リガウ島の恐竜の穴に荒い息遣いと喘ぎ声が木霊する。  
「…グレイ…く、苦しい…ゆるして…」  
後ろの穴に押し入るもののたくましさに恐怖していた。力を抜けと言われてもそんなことができるはずもない。噛みしばった唇から悲鳴が噴きだす。  
のけぞった汗まみれの首筋に黄金色の髪が張りつく…。  
 
「尻の穴がそんなにいいのか。いい声だすじゃないか」  
聞こえてきたのはグレイの声ではなかった。  
顔を上げると、倒れた恐竜の死骸の片隅からガラハドがぎらぎらと  
刺すような目線で身体中を嘗め回していた。  
「そ、そんなっ!!グレイだけだって…」  
思わずズリあがるように爪先立ちになった。後ろからグレイに肛  
門を深々と貫かれ薄い胸を鷲?みにされている。逃げようとする動  
きは上へズリ上がる動きにしかならない。  
ガラハドの視線を正面に受け、気が狂いそうなのにいっぱいに拡  
張されて押し入れられている肛門が、しだいにグレイの動きに反応  
しだしていた。  
苦痛が弱まって、痺れるような感覚がふくれあがる。灼けただれ  
るような得体の知れない感覚。  
 
「その調子で気分を出すんだ。何度イっても構わないからな」  
グレイが後ろから耳元でささやきつつ足を押し出した。肛門をた  
くましいものが貫いたまま、一歩また一歩と前へ歩く。  
もうろうとかすんだ目に、ガラハドが裸になって肉棒をそそり立  
たせるのが見えた。そしてニヤニヤと欲情したいやらしい顔…。  
「お願い…許して…許して下さい…」  
恐怖で暴れようとするが、そのことがいやでも楔みたいに肛門に  
打ち込まれているものを感じさせ、腸管が灼けただれるような刺激  
を生んだ。  
美しい金髪を左右に振りたくると、泣き顔をのけぞらせて喉を絞  
った…。  
「助けて…ディアナ姉さん……」  
 

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