チェルシーを侍が犯したその日の夜。  
 尽きる事のない性欲は、侍にさらに別の獲物を探すようにと、強く訴える。  
 膣から精液を溢れさせたまま、意識を失っているチェルシーの服を整えた後、侍は立ち上がった。  
 目指す場所は・・黒生屋敷。  
 チェルシーとの約束(というより、一方的な宣言)を守るために・・という理由もあるにはあったが、 侍にとって屋敷を目指す最も大きな理由は、黒生にいるたった一人の女だった。  
 (やや年増だが、この際仕方あるまい。それに・・自分への勝利の恩賞は、多いに越したことはない)  
 屋敷へと向かう道の途中、侍は神社へと登って行く人影を見た。  
 (遠目だが間違いない。黒生の女、邑咲だ)  
 『これから目指そうという女が、こんな所にいるとは、』と、侍は少々がっかりした。  
 (これでは、黒生への夜襲に対する意欲が、薄れてしまうだろう)  
 だがとりあえず、というように侍は性欲のままに、邑咲の後を辿った。音を極力立てないように、忍 び足で階段を登ってゆく。  
 鳥居まで登り切ると、ひそひそ声が侍の耳に入ってきた。すぐに侍は、その声が邑咲とどこかの男の 声だと分かる。  
 その声の源へ、侍はさらに気を使いながら近づいて行く。向こうは侍の存在に中々気づかない。  
 
 「こんな所を見られたら・・お前も困るだろう邑咲?」  
 「ふんっ、色事の一つや二つこなせなきゃ・・・」  
 「ハハハッ、所詮同じ穴のムジナか!」  
 侍はその相手を知り、少なからずショックを受けた。  
 (なんてこった。よりにもやって相手はこいつか。この女、もしやゲテモノ好きか?なら俺は気に入ら 
れそうにないな)  
 ハアッ、と侍は大きくため息を吐く。その拍子に、小さな小枝をパキンッ、と踏んでしまう。  
 「誰だいっ!?」  
 流石に気づいたらしく、二人は侍の方に向き直る。闇夜に照らされた邑咲の厳しい顔つきは、かなり 恐ろしいものがある。  
 「あ、あんたは・・」  
 「き、貴様っ!」  
 二人は見事なほどうろたえる。当然だろう。密会を見られれば、誰だってこんなものだろう。  
 「さっきの話、聞いていたんだね?」  
 邑咲が、余裕のない顔で侍に問う。  
 黒生家当主の妻がこんな事をして許されるわけがないし、もちろん、その相手もただで済むわけがない。  
 (俺の行動いかんで、大きく二人の運命は変わるわけだ。さて、どうするかな)  
 
ああ  
いや  
→俺も混ぜてくれ  
 
 「はあっ?」  
 予想だにしない返答に、邑咲は変な顔をする。  
 「良いだろ、混ぜてくれよ。あんたら黙ってて欲しいんだろ? 黙っててやろう。だからほら、俺も 混ぜてくれ」  
 密会していた二人は、黙ってしばらく侍を見つめた。  
 やがて、口を先に開いたのは井の頭の方だった。  
 「そう言う事なら・・良いんじゃないか邑咲?」  
 そう言う井の頭の顔はやや強張っていたものの、どこか変な期待をしている風にも見えた。  
 「な、何を馬鹿なことを言ってるんだい!あたしは誰とでも寝るような女じゃないよ!」  
 「・・邑咲様っ!」  
 突然の背後からの声に、全員が驚きの顔で振り返る。そこにいたのは、黒生家の最も頼りにする忠臣、 
知床だった。  
 「し、知床」  
 「こんな時間に、井の頭などと何を?」  
 知床の全く無駄のない問い。知床は、色香や金品などでは懐柔できるタマではない。それを邑咲はよ く知っているため、少しの間邑咲は返事に窮した。  
 「職務質問されてたんだろ?」  
 と、侍は都合良い嘘を言った。  
 「そ、そうなんだよ。こんなところで警官に会うなんてびっくりさ」  
 そんな下手な演技にだまされるほど、知床は馬鹿ではなかった。  
 「そんな嘘を、私が信じるとでも?」  
 「ううっ・・・」  
 「この事は、鉄心様に報告させていただく」  
 そう言って背を向ける知床に、侍は・・・  
 
