「秋風」  
 
青年は若いながらも「服部半蔵」の名を襲名し、既に数々のお役目を果たしていた。  
冷静沈着さと判断力、忍術、体術、剣技、統率力は歴代の「半蔵」達と引けを取らないどころか  
それ以上と言われている。  
 
しかし、半蔵は成人しているというのに未だ伴侶を迎えていない。  
伊賀の里の者達がそれを放っておくはずもなく  
年頃の娘がいる者達はこぞって半蔵に縁談を持ちかける。  
が…、肝心の半蔵はそれを全て流していた。  
 
「お主、まさか男色ではあるまいな?」  
 
里のご隠居に問われ、常に感情を表に出さない事でも有名な半蔵だが  
想像だにしない事を問われ一瞬目を見開いた。  
 
「ご隠居様、冗談にも程がございます…。」  
 
「お主、猿丸の娘との縁談も断ったそうじゃな?あそこの娘は器量良し、控えめのええ女子じゃ。  
それにその前に断った佐助の娘。あそこの娘はくの一として有能じゃ。  
どれもお前にとって申し分ない縁談ばかりの筈、何が不満なんじゃ?」  
 
「拙者はまだ未熟者でございまするが故、伴侶を持つなど…」  
 
「もう18位であろう?お前と同じ歳の者達はお前以外既に伴侶を迎え子を成しておる。  
お前ほど優秀な者の血は後世に残す義務がある。それは即ち徳川幕府の御ため。分かっておるな?」  
 
ご隠居様と呼ばれる伊賀忍頭領の老人は白く長い髭を撫でながら、厳しい目つきで半蔵を見やると同時に  
半蔵の目前の囲炉裏の炭がパチンと弾けた。  
 
「…否、女人が嫌いという訳では…。」  
 
「つまり、お前の目に叶う女人がこの里におらぬという事か?」  
 
「否、そのような事は…」  
 
少々は図星だったようだ。  
動揺すると表情が一瞬崩れる。まだ「心」が未熟だったかと老人がため息をつく。  
 
そんな半蔵を見たのは子供の時以来だろうか?  
鬼の半蔵も女人の事で心を乱すようではまだまだという事か…。  
半蔵の人間らしい部分を久しぶりに見た隠居の顔が呆れながらもほころびる。  
 
「三月やろう。それまでに伴侶を決めなければ里の意思に従ってもらうぞ。」  
「御意。仰せの通りに…」  
その一言を残すと半蔵は煙と共に消える。  
 
隠居の屋敷を出、自分の屋敷に戻る途中に半蔵の肩に緑色を残す紅葉がひらりと舞い落ちる。  
 
「お前のモズ落としはいつ見ても最高だな!」  
 
とても忍とは思えない落ち着きのない男が半蔵に話しかける。  
声をかけた男は半像と幼少の頃からの幼馴染であり、  
度々仕事を組む相棒の「弥彦」である。  
下人だが幼馴染という事もあり、「半蔵」という名を襲名してからも  
昔と変わりなく接してくれる数少ない友人でもある。  
 
今回のお役目は吉原に出没する女郎を狙った辻斬りを二人で闇に葬る事であった。  
 
一瞬のうちに半蔵の制裁を受け、首がへし折られた浪人の亡骸を夜が明ける前に手早く処理すると  
伊賀の者が経営する、吉原での拠点となる薬屋へと向かう。  
 
表通りから少し奥まった一軒の店の裏口の門を弥彦が叩くと扉がすっと開く。  
中には中年の気が強そうな小太り女が傅いている。  
吉原内でお役目を果たす時は常にここが拠点となる。  
「半蔵殿。弥彦殿。お帰りなさいませ。さあ、中へ。」  
 
女は伊賀の者だが、ここ吉原では一軒の薬商屋のおかみという顔を持つ。  
この吉原ではこの女以外にも何人かの伊賀者が傍らに商いを開き常駐しているという。  
彼女らのもっぱらなお役目は「情報収集」である。  
 
