ローザリア城内の一室で、ミリアムは両手を縛られ寝台に押し倒されていた。  
「ガラハド、ちゃんと押さえているか。おい、アルベルト。ぼぉっとしていないで憧れの王妃様の  
服を脱がせてさしあげるんだ」  
 2人に指示を与えているのはグレイだった。ガラハドは表情を変えることなく、アルベルトも、  
興奮と罪悪感が混じった表情でそれぞれ白いシーツの上の人妻を眺めていた。  
 ミリアムは抵抗の言葉を叫んでいるが、猿轡のせいでくぐもったあえぎ声しか漏れてこない。  
それが3人の男の獣欲を刺激するとも知らずに、ミリアムは身体をくねらせて何とか逃れようとしている。  
「ムダだ、ミリアム。他の連中はナイトハルトのお供でミルザブールまで出掛けられてね。  
アルベルト、さっさと脱がせないと俺がやっちまうぞ?」  
 グレイの催促に、アルベルトはミリアムの服に恐る恐る手を伸ばした。胸のふくらみが童貞青年の  
手に触れた。  
 瞬間、ミリアムは思わず身をよじって抗ったが、ガラハドとグレイが手足を抑えそれを許さなかった。  
「ごめんなさい、ミリアム様……」  
 アルベルトはためらいがちに貴婦人の服の胸元に手をかける。軽量で武器を扱うのに邪魔に  
ならないよう配慮された薄い上着の止め具を青年に外される度に、ミリアムは身体を小刻みに震わせた。  
「む……ふうぅぅー!うううっ……!」  
 最後の止め具が外れ、ミリアムの形良く盛り上がった白い乳房があらわになると、ミリアムは  
首を激しく左右に振った。(お願い、見ないで……!)  
 
「さあアルベルト、よく目に焼き付けておくんだな、これが大人の魅力ってやつだ。ガラハドも  
遠慮せずに触ってみな」  
 グレイに促され、ガラハドとアルベルトはミリアムの胸に手を伸ばす。ガラハドは乱暴に、  
アルベルトは手になじませるように、大きな乳房の感触を味わう。  
「んんー!んうう……うふぅ……うう!」  
「そんなに気持ちがいいのか?いやらしい女だ。まあここまで剥かれてしまっては、大声出して  
助けを呼ぼうなんて気も起きないだろ?」  
 グレイは悶える人妻の口をふさいでいた猿轡をはずした。唾液が糸を引き、ミリアムが吐息を漏らした。  
「やめて……どうして……ああ!あんん、ガラハド、アルベルト、やめて……」  
「今更やめてと言われても困るな。それより、こっちの口は正直じゃないか?」  
グレイはそう言うと、いきなりミリアムの下半身を覆っていたスカートを引きずり下ろした。  
「!!い、いやよ、そんな!許して!ああっ……!」  
 夢中になって胸をまさぐっていたガラハドとアルベルトの視線が、一斉に「そこ」に集中する。  
丸みを帯びた曲線と、真っ白い太もも。そしてその間にある金色の茂み。ミリアムは脚を  
閉じようとしたが、グレイが両足を押さえて拡げる方が速かった。  
「いや、こんな……!こんな格好……お願い、見ないで!ああっ、見ないで下さい!!」  
「2人とも、しっかり拝むんだ。これが王妃様の『あそこ』ってやつだ。おいおい、なにか  
濡れてるような気がするが、俺の気のせいか」  
 
「ど、どうして濡れているのです?」アルベルトが興奮した口調でグレイに尋ねた。  
「んー?さあな。王妃様本人に聞いてみろよ。まさか、これから男3人に犯されることに興奮して  
欲情してる――なんてことは無いと思うがな。お、ヒクヒク言ってるぞ」  
 世界で最も美しく、同時に最強の魔術師であるミリアムにとって、3人の男の視線が、  
自分の一番恥ずかしい部分を食い入るように見ているなど想像したこともない体験だった。  
しかしそれ以上に、これからその男たちに犯されるということの方が遥かに衝撃だった。  
「お、なんか溢れてきたぞ。これはもう完全に興奮してしまっているな」  
「ち、違……やめて!もう、こんな……」  
「本当は前戯ってやつでここを十分濡らさないといけないんだけどな……まさかこんな淫乱な  
メス犬だったとはな。それじゃ、アルベルト、まずお前からいってみろ」  
 ミリアムの抵抗を完全に無視して、グレイはアルベルトの背中をポンと叩いた。  
「ちなみに王妃様、最初がアルベルト、次が私グレイ、3番目がガラハドです。アルベルトは  
未だに女の味を知らない童貞なんで、素敵な初体験をお願いしますよ。さ、アルベルト、  
憧れのミリアム様だ。たっぷり味わえよ」  
 アルベルトは無言でうなずくと、もどかしげに服を脱ぎ捨てていった。  
(ああ……犯される……犯されるんだわっ!!)  
 ミリアムは苦楽を共にしてきた仲間の屹立したものを見て目を閉じた。  
 
