妖魔が住むリージョン、ファシナトゥール。  
 その中心で街を見下ろすように聳え立ち暗い影を落とし続ける針の城。  
 魅惑の君を滅ぼした新たな城主アセルスは、以前の君主以上の恐怖を持ってこの世界に臨んでいた。  
 自らに従わないかつての同志を捕らえ、処刑を行なうアセルス。  
 彼女の目の前で転移の術により、ある人物が姿を現した。  
「ジーナね……」  
 【寵姫】ジーナ。アセルスが妖魔の君として君臨して、初めての寵姫。  
 かつて人であった頃とは違い、冷徹な性格へと変貌していったが、それとは逆に、その容姿は寵姫と  
なってから次第に目を見開くような美しさを見せるようになっていた。  
「ジーナ、ただいま戻りました」  
 その美しき性奴はアセルスの前で跪く。  
「ジーナ…。僕の可愛い忠実なしもべ…。いつもご苦労」  
 アセルスは彼女以外には見せない優しい笑顔を見せると、靴を脱ぎ、素足を彼女の目の前に差し出す。  
「ああ…。アセルス様…」  
 ジーナは嬉しそうにその出された足を舌で丁寧に舐め始めた。  
「ふふふ。いいね、ジーナ…。さっき、むかついて下級妖魔を一匹蹴り殺したんだ。あの汚らわしい  
連中の匂いが残らないよう、今日は特に入念に頼むわね…」  
「は、はい…。アセルス様が望まれるのであれば…」  
 言われたとおり、ジーナは足の裏や足の甲だけでなく、足の指の間や、脛までも丁寧に舌で舐める。  
 しかし、彼女はそれを嫌がることなく、むしろそれでアセルスが喜んでくれると思うだけで、嬉しくて仕方がなかった。  
 
「さて、裏切り者どもの件だけど、あの連中は捕らえたのかな?」  
 一通り、足の『お掃除』が終わると、アセルスは彼女に尋ねた。  
「は、はい…。イルドゥンの方は影のリージョン、オウンブルにて捕らえました」  
「ゾズマの方は?」  
「そ、それは…」  
 ジーナはとたんに言葉を詰まらせる。アセルスを失望させたくないからだ。  
「ゾズマの方はどうしたんだい?」  
「…んぁ…」  
 アセルスは足で黙り込んでいるジーナの股間部分を押した。  
 足を舐めて興奮したのか、服の上からでもそこが湿っているのがわかる。  
「さぁ、ジーナ。正直に答えるんだ…」  
 そう言うと、アセルスはその足をぐりぐりと押し付けるようにジーナを刺激する。  
「あぁ…ゾズマの方…は…くぅん…」  
「ゾズマの方は?」  
「申し訳…ありませんが…あはぁ…逃がして…しまい…ました……」  
「そう…」  
 ジーナの報告を聞くと、アセルスは足の動きを止める。  
「はぁ…はぁ…はぁ…」  
 ジーナのほうは物足りないのか、物欲しそうな目でアセルスを見つめ、股をしきりに擦りあわせている。  
「ジーナ…イルドゥンの確保できたことは僕もとてもうれしいよ…」  
 アセルスはそう言うと、ジーナと唇を重ねる。  
「あぁ…アセルス様…ん…ありがとうございます…」  
 ジーナは目を潤ませながらそのまま愛しい主と舌を絡ませる。  
 
 ジーナにとって、アセルスは憧れの存在であった。  
 自分よりも美しく、強く、そして冷徹であるアセルス…。  
 寵姫となってからも、いや以前よりも彼女のアセルスに対する思いはより激しいものへと変化していた。  
 無論、アセルスもそれに気づき、こうしてジーナを愛してやるのだが…。  
「しかし、ゾズマを逃がしたことは許しがたいことだよ」  
 重ねた唇を離すと、突如アセルスは人が変わったかのように乱暴に、ジーナを地面に叩きつける  
ように突き倒した。  
「ジーナ…僕が常に完璧を求めているのは知っているだろう?」  
 そして、そのまま彼女に跨ると、平手でその顔を打った。  
「あっ!!…も、申し訳…ありません……」  
 赤く腫れ上がった部分を手で押さえるが、痛みよりもアセルスに見捨てられる恐怖に怯え、涙目に  
なりながら謝るジーナ。  
「…謝ればいい、というものではないことも教えたはずだよ?」  
 
 パシン!  
 
