「後、一つ。次の穂高で最後やな…」  
 沖田は穂高連峰のある方角の空を見上げてポツリと呟いた。穂高への冬山登山を一週間後に控えた日の  
ことだった。  
 一週間後に登る穂高は、日本の山々を登ってきた沖田にとって国内での最後の登山になる。この登頂が  
無事成功すれば、次は世界の山々を目指すことになる。  
 この時、沖田は一つのことを成そうと決めていた。日本の山を制覇した、その時にこそ心に決めた女に  
想いを告げようと。そう、心に誓い、愛した女に相応しい自分であろうと己を鍛える為に山に登り続けて  
いたのだ。  
「ナッキー…穂高を制覇したら…そうしたら、わいはお前に…後、少しや。後…少し…なんやな」  
 後、少し。そう思うと沖田の心は浮き立った。もう直ぐ日本の山を制覇する日が来ると言う達成感と、  
愛する女、尚子に自分の気持ちを伝える時が近付いたことに、心だけではなく身体の奥底からその日が待ち遠し  
くて堪らなくなる。そうして、一日が過ぎるのがもどかしく思える日々が過ぎて行く。  
 沖田は心の内はもどかしく思いながらも、生活面では穂高登頂へ向けての準備に日々を忙しくすごしていた。  
 
 いよいよ明日は沖田が穂高への登頂する日だ。待ちに待った日が明日へと迫った晩、沖田は、ふいに尚子へ  
自身の想いを伝えたくなった。何故なのだろうか? 訳など沖田自身にも分らない。ただ、尚子への想いが  
溢れ、苦しくなるほどに切なくなった。  
 穂高から帰ったら伝えようと心に決めていた筈なのに、どうしても今直ぐに伝えずにはいられない気持ちに  
なる。沖田は、どうしても堪らなくなり、夜も少し遅い時間であったが尚子に電話をした。  
『はい。私だけど、沖田君?』  
 尚子が電話に代わると沖田の心臓は口から飛び出しそうになった。決心して電話をした筈なのに、尚子の声を  
聞くとその気持ちが揺らぐ。  
『ナッキー、あの…わいな…わい…』  
 電話口で沖田は口篭ってしまう。  
『どうしたの? 沖田君』  
 元々、沖田は口が達者な方ではない。だが、余りにも様子が何時もと違うので尚子は疑問に思い問い掛けた。  
『…こないな遅い時間で悪いんやけど…今から会えへんかな?』  
 しかし、電話では上手く気持ちを伝えられず、沖田は尚子の問いには答えずに少々非常識かとも思ったが  
外に呼び出すことにした。  
『? うん。いいけど…沖田君、なんか変だよ』  
 遠慮がちな沖田の口調に益々尚子は彼に何があったのか気になりだした。  
『変か? …ほな、駅前で待ってるよって』  
 そう言って沖田は電話を切った。  
 
