土萌ほたる小さな決戦  
 
9時10分、玄関の扉が開きあの人がやってきた。  
 
「ほたるさ〜ん。容易はできてる?荷物があれば車に積むよ」  
「はい、すぐいきます。おとうさん、行ってきます」  
 
ランドクルーザーはほたるには大きすぎて上るようにして助手席についた。  
車は静かに滑り出し、しばらくして高速道路に流入した。  
 
「ほたる、パンツを脱いで、スカートをめくりなさい。」  
この人に言うことには抗えない。これから起こることにほたるは頭が少し混乱してきた。  
 
膝に絡まったままのパンツが小刻みに震えている。  
ほたるの体全体が震えているのだ。  
男はハンドルを握りながら、視線をちらりとほたるに移した。  
口元が怪しく笑っている。  
ほたるの、まだうっすらとしか毛の生えていない部分の中を想像し、男は息をのんだ。  
「高速を降りるまでまだ時間がある。かわいがってやりたい所だが、  
ハンドルを切り損ねると困るのでね・・・」  
男はもう一度、目を伏せ、震えているほたるを見た。  
秘所を隠すように両手をももの辺りに添えている。  
「自分で慰めてみたまえ」  
ほたるの肩がびくっと揺れた。  
もし逆らったら・・・・・・。  
ほたるは意を決して、そろそろと指を割れ目に添えた。  
 
エンジン音に混ざって、淫らな水音が響き始める。  
嫌がっていたほたるの意識はどこかへ飛び、快感が支配し始めた。  
「あっ・・・」  
指が、ぬめりの中で存在を主張する突起にたどり着いた。  
ほたるの唇から、抑え切れなかった声がもれる。  
水音と甲高い喘ぎ声が交互に聞こえ出す。  
そしていつしかほたるの指は、ある一点を執拗に擦り始めた。  
そこを触る度に愛液が溢れ出す。  
体の奥底から快感だけがこみあげる。  
波のように激しい快感が、ほたるの体全体を包み込んだ。  
「あぁぁぁぁん!!」  
ほたるは果て、車のシートにもたれかかった。  
息は荒く、体は痙攣したかのように震えている。  
それを見た男がくぐもった笑い声をあげる。  
車はいつの間にか高速を降り、人気のない山道に入っていた。  
 
「降りなさい」  
山道をいくらか進むと車を路肩に止めて、ほたるは降りるように促された。  
「・・ぇっ・・・・」  
朦朧とした意識の中、ほたるは男の指示に従った。  
男はほたるを後ろから抱えた。  
「おしっこをしなさい」  
「でも・・・」  
男は小指でほたるの尿道口をしげきしだした。  
「だめ・・・だめ、だめだめ・・・あぁ、でちゃう、でちゃう」  
ほたるはたまらず放尿した。  
「いいよ、ほたる」  
男はほたるをおろすと、ズボンの前をあけ勃起したペニスを出した。  
 
ほたるは、言われた通りペニスをくわえた。  
 
 男はすぐに怒張を幼い口から引き抜いてしまう。ほたるは驚いて見上げる。尿で濡れ  
た股間を冷たい風が抜けていく。怯えたような娘の顔を認めると、男はできるかぎりの  
優しい口調で答えた。  
 
「おしゃぶりのやり方はそうじゃないだろう?」  
 ほたるはひと呼吸してから、  
「うん」  
と、か細く答える。半勃ちになったペニスの先端に口唇で軽く吸いついて、また離す。  
男の表情を確認してから、ほたるは舌を出すとすっぽりと亀頭をくるむようにくわえ込  
む。舌をもごもごと左右に動かすと男の表情がこわばってくる。  
「根元から指でしごくんだ」  
 右手の親指と人差し指で弱々しく根元を挟み、するすると上方へと動かす。細指を再  
び根元に戻すと、しだいに速い往復運動へと変わっていく。ペニスは硬さを取り戻して  
いく。往復運動に合わせるようにほたるの口はペニスを奥まで飲み込んでいく。  
 
 男はほたるの髪を撫でた。頭の天辺から片手の指の間に髪を絡ませながら後ろへと梳  
いてやる。  
「りもりいいれすか?」(気持ちいいですか?)  
 そう言うとほたるの犬歯が亀頭の側面をこすった。ほたるの頭をつかむ手にぐっと力  
が入る。怒られると思って、ほたるの大きな瞳が潤んでしまう。  
「いいから続けろ」  
……ちゅ、ちゅぷっ。再びほたるの静かなフェラチオが始まる。  
 
 男はほたるの弱々しいフェラチオが好きだった。涙で潤んだ瞳に見つめられるとたま  
らない。11歳の口腔は母の乳房を吸う記憶を忘れて、男の器官を吸うことを覚えはじめ  
た。時間をかけて手入れされたほたるの髪を手綱にして、男は幼いフェラチオを加速さ  
せる。  
 
 男の突き上げる動きにほたるの頭部がついてこれなくなると、口唇のすき間から空気  
が入っていやらしい音を立てはじめる。最初はいやだったフェラチオが、ほたるにとっ  
て「恥ずかしい」ものへと変わってきた。こんな野外でいやらしい音を誰かに聞かれや  
しないかと思うと、ほたるの鼓動は高鳴る。ほたるは唾液を流して一生懸命に口腔で奉  
仕した。  
 
 ほたるの頭を一度ぐっと深く押し込むと、ほたるは射精の合図を受け取った。思いっ  
きり強くペニスに吸い付きながら、首を引いていく。真空状態の口腔に尿道の精液は一  
気に加速して、全身の神経系を刺激した。ちゅぶぶぶぶっ。引き抜いたペニスの先から  
白濁が飛び出してほたるの顔を、髪を、汚していく。  
 
 ほたるはぺたんとへたりこんで肩で息をする。白濁がゆっくりと頬や口をつたって落  
ちていく。汚れたペニスと、小さなほたるが一緒の視界にいるというのは、なんと罪深  
い光景だろう。  
 

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