イレイサー99の完成を阻むために張られていた殺人バリアに向かって、総長はためらうこと  
なくバイクを走らせた。  
 爆音と共に火を噴くバイク、肉の焦げる臭いが立ち込め、そしてバリアは消えた……。  
「へっ、どうだ。これがおとこだぜ……」  
 総長の意識はそこで途切れた――。  
 若い女、冒険者の一人が総長に近づき、その手に握り締められた鉢巻を奪おうとする。  
 だが、総長の手は強く握り締められ鉢巻が抜けることはなかった。  
 ちっ、と女は舌打ちをした。  
 総長に癒しの杖を使うと後ろに控えていた二人の女に目で合図を送った――。  
 
 むにゅっ  
 え?――  
 突然、背中に押し付けられる柔らかい感触で俺は目を覚ました。  
 全身に激痛が走る中、官能を刺激する柔肉が、背中でつぶれ、這い回る。  
「あぁん、ぁ、気持ちいい……」  
 若い女の声だ。耳元に甘い吐息がかかる。  
 霞む目を凝らすと俺は自分が裸で横になっていることに気がついた。  
「ぐっ、どうなって……」  
 激痛に耐え、首だけで後ろを振り向く。背後にいたのは俺が全てを託した冒険者の一人だった。  
 ロングの髪を振り乱し、目を瞑り、柳眉をひそめる上気した表情。俺が知る限り今まで一番官能的な表情だった。  
 だがそれよりも、俺の目線を釘付けにしてしまったのは彼女の胸元だった。剥き出しの胸は  
ぴたりと俺の背中に押し付けられているので先端こそ見えないものの、なんとも魅惑的な谷間を  
見せつけていた。  
 彼女も一糸纏わぬ姿だった。  
「はぁ……ぁん……」  
 悩ましげな呻きとともに、小さなメロンくらいはありそうな乳房が蠢く。  
 ――初めて彼女に出会ったとき、パーティーの重火器の担当である彼女は、バズーカを片手で軽々と扱う芸当を見せた。  
 その一方でタンクトップから半分以上のぞく、今にもこぼれだしそうな白く大きな乳房。  
 バズーカのショルダーベルトは胸の谷間に挟まるようにして掛けられ、強調された胸は彼女が  
歩くたびに大きく揺れ動いていた。  
 股間に深く食い込んだジーンズはスジが浮かび上がりそうなほどであり、後ろからは尻肉が  
大きくはみ出していた。  
 バイクに乗るとき、気持ちいいから、という理由で脱ぎたての黒いショーツを突然預けられた俺は、  
その場でただぼんやりと立ち尽くしていた。  
 そのときは『さやか』の冷たい目線によって俺は現実へと引き戻された。  
 その彼女の乗ったバイクは何故か必ずしっとりと濡れている。  
 その噂はすぐに広まり、彼女にバイクを使ってもらおうと差し出す連中は後を絶たなかった――。  
 彼女の首筋から流れた汗が鎖骨を伝い、胸の谷間に吸い込まれていくのが見えた。  
(な、何が、どうなって…それにバリア除去装置はどうなって……あっ)  
 興奮して全身に血が流れていくせいなのかどうか、より激しい痛みに首を戻そうとした俺に、  
再び別の柔らかい感触が押し付けられた。  
 
