エスパーガール(以下エスパガ)は冷や汗を垂らしていた  
つい今しがた、彼女達のパーティーは海の底で龍神を打ち倒したところだ  
しかしあまりの強さを持つ龍神に彼女達は満身創痍だった  
それでも何とか勝ち、街に帰って宿屋に入ろうというところで悲劇は襲った  
 
岩場からの不意の一撃  
それだけで彼女の以外の仲間は倒れてしまった  
龍神との戦いでみな傷だらけだったところにふいうちで渦潮を喰らってしまったのだ  
唯一高い魔力と”再生”の力によって体力を回復し続けていた彼女だけが倒れずに済んでいた  
 
「な、なに!?」  
 
意識せずに叫び、目を向けた先にいたのは巨大な水棲生物  
タコ系モンスター最強のクラーケンだ  
8本の脚と巨大な身体で船ですら簡単に沈めるという  
 
「何でこいつがここにいるのか知らないけど…倒すしかないわね」  
 
仲間は倒れてはいるが、彼女は”再生”と”ドレインタッチ”の力に加え、”ブラッドソード”も仲間から渡されている  
戦いながらでも体力を回復することができるという点が彼女の自信に繋がっていた  
ある程度体力を回復したら”破壊光線”をお見舞いすればいい  
 
「悪いけど体力いただくわよ!」  
 
悩む暇なく彼女は”ブラッドソード”を振り上げ、クラーケンに切り掛かる  
だがそれは焦りからくるミスプレイだと気づかされた  
クラーケンの口がこちらを向き、黒い塊を吐き出したのだ  
 
「”スミ”!?しまっ…!!」  
 
彼女の装備はいわゆる普通の防具でしかない  
耐性は仲間の持つ”イージスの盾”に任せきっていた  
故に彼女は一切の耐性がなく、むしろデメリットとして覚えてしまった”×電気”もそのままだ  
 
「目が…これじゃ攻撃が…できない」  
 
それでも”破壊光線”で攻撃しようと腕を伸ばした彼女の身体に衝撃が走る  
クラーケンの放った”サンダー”が命中したのだ  
 
「かはっ!」  
 
クリティカルしなかったものの、弱点である属性攻撃は彼女の体力を大幅に削る  
その場に倒れ込み、身動きできなくなった彼女にクラーケンはゆっくり近づいてきた  
 
「もう、ダメ…」  
 
一瞬、自分の中で”再生”の力が発動したことに気づくが今や焼け石に水  
クラーケンは8本の脚をこちらに向けている  
”触手8”─物理攻撃力で言えばモンスターの中でも最高クラスの一撃だ  
諦めたように目をつむり、最後の一撃を待つ彼女に思いがけない浮遊感が襲った  
 
「え…?」  
 
恐る恐る目を開ければ4本の脚によって両手両足を掴まれ、宙に上げられていた  
さらに残りの4本はこちらに向けられている  
 
「こんな…攻撃だったかし…って!えぇ!?」  
 
異様な攻撃方法に疑問を持つ彼女をよそにクラーケンは残りの脚をエスパガの服の中へと侵入させてきた  
そして服の中で文字通り触手の如くうねっている  
 
「や、なにすんのよ!」  
 
腹部、胸、足と舐めるように全身をうねる  
そして…  
 
「そ、そこは!ひぃん!」  
 
下腹部へ侵入した触手が下着の中に入り込み、秘部を前から後ろへとなぞる  
突然の刺激に抵抗するエスパガだが、拘束され、宙づりの状態では身をよじるだけでしかない  
そのまま前後する触手ーしかも幾つもの突起物がついたそれはエスパガの身体を意思とは無関係に蹂躙する  
 
「い…やぁ!やめてぇ…!あぁぁぁん!」  
 
突如、エスパガは意識が飛ぶほどの刺激に叫ぶ  
触手につく吸盤が彼女の乳首とクリトリスに吸い付いたのだ  
過去に味わったことのない刺激、そして3ヶ所を同時にされる快感にエスパガは絶頂を迎えた  
 