 待ち合わせの場所で沖田が待っていると、尚子が此方へ走ってくるのが見えた。  
「どうしたの? 沖田君。何かあったの? 明日は穂高への登頂でしょ。準備とかは大丈夫なの?」  
 尚子は沖田の傍まで走り寄ると、深呼吸をして息を整え一気に話しかけた。  
「準備は大丈夫や。明日はいよいよ穂高へ登るよって…そやから…その……その前に…どうしても伝えたい事が  
あるのや…聞いて貰えるやろか?」  
 本人を目の前にして沖田は覚悟を決めてきた筈なのに、やはりどうしても気後れして肝心の言葉が中々出て  
こない。しどろもどろになりながらも少しずつ沖田は言葉を紡ぎ出した。  
「うん。何?」  
 やっぱり様子が何時もと違う沖田を心配そうに見つめながら尚子は頷いた。  
 沖田は静かに深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、尚子に真剣な眼差しを送る。そして、自身の心の内を一気に  
吐き出した。   
「ナッキー…いや、尚子。わいはお前に惚れとるんや。心からお前が愛しいと、お前が欲しいと想うとる」  
「!? 沖田君!」  
 突然の告白に尚子は驚き、一瞬頭の中が真っ白になった。思考が停止し、身体が硬直してしまう。  
 そして、尚子の大きく見開かれたままの瞳が涙で潤み始めた。  
「尚子…わいの気持ちは迷惑やったんか? わいの気持ちはお前には苦痛なんか?」  
 目の前の尚子の様子に沖田は後悔した。自分が想いを告げることで尚子を苦しめてしまったのではないかと  
思ったのだ。  
 しかし、それは思い違いであった。尚子は嬉しかったのだ。何故なら、尚子自身、沖田を愛していたのだから。  
 ただ、理由あってそれを告げることが出来ずにいたのだ。それでも、沖田が登山家として日本から世界へと  
飛び立つ前に告白するつもりだった。例え、沖田が自分に友情以上の感情を持ってないとしても、伝えようと  
思っていた。ところが、不意を突かれて沖田から告白されたのだ。驚きと嬉しさで尚子は何も考えられなく  
なってしまったのだった。  
「いいえ! 違う! 迷惑なんかじゃない。苦痛なんかじゃない。…沖田君、私は…私も貴方を愛してる」  
 漸く意識を現実に引き戻した尚子は、沖田に自身の想いを告げた。愛していると。互いの想いは繋がってい  
るのだと。  
 その言葉に沖田は身体が震えた。自分が愛した女に愛されている。これほど嬉しいことがあるだろうか。嬉し  
くて、幸せな気持ちで心が満たされて、気が付けば沖田は尚子を抱きしめていた。  
「尚子…尚子…わいは…お前と、こうしていたい。もっともっとお前と触れ合いたい」  
 尚子の耳元で沖田は熱っぽく囁く。そして尚子の潤んだ瞳を覗き込み、彼女の頬をそっと撫でた。軽く瞼を  
伏せて尚子は沖田の求めに同意する。沖田はそれを待って尚子の唇に口付けた。  
 
 沖田が少し前を尚子がその後を付かず離れず歩いている。二人が向かった先はホテル街だった。  
 心を結び合った二人は、より強い結び付きを求めていた。その為の場所を探して「この」場所へ来たのだ。  
 ホテル街は様々な男女が愛を交す場所を求めて彷徨い歩いている。沖田と尚子もそんな恋人達の中の一組の筈  
なのだが、甘い雰囲気は感じさせず、どことなく他人行儀な二人だった。もっとも、それは無理も無いことだ。  
互いに想い合っている事を知ったのは数十分ほど前のことなのだから。  
 そんな二人が暫く歩いているとホテル街の外れまで来ていた。煌びやかで派手な建物が並ぶ通りから離れた  
その場所には、こういう所には珍しく落ち着いた感じのホテルが建っていた。  
 二人はそこで足を止めた。沖田が振り返り目で促し、手を差し伸ばす。尚子はそれに頷き、差し出された手を  
取る。軽く視線を交じらせて、二人はそのホテルの中へと入っていった。  
 