「あぁ……気がついたのね。よかっ……あぅん」  
「えっ、う、うああっ!?」  
 いつのまにか前にいたのはやはりあのパーティーの別の女だった。背格好や髪型も良く似ている。  
 何よりこの女もまた全裸だった――。  
 両腕で胸を強調するような格好で、俺の方ににじり寄り、悪戯っぽい笑みを浮かべる。  
 二つの膨らみの先端にある突起を、俺の胸板で押しつぶすようにくっつけてきた。  
 長い黒髪にきれいな白い肌、落ち着いた、しかしながら清楚というにはあまりにも官能的な  
雰囲気の女だった。  
 だが、俺の胸板に押し当てたままゆっくり蠢くその胸は、ムッチリとして肉感的である。  
(うっ……、あ、ああぁぁぁ……)  
 互いの肌を隔てる服は存在しない。胸に押し付けられた大きくて、そして柔らかい膨らみから  
送られてくる快感は、まるで俺自身を直接扱かれているかのようだった。  
 ――たまり場に現れた彼女は、ノーパンのくせにジーンズの前を限界まで開いていた。  
 さっきの女とは逆に、ジーンズは腰に差したサーベルの重みでズレ落ちそうになっていた。  
 そのせいで腰のラインと、そこから下の尻の割れ目が半分以上見えていた。  
 一度、目の前でジーンズがズレ落ちそうになり、俺のほうが慌てて手で押さえてしまったことがある。  
 彼女のジーンズをではなく、自分自身の股間を、であった……。  
 アキバにロムを取りに行ったとき、彼女はノーパンミニスカという格好で15cm以上の高さがある  
ブーツを履いていた。  
 いつ転ぶか度胸試しをしているのよ、と平然と語る彼女。  
 その瞬間を待ち受ける男たちの目の前で、彼女はいつも大股で歩き、尻を振るように歩いて  
みせるサービスを怠ることはなかった。  
 俺は『さやか』に足を踏まれるまで口をあんぐりと開けたまま彼女を見ていたらしい――。  
 俺の胸板に押し当てられた二つの膨らみは、形を変えながら執拗に動き回っている。  
 二人の女の、二つの胸に挟まれ、俺はどうすることもできない。  
 
(ん、あっ、ああっ)  
 危うく声を出すところだった。  
 正面の女がすっと身体を離した瞬間、後ろからしなやかな細い指が、俺の乳首を弄っている。  
 中指がくりくりと撫で回し、人差し指と親指がきゅっと摘み上げる。  
(くぅ……う、あ、あぅ……)  
 妖しく蠢き、撫でくすぐる十本の指。  
「フフ、気持ちいい?カラダ震えてるよ」  
 俺の背中に抱きつくようにして胸に腕を回している。豊満な乳房がぴったりと貼りついて、蕩ける  
ような柔肉の感触を味合わせ、しなやかでそれでいて肉感溢れる脚が俺の股の間に割り込んで  
絡み付いてくる。  
「ホラ、もっと力を抜いて、イイ声出して……」  
 脳をふやかしてしまいそうな甘いささやきが耳元で響く。  
 力が抜けていく。  
(はぁぁ……あ、あぁ……な、何なんだ、この女たちは……)  
 そこへ前の女が身体を傾けてきた。俺の胸に乳房を圧着させ、乳首と乳首を擦り合わせる  
ように揉み、弄る。  
 俺の男根はすでにはち切れんばかりに勃起していた。  
 前から、後ろからしなやかな指が熱い肉の剛直に淫らに絡みついてくる。  
「凄い……拳二つでも包み込めないおち○ぽ様なんて久しぶり……」  
「アツくて、カタいよぉ……もうイキたくてたまらないんでしょう?」  
 前後から女たちが淫らに笑う。不可解な状況下であっても、俺は下腹部がさらに疼いてくるのを感じていた。身を寄せてくる女の甘い体臭が俺を包み込み、酔わせていく。  
「乳首弄られてこんなに感じてる……あなたって変態だったの?」  
「痛みと快楽って別腹なのよね。カリを擦ってあげるだけで、ほら!」  
(うぉおっ!……っく、あぁ……)  
 全身を走る痛みのため身動き一つできず、与えられる快感に身をゆだねるだけの俺。  
 柔らかな胸のクッションは快楽だけでなく安らぎをもたらしてくれる  
「ほぉら……つん…つん…つん……」  
(うわぁ、あ、ああぁ……)  
 背後から執拗に乳首を弄ぶ女。決して強く刺激することはなく、くすぐるような快感をじわじわと与えてくる。  
 体が熱くてたまらない。早くここから逃げなくてはいけない。  
 このままだと、自分の体が長くは持ちそうにもないことは分かりきっていた。  
 せめて死ぬなら男気溢れる、誇り高い死に方をしたい。  
 女との快楽の果ての死なぞ、まっぴらごめんだ……たぶん。  
 だが体は様々な意味で言うことを聞いてくれなかった。  
 
