黄金時代の遺物、呪いのガントレットは装備者の気と同調し魂を異世界に送り凶悪な魔物と戦わせる。  
まるで混沌の中にいるような、暗黒の世界…。  
三年前にガントレットに取り憑かれて以来、ミシェルはそこで孤独な闘いを繰り広げていた。  
 
赤紫の皮膚を灰褐色の強固な鱗で覆った、二腕二足歩行の巨大な獣。  
前方にせり出した大きな口に禍々しく連なる牙。ミシェルはそれをアガレスと呼んでいた。  
 
それまでの雑魚とは攻撃力、防御力、生命力、全てが桁違いに高いアガレスに、  
ミシェルは今、苦戦を強いられていた。  
 
ドレッドドライブ…デスブレス…水爆…。  
強力な技を次々繰り出すアガレスを前に、  
銃の弾丸は撃ち尽くし、シルバーソードもチェインメイルも腐食し、ミシェルは満身創痍だった。  
 
疲弊する一方のミシェルは既に戦意を失っていた。  
ガントレットの戦闘は非現実の世界、生命力が尽きれば現実に戻れる。  
装備を整え、体力を回復してからの再戦をミシェルは選択した。  
 
覚悟を決めて仁王立ちになるミシェルの目の前でアガレスが大口を開ける。  
 
「ん…臭い…」  
 
大口から放たれる異臭を前に、思わずミシェルは目を閉じ顔を背けてしまった。  
だが、次の瞬間ミシェルを襲ったのは研ぎ澄まされた牙ではなく、  
蠢く肉の感触と、粘つく唾液だった。  
 
「ひっ!!」  
 
アガレスの肉厚な舌がミシェルの顔面を舐め回していた。  
あまりの気色悪さにのけぞろうとしたが、アガレスの豪腕に肩を掴まれて身動きが取れない。  
 
ベチョッ…ジュルジュル…グチョォォ…  
 
「いやぁぁぁぁぁ!! 汚い…やめて…、早くとどめさしてよ!」  
 
冷たい粘着質の唾液がミシェルの顔面にへばりつく。  
人間よりも幾分体温の低いアガレスの舌の感触はおぞましさに加え寒々しさを醸し出し、  
ミシェルは、まるで屍の愛撫を受けているような気がした。  
 
ひとしきり舐め回したアガレスは、ミシェルの朽ちかけたチェインメイルの襟元を咥えると、  
強靭な顎の力で引裂いた。  
 
「うあっ…なっ…何よ!とっとと頭噛み砕くなり、内臓食いちぎるなり…」  
 
嫌な予感がして、ふと下を向いたミシェルは信じられないものを目にし、言葉を失った。  
アガレスの股間から、鱗に覆われた突起物が飛び出していたのだ。  
丁度ミシェル自身の膝と、長さも太さも同じくらい…  
それが異形の生殖器だと頭が理解するのに数秒かかった。  
 
「欲情してる…私に!? いっ…いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」  
 
装備を剥がされ、乳房から臍まで強制露出させられたミシェルを前にアガレスの息は荒く、  
脳裏に描いた最悪の想像を否定する要素は何処にも無かった。  
 
チェインメイルを失い、それまで圧迫されていたミシェルの乳房は彼女の思惑を無視するように  
大きさと弾力を誇示し、アガレスを挑発した。  
もがけばもがくほど乳房は揺れ弾み、代謝の加速された肉体は淫靡な臭いを放ち始める。  
 
冒険者という職業は決して清潔なものでは無い。  
もう何日も湯を浴びていないミシェルの体は汗と垢にまみれている。  
 
アガレスはそれをじっくりと味わうように、真っ赤な舌をミシェルの肉体に這わせてゆく。  
異臭を放つ粘液が胸も腹もベトベトに汚し、乳房は肉厚の長い舌に絡まれ潰され玩ばれ、  
冷たいアガレスの唾液とは対照的に、ミシェルの全身は熱を帯び強烈な痒みすら放っていた。  
 
「いやだっ!いやだぁぁぁ!!気持ち悪い…放してよ!!」  
 
化物の性欲の捌け口にされるとは予想だにしていなかったミシェルは涙目になって懇願したが、  
思いが通じる気配はいっこうに見られなかった。  
アイドル冒険家として街道の男たちを虜にしてきた肉体を、この時ばかりは呪わずにはいられなかった。  
 
