時は大正、文化は華開き街には電灯が灯され、  
夜の闇は払拭されたかのように思われたが……  
人の心の闇は更に色濃く浮き彫りにされていく  
 
そんな時代……  
 
ある犯罪事件が東京で起きていた…少女を拉致し犯し、そして殺害し解体する猟奇事件が…  
櫻ノ塚女学校の女学生も、その事件に巻き込まれていました、  
すでに数人が犠牲になり、行方をくらました数日後には、小汚い路上の端っこのゴミ捨て場に、  
陵辱の限りを尽くされた後でしょう…各部をバラバラにされた無残な姿となって変わり果てた女体が  
生ゴミらと共に放置されていました。  
ここまで惨劇が続けば、たいていの狙われるであろう少女達は、事件を恐れ怯え外出を控える様になる、  
現に都内の学校のほとんどでは、学校側から女生徒達に夜間外出禁止を厳守させていました。  
だが中に、このような犯罪行為に怒りを感じる者も学生らに居たのです、  
特に見知った者が犠牲になっていて、幼少から武術を習い、  
それなりに己の力に自信がある者は、犯罪に対して何かできないかと思い行動を起こしていました。  
 
日ノ森朝見…彼女もその中の一人でした。  
 
 
「んぐ…うぅ…」  
「はぁはぁ…お目覚めかい?ひひひ…」  
僅かな灯りによって照らされた薄暗い室内で、  
両目が隠れてしまう程に、だらしなく伸ばした長髪により顔面を覆う男が、  
卑しい笑みを浮かべながら、ようやく意識を取り戻したばかりの  
地べたに這いつくばった少女らを見下ろしていました…  
「え…あたし、どうして…うっ!」  
少女の一人…朝見は自身の身に起きてる状況に、ようやく気付きます。  
彼女の首には頑丈な首輪が付けられていました、いえ首だけではありません。  
その手首や足首にも、禍々しい手錠や足枷といった拘束道具が付けられていたのです。  
しかも全裸の状態で…生まれたままの姿を晒されながらに、逃げ出せないようにされていたのでした。  
「な、何で?こんな…あっ!?」  
現状に驚愕する朝見は、その頭に徐々に意識を失う前の記憶が蘇っていきました。  
 
 
その日、朝見は夜になると、寮を抜け出して町を徘徊していたのです、  
犠牲者が相次ぐ中で彼女の知人まで犠牲となってしまい、彼女はショックを受けていました、  
朝見の性分をよく知るある友人は、いつしかの事もあり、気持ちはわかるがここは警察に任せ  
まだ子供である自分らは、大人しく部屋で事件が解決するのを待っていようと、  
朝見が行動に出るのを予感し、忠告があったのですが…。  
 
どうしても気持ちが抑えきれずに、彼女は毎晩のように密かに街を見回っていたのです。  
 
そんな時にでした、ふとある裏通りの狭い路地奥から、小さくでしたが唐突に悲鳴が聞こえたのです、  
それを聞くなり、一緒に行動を共にしていた友人と一緒に、彼女らは声の方へ向かいました。  
その先には人がもう住んでなさそうな程にボロくなった一軒の家宅があり、  
声がその中から聞こえた感じがし気配があった為、恐る恐るに…  
鍵がかかっていない事もあって、朝見らは家の中に勝手ながら入り込んでゆきました。  
 
すると…その中からはとてつもない腐臭が漂ってきたのです、  
危険を予感し緊張が彼女らに走るが…  
その目はやがてトンでもない物を見てしまうのです、より腐臭が香ってくる方向へ足を運び、  
とある部屋に入りこんだ時に、コツンと足に何か当たりまして…  
闇に馴れてきた眼でそれを眺めると…  
「!?」  
朝見らはそれが何かを認めると驚愕し、思わず悲鳴をあげようとしていました…だが、  
瞬間…チクッと…首筋に何か刺さったのです、  
そして次には振り向きもできずに意識が急に霞んでいき、  
全身の力も抜けて床に倒れてしまいます、続いて友人も朝見同様に倒れました。  
思考力も徐々に落ちていき、そんな状況で朝見は先程に見てしまった物を  
たまたま倒れた先にあった為に、今度は間近で眺めてしまいます。  
それは…人の腕でした、しかも切られたばかりのようで、まだ血色のいい肌をしていたのです。  
「や…やっぱり…ここって」  
この場所こそ例の事件の犯罪者が巣としている場所だと察する朝見、  
そして耳には誰かが近づいてくる足音を聞きながらに、ついに意識が途切れるのでした。  
 
 
そして目覚めたのです、この全裸で拘束された状態で。  
「勇敢なお嬢さんだな君は、まさかこんな可愛い子が僕の家に訪れるなんてね〜ひひひ」  
「貴方が…巷を騒がす猟奇事件の犯人ですか?」  
「ふ…そうだよ〜ほら、これが証拠さ」  
「!?」  
朝見は、その男が掴み持った塊を見て、激しい衝撃を感じました。  
何故ならそれは人の頭だったからです、朝見よりも一回り上の少女の首上の頭部、  
それを自慢するかのように見せつけながら、ただの物を持つかのように男は扱っていたのです。  
「どうだい、まだ生きてるみたいだろ…これでも一週間前に殺害してあるんだよ」  
「な…」  
「血抜きして防腐加工して、醜い中身を捨て綿を詰めて…ふふ苦労したよ、そうそうさっき解体したのでも作品製作中なんだ」  
「作品!?」  
「そう、僕は芸術家なんだよ〜期間限定で綺麗で可愛い素材を、後世に残らせれるように加工し芸術性を高めてやるのさ」  
「あんなバラバラ死体が芸術だというの!」  
「あ〜捨てた分は失敗作さ、芸術に失敗はつきものでね…ちゃんと成功したのは、地下倉庫に保管してるさ」  
ふと朝見は思い出した事もありました、行方をくらました少女の数と、発見された数に差があると、  
新聞に書いてあったのです…つまりその差が、男の言う成功作だという事でした。  
狂ってる…朝見はそう続いて思った、とてもまともな人間のする事では無いのは確かであったのだから。  
「にしても…僕は運がいい、こんな最高の素材が向こうからやってくるのだから」  
「えっ…あ!あたし…」  
 
