そこまで話し終えると、仲謀は手の中の碗を一息にあおった。
茶器を置いて、目の前に座る公瑾をひたと見据えた。
「……という、夢を見た」
「仲謀様……」
無言で滂沱の涙を流す仲謀に、公瑾は言葉も出なかった。
二人の関係は、未だ清いままだ。