アガレスの唾液によって皮膚がふやけてぐしょぐしょになった頃、ようやくミシェルは解放されたが、  
強く握られつづけた両肩と腕はうっ血ししばらく動かせそうに無く、脚も腰も震えていた。  
 
人外の者とはいえ、肉欲に駆られた暴漢が次にする事など容易に想像がついたが、  
満身創痍のミシェルにこれ以上抵抗するすべは無かった。  
 
アガレスは、その冷たい視線をミシェルの腰…深緑の短パンに注ぐと、  
すじ張った拳でミシェルの短パンを下着ごと掴み、薄紙でも破くように、あっさりとひきちぎった。  
 
「ああっ!! お願い…許して…」  
 
魔物相手に四つん這いになって股間を晒すミシェル…。  
アガレスには膣穴から陰毛・肛門まで、卑猥な股間の形状…その全てを見られているのだろう。  
人間の男相手とは違う奇妙な羞恥心がミシェルを満たしてゆく。  
アガレスの視線が針のように股間を突き刺し肉をえぐる。  
 
グチュッ…  
 
「ひいっ!!」  
 
突然の挿入にミシェルは思わず背中を波打たせてわなないた。  
人間の男とは違う太く逞しい感触…ミシェルは恐る恐る後ろを向いた。  
だが、自身の股間に挿入されていたのはアガレスの生殖器などではなかった。  
 
「これが…指なの?」  
 
人間の男をも凌駕する挿入感の正体は、たった一本の指だったのだ。  
 
あっけにとられているミシェルなど気にかけず、アガレスは次々に指を挿入する。  
二本…三本…。  
膣の内壁をまさぐられ、研ぎ澄まされた長い爪が肉ひだをカリカリと引っ掻く。  
 
「あ…うぅ…抜いてよぉ…」  
 
痛みと圧迫感、おぞましさにさいなまれるミシェル。  
だが、非情な4本目の指が他の指を押しのけて挿入された。  
 
「痛い!駄目っ…もう入れないでよ…千切れちゃう…」  
 
限界を訴えるミシェルの思いとは裏腹に、アガレスにとってはようやく余興が終ったところだった。  
 
アガレスは挿入した左右の手の指二本ずつをしっかりとミシェルの膣壁に引っ掛けると、  
股間の巨大な生殖器を膣口にあてがいながら、  
鋭利な爪を深々と肉に食い込ませ強引にこじ開け始めたのだ。  
 
「入れる気なんだ…。あれが、私の中に………  
 ぅああ!!!やめてっ…ホントに裂ける!!痛い…いがっ…いぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」  
 
      ・  
      ・  
      ・  
 
 
「ミシェルさん、ミシェルさん!?」  
 
「えっ!? …あ…アンリ君………」  
 
「大丈夫ですか?ちょっと飲みすぎですよ。真っ赤になっちゃって…」  
 
ヴァフトームの冒険の宿ストレリチア…。  
レジナ・レオーヌ祭のさなか、ローラやアンリ、ジュディ達と酒を酌み交わしていた。  
その途中でいつものようにガントレットに異世界に飛ばされていたのだ。  
 
「あ…ご、ごめんなさい大丈夫です。ちょっと気分が悪くなって…。トイレ…行ってきてもいいですか?」  
 
「ミシェルの奴、大丈夫か?あんなにフラフラになって…」  
 
「ちょっと見てきますねローラさん。そんなに弱いとは思わなかったんだけどな…」  
 
ミシェルは足早に席を立つとトイレに向かった。  
膣壁を引裂かれた衝撃で生命力が尽きたのだろう。  
だが、戦闘が終ったのにいつものようにすっきりせず、身体の芯に火照りが残っていた。  
 
「やっぱり…ぐしょぐしょに濡れてる…。私、欲情してたんだ。あんな化物に  
 臭くって…気持ち悪い…あんな獣に………犯されて…………あ……アガ…レ…ス………アガレスッ!!」  
 