吉原には侍や大名、老中が出入りする事も多く  
酒の席や枕の中でうっかり情報を漏らす者も少なくない。  
その時のための「草」である。  
幕府にとって有益な情報、無益な情報。全てが使いを通じて幕府の隠密達に知らされる。  
 
吉原の朝は早い。  
遠くから大勢の女人達の声が聞こえてくる。  
忍装束から侍袴に着替えた所で、この店の主人が起床した。  
 
「おお、もう帰ってきていたか。おえんの一番上の姉の次男の弥彦殿と、二番目の兄の末子の半蔵殿だったかな?  
昨日は廓で遊んだようだな。それにしても朝帰りとは元気なものよのう。」  
主人は言いたい事を言い終えたのか、かっぷくの良い体をひきずるように奥へと消えていった。  
 
主人は忍ではない。おそらく自分の女房が忍だという事はこれから先も知る事はないだろう。  
 
おえんの出した茶を一口飲んだ後、半蔵は昨日の夜から疑問に思っていた事を口に出す。  
「昨日の浪人…。確かに多少は腕がたつ者だったが、お主と拙者の二人もいらなかったのではないか?  
お役目に与えられた日数は四日。だが一日もあれば充分なお役目だ。  
そして支給された経費の額が多すぎる。」  
 
半蔵は懐から金子三枚を取り出し、卓袱台の上に置く。  
 
おえんは弥彦と目くばせすると、後方から書状を取り出す。  
書状には十数名の女人の名前が書き連なっている。  
 
「これは何だ?」  
半蔵は自分の前に置かれた書状の意味が分からなかった。  
 
「お前、他の事にはこれでもかって位敏感なのに、どうしてこういう事には鈍感なのかねえ…。」  
弥彦が大きなため息をつく。  
 
半蔵の眉が少し動く。どうやら不快に感じたようだ。  
 
「半蔵様にはこれから里に帰り、三月かけてこの女人達と見合いをしてもらうという命が伊賀から届いてまして。  
三月後にこの中から嫁を選ぶようにーとの事でございます。」  
おえんがにやりと笑う。  
 
名前をよく見ると年頃の娘を持つ伊賀の権力者者達の名前が各女人の横に書かれている。  
 
ーしてやられた。ー  
 
三月の猶予は自分で嫁を見つける猶予ではなく、この中から選ばなければならないという猶予だったのだ。  
三月以内にこの中から決められなければ、里が選んだ女人と添い遂げなければならぬという事を意味する。  
 
「各地に散らばってる伊賀の者達がここぞとばかりに自慢の娘達を連れてやってくるらしいぜ。」  
 
「弥彦。お主知っておったのか?!」  
半蔵が卓袱台を叩くと湯のみが大きく揺れる。  
 
「そう怒るなよ。で、その金子と残りの三日は里の相談役達からの素敵な贈り物ってことだ。」  
弥彦は金子の一枚を取ると半蔵の目の前に突き出す。  
 
「贈り物とは何だ?」  
半蔵は目の前の弥彦の手を金子と共に振り払うと眉間に皺を寄せる。  
明らかに怒っている。  
 
「だーかーらー、三日間は吉原で好きに遊べって事だよ。お前に与えられた最後の青春ってやつだ。」  
 
半蔵が頭をかかえたのと、弥彦が腹をかかえて笑いだしたのは同時だった。  
 
日がちょうど真上にきた頃、半蔵と弥彦はおえんから近辺の廓について説明を受けていた。  
「…で、この廓は技が、ここは芸を売りに…って、聞いてます?」  
おえんの説明を熱心に聞いてたのは弥彦のみだ。  
 
