「ふーん新潟で収穫前の稲が盗難ねえ、世の中何が盗まれるか分からんな」  
新聞に目を通しながら榎稲穂は飼育室へと向かう  
「そういや今日は少年が来るんだったな、今度は何を・・・」  
扉を開けた稲穂の手首をがっしりした男の手が掴む  
「え・・・・・?」  
次の瞬間声をあげる暇もなく稲穂は室内に引きずり込まれていた  
 
床に投げ出された稲穂の四肢を無数の腕が押さえつけ叫び声をあげようとした口元にナイフが突きつけられる  
「騒ぐと殺す」  
「・・・ここで何をしているのだ?」  
自分を取り囲んでいる男達がせいぜい中学生らしいことを見て取り稲穂は落ち着きを取り戻す  
だが少年達の瞳には犯罪者特有の暗い光があった  
「ナニをする気だと思う?」  
リーダー格の少年は右手にナイフをかざしたまま左手を稲穂の脚へと伸ばす  
「・・・・・!!」  
少年の手が剥き出しの太腿に触れると稲穂はビクンと身を震わせた  
 
震える指がホックを外すと紺色のプリーツスカートがすらりと伸びた脚をすべり落ちる  
「・・・すげーいいカラダしてんじゃん」  
獣欲に目を輝かせ舌なめずりする少年達の輪の中で稲穂は自ら服を脱ぎ下着姿を晒していた  
「最初はクワガタだけいただいてずらかる予定だったんだが」  
リーダー格の少年は制服ごしに稲穂の胸をまさぐりながら言った  
「よく見りゃけっこうイケてるしせっかくだからストリップでもやってもらおうか」  
飼育室に火をつけると脅されては稲穂に抵抗など出来るはずもなかった  
 
「もっと色っぽく腰振ってよぉ」  
「乳揺らせチチー」  
羞恥に頬を染めながら均整のとれた肢体をぎこちなくくねらせる稲穂  
「それじゃあブラとってみようか」  
リーダーの言葉に喚声をあげる少年達  
稲穂は両腕で胸を隠し後ずさる  
リーダーはガラスケースからヒラタの幼虫をつまみ出すと無言でライターを近づけた  
「・・・わかった」  
固く閉じた瞼に涙を浮かべブラジャーを脱ぎ捨てる稲穂  
お椀形に張り出した見事な乳房に少年達は息を呑んだ  
 

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