「ハァハァハァ…もう、やめ…」  
 
力無く抵抗の声を上げる彼女などお構いなしにクラーケンは秘部にあてがっていた脚を秘部の中へと矛先を変えた  
 
「え…いやぁ!それはいや…あぁぁ!」  
 
人間(男)の物に比べれば太すぎるそれはエスパガの膣内を容赦なく貫いた  
同時に脚の一本をエスパガの口へと捩込む  
 
「ふむぅ!」  
 
舌を絡め取るようにうごめく触手はエスパガの口内を犯す  
さらに膣内は触手の動きによって激しく掻き回された  
 
「んんん!んんー!」  
 
次第に激しさを増す動きにエスパガは早くも二度目の絶頂を迎えた  
膣内からは触手が抜かれ、愛液でぬめっているのがよくわかる  
身体を痙攣させ、真っ白になった頭で自分の状況を理解しようとするも更なる刺激がそれを許さない  
口を犯していた触手がエスパガの秘部より後ろの穴へとあてがわれる  
 
「そっちは違…ダ、ひゃうん!」  
 
そして間髪入れずに後ろの穴に触手が侵入を許す  
自分の唾液によってすんなり入ってきたそれは味わったことない快感をエスパガにもたらした  
 
「いやぁ!お尻なんて…いやぁ!」  
 
言葉とは裏腹にエスパガは自らの中から沸き上がるモノを感じていた  
有り得ない場所に有り得ないモノが入っている感覚に嫌悪するも、その先にある快楽を頭が予想してしまう  
それを振り払うべく頭を振って抵抗の意思を表すが、触手はそんなこと知らずに激しく掻き回し続ける  
そしてー  
 
「ひ…い、イク!お尻でイッちゃうぅ!」  
 
宙づりのまま身体を弓なりにしてエスパガは再度絶頂を迎えた  
はいたままだったショーツはグチョグチョに濡れて、滴っている  
 
「もぅ…ダメ…」  
 
力無くうなだれるエスパガをお構いなしにクラーケンは手を─もとい脚を休めない  
後ろの穴に入れた触手はそのままに前の秘部にも一本近づける  
 
「え…そんな同時なんて…ダメェ!」  
 
1本でも人間(男)のモノより太いそれが前後同時となればどうなるか  
エスパガは快楽に溺れそうになっている頭で恐怖を感じ取る  
 
「大き過ぎるの!壊れちゃう!」  
 
しかしクラーケンは聞く耳持つ気配はない  
それどころか残っている触手2本を見事に実った胸へと巻き付け、揉みしだく  
そして膣内へと触手を侵入させた  
 
「きゃふぅぅぅ!」  
 
前後の穴を同時に犯され、胸も玩具のように揉まれ、しかし両手両足は身動き取れないという状況  
何も考えられないエスパガはただ与えられる快感に声をあげるだけだった  
 
「あ!あ!膣内で擦れてるのぉ!おっきいのがこすれて…!  
ああ!乳首引っ張っちゃダメぇ!ひぃぃ!クリトリスも吸っちゃイヤぁ!  
もぅ、ムリぃ!壊れちゃう!イッちゃう!イクぅぅぅ!!」  
 
あらん限りの声を上げてエスパガは4度目の絶頂を迎える  
全身を震わせて体力の限りを尽くしてイッてしまった  
それでも動きを止める気配のない触手はさらにエスパガの体力を奪っていく  
 
元より体力は限界に近い上での行為  
正直、現時点で体力は0に等しい  
だがまあ、このまま助かる見込がないのなら体力0にでもなった方が楽になれる  
オーディンに頼んで仲間たちと一緒に生き返らせてもらう  
意識が遠退くさなかでそう考えていた  
 
しかし、突然にクラーケンの脚が動きを止めた  
拘束する4本の脚はそのままに他の4本が離れたのだ  
何をしているのか疑問がるエスパガは次の瞬間、愕然とする  
己の体力が回復しているのだ  
言うまでもなく彼女の持つ”再生”の能力によって  
 
「え…」  
 
体力の回復によって遠退いていた意識も少しはっきりし始めていた  
それは同時に自分の置かれた状況を知り、そしてクラーケンの脚が再度自分に向かってくる事実を知ることになる  
 
「いやぁぁぁぁぁ!!」  
 

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