「蘭丸陵辱」  
 
 
「あ、あれ?」  
 蘭丸が目を覚ましたのは、信長の寝室…ではなく、薄暗い地下牢の中だった。  
「何でこんなところに? 確か、昨日は信長様と…」  
「目を覚ましたようね」  
 蘭丸が驚いて見やると、牢の外には数名の女を従えた美女が立っていた。  
「姫君…様?」  
 それは、信長の妻、濃姫であった。  
「姫君様、どういうおつもりなのです! 早くここから出してください!!」  
 少なくとも、蘭丸からすれば、濃姫にこのような扱いをされる筋合いは無い。  
 少なくとも、蘭丸からすれば…。  
「昨晩、あなたはどこにいたの?」  
 
 確かに、蘭丸からすればこのような仕打ちを受けるいわれは無かった。しかし、濃姫にとっては違ったのである。  
「う…そ、それは」  
「言わなくてもわかってるのよ…。また、信長様と一緒だったのね」  
 蘭丸の顔から、一気に血の気が引いていった。  
「蘭丸、私がなぜここにいるのか、わかったでしょ?」  
「し、しかし…ウグッ!!」  
 蘭丸が声を発するのと同時に、彼のみぞおちに濃姫の蹴りがめり込んでいた。  
「誰もあなたの意見なんか聞いちゃいないのよ。ほら、お前たち」  
 濃姫の命令とともに、濃姫に従っていた数名の侍女たちが蘭丸を羽交い絞めにし、着衣をはがし始めた。  
「ちょ…な、何を!?」  
 
「わかるでしょう? 手癖の悪い牝猫をしつけてあげるのよ…あら、蘭丸は男だったわね。ふふふ」  
 侍女たちは蘭丸の着衣を一枚ずつはがしつつ、蘭丸の体中に舌を這わせ始めた。  
「う…ちょ、止めさせて下…あんっ!」  
 侍女たちはついに蘭丸を生まれたままの姿にさせ、首筋、背中、腋、魔羅、菊座を丹念に舌で愛撫した。  
「あぁ、駄目ぇ…」  
 すでに蘭丸の理性の半分近くが失われかけ、蘭丸の魔羅は強制的に与えられ続ける快感で今にもはちきれんばかりに膨張していた。  
「あらあら、もうこんなにして…。でも、お楽しみはこれからよ」  
 そうつぶやくと、濃姫は蘭丸の魔羅に皮製の紐をくくりつけた。  
「ひぃっ!!」  
 
 その紐で縛られたとたん、蘭丸の魔羅は先ほどよりもさらに固く硬直し、びくびくと痙攣し始めた。今日最初の絶頂を迎えたのだ。  
しかし、彼の魔羅から子種が吐き出されることは無かった。  
「ふふふ、逝けないでしょう? 殿方はそこを抑えられると子種を出すことが出来なくなるのよ。…これで、いくらでも楽しめるわね?」  
「い、いやぁ!! 外して、外して下さいぃ!!」  
 蘭丸は快楽で感覚の鈍った手足をばたつかせ、濃姫に懇願した。  
「あら、あなた…逝きたいの?」  
 濃姫のさげすむような視線を受け、ほんの少しだけの理性が蘭丸の心の中で息を吹き返した。  
「姫君様…信長…様には…私から申し伝えておきますから…どうか……どうか…」  
 
「どうか、何?」  
 濃姫は優しげな笑みをたたえて蘭丸を見つめた。しかし、蘭丸はその瞳に宿った憎しみの炎に身を震わせた。  
「姫君様…このような…こ…ことは…………何の解決にも…なり…ませぬ…です…から…」  
「お前たち! 蘭丸がもっと気持ちよくして欲しいそうよ」  
 その声と同時に一人の侍女が蘭丸の菊座に指をねじ込み、ぐりぐりとこねくり始めた。それだけではなく、ほかの侍女が蘭丸の睾丸を口に含み、さらに別の侍女が蘭丸の魔羅を根元まで口にくわえ込んだ。  
「ひあぁぁぁぁ!!」  
 蘭丸のバランスの良い、引き締まった肉体がびくんと跳ね上がった。  
「蘭丸、あなたの意見なんか聞いていないのよ。あなたには私の僕になってもらうと決めたのだから…。私もね、信長様には飽き飽きしてるんだもの。その分楽しませてもらわないと、ねぇ?」  
 