 むにゅ、むにむに……くにゅっ……  
(うっ、く、うあぁ……や、やめろ……)  
 正面の女は、俺に背を向けると焦らすような尻ズリから腰の動きを変えていき、激しく押し付けてきた。  
 ムッチリと張りのある尻は、俺の股間を蹂躙し、たちまち絶頂へと追い詰めていく。  
 ズボン越しだというのに、柔らかな尻肉が的確に肉棒を挟み込み、弄り、擦り上げる。  
 膨張した肉棒から我慢汁が吹き零れた。女の尻の谷間でにちゃにちゃと粘り、肉棒へ絡みつく。  
 それがさらなる快感を生んでいた。  
(ぐぅ…あ、あああ……んああぁ……)  
「くすくす、目が蕩けちゃってるよ、お兄さん。イイ顔になってきたじゃない」  
「私のことも、気持ちよくして・・・・・・」  
 甘いささやきとともに、俺の腕は正面の女の胸へと導かれる。  
(あ、あ、ああぁぁぁ……)  
 手のひらに吸い付いてくる女の乳房。後ろの女とどちらが素晴らしいのだろう――。豊かで、  
どこまでも柔らかく手に張り付いてくるようだ。  
 乳肉に沈んでいく指先に、頭が真っ白になりそうな快感が走る。  
 もっと筋肉質かと思っていたが、彼女たちのバストもヒップも柔肉という表現がぴったりあてはまる  
ような触感だった。  
 これがこの塔をここまで登り詰めてきた冒険者の肉体なのだろうか。俺は引き寄せられ、酔わされていく。  
 
 だが、このままやられっぱなしで終わるわけにはいかない。  
 すっ、と俺は指先を尻肉で俺を弄る女の乳首に当てると、軽く力を込めた。  
「あっ!ひ、ひぃっ!!」  
 突然刺激を与えられた彼女は小さく悲鳴をあげると、びくんと身体を震わせ地面に膝をついた。  
(へっ……ざ、ざまあみやが……はぅっ!?)  
 
 ちゅぱっ……ん、むちゅ……  
 耳たぶが口に含まれ、しゃぶられる。舌が耳の穴に侵入してくる。  
(んなあああっ!!)  
 後ろから敏感な耳たぶを甘噛みしながら、舐めしゃぶる。俺の腕は力を失い、指で挟んだ  
女の乳首を逃がしていた。  
「動かないで。抵抗したら、『さやかちゃん』にバレちゃうわよ」  
 ダウンを取られた正面の女が意地悪な笑みを浮かべる。親指を口にくわえ、彼女の股間に  
当てられたもう一歩の手からはきらりと液体が光っているのが見えた。  
 どうやら俺の逆襲はかなり効果があったようだ。  
「総長…あなたのせいで濡れちゃったじゃない。もちろん責任とってくれるわよね?」  
 再び密着される肉体と肉体。そして、尻肉の谷間に添うように俺の肉棒は埋め込まれていった。  
(うっ…あ、あぁっ……)  
 少し油断するとすぐに意識が飛びそうになる。決死の覚悟で歯を食いしばり目を瞑った――。  
 
 とろり。  
(くぁぁぁっ!?)  
 冷たい液が垂らされる感覚に、俺は目を開けた。  
 目の前にオイル注しがあり、女たちと俺の身体との間に冷たい油が注ぎこまれていた。  
 チェーンソー用の潤滑油が入った油さし。それを手にしていたのは三人目の女だった。  
 ぴちょん、とオイル注しからさらに一滴油が落とされる。  
「そろそろ時間よ、早く終わらせちゃいなさい」  
 ――彼女はパーティーのリーダーである。いや、むしろ他の女たちの飼い主と言ったほうが正確だろうか。  
 タンクトップにジーンズの短パンという扇情的な格好は他の二人と全く同じだが、彼女だけは  
痴女めいた振る舞いを見せることはなかった。  
 代わりに彼女の指示を受けた二人は、相手が敵だろうが味方だろうが構うことなくあらゆる快楽を  
提供し続けた。  
 彼女のせいで俺たちのグループはいつの間にか『さやか』を除いて、全員骨抜きにされていた。  
 たまり場で脚を組みカウンターに腰掛ける女。  
 彼女を崇め、その素足を舌で舐めて服従する俺の仲間は時間が経つにつれ、増え続けていった。  
(女相手になさけねぇっ!!)  
 女王に媚びるかのような仲間たちの不甲斐なさに怒りを感じながら、いつしか俺も彼女の前に  
うずくまり、足の指先を、その隙間を喜んで嘗め回していた。  
 その頃には『さやか』は俺と口を利かなくなっていた――。  
 俺をサンドイッチにしている女たちとは違い、冷ややかな目線で俺を見下しながらオイルをまた一滴。  
 人ではなく、モノを見るかのようなその視線に俺の興奮はリミットを超えかかっていた。  
 