 今度もわざわざ手を動かして反対側の頬を叩いてみせる。  
 他のものが相手ならアセルスがわざわざ自分の身体を動かして対応することなどない、その  
絶大な魔力でたたき殺すまでの話だ。  
「ああ…アセルス様、お許しください……どうか…どうか…」  
 ジーナは両手を合わせて、アセルスに懸命に詫びる。  
 アセルスに嫌われたくない。自分を見捨てないで欲しい。  
 妖魔としてのプライドはアセルスの前では消え去っていた。  
「ジーナ…。君は本当に可愛い僕だよ…」  
 途端にまた優しい笑顔を浮かべると、アセルスは先ほど自分がはたいたところを優しく撫でてやる。  
 
「だから、許してあげる…。でも、いつもどおり『お仕置き』をしなくてはね…」  
 『お仕置き』と聞いても、ジーナは嫌がる様子もなく、ただアセルスが自分を許してくれると聞いた  
だけで、顔が明るくなった。  
「あぁ…お優しいアセルス様…。この役立たずをどうかいっぱい『お仕置き』してください…」  
 ジーナは嬉しさのあまり、アセルスの胸の中に顔をうずめる。  
 アセルスもそんな彼女の頭を優しく撫でた。  
「可愛い可愛いジーナ…。じゃあ、いつもの通り『あの部屋』で待っているんだよ」  
「はい…。準備をしてお待ちしてます…」  
 アセルスから体を離すと、ジーナは一礼をして、彼女の前から姿を消した。  
「ふふふ。さて、これからどうやって『お仕置き』してあげようかな?」  
 アセルスは口元に酷薄そうな笑みを浮かべた。  
 
 しばらくして、アセルスは『その部屋』へと向かった。  
 そこは元々アセルスがこの城に連れてこられたとき、出合いそして分かれたとある寵姫が使っていた  
部屋であり、アセルスが妖魔の君となってこの城を支配してから打ち壊されなかった唯一の部屋でもあった。  
 ジーナは寵姫としてここに来たときから、この部屋を彼女専用の部屋としていた。  
 通称『薔薇の園』。  
 
 ギギギ…。  
 古びた大扉が嫌な音を立てて開く。  
 そこからむわっとした空気が流れ出てくる。  
 アセルスはその部屋に足を踏み入れた。  
「あ…アセルス様…」  
 部屋の中央では、ジーナが全てを脱ぎ捨て彼女を待っていた。  
 その時の格好は、手を天井からぶら下がっている鎖で縛りつけ、そして自分自身は木製の三角形の  
頂点が上になっている板、いわゆる人間たちからは三角木馬と言われるものの上に座っているという状態だった。  
「ジーナ…。僕がしたかったことが分かっていたみたいだね」  
 ちょうど、『お仕置き』をする側であるアセルスも、今日はこの三角木馬を用いようと考えていたのだ。  
「は、はい。褒めていただき…光栄です」  
 嬉しそうに返事をするジーナの顔は既に赤みを帯びており、呼吸も荒れている。  
 