男の興味を示した視線が、朝見の身体に注がれる、そして近寄り触れてくるのだった。  
よく見れば黒く変色した血に汚れた男の手…それはほんのついさっきに、  
男の言う作品作りをしていた証拠だった、それが清い素肌の朝見に触れました。  
「あっ!や…やめ…」  
ゴツゴツしながらに痩せた大きな指先が、敏感な少女の肌に触れ摩る…その肉体を鑑定するように。  
「この健康的で可憐な肌、そして武術をしてるのかな?鍛えあげられて引き締まった肉体…最高だ!」  
男は捜し求めてきた代物を手にし興奮していたようだ、より朝見の身体に興味を抱き、  
全身の隅々にまで調べるように欲望が篭った手で触れ摩っていく。  
「ひゃ!あぁ…やめて…あぁぁっ!!」  
「感度もいいようだねぇ…ひひひ、本当に素晴らしい!」  
 
ビクンッ…!  
 
すると男の手触りに性的な快感を、不本意にも朝見は敏感に感じてしまっていたのです、  
思わず反応し、無意識に甘い吐息が漏れるのを必死に自制心で我慢するが、  
狙ったように男は朝見の敏感で弱い箇所を弄んでいく。  
「あ…あぁ!!やだぁぁ!!あふぅ…あぁっ!!」  
もちろん朝見は男の恥辱行為から抗いたかった、だが拘束されてるので、  
嫌悪の言葉を口にする以外に、朝見は抵抗する手段が無かったのです。  
それをよく知っているからこそ、男は大胆にも背後から抱きつき、その無力な少女の肉体を、  
ひたすらに弄び堪能していく、僅かな胸の膨らみを鷲掴みし揉みほぐし、  
続く恥辱にほんのりと紅に染める頬を、卑しく舌先で舐め唾液を付着させてゆきます。  
「あっ!あぁ…やめ…あたしこんなの…あぁぁ!!!」  
「そういえば、生きてる女を相手にするのは久しかったけ…ひひひ」  
悔しさ、恐怖、そして快楽…様々な感覚が、朝見の中で渦を巻きながらに感じさせてゆく、  
敏感な鼻は家中に染み付いた腐臭を嗅がせ苦しめながらに、  
得体の知れない変質者からの辱しめを受け、恐怖と性感を感じさせられ続けられていく、  
何よりも無抵抗でいる自分に与えられていく陵辱行為は、朝見の誇りを損なわせていた。  
「やだぁ!こんなの…やだぁぁ…あぁぁ!!!」  
だからこそ朝見は叫んだ、そうする事により理性を保ち心が屈さないようにする為に…  
だが確実にその声色は、甘みの篭った喘ぎに変貌しつつあった。  
 
「朝見を離せ馬鹿野郎ぉぉ!!!」  
 
「ん!?」  
「え…あ、月子ちゃん!」  
そんな行為をされる中で、唐突に大きく響かせた別の少女の声、  
それは朝見の友人…岡倉月子という少女の声でした。  
厳密には彼女の中に宿るもう一つの人格『景次』が叫んだのです。  
「これ以上、汚い手で朝見を触るんじゃねぇ!!」  
威勢良く男に噛み付くような眼で睨み付けながらに吼える、男はそんな少女に驚きの視線を向け、  
そして…やらしく微笑むのでした。  
 
「なっ!?」  
「へぇ…大人しい女の子だと思ったら、こんな性格だったのか…」  
ちなみに月子も朝見と同じ状況下だった、全裸で手足を拘束され身動き取れない状態、  
だが彼女は必死に抵抗を見せるのです、『景次』は男の心を持ち、  
朝見には実は恋愛感情を抱いていたのだから…大切な存在を守る為に必死だった。  
だが月子の頑張りは、男には恐れるどころか好奇な興味を抱かれるだけでした。  
「いいねぇ…君はその美しい身体を永劫にする為に、剥製にしてあげようと思ってたけども…」  
冗談じゃないと、顔を引きつらしながら、男の異常さを彼女らは益々感じた、  
だが続く言葉が絶望へと誘っていく。  
「友達同士、同じにしてあげるからね…ひひ、手と足は失うけど生かしてあげるよ」  
「て、手足!?」  
「失うって…何をするつもりだ!」  
「まぁ見てなよ、まずは…君からね」  
月子から朝見に視線を戻し、男の手が再び少女の肉体を襲う。  
再度の肉体を辱め弄ばれる行為に、あの性的な感覚が蘇り、朝見を犯してゆくのでした。  
「やぁ!!はぁ…あぁ!!こんなのいやぁぁ!!」  
「そうか?その割に喜んでいるようだがね…ひひ」  
男の指が朝見の乳首を掴み散々に弄ぶ、その触感はまた激しい快楽となって、  
清純だった少女の心に卑しい衝撃となり襲い掛かっていた。  
その上、股間の陰部にも、そのおぞましい手が触れてゆくのです。  
「やめ…あぁ…そこは駄目ぇ!!」  
「朝見!!!やめろ!てめぇぇ!!」  
女性にとって大事な場所を、汚れた血染めの手で弄られ、必死に抵抗する朝見。  
しかし男の手は、指先で器用に少女の未発達な性器を摩り弄り、また更に性的な衝撃を、  
朝見の肉体に与えていくのです…そして性器に変化が訪れました。  
「朝見ちゃんか君の名は覚えたよ、ほら…朝見ちゃんのまんこからこんなに卑しい蜜が漏れているよぉ…ひひひ」  
「嘘っ…あぁ!そんなぁ…」  
朝見は自分の身体の反応に絶句した、彼女の秘裂からは粘液が染み出ており、  
確かに男の言ったとおりに淫らな反応をしていたからだ。  
続く快感責めにより、朝見の思考と関係なく、女としての本能が身体に変化を与えてしまっていたのでした。  
「もうぐっしょりだな…これはもういいかもな〜ひひ」  
「な、何を…え!?」  
朝見の女性器が十分に潤っているのを確認すると、男はズボンの中から、  
いつしか硬くさせ膨らましていたのを解き放った、  
あまりに禍々しい醜悪な容姿の塊が露出させたのでした。  
「え?ええ!?それ…まさか…」  
「へへ、入れてあげるよ…朝見ちゃんの中に僕のちんちんをね」  
「や、やだぁぁ!!」  
「そんな醜いのを朝見に近づけるな!!」  
迫るその肉の塊に嫌悪する朝見と、怒りの声をあげる月子…だが彼女らのその反応を見て、  
男はより興奮し歓喜する、無力な身での必死な抵抗がよほど滑稽に思え面白く感じているようだ。  
「いいよ、いくら嫌がっても…だけど君のまんこはバックリ拡がって銜え込むよ〜ひひ」  
「いやぁ!!!」  
 