見逃してやれ  
・・・・・・  
→お前も混ざらないか  
 
 「・・何?」  
 重々しく振り返る知床に、侍は続ける。  
 「だから。お前も混ざらないかって言ってるんだよ。今ちょうど、三人でやろうって話はまとまった ところだったし。一人ぐらい増えても」  
 「ば、馬鹿!まとまってなんかないよ!・・・あ」  
 邑咲はしまったという顔をする。  
 「やはり、井の頭などとそのような事を・・」  
 「ち、ちきしょう!」  
 ばれてしまった事を悟った邑咲は、勢い良く刀を抜いた。井の頭がぎょっとした顔をする。  
 「お、おい、何を」  
 「決まってんだろう!こいつを行かせたら、あんたも鉄心に殺されるよ!」  
 「な、なるほど。ようし!ホセ、ホセーッ!」  
 と、井の頭も拳銃を取り出し、それと同時に大男のホセを呼ぶ。  
 やれやれ、と侍も己の刀を抜く。  
 まず、  
 「死刑だーっ!」  
 と叫ぶ井の頭の拳銃が、火を放った。しかし、元々大した腕ではないため、知床にはかすりもしない。 
その隙に、知床は井の頭を自分の間合いに捉えるまでに接近する  
 「ひ、ひいっ!」  
 再び撃とうと構える井の頭だったが、遅すぎた。知床はその刀で井の頭を斬り上げると、さらに仰向 けに倒れた井の頭の胸に、素早く刀を突き刺した。そして、内臓をえぐるようにぐるぐると刀を回す。  
 あっという間に絶命する井の頭。だが、その井の頭に気を取られていた知床は、ホセの背後からの一 撃に対応が遅れた。  
 「がはっ!」  
 「んもぉーーっ!」  
 倒れこむ知床に、ホセはさらに攻撃を加えようと、大きな得物を振り上げる。しかし知床も、ただで やられるような男ではない。ホセの振り下ろしにあわせ、ホセの首を突き刺しに行ったのだ。そしてそ れは成功した。  
 「んもあぁあーっ!」  
 「ぐ・・っはっっ!」  
 二人は相討ちの格好のまま倒れ込み、動きを止めた。  
 
 侍は邑咲の方を見る。邑咲は、事が終わったかのようにホッとした顔つきになり、侍に向き直った。  
 「た、助かったね。あんた」  
 「いや別に。俺は知床も井の頭も怖くはない。ただ、この場があんただけになったことは、助かった、 
とは思っているけどね」  
 「なっ・・?」  
 緩慢だった男の動作が、突然素早い動きを見せた。  
 風のように速く、それでいて流れる様な動きで、侍は邑咲の両腕を掴み上げた。  
 「ひっ!」  
 邑咲の短い悲鳴を聞きながら、侍は背後に回り、無遠慮に着物を捲くり上げる。  
 そこから現れたのは、いまだ現役を誇る、形の良い女の尻。  
 「あ、あんた!何する気だい!」  
 「分ってるだろ?」  
 侍は、チェルシーにも見せた薄ら笑いを浮かべながら、二度、三度、その尻を揉み上げる。  
 (思ったとおり、まだまだ締りが良さそうだ)と、最も確認したかった事が分り、侍は笑みを作る。  
 「あんたっ!私に手を出したらどうなるか聞いていただろう!?」  
 「知らないな」  
 男はけらけらと笑ったまま、己の硬くなった一物を取り出し、邑咲の穴に狙いをつける。その部分は、 思いの他濡れている。  
 「や、やめな!」  
 と、邑咲は声で虚勢を張ったが、それには何の効果もなかった。男は微塵も怯まずに邑咲の肩を掴み、 そのまま身体を邑咲に寄せて行く。  
 「あっ・・!」  
 男の予想以上に、一物がすんなりと入って行く。  
 「ははっ、邑咲。ずいぶんと濡れてるな?やっぱり、お前は淫乱な女なんだな」  
 