 蘭丸は絶望した。…自分の運命にではなく、与えられた快感に堕ちるであろう自分の精神に。  
 侍女たちは、なおも執拗に蘭丸の体を舐り、蘭丸は射精することの出来ないまま10回以上の絶頂を迎えた。  
「蘭丸…いえ、お蘭、これが見えるかしら?」  
 蘭丸は、焦点の定まらない瞳で濃姫の股間を見つめた。  
「特注の張形よ。あなたのために作ったの。ほら、信長様の魔羅より大きいでしょう? それに、気持ちのよさそうな突起がこんなに…」  
 濃姫は扇情的な手つきで自らの股間に装着された張方をしごき上げた。  
「あぅ、姫…君様ぁ」  
 蘭丸は目を大きく見開き、だらしなくよだれをたらした口で張形を求めた。すでに、蘭丸のココロは7割方崩壊していたのである。  
 
「お前たち!」  
 濃姫の命を受け、侍女たちはいっせいに蘭丸の体から離れた。  
「お蘭、これが…欲しくてたまらないんじゃない?」  
「姫…君…様………」  
 蘭丸は赤子のようにはいずりながら、濃姫の足にすがりついた。  
「お蘭、これが欲しいのなら…。わかっているわよね?」  
 蘭丸は、ゼェゼェと苦しげに呼吸をしながら濃姫の張方を見つめた。  
「欲しくないの? 今まで感じたことの無い悦びを教えてあげようと思ったのに…」  
 蘭丸には決断できなかった。かろうじて残った僅かばかりの理性が、家畜へと堕ちる行為を拒絶していたのである。  
「お蘭、欲しくないのなら無理にとは言わないわよ。…でもね、さっきみたいな悦びを、信長様は与えてくれたかしら?」  
 
 蘭丸は濃姫から視線をそらした。  
 確かに、信長は骨がとろけるほどに蘭丸を愛してくれたが、先ほどのような悦楽を与えてくれたことは―というより、このような状況で数人がかりで嬲られるような肉体的快感を一人で与えられる男などいるはず無いのだが―無かった。  
 その一言で、蘭丸のココロの箍が外れた。  
「姫君様…」  
 蘭丸は膝立ちになり、巨大な張方に舌を這わせた。  
「お蘭、その呼び名はやめなさい。これからは、そうね…『濃様』と呼んでもらおうかしら」  
「濃…様…」  
 震える声でそう言うと、蘭丸は濃姫の張方を口いっぱいにほうばり、奉仕を始めた。  
「そうよ、可愛いわね…。お前たち、お蘭を可愛がってあげて…」  
 
 蘭丸が濃姫に奉仕しながら侍女たちの様子を伺うと、彼女たちも、一人を除き、一様に濃姫のものより若干小ぶりの張方をつけていた。  
 一人だけ張形を持っていない理由を考える余裕は蘭丸には残されていなかったが、居並ぶ侍女たちを目にして蘭丸の血が熱くたぎった。  
「うむ…んじゅ…ちゅぱ、ちゅぷ…んぐぅ」  
 必死の奉仕を続ける蘭丸の体を、またしても侍女たちが嬲り始めた。  
「そろそろ準備はよさそう?」  
「はい、姫様」  
 濃姫の問いかけに、一人の侍女が答えた。  
「お蘭、そこに横になって、足を開きなさい。可愛がってあげる」  
 
 蘭丸は濃姫に言われるがまま、仰向けになって大きく足を開いた。蘭丸の菊座は侍女たちの唾液と腸液でてらてらと光り、物欲しげに震えていた。  
「お蘭、どうして欲しいのか言って御覧なさい」  
「…は、はい。…濃様、濃様の魔羅で私の不浄の門を犯してくださいまし!」  
 言うが早いか、濃姫の張方が蘭丸の菊座を貫いた。  
「かはぁっ!!」  
 蘭丸は歓喜の悲鳴を上げた。待ちに待った瞬間が訪れたのである。  
「どう、私の魔羅の味は!? 信長様の魔羅なんて比べ物にならないでしょう? ほらほらほら!!」  
 濃姫は容赦なく蘭丸の肛門を突き刺し続けた。  
「あぁっ、いい、いいのぉ!! 濃様の魔羅、すごい大きくて、あぁぁぁ!! 逝く、逝きますぅ! 濃様の魔羅で、お蘭を突き殺してぇ!!」  
 
