「あああひゃっひゃっひゃっひゃ!!篝火…ふぉおおお!!」  
 まるで普通の人間じゃないみたいに顔色が悪い人が裸の女の人を連れて飛び上  
がったりカクカク痙攣しているのをナコルルとリムルルはじーっと見ていました。  
 「大きいですねえ」  
 「大きいですねえ」  
 ナコルルに次いでリムルルもそう言いました。ナコルルの視線はふわふわ浮かんでい  
る女の人の胸に釘付けになっていました。  
 「リムルル、わたしの胸揉みなさい」  
 「ええっ!?揉むと大きくなるって姉様信じてるの?あんな噂…」  
 「いいから揉みなさい」  
 リムルルは慎重にナコルルのむき出しになった胸に手を伸ばしました。  
 (元がコレじゃ揉んで大きくなってもあの人には敵わないよ)  
 そんな事を思いながらリムルルは揉みました。ナコルルは色々と注文を出しました  
がリムルルの揉み方に満足していないようでした。  
 「もう、そうじゃない」  
 「姉様の言う通りの揉み方したつもりなんだけど…どうやればいいの」  
 「しかたないわね…こうするの」  
 そう言うとナコルルはリムルルの胸をはだけて揉み始めました。  
 「ひゃっ!いきなり…あ…」  
 「どうしたのリムルル?わかったでしょう早くこの通りにやりなさい」  
 「は、はあい」  
 リムルルは顔を赤くしてナコルルの胸を揉みました。  
 「はうっ…ひっ…リムルル…」  
 「姉様のやった通りにしてるだけだよ。こんな感じがすると思わなかった?」  
 「う、うん」  
 「姉様やっぱりやめようよ」  
 「ううん…続けて」  
 リムルルは困った顔をしながら揉み続けました。ナコルルの吐息に熱がこも  
りだしました。目が潤み、切なげに口を開け、そして…。  
 「いやああああああ!!」  
 「どうしたの姉様うわああああああ!!」  
 「ゔま゙ぞゔだ」  
 ビックリした二人は大慌てで逃げ去りました。獲物に逃げられた妖怪腐れ外道  
が辺りを見回すと、あの裸の女の人が顔色が悪い人の傍にふわふわと浮かんでし  
た。血の気は無いけれどそれでも妖怪腐れ外道にはとても美味しそうに見えました。  
 「い゙だだぎま゙あ゙ず。あ゙れ゙?あ゙れ゙?」  
 確かに触ってるはずなのに何も手ごたえがありませんでした。腐れ外道はその  
まましばらく女の人を捕まえようと無駄な試行錯誤をしていました。  
 (おしまい)  
 

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