個室に入り、短パンも下着もずりおろし、力任せに自身の性器をねぶるミシェル。  
だが自身の細い指では不満足感ばかりが募る。  
アガレスの異形の生殖器を思い返しては、無残に貫かれる自分の肉体を想像した。  
 
「もう一度…連れて行ってガントレット…………早くっ!!」  
 
 
「ミシェルさん…大丈夫ですか?………ミシェルさん?」  
 
おぼつかない足取りでトイレに向かったミシェルを案じ、後を追ったアンリ…。  
だが、何度アンリが呼びかけてもミシェルは反応を示さない。  
 
「……ん……ぅあ…………くぅぅぅ! …はっ………はひぃぃ……くぁぁ…ぁ…ぁぁあああ!!」  
 
個室の扉の奥からは、ミシェルの上擦った呻き声が間断なく漏れ出ている。  
狂おしく、悩ましく、艶めかしいミシェルの吐息。  
 
だが、ミシェルの興奮が高まれば高まるほどアンリの心配は募っていく。  
ミシェルの歓喜の喘ぎ声…アンリには彼女が凄まじい苦痛に歪む姿しか思い浮かべる事が出来なかった。  
想像が悪い方、悪い方へと向かっていく。  
 
「ミシェルさん!! 開けますよ、いいですね!?」  
 
年上の異性が使用している便所に踏み入る行為にアンリは躊躇していたが、  
逡巡する自分の気持ちに踏ん切りをつけるように、扉に向かって勢い良く体当たりをした。  
 
当然かけてあるべき個室の鍵を想定しての行動だったが、しかし本来かけてあるべき鍵はかかっておらず、  
抵抗の少ない扉に意表をつかれたアンリは足を滑らせトイレの床にうつぶせに倒れてしまった。  
 
「へ…?」  
 
鍵をかけることすら忘れて自慰に没頭していたミシェルが、呆けた声を発しながら後ろを振り返った。  
 
思わず見上げたアンリの視界はミシェルの太腿と尻…  
そして尿を垂れ流したのかと思えるほど、しとどに蜜を滴らせる彼女の股間で埋め尽くされた。  
肛門とは別の見慣れぬ器官を、ミシェルの指がまだねぶっていた。  
 
「………え?………あ…………ミ…ミシェ……………………すっ、すいませんっ!!!」  
 
初めて見る女性器の衝撃、知識の外の行為…アンリは慌てて立ち上がると一目散に逃げ出した。  
だが、ミシェルの腕はアンリが個室から逃げ出しきる前に彼の手首を掴んでいた。  
 
「アンリ君…見たの?」  
 
「私は…………あ、あの………………」  
 
「怒ってないから、入っておいで」  
 
「ダメです!入れません……………………ぅ…うわあああ!!!」  
 
掴まれたアンリの手の平をねっとりと温かい感触が包んでゆく。  
ミシェルが、粘液の滴る内太腿にアンリの手首を挟んでいた。  
 
「ミシェルさん、何を…。ミシェルさん!!」  
 
頑として振り向かないアンリを、ミシェルは何も言わずそのまま個室に引き込んだ。  
アンリの背後からミシェルのしなやかな腕が伸び、扉を再び閉めてゆく。  
それは平穏な世界への扉、彼女の左手はゆっくりと留め金をかけるとそのままアンリを抱きしめた。  
 
「アンリ君はやっぱりローラさんの方がいいのかな…若い女なんてイヤ?」  
 
「そ…そんな事無いです!」  
 
「じゃあ、いいよね?」  
 
ミシェルはアンリのズボンのベルトに手をかけると、器用に脱がせ始めた。  
必死にミシェルの手を押え、謝罪と抵抗の意志を示し続けるアンリ。  
 
だが、ミシェルは狭い個室で暴れるアンリを静めるとどめの言葉を耳元で囁いた。  
 
「あんまり騒ぐとローラさんにバレちゃうよ…」  
 
もう、アンリは抵抗しなかった。  
ミシェルにズボンをすっかり脱がされて、まだ剥けきっていない男性器の皮をいじられても  
歯を食いしばり、涙を浮かべて耐えるだけであった。  
 