 蘭丸は始めて味わう快感によがり狂い、張方の大きさに耐え切れずに裂けた肛門の痛みを感じる暇さえなかった。  
「まだまだこれからよ。お前たち!」  
 濃姫の号令一下、そばに控えていた侍女たちが再び蘭丸の体中を嬲り始めた。ただ、今までと違うのは、一人の侍女が蘭丸の口を張方で犯し、もう一人の侍女がその秘処で蘭丸の魔羅をくわえ込んだことだ。  
「んむぅ!! ふぐぅ!!」  
 蘭丸は体の奥底から沸きあがる未知の感覚に酔っていた。蘭丸は童貞だったのである。  
 魔羅から伝えられる、今まで味わったことの無い悦び、そして、肛門から伝えられる強烈な快楽。  
 …限界はとっくに超えていた。  
「そろそろ外さないと、お蘭が壊れちゃうわね。…あなた、蘭丸の子種が欲しい?」  
 蘭丸の魔羅を犯してる侍女は、陶酔しきった表情で頷いた。  
 
「じゃあ、外してあげなさい」  
 その侍女は自分の秘処で蘭丸の魔羅を嬲りながら、器用に革紐を解いた。  
 その瞬間、蘭丸の全身を電流が走り抜け、全身を硬直させて激しく痙攣した。と同時に魔羅からは今まで見たことも無いほど大量の精液が噴出し、侍女の子宮を濃厚な子種で満たし、さらに逆流してだらだらと流れ出した。  
 射精を受け止めた侍女もまた、全身を震わせて絶頂を迎えたあと、白目を向いて失神した。  
「あら、使えないわねこの子」  
 濃姫は失神した侍女を横に寝かせると、同じく気を失った蘭丸の顔に水をかけた。  
「うわっ!!」  
 蘭丸は驚いて跳ね起きたが、精を出しつくしたかのごとく、その魔羅はしぼんでいた。  
「お蘭、もう限界なの?」  
 
 濃姫は身をかがめて蘭丸の魔羅を口に含んだ。すると、蘭丸の魔羅はみるみるうちに回復し、また目いっぱいに勃起した。  
「大丈夫そうね」  
「………」  
 蘭丸は身を捩じらせながら濃姫を見つめ、これから行われるであろう二回目の儀式に心を躍らせた。  
「お蘭、今度はあの子のオ×ンコを犯しなさい」  
 濃姫に指名された侍女は、四つんばいになって蘭丸に方に向けた尻を高々とかかげた。  
「はい、濃様…」  
 蘭丸も、命じられたとおりにその侍女の秘処に魔羅を押し当て、ゆっくりと貫いた。  
「う、あはぁ」  
 侍女の苦悶の声と同時に、蘭丸も歓喜の声を上げた。  
 
「今夜は何回出来るかしらね? この子達全員、もちろん、私にも子種を授けてくれるぐらいがんばってもらわないと…」  
 濃姫の意味深な言葉も、今の蘭丸には届いていなかった。  
「あぁ、いい、いいよぉ…」  
「…しようのない子ね」  
 濃姫はあきれたようにつぶやくと、まるで娘のようにくびれた蘭丸の腰をつかみ、その肛門を再び貫いた。  
「ひぎぃ!! の、濃様ぁ…お、大きぃ!!」  
 蘭丸は濃姫の張方を求めて腰をくねらせるが、その動きが魔羅へと伝えられて侍女の秘処を刺激した。  
 さらに、手の空いた二人の侍女がそれぞれ蘭丸と、蘭丸に犯されている侍女の口を張方でふさぎ…。  
 
…………蘭丸の夜はまだ終わらない。  
 

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