男の手は朝見の性器に先に触れ、その入り口を拡げさせる、今まで使い込まされていないそこは、  
綺麗な鮮やかなピンク色に濡れ輝かせており、男の淫欲を更に増させていく。  
やがて、そことは対比し赤黒く変色し不気味な形に変形した肉棒の先が触れました。  
「やっ!こんなの駄目…あぁ!!」  
「ほらぁ…入っていくよぉ!!」  
 
グジュッ!  
 
卑しい弾けた水音が鳴る、それは潤った朝見の膣に男の肉棒が入り込んだ証でした、  
入り込む感触を感じ、朝見の身体は全身を反らし挿入感に耐えます。  
「あぁぁ!!いや…あぁ…入ってるぅぅ!!」  
「朝見ぃぃ!!」  
「うぉぉ!凄い締め付けだぁ…ひひ、流石に鍛えている身体だな!!」  
「や…あぁぁ!!!」  
朝見の目には涙が浮かべていた、その身体に激痛が走っていた事もあったが、  
何よりも殺人者に大切な純潔を無残に散らされた事が、かなり凄まじい程にショックを受けていたのです。  
「へぇ…しかも処女だったかい、ひひ…本当に何て幸運だ」  
「あぁ…酷い…んっ!あぁ…」  
朝見がショックを受けている間も、非道にもその体内では男の肉棒が幾度も往復し  
その初めて役目を果たす膣内に、快楽という衝撃を与えまくっていく。  
 
朝見にとっては喜ばしい事か、それとも悲劇なのか…  
昔から武術を習っていた事もあり、彼女の処女膜と言われる物は磨り減り、  
初めての性行為でも他の少女らと比べると、苦痛は乏しかった…少なくとも肉体的には。  
その上に、順応性が高かったようで、すぐにそこで快感を感じる事ができてしまったのです。  
 
そんな今まで性経験の皆無だった男を知らなかった朝見の胎内を、男はおぞましい欲望を込めながらに、  
じっくりと感触を堪能していくように、己の性器を銜え込ませるのだった。  
「うぅ!やば…もう!!」  
 
ドブゥッ!!  
 
「えっ!?」  
そんな肉体に響く衝撃に必死に理性で抗いながら、  
初めての性交の心地良さを教えられていく朝見だったが、  
唐突に腹部の奥から響いた熱い何か破裂したような衝撃に、ギョッと驚く…  
そして何かドロドロとしたのが入り込んでいく感覚を続けて体感したのでした。  
だが…その出される意味を、まだ彼女は知りませんでした。  
「あ…あぁ…な、何か…変なのが…」  
「うっ!うぅぅ!!……はぁ、ひひ…あまりに良過ぎて出しちまったよ」  
腰を動かし細かく前後させながらに、一滴残らず注ぎ込み、男は満足そうに笑みを浮かべた。  
「出すって…え?」  
「まさか…」  
 
男の言葉は当の朝見には、理解できず唖然とするが、代わりに月子の方が理解する、  
あまりに絶望のその意味を…だからこそ青ざめていたのだった。  
「何、まだまだ元気がありあまっているからな…ひひひ、これでお終いにしないよ」  
「お終いでいいよ…もう、こんなの嫌ぁ!!」  
朝見は恐怖した…性交に対する背徳な思い、犯罪者に犯される嫌悪感…  
痛みもある…しかし何より恐れたのは徐々に明確に感じはじめた快感であった。  
それは理性を失わせてゆき、女の本能のままに喜びを朝見に与えていた、  
だからこそ欲しくなかった…それはつまり狂わされるという事だったから。  
現にすでに朝見は自分が変になっていく事を自覚してました。  
「もう…やめて…あう!」  
しかし男にはそんな事はどうでも良いことであった、だからこそ再び腰を動かし一度果てても硬くさせたままの  
肉棒を再び膣奥深くへと埋没させていく、朝見を再び犯したのでした。  
「ひぃあぁ!!!また…入ってきてる…うぅ」  
胎内で蠢く異性の性器を感じ、朝見は官能の響きを益々激しく明確に体感していく。  
同時に耳にも卑猥な交わる時に鳴らす水音が、さっきまで以上に聞こえており、  
より官能を演出させられていく、朝見の膣内で分泌される液体が、  
性的快楽と共に増えてゆき、更に先程に膣内に注ぎ込まれた男の精液が混じり合い、  
十分過ぎる程に潤滑液が満ちていたの為だった。  
「んはぁ〜あぁ…やだ、あたし…変にされていく…あぁ!!」  
「ひひ、思いっきり変になっていいんだぜ〜狂っちまいな!」  
「あぁぁぁ!!!!」  
目の前の視界が白く消し飛ぶように見えるほど、朝見には性的な衝撃が、断続的に襲い掛かっていた。  
しかも口からは拒否し嫌悪する言葉の数が減り、段々と快楽に酔いしれて反応する喘ぎ声が増えていく。  
朝見の心が、性的快楽に屈しようとしている証だったのだ。  
「朝見…畜生!」  
月子はただそんな朝見を悔しく思いながらに見ているしかなかった、するとその視線に気付いたのか、  
男は朝見の小柄な身体を背から抱きしめ持ち上げる、もちろん交わったままで。  
「ひあぁ!な…何を…え!?」  
「!?」  
「ほら、見たいんだろ?僕と交わるとこをじっくりさ」  
繋がるその様を、月子の眼前で晒す男…互いの性器同士が結合し合う様を見せ付ける。  
「くっ!」  
「やっ…あぁぁ!!月子ちゃんに見せないで…ひゃぁ!あぁぁ…」  
淫らに膣口が拡がり蜜と精液を溢れさせながらに、醜い肉棒が刺さっていくのを見つめられ、  
朝見は激しく悶えながらに精神的に衝撃を与えられていた。  
朝見の体重が加わり、さっきまで以上に男の肉棒を銜え込み、  
状況的にも興奮し、朝見は更なる快感を感じてしまっていたのでした。  
「友達に見られて興奮してるんだな、ますます締めてきやがって!」  
「違う…あんっ…あぁ…違うの…あたしこんな…」  
 