ミシェルは、しとどに濡れる自身の股間をまさぐるようにアンリに命じた。  
ミシェルの股間を正視できないアンリは、うつむきながら必死に彼女の膣口を指でいじくった。  
溢れる蜜の感触に怯えるアンリの目には、ミシェルの足首に絡まる見慣れた深緑のスパッツが映っていた。  
 
「アンリ君、しゃがんで…」  
 
「え…?」  
 
「ごめんね、もう我慢できないんだ」  
 
ミシェルに肩を沈められ、扉を背にして床に座り込まされるアンリ…。  
股間の男性器だけが、アンリの意思に反して雄々しくいきり立っている。  
大陰唇を指で摘み、めいっぱい広げたミシェルが眼前で仁王立ちになる。  
 
「舐めたい?」  
 
「い、いえ…私は…」  
 
舌での愛撫を拒否したアンリにミシェルが覆い被さってゆく。  
両目をつぶって小さく震えるアンリの肉棒をミシェルの股間の淫口が咥え込んでゆく。  
 
「痛っ!……ぅあ…………もう……ぉ…ぁああっ!!」  
 
敏感な亀頭がうずまった途端に、アンリは一度目の衝天に達し精液を吐き出した。  
股間に激しい躍動を感じながら、それでもミシェルは腰を沈め続けた。  
 
「…ごめんなさい…ごめん…な…さい…」  
 
顔をくしゃくしゃにしてすすり泣くアンリを無視してミシェルは精をむさぼり続ける。  
幸か不幸か、若いアンリの下半身は一度の発射などでは萎える事など無かった。  
 
だが、発情したミシェルの肉体の火照りを冷ますには、アンリはまだ幼すぎた。  
13歳のアンリの肉体を、24歳女盛りのミシェルが犯してゆく。  
 
「ダメ…足りない…。くぅぅぅ………こんなんじゃ…んぁ………もっと………」  
 
痛みを訴えるアンリをよそに、ミシェルは腰を激しく上下させる。  
一発、また一発、次々と精液を搾り取られていくアンリ。  
 
結合部からは血の入り混じった白濁液が溢れているが、ミシェルは手加減を加えるどころか、  
粘液の混合物を指で拭って口に含んで咀嚼すると、いっそう力強く腰を打ちつけ始めた。  
 
「いっ!あああ!!ミシェルさんっ!…もう、許して下さい…ミシェルさんっ!!!」  
 
絶頂に達することなく悶え苦しむミシェル。だが、その時ガントレットがわなないた。  
歓喜の涙がミシェルの頬を伝った。  
 
     ・  
     ・  
     ・  
 
再び舞い戻った混沌の世界、異世界の思い人はそこに居た。  
アガレス…ニ腕二足歩行の巨大な爬虫類…。  
その大口からはミシェルの腕よりも長い舌が飛び出し、その股間からは既に異形の生殖器がそそり立っていた。  
 
べちょぉぉぉ…にちゃっ…にちゃっ…  
 
アガレスの肉厚な舌が再開を祝すようにミシェルの顔を舐めまわした。  
背筋の凍る冷たい感触、鼻の曲がる臭い、粘つく唾液…  
失神しそうな気色悪さの中ミシェルは口を大きく開き、唾液が糸をひくアガレスの舌を迎え入れた。  
 
にゅる………にゅぼっ!にゅぼっ!  
 
「んん!!……んぶっ…んはぁぁぁ…………んぐ…ぐ…んんん………」  
 
絡めあうにはあまりに規格の違いすぎる互いの舌、一方的に蹂躪されるミシェルの口内。  
汚物と言っても過言ではない醜悪な臭いと感触、あまりの息苦しさ。  
だが、鳥肌の立つ嫌悪感、込み上げる嘔吐感すらミシェルの快感を高める興奮剤に過ぎなかった  
 
「んぉぉぉぉぉ!! んぐ…んぐ…んぐ…」  
 
腐臭を放つアガレスの唾液を恍惚の表情で飲み込むミシェル。  
口内に広がる異臭に感涙しながらミシェルは死に物狂いで股間をまさぐった。  
自ら膣口をこじ開け、爪を立て、クリトリスを摘み潰して自身の性器をいじめぬいた。  
 