 アセルスが靴音を響かせながら、彼女の周りを回りながら観察する。  
 汗ばんだ背中。  
 尖りはじめている乳首。  
 だらしなく垂れている涎。  
 そして……。  
「僕が来るまで我慢が出来なかったのかな?」  
 三角木馬の変色している部分を触ってみると、ぬるっとした感触がした。  
 しかも、それはまだ暖かく、つい先ほどここに染み込んだものであることがわかる。  
「あ……その…あの…」  
 体をもぞもそと動かしながら、恥ずかしそうにうつむくジーナ。  
 そんな様子は、アセルスにとっては虐める格好の材料となる。  
 アセルスは意地悪く笑みを浮かべながら、ぬるぬるしている指を口に入れる。  
 まるで木の中でろ過されたかのように、口の中に広がる味は、非常に透明感のある甘酸っぱさであった。  
「いやらしい娘…。こんなにおいしいお汁を出して…。そんなに僕の事が待ち遠しかったの?」  
「は、はい…。私はアセルス様の『お仕置き』が待ち遠しくて…」  
「つい、この木馬に股間を擦り付けて、オナニーしていたんだね?」  
 
 アセルスの言葉に、ジーナはこくんと頷く。  
「ふふふ。正直な娘だね、君は…」  
 アセルスはジーナの顔を優しく手で包み込むと、顔を近づけ、唇を重ねる。  
「ん…んあ…んん…アセルス…さまぁ…」  
 ジーナは、アセルスを求めるように、自ら彼女の口に舌を割り込ませる。  
 絡み合う舌。  
 嬉しそうにアセルスの口内を味わっているジーナの口からはさらに唾液が溢れ、青く茂った  
秘部からは、さらに甘い汁が垂れてきており、それが彼女の乗っている木馬にさらに染み込み、  
ぽたぽたとその木馬から伝って液が地面に滴り落ち始めた。  
 
 アセルスは口を絡ませながら、その液でできた水溜りを素足で触り、そのぬめぬめとした  
感触を感じると、指を鳴らす。  
 すると、部屋に二匹の下級妖魔がやって来た。  
 そして、アセルスがその足を彼らに差し出すと跪き、その足についた液体を舐め始めた。  
 無表情でアセルスの足についた、ジーナの出した汁を舐める彼らを見て、アセルスも満足そうに目を細めた。  
 そして、ジーナから口を離す。  
 
「あ…」  
 長い時間口付けを交わしたためなのだろう。太い唾液の橋がお互いの舌を繋いでいた。  
「ジーナ…君は本当にいやらしい娘だね」  
「え?」  
 意外そうな顔をしているジーナに、アセルスは指でその指し示すところを見てみろ、と命令する。  
「あ…」  
 アセルスの指し示したところ、すなわち彼女の足先のところでは、下級妖魔たちが自分がいつも  
掃除する場所を黙々舐めていた。  
「く…!下級妖魔の分際で!!そこは私のものよ!」  
 自分の大事なものを奪われたような嫉妬心を抱いたジーナは、幻夢の一撃を放とうとする。  
 しかしその詠唱は他ならぬアセルスに阻まれた。  
「だめだよ、ジーナ…。これは、僕が彼らにさせたことなの」  
「ア、アセルス様自身が…?」  
 アセルスは黙って頷くと、とたんに声を殺して笑い出した。  
「君の甘い蜜が地面に垂れて、僕の美しい足を汚したの。だから、彼らに綺麗にしてもらってたんだけど…」  
 そう言うと、アセルスは下級妖魔たちに目配りをする。  
 すると、下級妖魔たちは妖魔の鎧を脱ぎ捨てると、恥ずかしがる様子もなく、自らの全てを二人にさらした。  
 