必死に否定する朝見だが、それでも感じる快楽の激流が理性を保とうとする少女の心を、  
これでもかという程に襲い掛かり、淫らな心情を露出させようとしていく…  
「あ…あぁぁ!!こんなの嫌なのに…あぁぁ!!!」  
「それ、もう一度…出してやる!子種を注ぎ込んであげるよ!」  
「や、やめろ─────────!!!」  
 
ドクドクドクゥゥゥゥ!!!!  
 
「ああぁぁぁぁぁ─────────────!!!!」  
月子の叫びも空しく、再び男は高まった射精感を解き放った。  
朝見の膣深くに挿入された肉棒の先から、白濁の粘液が放たれ、  
膣の中を…そして子宮へと精子を流し込んでゆく。  
「あ…あぁぁ…」  
朝見は腹部の中で白く染まる胎内の感覚を感じつつ、呆けた表情で艶の篭った吐息を吐きました。  
その射精された瞬間、ついに朝見は性感の絶頂に辿り着いたのです。  
「朝見…イっちまったのか、こんな奴に…」  
月子は悲しかった…そして悔しかった、好きな人が汚されてるというのに、  
自分は何も出来なかったのだから。  
「う〜ん…ひひ、残りの一滴まで吸い取るつもりか…なんて締め付けしているんだか」  
「ん…あぁ…あぁぁ…」  
段々と性的快楽の虜にされつつある事を朝見は自覚する、  
当然に堕ちるつもりは無い筈だ…少なくとも彼女の心は、  
しかし肉体はほぼ屈服に近いとこまで追い詰められていくのだった。  
絶頂し弾けた快感の余韻に更ける朝見…だが、ここで再び膣内部の蠢きが再開されていく。  
「!?あぁ…やめ…まだぁ…あぁぁぁ!!!!」  
肉棒が再度の出し入れを始め驚愕する朝見、そして続けて与えられる快楽の衝撃に残りの理性を削られていく。  
「ほらほら、抜かずに何度イけるかな〜ひひひ!!」  
「朝見…うう」  
「ひゃぁぁぁ〜〜〜!!!!」  
すでに絶頂した直後で朝見の肉体は性的衝撃に敏感になっている、  
その中で犯され続けるのだからさっきまで以上に感じてしまっていた…狂うほどに。  
「あぁ…あぁ…あぁ!!」  
だからこそ再び絶頂を迎えるのは早かった、思考が停止し少女の肉体は性の快楽に支配される。  
凛々しい気質も無垢な心も吹き飛び、ただのメスとしての本能だけが今の朝見に残された。  
そんな少女を月子は見つめるしかありませんでした、彼女自身も目の前で繰り広げられる淫行に、  
肉体が反応し、疼きを感じ…ただその切ない感覚に耐えるのです。  
「ごめんよ朝見…俺…私…何もしてやれない」  
 
月子の目から涙が落ち…床に染みました、それと同時にまた朝見はイキます。  
男の射精感が高まるまで、幾度も絶頂し狂わされてゆくのでした。  
 
 
やがて何度男の責めに達したのか…朝見の拡がった膣口からは、  
ゴブッと白濁の粘液が溢れ出していました。  
 
「んふ…あぁ…あぁ…」  
「ひひ…三発も中に出してる間にいい顔するようになったじゃねえか」  
「うう…」  
男の肉棒が抜かれたのは、三度目の膣内射精の後だった、  
同じ相手に三度も子種を注がれ、朝見は気こそ失ってませんが、茫然自失といった感じでした。  
全身は痙攣し、力も入らず脱力したままで汚れた床に身を預けていたのです。  
「おお、我ながら濃いのを出したものだ…ひひ」  
卑しい笑みを浮かべ、男は犯しつくした少女を眺め満悦する。  
「さぁ、朝見ちゃん…君を可愛がってくれた僕の息子を、綺麗にしてくれよ…ひひ」  
「はぁはぁ…綺麗?」  
「そうだ、その可愛い小さな口でな」  
「んぐっ!!」  
朝見が応える間もなく、一気に男は果てた朝見の顔に、精液と蜜にまみれた萎えた肉塊を近づけ、  
無理やりに口に銜えさせるのでした。  
突然の事で朝見は驚きながらに、激しい異臭と肉塊のおぞましい触感に苦しめられる…が、  
ふとまたその禍々しい感覚が、心地良い感覚に変換されていくのを彼女は感じていく。  
胸が高鳴りまた性的な興奮が宿されていくのでした。  
そして…彼女はもうその感情を否定する心を喪失させていました。  
「んぐぅ…んんっ…」  
口の中で暴れる物が、徐々に硬くなっていくのを感じると、  
妙な達成感を感じていく…そして。  
「うっ!!」  
「んぐぅ!!」  
口の中に、熱く粘った液体が放たれると、その異質な味覚に表情を歪ましてしまうもの、  
朝見の心には満足感が感じていたのでした。  
「ふぅ…流石に四度目は少ししか出せなかったか…ひひ」  
男も満足し、朝見の口を押さえ吐き出せなくします…彼女の喉音が鳴るまで。  
 