 「ち、違うっ」  
 既に熱を帯びたような声で、邑咲は否定する。  
 「違うだと?何が違う?井の頭と毎晩あんな事をしていたのだろう?」  
 女は少し反論が遅れる。  
 「い、井の頭とあんな事になったのは・・黒生のためさ。あいつあれでも、パイプになったんだよ。 
せ、政府とのね・・」  
 「何だ、そんなつまらん理由か」  
 ズルリッ!  
 「ああっ!」  
 根元までモノを入れたままだった侍は、突然一物を引き抜いた。そしてまた突き入れ、引き、そして また突く。  
 「ああっ!ああっ!」  
 ズボッ、スボッというような、身体の中身を持っていかれそうな感覚に、邑咲はたまらず声を上げる。 
それは、井の頭のモノではどうあがいても感じることの出来ないような、恐ろしい快感だ。  
 「邑咲。やっぱお前好き者だよ。じゃなけりゃ、大して知らない男に、こんな事されて感じるわけが ないよな?」  
 「違っ・・あああっ!」  
 「違わないだろう?」  
 邑咲は、もうまともに立っていられないという風に、木の根元に体重を預ける。だがそれでも、崩れ 落ちないようにするのが精一杯だった。  
 ズボズボと、やや速くなった出し入れに、グチュグチュといった淫らな音が混じる。それが、自分の 淫らさを証明するように思え、邑咲は耳を塞ぎたくなる。  
 (あたしは、そこまで尻軽な女じゃないよ! 濡れていたのは・・目の前の殺し合いに、神経が昂ぶっ たからさ!)  
 
 だが例え、男にそれを言ったところで、この状況が変わらないと、邑咲にも分っていた。観念したよ うに、邑咲はがっくりとうなだれる。  
 「お。やっぱり俺の言ったとおりみたいだな。ほら、自分で腰を振りな!」  
 鳴いている蝉の声がかき消されるほど、結合した部分が擦れ合う音は大きくなっていた。女は既に、 快感に 流されるまま、神社に嬌声を響かせている。  
 「ああっ!ああっ! 良いよっ!! もっと、もっと突いておくれ!!」  
 「ようやく素直になったな邑咲っ! さあっ! 今出してやるっっ!」  
 本気になった邑咲の膣は、相当な代物だった。男の快感をまるで全て分っているかのように締め上げ、 
そして緩める。まるでその部分自体が意思を持った生き物のようだった。  
 (これは、かなり良い満腔だな・・井の頭め、毎日これを味わっていたとは)  
 そして侍は、最後の仕上げに入る。  
 「うお・・っ・・く! 邑咲! も、もうイクぞ!」  
 「ああっ! わ、私ももう! イキそうだよ!! い、一緒に・・!」  
 その言葉が、最後のスイッチだった。  
 「うおおおおおっっ!!」  
 「ああっ、ああああああっ!!」  
 その瞬間、邑咲の膣は一気に男の物を強く締めあげた。それが引き金となり、男は邑咲の奥深くへと、 
大量の熱い精を放つ。  
 「あ、ああっ・・・!」  
 自分の中に入ってくる精を感じながら、邑咲はフウッと熱い吐息を、うっとりとした顔で侍の顔にか けた。そしてそのまま、力を失ったように崩れ落ち、意識を失った。  
 まるで最後の一滴まで搾り出そうというように、絡み付く邑咲の膣の余韻を十分に味わった後。侍は 名残惜しそうに、己の一物を女の中から抜き去った。  
 そしてゆっくりと立ち上がり、侍はその場を離れた。  
 後には、死体の転がる中にたった一人、白い水溜りを作ったまま眠りにつく、邑咲の姿があった。  

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