「じゃ、見回りに言ってくる」
そういって今晩もシャノンは馬車を離れていった。
と言うのは、旅をする時には、野生の獣や、
突然の襲撃者が襲ってくるのに対処するために歩哨を置くのが鉄則だからだ。
一応、彼の双子の姉の持つ探査魔法<楽園>でそのような心配は無いはずなのだが、
それでも自分で確認しないと納得できないタチらしい。
・・・もっとも、それだけではないようだが。
「・・・っと、ここらへんか・・・」
シャノンは、ラクウェルの<楽園>の探査範囲ギリギリのところまでやってきていた。
ここなら、ラクウェルに『見られ』る心配も無い。
何でこんなとこまで来たかというと・・・
「ふ・・・くっ・・・」
まぁ、アレだ、彼も健康な20歳の男子である。
しかも美人姉妹が付いてるというおまけ付き。
たまには抜いておかないと駄目なのだろう。
夢精なんぞしたら、あの二人になんて言われるか分かった物じゃない
そのころ、、、
「あらあらまあまあ」
なんとものんびりした声が馬車の近くに響いた。
言うまでも無く、シャノンの双子の姉、ラクウェルの物である。
どうやらシャノン、目測を誤ったらしい。
「どうしたの?ラクウェル姉」と、こちらは彼らの義理の妹、パシフィカ。
「んーん、ちょっとシャノンがねぇ・・・・」
「え?シャノン兄がどうしたの!?」
「ちょっと大変かなぁって」
意味ありげに笑うラクウェル。途端に心配そうな表情を浮かべるパシフィカ。
ちなみにこの娘、直情傾向が見受けれるのだが・・・・
「ちょと・・・見てくる!!」
案の定、その視線の先へと駆け出していった。
「あらあらまあまあ」と、いつもの笑みを浮かべた姉をのこして。
「く・・・う・・・」
こちらはシャノンである。いつの間に持ち出したのか、妹のショーツなんぞを持っていたりする。
だが・・・
「シャ・・・シャノン兄・・・何してるのよ・・・」
案の定見つかってたり
「パ・・・パシフィカ・・・これは・・・」これはも何も無い体勢でシャノンが答える。
が。
「シャノン兄・・・そうだったんだ・・・」とパシフィカが笑みを浮かべる
「え?」
「私も・・・そうだったんだよ・・・」そして・・・
ぴちゃり、ぴちゃり……
妖しくも快感を呼ぶその音は、シャノンの前に屈み込み、ペニスを愛撫するパシフィカの口から流れていた。
亀頭を舐め、竿にも手を這わせながら、次第に下の方に舌が下りていく
竿全体を舐め取り、唾液を纏わらせてゆく。
「く・・・パシフィカ・・・」
その絶妙な舌戯に、たまらず声を上げてしまうシャノン。
頭をなでさするようにすると、嬉しそうにその舌の動きが活発になる。
「お兄ちゃん・・・私・・・ずっとこうしたかったんだよ・・・」
涙声で言いながら、シャノンの物を嘗め続ける。
今まで妹としてみてきた存在。それが、今自分の物をくわえている。
その光景がシャノンを昂ぶらせる。
流れる唾液と共にパシフィカの頭は上下し、それに引きずられるようにシャノンの快感も高まっていく。
同時に陰嚢にもやわやわと刺激を与えられ、ぞくりとしてくる。ぶるっと、奥の方からこみ上げる感覚。
「パシフィカ・・・もう・・・」
限界を感じ、シャノンはパシフィカに合図する。パシフィカは両手でシャフトをしごき、更に彼を高みに連れて行く。
その瞬間、彼はパシフィカの口の中にたまっていた精液を放出した。
どくり、どくりと尿道を通り、激しく精液が奔流となって彼女のその小さな口を襲う。
「うっ・・・・」
パシフィカなおも舌を這わせながらそれを受け取っていく・・・
やがて長かった放出を終えると、最後にパシフィは彼の鈴口をきゅっと吸い、唇を離す。
「パシフィカ・・・次は・・・」
と彼が促すと、パシフィカは薄目を開けこくりと頷く。わたしも我慢できない、そんな様子だ。
するりと、彼女は着ている服を脱ぐ。そのまま下着も脚から抜き去り、一糸まとわぬ姿になる。
「おいで・・・」
パシフィカはその体を優しく抱き起こすと、彼に体を預ける。
ゆっくりと、彼のペニスはパシフィカの垂らす液に導かれるように近づける。
とろりと、竿にそれが流れ落ちる感触。思わず身震いをしてしまう。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
さすがに痛いのか、パシフィカが苦悶の表情を浮かべる。
「だっ大丈夫か・・・く・・・」
しかしこちらにも余裕は無いようだ。
そして痛みが和らいだころを見計らって、シャノンはゆっくりピストン運動を開始させる。
じゅっ……ぷっ……ちゅっ……
摺り合わせる音が、淫靡に響き渡る
「く・・・パシフィカ・・・そろそろ出すぞ・・・」
彼が呼びかけると、コクコクと強く頷いてより腕を絡ませ、唇も同時に貪欲に貪りだす。
上下の奏でる濡れた音が、聴覚から俺を高める。
そうして、俺は最後のひと付きを加え、叫んだ。
「よし・・・出すぞ・・・全部中で受け止めろよパシフィカ!!」
ビクビクと、パシフィカが一際大きな収縮をして達すると同時に、どくり、どくりと、彼はその最奧目掛けて勢いよく発射した。
そしてそのころ
「あらあらまあまあ」と、日付を手帳に書き込むラクウェルであった・・・