「フフ、敏感。ちょっと擦れるだけで勃つようになっちゃったね」  
「はやくイレイサーを手に入れたいし、そろそろトドメさしてあげるね。こんなセクシーな美女二人に  
イカせてもらうんだもん、それだけで幸せってモンよね」  
 正面の女の腰が動き始める。艶かしい腰の振りに、それだけで俺の膝から力が抜けた。  
 後ろからは首筋を舌が這う。耳たぶをしゃぶりつくす。  
 豊満な乳房が背中に押し付けられ、柔肉の感触をたっぷり味合わせる。  
 油にまみれた三人の肉体。乳房が、尻が何度も俺の体の上を走る。  
 
(ああっ、あ、あ、あああああっ!!)  
 肉棒を上下に擦りあげる女の尻。  
 俺は欲望の塊が肉棒の先端へと駆け上がっていくのを感じていた、全身が跳ね上がる。  
 ドクッドクッ……。  
 しかし大量に吐き出された精子が女の尻に掛けられることはなかった。  
 射精の直前にリーダー格の女が、俺の正面で尻を擦り付けていた女を引き剥がすと、代わりに  
『あおとろろ』を俺の股間に貼り付けたのだ。  
 パーティーの最後のメンバーである『あおとろろ』の粘性の体内に俺の生きた証は吸い取られていた。  
 精子と生死をかけ終えた俺は、そのまま天国へ逝ってしまった。  
「本当に大馬鹿野郎ね……」  
 冷笑するリーダーの横で『あおとろろ』は苦い精子の味に伸縮を繰り返して悶えていた。  
 総長を弄っていた二人の女は、悪戯っぽい、淫らな微笑を浮かべていた。  
「バイバイ、総長」  
「『さやかちゃん』のことは心配しないでね」  
 
 パーティーのリーダーは動かなくなった総長の傍らにあった鉢巻を拾い上げる。  
 しばらく指先でくるくると回していたが、やがて気に入ったようで額にすっと当ててみる。  
「…んぁ…ずるいよぉ…私が一番頑張ったのにぃ……」  
 総長を尻で責めていた女は甘い息を吐き出し、抗議の声を挙げた。  
 リーダーに媚を売るように尻を振りたててみせる。  
「あら……悪かったわね」  
 リーダーは締めかけた鉢巻を降ろし、彼女に一瞥をくれると、総長の背後から乳房を責めていた女に  
目で合図を出していた。  
 そのまま尻で総長の相手をしていた女に近づくと、片腕を掴んで思い切り引き起こす。  
 彼女の股の間に族の鉢巻を通すと、片方の端を握り、もう片方を乳房責めの女に握らせる。  
 尻責めの女が恐怖の表情を浮かべるよりも早く、一気に鉢巻は引き上げられた。  
 ピンと張った鉢巻を股間に食い込ませ浮かび上がる女の肉体。そして鉢巻は前後に動かされる。  
「ひぎぃぃぃっ!!ご、ごめんあさ……はぅっ!!ごえんあさいぃぃっ!!!!」  
 白布が亀裂に食い込み、敏感な肉の蕾を刺激する。  
 お仕置きは三十分くらい続いた。  
 ビタンッと床にできた涙と涎と愛液とで作られた水溜りに倒れこむ女。  
 当初の目的だった族の鉢巻は愛液まみれでこのままでは使い物になりそうにもなかった。  
 リーダーは嘲りの表情を浮かべたまま、倒れこんだ女の股座に『あおとろろ』を近づけ、  
――そしてゆるゆると挿入していく。  
「やっ、やめてぇぇぇっ!!わがままいわないから、た、たすけでぇぇぇっ!!」  
 いつも通りだ、一階からこの調子でよく飽きもしないものだと、『あおとろろ』は一人グチた。  
 だがこれで、この苦い精子を吐き出せるのだと自分を慰めると、悲鳴を挙げる女の膣内に滑り込んでいった――。  
 
 

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