 部屋に着いた二人は向かい合い、互いを見詰め合ったが、気恥ずかしいのか直ぐに目を逸らし俯いてしまう。  
ここまで来たのはいいが、いざ事を目前にするとどうしても気後れしてしまう。そして沈黙した空気が部屋中に  
流れる。  
 暫く黙ったまま俯いていた二人であったが、この重苦しく沈黙した空気を破ろうと沖田が行動を起こした。  
「尚子…怖いか?」  
 沖田は尚子の腕を掴み自身の胸へと引き寄せ抱きしめた。抱き寄せた腕に感じる尚子の身体の震えを感じて  
その腕を緩め、問いかける。  
「うん…少し…怖い。だって、初めて…なんだもの」  
 抱き締められた胸にしがみつく様にして尚子は答えた。  
「…わいもや…こういうことは…その…初めて…なんや…そやから、上手いこと出来へんかもしれん」  
 尚子の身体を離し、軽く顔を背けて恥ずかしそうに言う。  
 その姿に尚子は沖田も自分と同じなんだと思った。いや、もしかしたら自分以上に緊張しているのかもしれ  
ない。そう思ったら少し気持ちが落ち着いてきた。  
「沖田君。一緒だね」  
 クスリと笑い、尚子は言う。そして今度は尚子が沖田を抱き締めた。  
「…尚子」  
 再び顔を尚子へと向けた沖田は、彼女を見詰めながら何やら思案していた。実は、ここまで来たはいいが、  
この先どうすれば良いのかわからなくなったのだ。最終的に何をどうするのかはわかる。しかし、そこに至る  
までの行為をどう始めたら良いのかが分からない。暫く考えて、兎に角、服を脱ぐことが最初の様に思えて来た。  
 ここで新たな疑問が湧いてきた。女性の服は自分が脱がせるべきなのだろうが、いきなり脱がせて良いもの  
なのだろうか? 沖田は少々困ってしまった。こういった艶っぽいことには不慣れというか初めての為、雰囲気  
作りというものがまるで出来ない。なんとも不器用な男であった。  
 戸惑った様子の沖田を見ていた尚子は、何となくその様子でわかってしまった。沖田が何をどう始めて良いのか  
悩んでいることを。ここは自分から行動を起こそうと、尚子は自身の衣服のボタンに手を掛け外し始めた。それは  
恥ずかしくて、顔から火が出そうになった。だが、このまま二人で向き合っていても何も進展はしない。覚悟を  
決めて尚子は服を脱ぎ始めたのだ。そして、裸体を露にすると胸を腕で包み込むように隠しながら恥ずかしそうに  
頬を染め俯いた。  
 それを見た沖田は驚きと少し申し訳ない気持ちになった。そして、自分も衣服を脱ぎ始めた。男と関係を持つの  
が初めてだという女が、羞恥心に堪えながら衣服を脱いでいるのだ。ここで、自分が呆けていては男が廃ると  
いうものだ。沖田自身も女性に裸体を晒すのは初めてなのだから、それは恥ずかしかった。だが、勇気を出して  
一気に衣服を脱ぎ捨てた。  
 尚子の目の前に逞しい男の裸体が現れた。引き締まったその体躯に目を奪われてしまう。そして恥ずかしくなり  
目線を落とすと、そこには既に尚子を欲して熱く猛る肉の棒があった。それを見た尚子は急に怖くなり身体が  
震えだした。  
 沖田は俯いて微かに震えている尚子の身体を抱き上げてベッドに寝かせ、その上に覆いかぶさる。肌を密着させ  
るように抱き締め何度も尚子にキスをした。尚子は震えながらもそのキスを受け、唇から伝わる沖田の温もりに  
彼への愛しさを募らせた。尚子も沖田の背に腕を回し抱き返す。二人は見詰め合い、またキスをする。  
 互いの唇が離れると沖田は尚子の首筋へと唇を落とし、徐々に下の方へと移動しながら身体中にキスの愛撫を  
した。一頻り尚子の身体にキスをすると、次は乳房に手を這わせ優しく揉みしだく。尚子は、初めて受ける感覚に  
ただ堪えていた。沖田の指が触れるたびに、身体中が粟立つ様な感覚。これが快楽というものなのか。そんな風に  
尚子が思っていたときだった。突然、身体中を突き抜けるような刺激が走った。  
「やっ! あっ…はぁ…んんっ」  
 尚子の身体が跳ね、唇から甘い吐息交じりの嬌声が零れる。沖田が尚子の内股を割り、茂みの奥の花弁を開き、  
蜜に濡れた突起に触れたのだ。身体中の神経が集中しているような、その敏感な突起を何度も何度も弄る。刺激を  
与えられる度に、蜜が溢れ尚子の花は濡れそぼり艶かしく光を放つ。花の中心を弄ぶ沖田の指は溢れ出した蜜が  
伝い流れ雫がポタリポタリと落ちる。  
 もう、十分すぎるほどに尚子の秘所は蜜で濡れていた。何時でも男の身体を受け入れられる。  
「尚子…」  
 沖田は花芯から指を離し、尚子の足を開かせその間に割って入ると自身の肉の棒を秘所へとあてがう。  
 