「ミリアム様……俺、ずっと貴女のことが……貴女の身体が……」  
「だめよ、こんな……アルベルト、お願いだから……んっ……」  
 ミリアムの抗議の言葉は、アルベルトの口で塞がれた。アルベルトは縛られた人妻の胸を  
揉みしだきながら、夢中で唇を吸った。  
(だめ……また濡れてしまう……)  
 アルベルトが舌で彼女の唇を刺激するたびに、勃起した彼女の乳首が青年の胸に  
こすれるたびに、彼女の熟れた腰まわりに青年のモノがあたるたびに、ミリアムは自分の肉壷が  
ギュっと反応するのが分かった。  
「こ、ここですよね……入れます」アルベルトは律儀に断りをいれてから、己自身をミリアムの  
入り口に当てがった。  
「ああ……うっ……アルベルト……」  
 ミリアムはアルベルトが侵入するのを待った、しかし、初めてのアルベルトは勝手が分からず  
秘所のまわりを突付きまわすだけだった。  
「あ……うっくっ!」  
 アルベルトが短い喘ぎを漏らすと、ミリアムの下腹部が熱い感触に覆われた。興奮して、  
挿入前に射精してしまったのだ。長旅で溜まっていたアルベルトの白い欲情の証が、  
人妻の下腹部を汚していった……  
 
 
「何だ、イッてしまったのか……ま、初めてなんだ。気にするな」  
 放心中のアルベルトの肩を、グレイは心から励ますように叩いた。「それじゃ、次は俺だな」  
 もうグレイは衣服を脱ぎ、冒険者としての修練を積んだ肉体をさらしていた。ミリアムは  
彼のものを見てまた濡れた。今度こそ犯される……!  
「よし、いきなりいかせてもらうぞ」  
「え!?あ、ああ!だめ、だめよ!そんな……うううっ、うああ!いやっ……!」  
 グレイは本当にすぐに挿入を開始した。抵抗する間もなく、夫以外の男のモノをカラダに迎えた  
ミリアムは、泣きながら喘いだ。  
「ああ、あはぁ!うぅ……いやです、抜いてください……あなた……!」  
「はっ、きたな、『あなた』!上の口では夫を呼んで、下の口はキュっと締め付けてる!最高じゃないか」  
 グレイは本格的に腰を使い出した。ミリアムの腰のくびれを掴み、緩急のリズムをつけながら  
熟れた肉体を犯す。ミリアムの乳房が揺れ、臍に溜まったアルベルトの精液が下腹部に拡がっていく。  
「ううう、や……!ああ、あはぁ、そんな!きゃあ!あぅ、あん、いやぁ……!」  
 ミリアムの喘ぎが、徐々に悲鳴から雌の啼き声に変わってくる。グレイが乳首に爪を立てて愛撫したり、  
ベッドの上で弾む尻に手を回して感触を楽しんだりするたびに、ミリアムの肉壷は欲情に濡れながら  
激しく収縮を繰り返した。  
 
「おい、ガラハド……アルベルトみたいになりたくなかったら、先に一発抜いておいた方がいいかもな」  
 ミリアムの大きめの尻を愛撫しながら、グレイはガラハドに声をかけた。ミリアムの縛られた手を  
握っていた聖戦士は、重々しくうなずいた。股間の隆起が服の上からでも分かる位になっており、  
このままグレイが人妻を犯し続けるシーンを見せ続けたら、そのまま射精しかねなかった。  
 ガラハドはまだ放心状態のアルベルトにミリアムの拘束を任せると、急いで服を脱いで  
犯され続ける人妻の枕元に膝をついた。  
「あっああぁ!あうっ!んん、うふぅ……!あっ、ガラハドさん……何おおお!ああ!」  
 ミリアムはグレイの激しい陵辱に達しそうになりながらガラハドを見た。大柄の戦士は、  
束ねられたミリアムの髪を手に取り、やがてそれを解き始めた。  
「な、何を……、あっああ、うぅ!んん……するんです……?」  
 ガラハドは、犯され続けるミリアムの髪を愛撫しながら、暴発寸前の己自身に巻きつけた。  
「ほぉ、敬虔な聖戦士には変わった嗜好があるんだな……ほら王妃様、ガラハドが貴女の綺麗な髪で  
アレをしごいてますよ。どんな気持ちです?」  
 グレイの問いに、ミリアムは嫌悪と欲情を同時に感じた。女の命であり、毎日手入れを欠かさない髪を  
犯されている……!  
 ガラハドは自分自身にミリアムの豪奢な金髪を巻きつけ、頬を上気させながら手でしごいている。  
 