「弥彦…、お主、先月初子が産まれたばかりではなかったか?」  
半蔵が少し怪訝な表情を浮かべる…と言っても傍から見ればほとんど変わらない。  
 
「何お堅い事言ってるんだよ。吉原に来たからには女を買わなきゃ男が廃るってもんよ。  
俺はお前の付き添いでここまで一緒に来てやってるんだからこれくらいの恩恵を受けたって罰はあたらねえよ。」  
 
どうりで今回のお役目はやけに乗り気だったわけだ。  
お役目より色事優先とは情けない。だが、それが弥彦の持ち味でもある。  
 
その後、おえんに追い出されるように外に出ると  
二人はあてもなく通りに出る。  
 
昼見世が始まり、各廓の格子窓にはきらびやかな羽織をまとった女郎達が鎮座する。  
通りを歩く男達の気を引くために格子の中から手招きをしている。  
 
以前にも何度かお役目がない時に弥彦に連れられて吉原に来た事はある。  
女達は皆手厚い対応をしてくれ、男の性もあり満足しなかったわけではないが  
情事の後、偽りの情と何ともいえない虚しさが半蔵には心地が悪く感じるようになり、  
ここ最近は吉原への誘いを断っていた。  
 
 
弥彦が一軒の廓の格子窓の前で足を止める。  
その前にはふくよかな女郎がお福人形のような笑顔をみせている。  
なるほど。弥彦の妻にどことなく似ているかもしれない。  
 
「って事で俺はこの店に決めたから、お前も好みの女見つけてさっさと楽しめよ!」  
 
棒立ちの半蔵を残したまま、弥彦は店の中へと消えていった。  
 
さて…、どうしたものか。  
 
弥彦に言われた通りに覚悟を決めるか否かを考えていると、どこかで揉めている声が耳に入る。  
常人では聞き分けられないだろう。  
 
聴覚を頼りに入り組んだ裏の路地へと入ると  
若い女人が五人のごろつき達に囲まれている。  
紅い着物を着ているという事は女人はかむろであろう。  
 
 
「いいかげん通していただける?姐さんのおつかいの帰りなだけで、私…暇じゃないのよ?」  
 
女人が淡々とした口調で静かに、強く言い放つ。  
後ろ向きで顔までは確認できないが、赤みを帯びた茶色でくせのある髪の毛を高い位置でくくっている。  
首をかしげるとくせのある長い後ろ髪がゆらゆらと揺れる。  
 
「ちょっと変わった毛色だが、えらくべっぴんで色っぽいかむろだなぁ。」  
「こんな裏路地歩いてるおめえが悪いんだぜ〜。」  
「オレ達がおめえの水揚げの相手になってやるよぉ!」  
「今なら賭博に使ってる部屋空いてるしなあ。」  
「こっち来いよ!」  
 
ごろつきの一人が女人の腕を掴む。  
物陰から様子を伺っていた半蔵が懐から手裏剣を取り出すと同時にごろつきが宙を舞う。  
男達は何が起こったのか暫く理解できなかったようだ。  
半蔵でさえ、一瞬目を疑ったが女人が大の男を受け流して投げ飛ばしたは間違いない。  
 
「気安く触らないで欲しいわ。この身体は売り物でありんす。  
私を抱きたいなら廻船問屋の旦那が水揚げ代として出す  
金百両を超える額を用意していただかないと。」  
 
女人がごろつきに捕まれた部分をさすり、大きなため息をつく。  
 
「何だあ?!この女。」  
男達が腕を振り上げ女に襲い掛かるも、あっというう間に五人のごろつき達が地に転がる。  
紅い着物の裾がめくり上がり、白くしなやかな脚が舞い、羽のような手刀が空を斬る。  
まさに蝶のようで「見事」という他なかった。  
 