 そして、尚子を抱き締め、一気に奥へと突き入れようとした。  
「!! 駄目! 沖田君。やっぱり出来ない! 止めてー!!」  
 いよいよという時になって尚子は突然叫んだ。尚子は沖田の肉棒が自身の秘所に触れた時に、目の前の男では  
なく、別の男の顔が脳裏に浮かんだ。脳裏に浮かんだ別の男。尚子が愛するもう一人の男、岩崎だった。  
 沖田と関係を持つということは、岩崎を裏切ることになる。そう思えて、どうしても沖田を受け入れることが  
出来なくなってしまう。叫びながら、尚子は沖田の身体を押しのけようとする。  
「…尚子! もう、止まらへんっ!」  
 しかし、沖田はもう止まらなかった。火が付いた心も身体も止めようがなかったのだ。沖田は自分を跳ね除け  
ようと足掻く尚子を押さえ付け、一気に自身の肉棒を突き刺した。  
「ふっ…うぐっ……あっ! あああぁぁっ!! いっ痛い! 痛い! 止めて、止めてー!」  
 まるで凶器の様な沖田の熱い肉棒に貫かれて、尚子は瞬間、息が止まる。そして、下腹部に激痛が走った。  
尚子は身体をしきりに捩り、痛みの余り泣き叫ぶ。  
「あっ、あっ、あっ…い、痛い…お、お願い…沖田君…」  
 沖田が腰を前後に動かしだすと、ますます激しく痛み出した。何分、男を受け入れるのは初めての身体だ。十分  
に濡れていた筈なのだが、今まで何者の侵入も許したことのない膣壁は男の肥大した局部に耐えうる柔軟性に  
欠けていて、沖田の律動に合わせて激しく痛んだ。  
「尚子、尚子!」  
 沖田は尚子が痛みに苦しんでいることは気付いていた。しかし、火が付いた激情は自分でも律することが出来  
ない。最早、このまま行き着くところまで行くしかなかった。  
「ふっ…あっ…んっんっ…あぁん」  
 暫くすると、慣れてきたのか尚子は痛み以外の感覚を覚えるようになっていた。沖田の動きにあわせて、  
艶っぽい声を出すようになったのだ。未だに、局部への異物感はあるが、頭の芯を叩くような刺激に支配され  
始めた。その痺れる様な刺激に尚子は、これが快楽という物なのかと思った。沖田が自身の奥を突き上げる  
度に感じる感覚に気持ちの良さを覚えた。  
 そして、互いに繋がっていることに幸せと喜びを感じる。その反面、岩崎を裏切ってしまった事への罪悪感に  
苛まれた。岩崎への罪悪感に意識が支配されると、今度は心が沖田を裏切っているようで苦しくなった。  
 尚子は沖田に抱かれながら、愛し合うことへの喜びと、心が通い合う幸せを感じ、それと同時に岩崎を愛する  
心を裏切っていると自分を責める。そんな風に岩崎を裏切っている自分を責めていると、今度は身も心も結ばれて  
いる沖田に対して別の男を思っている罪の意識に囚われた。  
 抱かれている間、尚子はその相反する想いに心が引き裂かれそうだった。それでも、行為は止まることなく互い  
の快楽の絶頂を迎えるときまで続けられた。  
「尚子…受け取ってくれ!…くっ…うぅっ…」  
「んぁっ…はっ…お、沖田君! あっあああっん!」  
 沖田は尚子の身体の奥を突き上げ熱い想いと共に白濁した精を吐き出した。尚子はそれを受け取り快楽の頂上へ  
と登り詰めた。  
「はぁ…はぁ…はっ…んっ…はぁはぁ」  
 二人は熱く荒い呼気を吐く。尚子は登り詰めた余韻に浸り、どこか別の世界を漂っているような表情をしている。  
「尚子…無理強いしてすまんかった。せやけど…わいを受け入れてくれて、嬉しかった。おおきに」  
 そっと尚子を抱き寄せ沖田は髪を梳くように撫でながら言った。  
「……」  
 尚子はその言葉を何処か遠いところか聞こえているような感じがしていた。  
 