ゴク…  
 
それを求められてると感じると、我慢し口の中で分泌された唾液と絡め、  
朝見は生まれて初めての体験だというのに、男の精液を飲み干したのでした。  
「ん…こんなのが、あたしの中に…注がれたんだ…」  
そして理解するのです、見た目も汚らしくグロテスクな口に銜えさせられた物体が、  
自分の大事な場所に入り、さっきの変な粘液を放たれた事を。  
なのに…もう朝見は嫌悪しなくなった、むしろ充実的な気持ちだった…ここまでは。  
 
そして朝見が、また力無く床に倒れたままになりますと、  
男は部屋の奥に足を運び道具を持ってくるのです。  
「!?な…」  
 
「さて…互いにすっきりしたとこで、刻ませてもらおうかな〜」  
そう、男にとってはここからが本番でした、その様子に月子は愕然とする。  
あまりにおぞましい道具を男が持ってきたからだった、医療道具らしいのもあれば、  
まるで大工用具のような物さえある…明らかに赤黒く染まった用具が!  
「あ…あぁ…」  
朝見の空ろな眼にも、道具が映りさっきまでの激しい快楽感が一気に冷めていく、  
今度は恐怖心が少女の心を満たしていくのです。  
「心配しなくても、殺しはしないからね…せっかくのお気に入りなんだからさ」  
男の手が、太い注射器を手にした…その中身には何か怪しい薬品が入っている。  
「いくよ…ちょっと痛いけど我慢してくれよ」  
「あ…あぁぁ!!?」  
 
チクッ  
 
無抵抗にその鋭い針先が、朝見の肩に刺さる…そして何かが注入されていくのだった。  
「うっ!な…何を…」  
「局部麻酔だよ…麻酔無しじゃ、あまりの激痛にショック死するからね〜」  
続いてもう片方の肩に…そして股にも、手と足の結合部に注射していくのでした。  
やがてその注射された部分の感覚が麻痺してくるのを、朝見は感じていました。  
「あ…あぁ…」  
「効いてきたかな?へへ…朝見ちゃんはこれから手足と永遠の別れをする事になるからね」  
「!?ど…どういう事だ!」  
「つまり四肢切断し達磨にしてあげるんだよ…ひひひ」  
「な!!!」  
あっさり告げた言葉に、月子も朝見も仰天した…手足を失うというのは、文字通りの意味だったのだ。  
それをする事にどんな意味があるのか理解できなかった、だがそれも当然だろう、  
男は己の異常な芸術に意味などもっていない筈だからだ。  
「そのお腹の中で僕の子を身篭り立派に膨らませた、達磨な朝見ちゃんの姿…想像するだけで、また勃起しそうだよ!」  
それが男の求めた光景だった、だが朝見にとっては想像したくない光景だったであろう。  
「てめぇ…やめろ!!」  
「大人しくしてなよ、君も朝見ちゃんと同じようにしてあげるからさ」  
「!?」  
やがて、完全に朝見の身体は局部麻酔が効く、  
それを確認すると男は禍々しい大きな刃の付いた刃物を取り出した。  
「さて…別れは済んだかな?」  
「嫌…手を…足を無くすなんて…」  
「大丈夫だよ…切った手も足も、さっきの腕同様に処理して永遠に形を保てるようにしてあげるから」  
「嫌だぁぁぁ!!!助けて…兄様ぁぁぁ!!!!」  
その絶望の状況に叫んだのは、朝見にとって親愛する兄への助けを求める声でした。  
しかし男は躊躇しない、刃物を朝見の肩に触れさせた…そして禍々しくも鋭利な刀身が  
その柔肌に食い込み…皮膚が裂けたのです。  
 
「いっ!」  
「朝見!!」  
「ひひ…この瞬間がたまらねぇ〜」  
傷から血が溢れ垂れ流れていく光景に、男はうっとりし興奮した…  
「これから朝見は、僕の性人形として生きるんだよ…ちゃんと可愛がって気持ちいい事してあげるよ」  
「いや…こんなの…あぁぁ!!!」  
そしてその手に力を込めようとする、その朝見の腕を切り落とす為に!  
 
 
ドカァァ!!!!!  
 
「!?」  
しかし、刃が食い込む直前に何か激しい音が、家の中に響かせた…  
男は思わず何事かと怯む。  
するとこの部屋を目指し、物凄く荒々しい足音が迫ってきたのでした。  
そして男が冷静さを取り戻す前に、人影が部屋に割り込んできたのです…  
 
バキィィィ!!!  
「ひぎぃぃぃぃぃ!!!」  
 
あまりにも醜い悲鳴をあげ、朝見らを襲った男は、侵入者の影を見たと思うと同時に  
伸びてきた拳によって殴られ、衝撃で壁に激突した。  
「朝見!!」  
「兄さま!!」  
そして男を殴ると朝見に駆け寄ってきた彼は…朝見の兄の幾郎でした。  
「遅いぞあんた!」  
「す、すまない…」  
だが幸運な出来事だったのは確かだった、猟奇犯の足取りがこの辺りだと捜査で分かり、  
刑事である幾郎は近くを訪れていたのだったが、その時に朝見の叫び声が聞こえ、  
この危機を知ったのである。  
「兄さま…良かった…うっ…」  
「朝見!」  
「朝見!!!」  
緊張が解け、朝見の意識は急速に失われていた。  
 
 
その後、あの猟奇犯は応援に駆けつけた警官隊に連行され捕まった。  
猟奇犯の家からは、その他の行方知らずだった少女達の変わり果てた身体も発見され、  
この事件は一気に解決へと向かうのでした…ようやく惨劇は終わったのです。  
だが事件の傷跡は残る、囚われていた朝見らは、すぐに病院に運び込まれ治療を受けました。  
 