「あ、ああ!ミリアム!最高だ!!」  
 ガラハドが叫ぶと、彼の先端から欲情の証がほとばしった。アルベルト同様、長旅で溜まっていた  
白濁が凄まじい勢いで噴出し、ミリアムの髪を、美しい顔を、ぐしょぐしょに汚していった。  
粘性のある熱い雄の欲望が、ミリアムの額に、耳たぶに、鼻の頭に、唇に降り注いだ。  
「!!いや、いやぁぁぁ!!」  
 ミリアムにとって、顔に射精されるなど初めての体験だった。熱い体液が、ゆっくり流れ落ちて  
顔を犯しているようだった。  
「おいおい、俺はまだキスを楽しんでいないというのに…まあいい、俺もそろそろイかせてもらうとするか」  
 顔射に欲情したのか、グレイは一層激しくミリアムの胎内への陵辱を始めた。ビクンという感触が、  
ミリアムの肉壁に伝わる。彼女も経験上、それが何を意味するか分かっていた。  
 「ああ、やめて!やめて、グレイ!それだけは……ううあ、あんっ!きゃ!……めて!やめてください!」  
 ミリアムは犯されながらも必死に懇願する。唇の端から精液を垂らして訴える人妻を見下ろしながら、  
グレイは射精感の高まりを必死に抑えていた。  
「よし、ミリアム、どこに欲しいかちゃんと言ってみろ。くっ、もう出そうだ!」  
「いやよ!ああ、うんっ!そこにだけは……お願いですから!あああ!」  
 グレイは人妻の反応を楽しみながら、最後に深く腰を沈めて子宮を突いた。ミリアムはビクンと震えると、  
首をそらして絶頂を迎えた。  
 
グレイがミリアムの膣から己自身を抜くと、白い肢体を絶頂に悶えさせる貴婦人の口に咥えさせた。  
「な、何を……おおぉぉ!んんぅふ……おぅっ!」  
「しっかり奥まで口に咥えるんだよ!そらっ!」  
 グレイはミリアムの頭を両手に抱えて自分のモノを咥えさせた。むせて吐きそうになるミリアムだったが、  
すぐにグレイ自身が大きく脈打ち、熱い濁流が喉の奥に注ぎ込まれた。  
「!!うううぉぉ……げ……むぷ……」  
「膣内には出さなかったからな、しっかり飲んでくれよ」  
 グレイはミリアムの頭を押さえて、彼女が必死に離れようとするのを押さえつけた。  
「うぐっふぅぅん……おごっ……ずびっ」  
 ようやくグレイが長い射精を終えて哀れな性奴を解放すると、ミリアムは白いシーツの上に  
白濁液を吐き出した。  
「うぇ……あ……げぇ……!こ、こんな……うぇぇ……」  
「ひょっとして口に出されたことはなかったのか?今度ナイトハルト閣下にしてあげてみてください、  
喜ばれますよ」  
 夫の名前を出されて、ミリアムは肩を震わせた。私、こんなに汚されてしまって……あの人に何て……  
「さ、次はガラハドだ。もう回復してるのか。この淫乱女は濡れ濡れだから、そのまま突っ込んでやれ」  
 グレイは満足した表情でガラハドを促した。美しい人妻が精液まみれで震える姿は、  
逞しい中年戦士の欲望を激しく刺激していた。  
 ガラハドはミリアムの乳首を指でつまむと、しばらくその感触とミリアムの表情を楽しんでいたが、  
やがて後ろへまわると濡れた秘裂の縦筋に沿ってモノを擦り付けた。  
「一本だけじゃ物足りないんだろ?」  
 グレイは、自分のモノを掴んで人妻の頬をピタピタと叩いた。  
「うぐぅぅぅっ!!」  
 猛り狂ったモノがミリアムに突き立てられた。ミリアムは口を開けてしまえば、そこにも男の象徴を  
入れられてしまうと思い、唇を噛み締めて快感に堪えようとする。しかし、ミリアムの嬌声を聞くつもりなのか、  
ガラハドは最初から腰を激しく振って貴婦人を犯し続けた。  
 