「あ…」  
 ジーナが思わず声を出してしまう。  
 アセルスの使い魔である彼らは、感情を持たない人形であるはずだったが、ジーナの汁を舐めて  
興奮したのか、その股間についているモノはそそり返っていた。  
「妖魔とは本当に不思議なものだね。こんな人形に、勃起させる機能が備わっているなんて…」  
 アセルスは嬉しそうにそう言うと、一人の下級妖魔のモノを指でなぞる。  
 ぴくんとその触られた男の根は反応し、膨らんだ先端にある割れ目からは透明の汁が少しだが分泌された。  
「へえ?もしかして、こんな下級妖魔でも生殖活動も可能みたいだね?」  
 意外な事を偶然知り、アセルスは不気味に笑いながらジーナに視線を向ける。  
「アセルス様?」  
「うふふ。下級妖魔とは言え2匹もいるんだ、性の喜びは上級妖魔である【寵姫】を屈服させてくれるんじゃないかな?」  
 アセルスの目は本気だった。  
 途端にジーナは妖魔でありながら、また恐怖に恐れおののいていた。  
 例え愛するアセルスの命令であろうと、いやアセルスの命令だからこそ、その目の前で下級妖魔に  
抱かれ、快楽を感じてしまうことは、彼女にとって耐え難い屈辱であった。  
「お、お願いです!そ、それだけはご勘弁を!!」  
 自分の中にある疼きなども忘れ、アセルスに必死にすがるジーナ。  
 しかし、アセルスが予想通りの彼女の反応を大いに楽しんでいるようで、そんなジーナをあざ笑うかの  
ように笑みを浮かべている。  
「そうだね。ジーナの欲しいのはコレだものね…」  
 
 そう言うと、アセルスはおもむろに服を脱ぎ始める。  
 アセルスの裸体は未だに十代の少女のみずみずしさ保っている。  
 すらりと伸びた手足に女性というにはまだ少し薄い胸。女というよりむしろ少年の肉体に近いものがあった。  
 ジーナにとって、性の錯倒を引き起こさせるような彼女の体型も愛しくて仕方なかったが、それよりも  
興味を引いているのは、『お仕置き』や『ご褒美』のときに妖魔の力で股間に生やしている、男性の性器であった。  
 
「あぁ…アセルス様のペニス…」  
 下級妖魔のモノとは比べ物にならないほど、大きくて太いアセルスの擬似の男根。  
 それを、自分の秘所に入れたくて、またジーナの股間がうずうずしてくる。  
「ジーナ…欲しい?」  
 手で、その勃起したペニスを物欲しそうな顔をしている浅ましいしもべに見せびらかすアセルス。  
 そのペニスの動きから目が離せなく、思わずジーナはつばを飲み込んだ。  
「ほ、欲しいです…」  
 そして、予想通りの答えが返ってくる。  
「そう…。欲しいんだね…」  
「はい…。ぜひ、アセルス様のペニスを私のアソコに…お願いします…」  
 またジーナは興奮で息が荒れ、木馬からまた汁が滴り落ち始めた。  
 アセルスはそれを見て、ますますジーナを虐めたくなった。  
「いいよ。お望みどおり、これで君を貫いてあげる…」  
 それを聞き、妖魔でありながらジーナの顔が明るくなった。  
 まるで、おもちゃを買ってもらった子供のようであった。  
「でもね、僕が来る前にオナニーしていたのは許せない。僕の目の前でさせようと思ったのに…」  
 
 アセルスはそう言うと、壁にかけてあるムチを手に取り、そこで軽く素振りをする。  
 ひゅんひゅんと風を切る音が狭い部屋に響き渡った。  
「いい感じだね…」  
 一通り、それの使いやすさを確認すると、それをそのまま持ったまま、ジーナに近づく。  
「アセルス様?」  
 
 パシン!!  
 
 返事の変わりに、乾いた音が部屋にこだまする。  
「あぁ…いい音…」  
「あ…くぅ…」  
 魔力で打ちのめしたときには出せないその音を聞いて、悦に入っているアセルスと、対照的に涙を  
流しているジーナ。  
「ふふふ。痛い?」  
「そ…そんなこと…ないです…」  
 しかし、アセルスに尋ねられると、ジーナはそう答えてしまう。  
 背中に出来た青い血の滲み。  
 痛くないはずがないのだが、正直に答えてはますますアセルスを失望させてしまうからだ。  
「そうだよね。この程度の傷、痛くないよね」  
 アセルスはそう言うと、ジーナのその傷を口で吸った。  
「っ…!!」  
 ジーナにまた激痛が走る。しかし、悲鳴をあげることは出来ず、唇をかみ締める。  
「ふふふ。やはり痛くないみたいだね…。安心したよ。あまり、可愛い君に痛い思いはさせたくないからね…」  
「お心遣い、感謝します…」  
「それじゃ、もう一発…」  
 