 
そして数日後…  
「朝見の傷は大したことないわね、でも…身体よりも心が重症だわ」  
朝見の友達であり、医者の娘である操が、先に朝見を見舞い、その現状を幾郎に教えた。  
朝見はあれから数日、病院に入院していたのでした。  
「やっぱり犯された事が、相当にショックなんだろ」  
ちなみに月子は外傷も無く、精神的な事を考え念の為と検査入院を二日程しただけですんでいました。  
「朝見…くっ、俺はどうすればいいんだ!」  
実のところ朝見も肩の皮膚を少し縫った程度で、本来は入院する程では無かった…しかし、  
あの時の事が原因で、激しく精神に損傷を受けてしまっていたようなのだ。  
普段はそれ程でもなさそうだが、時に犯された時の事を思い出し震えが収まらなくなってしまう  
特に男性に触れると一気に表情を青ざめ体調も悪化する。  
夜中も眠れないのか、薄っすらと目にクマができている始末だった。  
「なぁ…俺に朝見を救ういいアイディアがあるんだが、聞くかい?」  
ふと皆で頭を悩ましていると、景次である月子がポツリと発言する。  
「…なんか、あんたまた馬鹿な考えを思ってない?」  
「そんな事ねえさ、ようするに性的なショックが原因なんだろ、なら…」  
疑いの眼差しを向ける操に耳打ちする月子、操はそれを聞き一瞬はやはりと怒りの表情で睨む…だが  
「いや…それ、上手くいくかも…」  
「だろ?」  
すぐに賛同するのでした、ただその二人の少女の密談を幾郎は怪訝な表情で見ていた。  
「なんか…朝見を癒す方法はあったのか?」  
「ええ…それには、お兄さんの協力が必要ですね」  
「え?俺の?」  
「はい…何でもする覚悟がおありなら話しますが…」  
「わかった!俺なら何でもする…だから聞かせてくれ!」  
愛する妹の為なら幾郎は、本気で何でもするつもりだった…  
だから例え馬鹿な話でも食いつくつもりだったのである。  
しかし…彼女らから聞かされたのは、幾郎の想像以上の内容だった。  
「な…ちょっと待ってくれ、それはまずくないか?」  
「まぁ…論理的には…ね」  
「だが、これくらい衝撃的な事をしないと、またあの笑顔を見せないぞ朝見は!」  
「う…しかし…」  
赤くなりたじろう幾郎、それ程に彼女らの案は突飛的な発案だったのでした。  
「わかった、あんたが駄目なら…俺が!ぐぉ!」  
バキッ!  
操の拳が月子の頭を殴り黙らされました。  
「体が女であるあんたがしてどうする!でも…まぁ、所詮は素人考えでの発案ですからね、しないのが無難かも」  
「……」  
 
幾郎は考え込んだ…確かに彼女らの案で愛する妹を癒せるならと思うも、やはり論理的には  
かなり引っかかるのだから、まして彼は良識派だった。  
 
 
「朝見、いいか?」  
まだ覚悟が決まらない内に、幾郎は朝見の部屋に入った。  
「兄さま!あ…」  
嬉しそうな顔をする朝見だが、ふとその表情に陰りが浮かぶ、  
今の朝見は例え親愛する兄とて、刻まれた卑しい記憶を呼び覚ますきっかけになっていたのだ。  
「すまん…また思い出したのか?」  
「うん…」  
暗い表情でベッドに横たわる朝見、その小柄な身体は震えていました。  
そんな妹を眺め、幾郎は何とかしていつもの明るい元気な表情を取り戻してあげたいと  
切実に願うのです…そして彼女らの発案を思い出しました。  
「朝見…」  
幾郎の手が朝見に伸びる…そして顔に触れた瞬間。  
「嫌っ!!」  
その手を跳ねどけられたのでした、妹に触れるのを拒否され幾郎の心に衝撃が走ります。  
それは朝見もでした、無意識に拒否してしまい唖然としています、そしてすぐに謝るのでした。  
「ご、ごめんなさい兄さま!あたし…なんて事を…」  
「朝見…お前…」  
「どうしても…思い出してしまうの、あの時の事を…」  
朝見の目に涙が浮かんでました、手も震え動揺してるのが見てわかるくらいです。  
「すまん、また思い出してしまったか…あの男に色々と辛い怖い事をされたからな、俺がもっと早く駆けつけていれば」  
「違うの兄さま…そんな事じゃないの」  
「え…?」  
「思い出すのは辛い怖い事じゃなくて、卑しい事だから…」  
朝見は覚悟を決め、ゆっくり話す…その心境を。  
「あの時…犯人に犯されて、あたし…感じちゃった、あんな風に辱められ淫らな事されて気持ちよくなってた」  
ふと朝見は、シーツの中に入れていた手を出して、その先を兄に見せる…  
その小さな指先には何やらトロッと粘液が付着していたのです。  
「初めてだったのに、変な事されてこんな淫らな反応しちゃってたの…それも危ない奴相手に!」  
「朝見…お前」  
「こんな女の子、兄さまは嫌だよね…軽蔑するよね、今も時々こんな風に身体があの感じを欲しがってるし」  
幾郎は理解した、朝見が刻まれたのは恐怖では無かった…知ってしまった性の快楽に畏怖しているのだ。  
そして望まぬ相手に淫らな自分を曝け出されたのが衝撃的だったのだろう、  
自分自身を軽蔑し、恐れているのだ…今も時に女性本能のままに疼く肉体を。  
 