 愛を確かめ合った二人は家路へと着いていた。沖田は尚子を自宅まで送り届ける。その間、二人は一言も言葉を  
発しなかった。二人は手を繋いで並んで歩いていたが、なんの言葉も交さず、ただ歩いていた。  
 尚子の家の前まで来たとき、漸く沖田が口を開いた。  
「…突然なんやけど…尚子…わいと結婚してくれへんか? ずっとわいの傍にいて欲しいんや」  
 本当に突然だった。数時間前に互いの心を打ち明けあい、立った今、愛を交したばかりなのに求婚されたのだ。  
「沖田く…ん?」  
 まさか、プロポーズされるとは思わず尚子は、驚いて沖田を見上げる。  
「わいは本気や。せやなかったら、お前を抱いたりせえへんかった」  
 真剣な表情で沖田は告げる。その真剣な沖田の言葉に尚子は、ふいに顔を背けてしまった。  
「どうしたんや?」  
 沖田が尚子の顔を覗き込みながら尋ねる。すると尚子は瞳一杯に涙を溜めながら搾り出すように心の内を話始めた。  
「…私は、貴方を愛してる。でも…でも…貴方と同じ重さで岩崎君も愛してるの! だから…貴方と結婚出来ない…」  
 苦しそうに涙を堪え肩を震わせながら言う尚子に沖田は、そっとその肩を抱き締め優しく言う。  
「知ってとる…お前が岩崎を愛しとることは初めからわかっとった。そやけど、わいはお前を愛しとる。  
お前も、わいを愛してくれとるのやろ?」  
「ええ! 勿論よ。沖田君、貴方を愛してる。…でも、岩崎君も愛してるの…」  
 尚子は頷きながら言う。そして、心が苦しくて涙が零れた。その涙を指で拭い、尚子の頬に手を寄せ自身の方へ  
向かせると、沖田は静かに言った。  
「わいにとっては、わいはお前に愛されとる。それだけが真実や。お前がわいのほかに誰を想うとっても構わへん  
岩崎を想うお前の気持ちも、お前にとっての真実やから。それを切り捨てる必要はあらへん。ただ、わいを受け入れて  
くれれば…それでええ」  
「沖田君…沖田君! ありがとう…嬉しい。…私は、ずっと貴方の傍にいるわ」  
 尚子は心に痞えていた重石が取れたようだった。沖田の胸に頬を埋め彼の想いに答え、この先、この愛しい男と共に  
同じ時間を過ごしていこうと心に決めた。  
「わいの方こそおおきに。尚子、わいは幸せや…」  
 沖田は尚子を強く抱き締め、自身を受け入れてくれたことに感謝した。  
 
「それじゃ、沖田君。明日は気を付けて…。貴方の帰りを待ってる」  
「ああ。ほな…帰ってきたら…また、な」  
 二人は今日の日の名残を惜しむように口付けを交し別れた。互いに交した小さな約束を胸に。この時、二人には  
自分達の未来が明るく希望に満ちていると思っていた。共に二人で歩く未来に夢を馳せ、明日を迎えようとしていた。  
 
 しかし、二人の約束が果たされる時は永遠に来なかった。  
 
 

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!