 ピシッ!  
「――――っ!!」  
「もう一発大丈夫かしら?」  
 
 ピシッ!  
 途端に、ムチの音が短い間隔で鳴り響く。  
 しかし、初めはムチの激しい痛みで涙したジーナも、休みなしに叩かれる事でその痛みの奥に快楽を見出し、  
 
 ピシッ!  
「はぁん!!」  
 ムチがなるたびに、嬉しそうな声を出し始めた。  
 
「ふふふ。気持ちいいの?」  
 またムチが心地よいくらいに乾いた音を響かせ、白いジーナの背中にまた一つ痕を刻んでいくが、  
「ああ…もっと…もっと…」  
 ジーナは嫌がるどころか、さらにそれを要求しだした。  
「ムチがそんなに気に入ったのか…。じゃあ、次からもこれで虐めてあげるよ」  
 耳元でアセルスがそう囁くと、ジーナの顔が輝いた。  
「さてと、それじゃあムチに耐えたご褒美をあげないといけないね」  
 アセルスが後ろで控えていた下級妖魔に目配りをし、彼らによって、ジーナは三角木馬から下ろされ、  
繋がれていた手首の封印も解いた。  
 
「ほら…。君の大好きな僕のペニスだよ…」  
 そして、快楽を与え続けていたものから開放されて、少し息を切らせている彼女の眼前に、  
擬似の生殖器を突きだした。  
「はぁ…はぁ…」  
 ジーナのせっかく整ってきた呼吸も、また乱れ始める。  
「舐めろ」  
 たったそれだけの言葉でアセルスはジーナに命令をする。  
 ジーナの目の前にあるアセルスのペニス。  
 先ほどからの自分の乱れる姿で興奮したのか、アセルスのそれは、はちきれんばかりに大きく  
なっており、びくんびくんと脈を打っている。  
 アセルス様が私のいやらしい姿を見て興奮してくださる。  
 ジーナは嬉しくて仕方なかった。  
「はい」  
 それだけ言うと、ジーナはためらうことなく、それを口の中に含んだ。  
 
「ん…ちゅば…あん…おいし…」  
 ジーナがフェラを始めてすぐに、アセルスのペニスからは先走りの汁が出てきた。  
 その苦味を満喫すると、ジーナはさらに刺激を与えるため、その立派なものを豊かな胸に挟み、  
それで扱き始めた。  
「あぁ…いいよ…ジーナ……気持ちいい…」  
 ジーナのパイズリに、アセルスも気持ちよさそうな声を漏らす。  
 それを聞くと、ジーナも得意になってさらに胸の反復運動を早める。  
「アセルス様…どんどん気持ちよくなってくださいね?」  
「あぁ…すごいじゃないか……。肉欲など必要のない身体のはずが、精子がどんどん昇ってくるのが分かる…」  
「アセルス様、イキたければ、ご自由にどうぞ…」  
「そうだね…。じゃあ、イカせてくれるかい?」  
「はい…」  
 アセルスの命を受け、ジーナは胸で扱きながら、舌も動かす。  
「ん…んあ…ん…ちゅ…」  
 わざと音を立てながら、アセルスのペニスをしゃぶるジーナ。  
 そして…  
「―――っ!出るっ!!」  
 