「……嫌じゃない」  
 
「え?」  
「俺が証明してやる!」  
 
ガバッ…幾郎は朝見の上に被さってきた、そんな状況に朝見の目は大きく見開かされた。  
「あ、兄さま…!?駄目…あたし…汚いのに」  
「お前は汚くない…んっ!」  
「んんん〜!!!!……兄さま」  
朝見の唇に、幾郎の唇が重なった…驚き固まる朝見だったが、徐々に彼女の目蓋は閉じ、  
互いに唇の感触を堪能するようになる。  
「…ん、脱いでくれるか…朝見、久しぶりに見たいんだ、その体を」  
「……うん」  
互いに緊張は凄まじいものであった、だが一度踏み出した一歩は、止まることなく次の一歩を踏み、  
順に行動をしていく、淫らな男と女の情事の行動を。  
着ている衣を脱ぎ、その布生地下の素肌を朝見は兄に見せていく、  
まだ未発達な胸の膨らみや、その膨らみの頂点に鮮やかに見せるピンクの突起、  
そして腰のくびれや健康的に引き締まったお尻…そして産毛も生えてない股間部、  
その幼さをも感じさせる秘裂をも見せるのでした。  
「兄さま…あたしの身体…汚くない?」  
「どこが、綺麗だよ朝見」  
「あっ…」  
そして朝見は、同じく服を脱いだ幾郎に抱かれ、その身を熱い抱擁に任せるのです。  
「兄さま…温かい、あっ…」  
ふと下半身に何か熱く硬いのが当たる感触がし、朝見は驚きつつもそれを眺めます。  
それは股間から生えた肉の塊、男の性器でした。  
「こ、これが兄さまの…」  
あの時の男のと違い、禍々しい感じが控えてる肉棒がそこにあった。  
それに普段から清潔にしてるのか、鼻を苦しめる異臭も漂ってこなかったのです。  
「おい、朝見…うっ!」  
幾郎は驚きました、ジッと自分の股間の性器を眺めたと思うと、  
彼の妹はそれを口に銜えたのでしたから。  
「待て!それは…うっ…汚いだろ」  
「ん…大丈夫、この兄さまのなら…」  
もっと汚い物を口に銜えた事もあるし…と朝見は思いながら愛しい兄の肉棒を、  
体験を活かしながらに小さな口の中で舌を這わせていく。  
丁重に…そして大胆に、愛情を込めて…  
「兄さま…気持ちいいですか?」  
「ああ、気持ちいい…だがそろそろやばいんだが」  
あまりの妹の口責めに、経験の乏しい幾郎が果てるのはすぐだった。  
 
「えっと…もしかしてあの白いのを出しそうとか?」  
「う…まぁな」  
「それなら…このまま出しても…」  
あの異質な味覚を思い出し、一瞬気は引けたが、それでもアレをする事で喜んでもらえるならと  
朝見はそう考えて幾郎に言ったのだが、当の幾郎は妹にいくら何でも  
そんなものを飲ませられないと思うのでした。  
だから、その限界が近いのを感じると、幾郎は朝見の口から自分のを引き抜くのでした。  
「んあ…」  
「うっ!」  
しかし抜いた直後…幾郎は達してしまい、その先端から白濁の粘液が放たれてしまったのでした。  
 
ドビュゥゥ!!  
 
「きゃっ!…あ…あぁ…」  
「!しまった…!?」  
そして放たれたものは空を泳ぎ、間近の朝見の顔に降りかかりました。  
「ん…これが兄さまの…」  
顔面に熱さと粘りを感じ、指でその粘液を拭い取り、眼で確認します。  
すると朝見の心の奥でまた淫らな興奮が高まってゆきます、精液の匂いも嗅ぎ、  
あの時同様に性の快楽の虜に戻されていく…  
ただし…今回は呼び覚まされた相手は、信愛する人が相手だった。  
高鳴る胸の鼓動、火照る身体…そして朝見は指に付いた粘液を口にしました。  
「お、おい…朝見?」  
以前に口にしたのより、それは少し粘りも乏しく、見た目も少々薄い色をしてたと感じ、  
これならあの時よりすんなり飲み込めたかも…と淫らな感想をしてしまう朝見。  
「兄さまの…美味しいよ、変な味だけど」  
「え…えと…」  
褒められてるとわかるもの、素直に喜ぶべきかと幾郎は困惑してました。  
そんな兄の表情に朝見はクスッと微笑む、すると今度は幾郎にとっての驚きの表情をしたので、  
朝見が何だろうと困惑します。  
「いや…久しぶりだったからな、朝見のその表情は」  
「そうだっけ…」  
「ああ、最近ずっと暗かったから…」  
「ごめんなさい、兄さま…」  
朝見は申し訳なさを感じ、そのまま幾郎に抱きつきます、するとその胸の膨らみが、  
幾郎の胸板に密着し、柔らかく弾力のある感触が伝わっていったのでした。  
「あ、朝見…おい…うっ」  
 
「あっ…」  
するとまた、あの幾郎の股間の肉棒が勃起し、朝見に触れました。  
「えっと…すまん、続き…いいか?」  
「うん…兄さま」  
互いに赤らめた表情で向かい合い、その性交の続きを了承する。  
 
 
チャプ…チャプゥゥ…  
 
「あ…あぁ!!兄さま…そこぉ…あぁ!!!」  
淫らな水音が病室に響く…それは幾郎の舌先が、  
朝見のぐっしょり濡らした陰部を舐め掻き回していたからです。  
「ねぇ…兄さま、あたしのここ…変じゃないかな?」  
「いや…綺麗だよ、凄く…」  
実のとこ朝見は恐れていました、散々に弄ばれた自分の大事なとこが変わり果てていないかと、  
あの醜悪の塊を銜え込んでいたのだから、醜さが移っているかもと心配だったのである。  
しかし朝見のそこは、一度の経験で醜くなる程に柔な性器ではありませんでした。  
鮮やかなピンク色をし、あれから数日経過した今では汚れも無く清い陰部になっていた。  
唯一違いがあるなら、経験をしたことにより、分泌された蜜により潤いが増していた事かもしれません。  
彼女の身体は女性としての経験を確かに積み、そして目覚めていたのです。  
だから幾郎は興奮していた、その濡れ輝く妹の秘部を眺め、血の繋がった兄としては失格ながらに、  
男として欲情の目で見てしまい興奮してしまったのでした。  
「だけど朝見のここ…凄く卑猥になってるよ、卑しい液体を噴出してる」  
「あ…あぁ…兄さまの舌が気持ちいいから…あぁ…」  
そして続けられる口で弄ばれる行為、朝見は快楽のあまりに絶頂する気配を感じ取っていました、  
だけどこのままで達するのは勿体無いと思ったのです。  
「兄さま…あの…」  
「ん?」  
「兄さまのそれ…入れてくれませんか?」  
「えっ!?」  
幾郎は絶句する、こうなってしまった以上は、そうなるのは免れないとは思っていた、  
しかしいざとなると良識が邪魔し、躊躇してしまったのです。  
「……やはりもう純潔じゃないから、駄目?」  
「いや…本当にいいんだな?」  
「うん…兄さまので、アレしたい…今度はちゃんと好きな人としたいから」  
兄と妹、血の繋がった者同士といった意味では躊躇しない兄妹、  
いや兄は気にはしてるようだが、今の妹はそんなに気にはしていないみたいだった。  
だからこそ彼女の誘惑に兄は翻弄され、そして良識が失わされていく。  
 