自身の舌をアガレスが引き抜いた時、ミシェルは強烈な目まいに襲われその場に倒れこんだ。  
アガレスは両手でミシェルの両足首を掴むと、Y字型の卑猥な開脚姿勢のままミシェルを吊り下げた。  
どれだけねぶり続けたかわからない…そのミシェルの股間がアガレスの眼前に晒される。  
 
「そのまま…ズタズタにして…」  
 
アガレスの冷たい口元が醜く歪んだ笑いをはなった。ミシェルには確かにそう見えた。  
 
アガレスの大口がゆっくりと開いてゆく。  
ガントレットに魅入られた者を、何度となく引裂いてきたであろう禍々しい牙が連なっている。  
冷たい唾液がミシェルの股間に滴り落ち、思わず背筋を震わせた瞬間アガレスが彼女の股間に噛み付いた。  
 
「ひぃぃぃっっっ……………っぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!」  
 
突然のアガレスの凶行にミシェルは両手で空を掻き、逆さ吊りにされ血が上る頭を振り乱した。  
だが、アガレスはミシェルの股間を噛みちぎろうとはせず、  
代わりに長く肉厚な舌を、淫靡なにおいを放つ膣穴に滑り込ませたのだ。  
 
「ひゃうっ!!…ぅ…うあ…あああ!」  
 
火照る膣穴へ挿入された屍のように冷たいアガレスの舌。  
しかし、ミシェルの女芯は冷めるどころかいっそう熱を帯び燃え上がる。  
 
ズヌ…にゅるにゅるにゅる…ぐにゅにゅにゅにゅ…  
 
指や男性器とは全く違う、まるで生きのいい巨大なミミズに蹂躪されるような異質な快感。  
アガレスの舌はミシェルの膣内で幾重にも折れ曲がり、肉ひだの隙間を這いまわり子宮口すら責めあげた。  
 
強靭な顎で甘噛みされる股間の激痛と、初めて味わう異次元の愛撫。  
ミシェルの頭の中で幾筋もの光が飛びかった。  
 
「ひゃめぇぇ…漏れちゃう………」  
 
チョロッ…ジョロロロ… プシャァァァァァァァ!!  
 
快感に飲まれたミシェルに尿道の弛緩を止める事は出来なかった。  
アガレスの口内に排尿するミシェル、薄れゆく意識の中で彼女は確かにアガレスが咽喉を鳴らすのを聞いた。  
 
「……………ああ…………わたしの…おしっこ……………飲んでる…………」  
 
すっかり排尿し終えて失神したミシェルをアガレスは地面に投げ捨て、  
尻を向けてうつぶせに倒れこむ彼女の太腿を掴むと、  
だらしなく粘液を分泌する膣穴に、自身の異形の生殖器をあてがった。  
 
赤紫の巨大な生殖器…。  
先端は赤黒く不気味に光り、茎は鱗で覆われ無数のコブとイボができ、  
およそ清潔とは言いがたいほど垢がこびりついたアガレスの肉塊。  
 
その異常な太さはミシェルの太腿と何ら変わりなく、  
身体の大きさを考慮しても驚異的な長さはミシェルの半身に匹敵した。  
 
弛緩した彼女の膣口は限界まで広がり、アガレスの巨塊の先端を飲み込んでゆく。  
ふやけるほど濡れそぼった産道は異様な凹凸にも耐え、その侵略を助けている。  
 
だが、半分も埋まりきらない辺りで肉塊の進行がとまった。  
それ以上侵入不可能なミシェルの股間…同時に限界寸前のその痛みがミシェルを呼び起こした。  
 
「………ああ…やっと…入れてくれたのね…」  
 
見ているだけで吐き気をもよおすような異形の生殖器が、今自分を犯している。  
期待と興奮で急速に戻ってゆく意識。  
それとともに、膣穴に強烈な圧迫感とおぞましい異物感を感じ始めた。  
 