 ビュクビュクビュク!!  
「んんん!!」  
 いきなり大量の精子がアセルスの擬似の男性器から放出され、ジーナは苦悶の表情を浮かべる。  
「こほっ!こほっ!」  
 咳き込むと同時に、白濁した液体が口元からどろりと流れ落ちる。  
「ジーナ…全部飲まないとゆるさないからな…」  
 アセルスは苦笑すると、彼女の口元から垂れているそれを舌で舐め取り始めた。  
「…我ながら濃くておいしいな。ジーナ、おいしかっただろう?」  
「は、はい…。全部飲めなくて非常に残念です…」  
 咳き込んだときに、半分ぐらいの精液が外に漏れてしまったため、ジーナは本当に残念そうな声を出した。  
 アセルスは、しょげている彼女の頭を撫でるとそのまま彼女を床に押し倒した。  
「ジーナ…。安心してもいいよ、これから下のお口にいっぱい注いであげるから…」  
 そう言うと、左手の薬指で花弁の中をかき回す。  
 くちゅくちゅと卑猥な音がそこから鳴っていた。  
「ああ…。アセルス様…。このジーナをいっぱい愛してください…」  
 
「いいだろう…。僕にすべてを委ねるんだ」  
 ジーナがそれに黙って頷く。  
 アセルスはもう一度、ジーナと軽く口付けを交わすと、再び大きさと硬さを取り戻したペニスを  
ジーナの膣内に挿入した。  
「ああ!!いいぃぃぃ!!!」  
 とたんにジーナが嬉しそうによがり始める。  
「ふふふ。本当に欲しかったみたいだね…。ほら、どんどん突いてあげる…」  
 一旦根元まで差し込むと、全部引き抜き、そして一呼吸置いて、また根元まで深く差し込む。  
「はぁぁ…すごいです…アセルス様のが……何度も…はぁん!!」  
「気持ちいいだろう…。もう少し激しく責めてあげよう…」  
 アセルスは時には激しく、ときには緩やかにジーナを突く。  
 緩急のついた動きに嬉しそうに喘ぐジーナ。  
 アセルスは自分とは違い女性らしい、かなりのプロポーションを持っている彼女のウエストに指を走らせる。  
 ジーナはそこからぞくぞくと刺激を感じ、さらに昂ぶっていった。  
 
「アセルス様…だ、だめです…オチ○チンが擦れて、私…私!!」  
 体の奥底から湧き上がってくるモノを感じ、ジーナの喘ぎ声は一段といやらしいものになっていく。  
「イクんだな…ジーナ、イクんだな?」  
 アセルスはにやにやと笑いながらそう尋ねると、膨れ上がった豆をくりっと摘む。  
「あああああ!!イ、イキます…!!あ…ああ…も、もうだめです…!!」  
 びくんとジーナの体が大きく跳ねあがる。  
「ふふふ。一緒に…逝こうじゃないか…」  
 アセルスも自分を昂ぶらせるため、男性器の下についている女性としてのものの秘核を先ほどと同じように摘む。  
「ああ…ジーナ…いくよ…」  
 一通り刺激を与えると、終焉を迎えるため、ジーナのくびれたウェストを掴み、腰を激しく打ち付ける。  
「アセルス様!アセルス様!あ…ああああああああ!!!!」  
 先ほど豆を摘んだときよりも、さらに大きく仰け反りかえり、ジーナは絶頂を迎えた。  
「ジーナ…出すよ…」  
 その際の締め付けで、アセルスにも限界が訪れ、ジーナの中に精を解き放った。  
 
「ふふふ。気持ちよかっただろう?」  
 繋がったまま、アセルスはジーナの頬を優しく撫でる。  
「はい…。でも、まだまだ足りません。もっと…このいやらしいジーナをめちゃくちゃに犯してください…」  
 ジーナの目はいやらしく潤み、まさに堕ちた女の顔をしていた。  
「可愛い娘…。もっともっと、僕の妖魔のエキスの入った精子を注いであげる…。これでより僕と同じ  
完璧な妖魔に近づけるよ…」  
「ああ…うれしいです…」  
 そして、再び二人の口が重なり合い、そのまま、二人は長い抱擁を交わす。  
 二人の歓声は暗い影が落ちる城下の町に幾度となく響き渡ったが、そのことを噂するものなど、  
もはやこのファシナトゥールには一人としていなかった。  
 
 

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