインと戦う理由は、グレイとクローディアさんのお二人さんを支えるためだけじゃない、  
俺自身の、あの帰るべき場所をサルーインに壊させないためだ。  
そんなことに俺が今更ながら気がついたちょうどそのとき、  
グレイとクローディアさんの仲良しカップルがローバーンの方角から歩いて現れた。  
いや〜お二方とも、隠してるようだけど、なかなかのアツアツっぷりですね〜  
おや、反対のローザリアの方角からはミリアムちゃんとガラハドのお二人さんが。  
これで役者は全員集合、あとはフィナーレまでノンストップ、といったところですか。  
それじゃあ、さっさとサルーインを倒して帰るとしますかねぇ。  
待ってろよ、ムォニカ!!  
 

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