「あ…アガレス………あがっ………きつい………」  
 
まるで、ミシェルの意識が戻るのを待っていたかのように抽挿を再開するアガレス。  
じわじわと限界を超え、膣壁を突き破ろうとミシェルの身体に肉塊を埋め込んでゆく。  
 
「あ…あがが!あぐっ!! はがっ……………………………」  
 
ミシェルの呼吸が止まる。  
口を半開きにしてよだれを垂れ流し、虚空を見つめるミシェル。  
先程、排尿していなければとうに失禁していただろう。  
 
生命力が尽きる寸前、アガレスはゆっくりと生殖器を引き抜いた。  
脂汗をびっしょりとかいたミシェルが声を出して呼吸を再開する。  
 
同時にアガレスの醜悪な企みにミシェルは気が付いた。  
この異世界の住人は自分を生殺しにして凌辱の限りを尽くすつもりなのだと…。  
そう確信した時、アガレスの抽挿が再開された。  
 
グヌヌヌ…ズリュッ、ズリュッ…  
 
グチッ、グチッ…ゴリュッ…ギチギチギチギチ!!  
 
「うぐ…あぁぁぁ!! だめぇ!! …壊れる… …アガ…レス………………」  
 
破壊寸前の絶妙な力加減を心得ながら、アガレスは徐々に早く強くミシェルを蹂躪していった。  
アガレスが腰を突き上げる度に、生殖器を覆う鱗とこぶがミシェルの膣壁を削ってゆく。  
 
「す…すごい………アガレス…わたしやっと…いくっ… いぐっ!いぐっ!はひぃぃぃぃぃ!!!!!!」  
 
全身を小刻みに震わせ、ミシェルは絶頂に達した。  
醜い化け物の陰茎をくわえ込んで、いやらしく腰を振って淫らな醜態を晒す。  
心の奥底で待ち望んだ誰にもいえない夢を実現したミシェルは幸福感すら感じていた。  
 
だが、アガレスの腰の動きはますます強く激しくなっていった。  
 
「あうっ…うぁぁぁ!! はひっ…はひいっ!! アガレス…お願い、少し………もう…少し……  
 ゆっくり………あああ!! ひあっ…だめぇぇぇ!!! 痛い…いだっ…いだぁぁぁぁぁぁぁ…  
 うわぁぁぁぁぁ!! またっ…またイっちゃうぅぅ!! いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!  
 あがっ!!あがががが…ひぐっ…らめぇ…止まんないよぉ!!!ひゃ…ひぃぃぃぃぃぃぃ………」  
 
絶頂に達したまま戻れなくなったミシェルを、アガレスは執拗に責めつづける。  
肉体が破壊され尽くす前に、精神を崩壊させられたミシェル。  
大粒の涙を流しながら腰を振りつづけるミシェルの姿は獣そのものだった。  
 
「あ゛え゛ぇぇぇぇぇ…………許し…て……ア…ガレ…………あぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…  
 ゆる…して、ぁぁぁ……………ぐぎぁぁぁ…ひぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」  
 
既に痙攣を起こし、強烈な締め付けでアガレスの生殖器を締め付けるミシェルの膣。  
そのせいか、絶倫をほこる異界の住人にもようやく果てる時がきた。  
 
もはやアガレスは一切の手加減をせず文字通りミシェルの肉体を貫きにかかった。  
肉柱を半分近くまで埋め込まれ、ミシェルの膣奥の組織がはじけてゆく…。  
そして射精の瞬間、ニ倍近くまで膨れ上がったアガレスの生殖器がミシェルの産道を破裂させた。  
 
「ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」  
 
     ・  
     ・  
     ・  
 
「ミシェルさんっ!!ミシェルさんっ!!もう、出ないです…許して下さい!もう…もう…………」  
 
一滴の精液も放出することなくアンリは7度目の絶頂に達し、泡を吹いて意識を失った。  
その拍子に、したたかに頭をぶつけて扉の鍵を破壊してしまった。  
 
「はあ…はあ………あ…アンリ君…アンリ君!? …うわぁ…やりすぎちゃった…」  
 
現実世界に魂が帰還したミシェル、高揚感と充実感に包まれていた。  
ゆっくりと開いてゆく扉に気付くのはもう少し後のことだった。  
 
 
 
「ミシェルの奴…あたしが先に目つけてたのに…」  
 
「すごーい…」  
 
「こっ、こらジュディ!あんたにゃまだ早いよ」  
 
「あわわ…見えないよローラさん…」  
 
 
 

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