「わかった…後悔しないな?」  
「うん」  
それは、半分は自分に言い聞かせた言葉である、幾郎は息を飲み込み、  
腰に力をいれ、手で妹の体を支えると…その硬くさせた肉棒を十分にほぐされた濡れた秘裂に当てる、  
そして入り口を拡げ妹の胎内に、兄の性器が入り込むのでした。  
「兄さま…あぁ!兄さまの…入ってきた…あぁ!」  
背を反らし、挿入感に反応する朝見、そして再びあの感覚を得るのです。  
男のを銜え交わった快楽を再び…それも今度は愛する男性と。  
「辛くないか?朝見…うっ」  
「あんっ…平気、兄さまのを感じて…気持ちいいから」  
それに嘘はなかった、本当に朝見は心地よくなっていました。  
狭い膣内を這いながらに、柔らかな壁を擦り付けてゆき、  
浅見と幾郎は交わる喜びを共に、そして快楽を感じていく。  
以前のような荒らしい動きではなかったが、信愛する兄の交わりは優しく心に清清しく響くという、  
以前の激しい津波に襲われたかのような全てを吹き飛ばすのとはまた別の、  
全てを優しく包み込み、心から心地良さを満たさす代物として感じさせていました。  
「あぁ…あぁぁ!!兄さま…あぁ…いい、気持ちいいの…」  
「俺も…朝見の中が凄く気持ちよくて、溶けてしまいそうだ…」  
妹とひとつになる、それは背徳感を幾郎に与えていたのだが、互いに快感のままに  
甘い喘ぎを漏らしていくと、そんな邪魔な思考は徐々に失っていく。  
そして卑猥な音を鳴らし、互いに腰を動かし交わってゆきます…  
朝見は奥に何度も兄の肉棒が叩かれるように当たっているのを感じ、  
悶えながら狂うほどの快感を感じていく。  
やがて達するのも時間の問題でした、朝見も…そして幾郎も。  
「俺…くっ!もう…」  
限界を感じ、射精する前に抜こうとする幾郎…しかし膣内の締め付けが一気に高まり、  
まるで彼のを離さないと力が篭る。  
「駄目!兄さま…このまま出して…」  
「え…いや、だがそれは…」  
朝見は望んでいました、またあの白濁の液体を出されたいと、肉体が無意識に膣を締めたのでした。  
するとその衝撃的な締まりは、幾郎に刺激を与え射精感を高めていく。  
「だ、駄目だ…このまま…うっ!!」  
「あぁぁぁぁぁ〜〜〜!!!!!」  
 
ドクゥゥゥ!!!ドクゥン…ドブゥゥ…  
 
朝見の中に子種が入っていく…兄の精子が大量に注がれていくのでした。  
「兄さまの…熱い…あぁ…」  
 
胎内に溜まる精液の感触に朝見は悶えながらに感じていく…  
熱さ粘り勢い…染みていくような感覚に酔いしれ、そして果てた。  
愛しき兄と共に絶頂を向かえ達しながらに…  
 
 
 
「兄さま…ポッ」  
「これは想定外だったな〜」  
「いや…十分に予想内だろ、こうなるのは」  
数ヵ月後、喫茶に入った日ノ森兄妹と友人達、愛しき兄と密着してるのは当然に朝見でした。  
「……あははは」  
「やつれましたね〜昨晩は何度抜かれたんだか」  
「操ちゃん…女の子がそう言うもんじゃないと思うが…」  
「えへへへ」  
雰囲気で、あれからも身体を重ねている事はモロ分かりの兄妹。  
一線を超えてから、完全に二人の間柄を知らないなら恋人同士と言われるくらいに  
この兄妹はいちゃいちゃするようになっていた、特に妹側からのアプローチは大胆なそれとなっている。  
「……なぁなぁ、俺も時々混ぜてもらっても…ぐわ!」  
「あんたはまた…」  
「あはは…」  
もう朝見は入院してた時の暗い表情はしなくなっていた、  
だからこぞこの結果に一応の満足を、友人と兄はする…  
副産物として、すっかりエッチな性質をもってしまいましたが。  
そのせいか妹と肉体関係になり、あの笑顔が戻ってきてから、  
事あるごとに兄は性関係を彼女から強請られる事になっていた。  
あの快楽にハマッてしまたのです朝見は…それを断れない幾郎も同罪だったのだが。  
もちろん本来はマズイ状況なのだが、前からの二人の関係を歯痒いと感じてた友人らは、  
むしろこの方が自然的だと思い、咎めるつもりはありません。  
だからこそ誰も止めず、兄妹の関係は続いていたのです。  
 
ただ最近、また一つ彼らを悩ます問題も起きていたりする、  
こうして普段に和服を着ている時は目立たないが…  
確かにソレは、確実に日々育ち彼女の腹部を膨らませています。  
「そろそろ目立っていきますよ…わかってると思いますが」  
「うっ…まさか最初の失敗がな…あはは、今度…爺さんに殺されるかも」  
事情を知るゆえに遠い目をする幾郎と操。  
 
そしてソレを宿した少女は、愛しく思いながらに摩るのでした…  
惨劇の中で育まされた小さな命を。  
 
【 おしまい 】  
 

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