「ガラハド。……どうやら、王妃様は下のお口より、妊娠の心配がないケツの穴の方が感じるようだ」  
グレイの一言でミリアムの顔から血の気が失われた。  
「そうかもな……!」  
 剛直が糸を引いたまま引き抜かれ、ミリアムの可憐な蕾に押し当てられる。そして、恐怖に震える  
尻の穴を無理矢理押し開くように亀頭を押し入れていった。  
 同時に前からグレイが覆いかぶさり一気に子宮まで突き上げる!  
「いやぁぁぁっっ!!!」  
 アナルに襲い掛かる激しい衝撃、絞り上げられた胸を揉み潰される快感、そして、野獣と化した  
二人の男の狂ったような腰使い……。ミリアムの理性が吹き飛んでしまうのに、時間はかからなかった――。  
 三人は獣のように交わり続けた。バックのポーズから、少し形を変えて、片膝立ちのポーズ、  
さらにまんぐり返し……。互いの汗と体液が交じり合い、ミリアムの歓喜の叫び声と男たちの  
荒い息遣いが交錯し、三人は一つとなって狂っていく。  
 押し寄せる快感の波は大きくなり、やがてミリアムの全てがその波に呑み込まれる。  
意識全体が大きな波に揺さぶられ、何も考えられない……。それは、快感と言うよりは、  
恍惚の世界だった――。  
 
 
 私は息苦しさに目を覚ます。  
 真っ暗な寝室の中、私は気がつけば素っ裸になり、膣に指を二本押し込んで仰け反っていた。  
そして……恥ずかしいことに、私のもう一方の指はアナルに……!!  
 ローザリアのナイトハルトと交わる妄想。それをネタにオナニーをしながら眠りこんでしまったとはいえ、  
なんという淫夢を見てしまったのだろう……!!  
 ベッドは寝汗と股間から滴り落ちた愛液でぐっしょりと濡れている。薄壁一枚隔てた隣の部屋では  
グレイたちが寝ているというのに…。もし淫らな声を出してしまっていたら……聞かれてしまったかも!  
 そう考えた瞬間、再び身体が熱く火照り、子宮が激しく疼くのが感じられた。両手で乳房を握り締め、  
乳首を指で強く摘みあげる。……ああっ、気持ちいい!!  
 この旅の間、夜毎一人になる度に自慰に耽っていたがそれも限界にきていた。  
昨日は我慢できなくなり、誰も見ていない草陰で真っ昼間から逝ってしまった――。  
 人一倍プライドの高い私が淫乱だ、なんて誰にも知られるわけにはいかない。  
 
「クリ、気持ちいい……乳首も、いいわぁ……はぁあ……」  
 誰に強制されているわけでもないのに、私の口からは次々といやらしい告白が零れ落ちる。  
 自分で自分の言葉に興奮しているのか、私の身体は断続的に震え、快楽を求めて彷徨う指は  
ぐちぐちと粘液をかき回すように秘裂を這い回った。  
 気持ちのいい場所を刺激しながら、私は絶頂の予感にふるふると身体を震わせて、ベッドの上で  
腰を揺らす。  
 あまりの気持ちよさに涙が溢れ、私の視界はますますボヤける。  
 その淫らな光景が、据え置かれた鏡に映し出されるのをぼんやりと見え、私の下腹部を熱い波が襲った。  
 どろりと溢れていく愛液が、指の動きをますます滑らかにして、充血して勃起したクリトリスは  
敏感になっていく。  
 
「ああ……いぃ……す、すごく……いいよぉっ……」  
 甲高い嬌声を上げながら、私は指の動きを早め、乳首を片手の指先で揉むようにして潰す。  
 はあはあと荒い息を吐くと、私は身体を強張らせ、痙攣を始めた。  
 しかし嬌声をあげながらも、あくまで指の動きを止めず、どこまでも高みへと昇るように息を詰めた私は、  
やがて大きく息を吐く。  
「あ……はっ……はぁ……ふぅ」未だ収まらない痙攣と、心地よい倦怠感に身を任せながら、  
私はぐったりとベッドに身を預けた。  
 浅ましい私はいやらしい歓喜の声をあげ、再び自慰行為に耽る。恍惚の中で漂っていると  
レースのカーテンが窓からの風を受けふわぁとめくり上がる。  
 そして――そこから覗く視線に私はまだ気がつかない……  
 

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