何人かは腕なり足なりの骨が折れたかヒビが入ったのだろう。  
地面の上でうめき声をあげている。  
南の地方の武術だろうか。かなりの使い手と見た。  
 
半蔵はただ、その流れるような動きに見とれているしかなかった。  
 
「これでも手加減してあげてよ?」  
 
女人は着物の裾を直し、転がった男達の間を通ると  
比較的動けるごろつきが懐から刀を取り出し、再度女人に襲いかかる。  
 
「ぶっ殺してやる…!」  
 
「キィイン…」という金属同士のぶつかる音が辺りに響くと  
ごろつきの持っていたドスが転がっている仲間の頬を掠め、地面に突き刺さる。  
 
反射的に飛び出た半蔵は左手で女人を庇うように抱え、  
右手でごろつきのドスを自分の刀で弾いたからだ。  
 
ごろつき達はその威圧感に圧倒され冷や汗を流す。  
怪我人数名で刀を持った武士に勝ち目がないと判断したようで  
動ける者は重傷の者を引きずる形で無言でその場を逃げ出した。  
 
半蔵は男達が去ったのを確認すると、刀を降ろし、女人を見やる。  
先ほどは癖のある前髪で顔がよく見えなかったが  
なるほど。整った目鼻立ちにぽってりした唇。  
そして意思の強そうな茶色の瞳はどことなく妖艶さを感じ、  
半蔵は思わず女人に見とれる。  
 
腕の中の女人の体温が僅かに上昇したのを感じると、女人が眉をひそめる。  
 
…パァァン…!  
 
女人から頬をはたかれ、半蔵は動揺する。  
 
「いつまで私の胸を掴んでいるつもりなのかしら?…助兵なお人。」  
 
半蔵はその時初めて抱えた女人の胸を掴んでいる事に気がつき、慌てて手を離す。  
 
「す、すまぬ。わざとでは…!」  
 
「それに、誰が助けを請いましたの?あれ位の太刀捌きなら避けられましてよ。」  
 
お礼を言われるどころか、顔をはたかれた上に文句を言われ、さすがの半蔵も気分を害したようだ。  
眉間に皺を寄せる。  
 
「それは悪い事をした…!」  
大人気ないと思いつつも語尾が強くなる。  
女人は茶色の髪の毛をゆらゆらゆらし、数歩歩いてから足を停める。  
 
「…一応、助けて貰ったのは間違いないから礼をしませんと。  
姐さんから駄賃を貰ってますから、そこの茶屋でよろしいなら団子でもご馳走しますわよ。  
…嫌なら構わなくてよ。」  
 
女人は半分振り返ると流し目で半蔵を見る。  
つまり、あまのじゃくのような表現だが  
女人は半蔵に感謝しているというのは間違いないらしい。  
 
歳はおそらく半蔵よりも年下だが  
妙に艶っぽい。  
掴みどころがない所にも興味が沸く。  
 
「…馳走になろう。拙者は半蔵と申す。そなたは?」  
 
「今は『お蝶』と呼ばれてますわ。」  
 
半蔵はこの不思議なかむろに誘導されるまま、茶屋の長椅子に腰をかける。  
 
「半蔵殿。ここの団子は口に合わなくて?」お蝶が茶色の瞳で半蔵を見つめる。  
 
「否…。」  
お蝶を見ていて好物の団子の存在を忘れていたようだ。  
 
「お蝶殿、武術の心得があるようだが…?」  
半蔵が団子を一つ口に入れる。  
 
「ここに来る前はもっと南の地方に住んでましたの。  
父はそこそこ名の知れた武術家でしたのよ。」  
 
お蝶の瞳に影がさす。ここ吉原にいる女郎は皆理由あって売られてきた者だという事を半蔵は思い出す。  
 
「悪い事を聞いてしまったようだな。…すまぬ。」  
 
沈黙は突然破られる。  
女のかん高い叫び声が通りに響く。  
 
「嫌ぁ!放して!誰か助けてー!」  
通りで男二人に抱えられた女郎がかなきり声をあげている。  
その傍らに人相の悪い男が数名、通りから見る者を睨みつける。  
 
「見せものじゃねぇ!」  
通りを歩く者達が一行を避けるように道を広げる。  
人の間から見えた女郎の顔は腫れていた。  
抵抗したのか髪は乱れ、着物は土で汚れている。  
 
半蔵が無意識に刀に手をかけるとお蝶が半蔵の手を抑える。  
 
「何をなさる気?あの女郎はここの禁を犯して罰を受け、  
これからもっと酷い罰を受けるだけの事…ここでは日常茶飯事。」  
 
茶屋の主人が通りを歩く浪人に話しかける。  
「また足抜けかい?」  
「そうらしい。でも、一緒に逃げた客の男は足が早い奴だったらしく、何処にもいなかったらしいぜ。」  
「女を置いて逃げたのか。後味悪いねえ。」  
 
「大門を抜けて外に出れば追手に連れ戻され見せしめのために殺される。  
私達女郎が大門を出るには身請けされるしか方法が無いのよ。」  
 
目の前を過ぎた一行は女郎を引きずりながら近くの廓へと入っていった。  
あの女郎が日の目を見る事はもうないだろう。  
足抜け女郎と抜け忍、立場は違えど辿る道は同じ。  
半蔵は何とも言えない気分になる。  
 
「半蔵殿、お国に良い人はいまして?」  
「…否。だが、このままいけば意に添わぬ女人と婚姻せねばならぬ…。それもまた運命かもしれぬな。」  
半蔵が自嘲をふくめて静かに笑う。  
 
「では、私と同じ…。私達は常に意に添わぬ殿方達と毎夜枕を共に。それも運命でしょう。」  
冷たい風がふき、お蝶の髪が舞う。  
秋がまた一段と深まったようだ。  
 
半蔵が串とみたらしの蜜だけになった皿を店の主人に渡す。  
皿が横に傾き、みたらしの蜜が半蔵の指にかかる。  
「お客さん、すみませんねえ。」  
「構わぬ。」  
半蔵が指に付いた蜜を舐めとろうとした時、横から出た白い手が半蔵の腕を取る。  
 
「お蝶殿、一体何を…?」  
お蝶は無言で半蔵の指に絡みついた蜜を舌で舐めとり始める。  
 
舌先で丁寧に。器用に。  
 
…くちゅ。…  
 
親指についた蜜を取る時は更に入念に。  
まるで男根を扱うかの如く。  
舌が指に絡みつく度、淫音が発せられる。  
お蝶の艶のある視線もあり、情事の最中かと錯覚する。  
身体の芯が熱い。  
 
「…はぁ…」  
 
半蔵の指から口を離すと、お蝶は自分の唾で濡れた指を手ぬぐいで拭き取る。  
 
「勘違いしないでくださる?お礼のおまけよ。  
私達かむろは姐さんが客を待たせてる間、お客様の時間潰しに指を一物に見立ててしゃぶるの。  
たいしたことじゃなくてよ。」  
 
顔を少し赤らめたお蝶が長椅子を立ち、茶屋の主人を呼ぶ。  
 
「そろそろ帰らなきゃ…。私、明日から忙しくなるから。」  
 
お蝶が茶屋の主人に銭をわたす。  
気がつけば日が傾き始めていた。  
 
「…また、逢えるか?」  
 
半蔵は思わずお蝶の手を掴んだ。  
何故そうしたのか、分からなかった。  
自分の手も、お蝶の腕も熱い。  
 
「明日から扇屋の『茜』という名前の花魁になるのよ。私。  
本当は金子の山を三回積まなければ口も聞かない所だけど  
半蔵殿が扇屋に来てくれるのなら…  
…私が自分の花代を出しましょう…。  
…嫌なら構わなくてよ。」  
 
半蔵の手を軽く払うと、顔を見る事なくお蝶が人混みに紛れて行く。  
 
吉原慣れしていない半蔵はお蝶の言っている意味が分からなかった。  
ー客としてなら逢っても良いという事だろうか。  
 
今まで感じた事のない感情が半蔵の胸を締め付けた。  
 
 

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