細川忠興の妻・明智玉子、通称細川ガラシャは自害及び屋敷脱出の前に西軍兵に捕らわれた。  
真田幸村の兄である真田信之の妻・稲姫は義父・真田昌幸の策謀により彼女もまた捕らわれた。  
 
目が覚めた。  
「…ここ…は…」  
日ノ本に生まれた者としては珍しい赤い髪を持つ少女…細川忠興の妻・ガラシャ。  
 
彼女の周りを囲うは石造りの壁。  
そして重苦しくなる様な陰湿な空気。  
 
ガチャリ。  
手から金属の無機質な音。自分は…捕らえられた?  
「そ,そんなっ…!どうすればいいのじゃっ」  
 
どうすればいい。…腕にはいつもの腕輪が無い。術は使えない。ガラシャは周りを見渡す。  
すると、隣りに誰かいる事に気付いた。  
 
黒く艶やかな髪。そして腰に巻いてある数珠…。  
「稲…姫?」  
稲姫はまだ起きていないようだった。  
「稲姫っ!稲姫!」  
ガラシャは彼女の名を叫ぶ。  
「…! だ,誰です! 離してっ!離し…」  
ガラシャの声で目覚めると同時に暴れ出す稲姫。  
手枷をしているので、当然逃れられない。  
「稲姫! わらわじゃ!」  
「!? 貴女は…明智光秀の…」  
ガラシャの姿を見て稲姫は平静を取り戻す。  
稲姫はガラシャの状態を見て、彼女が自身を捕らえたとは判断しなかった。  
寧ろ同じ状態にされている。  
 
「稲姫…そなたとわらわはなぜここにおるのじゃ?」  
「寧ろ私が聞きたいです…。義父が…私達の居城に来て…子供の顔を見せて欲しいと行って来て…  
義父といえど敵なので…入れなかったのですが…」  
「わらわは…西軍がわらわ達の屋敷を襲撃して来て…」  
 
 
「ほう,もう既にお目覚めか。」  
 
「「!?」」  
聞き覚えのある、棘の含んだ声。  
少なくとも、その声の主は今は自身達の味方ではない。  
 
石田三成。西軍の総大将。  
 
「石田三成っ! 貴男一体何をしたんですか!?」  
稲姫は声を荒げた。  
秀吉が天下統一をしてからあまり三成の良い噂は聞かなかった。  
豊臣方である筈の加藤清正・福島正則が東軍についたのも、この男が原因という噂もある。  
「幸村の父親が貴女の捕縛に、そして西軍の兵達が細川の奥方の捕縛に、ともに成功したと聞いてな。  
…直々に顔を見せにやって来たのだ。」  
「顔を見せに…!? 貴男よくもそんな悠長なこっ…と…!」  
ショックは隠し切れなかった。  
敵とは言えまさか義父にこんな目に逢わされると思わなかったのだ。  
 
「み、三成っ! 一体わらわ達をこんな所に閉じ込めてどうする気じゃ!?」  
「ああ、そうだったな…」  
 
三成は牢の中へと入ってくる。  
「私が計画している事はな…」  
稲姫とガラシャの着物に手をかける。  
 
ビリビリビリビリッ!  
 
「いやぁっ! 何を!?」  
「や、やめてくれなのじゃっ!」  
「やめて欲しい? …大丈夫だ、私はやらん。」  
その言葉で一瞬二人は安堵する。  
しかし、その安堵もまた一瞬で崩壊した。  
 
「さぁ、入って来い。 お前達。」  
 
「いやぁ良い眺めでござんすねぇ」  
 牢に現れたは雄々しい猫なで声。三成が軍師、島左近。十名程の兵を引き連れ、下衆な欲求を隠しもせず、稲姫とガラシャを凝視してニヤニヤ笑っている。  
 その視線に怯えるガラシャ。夫、細川忠興が時折自分に向ける奇怪な眼光に似たものを感じた。  
「こ…怖いのじゃ…」  
 笑む左近、既に目に涙を浮かべているガラシャ。左近が何を考えているか察しはつく。稲姫は彼女を守ろうと左近らに睨みをきかせるが、彼の背後に控える兵士らの中に知った顔を見つけた。  
「た…立花様!?」  
「すまんな。三成がどうしてもと言うから貴様らの不様な姿を見に来てやった」  
 恥じらいを尊大な態度で誤魔化す立花家当主。こういった不埒な真似はしない女性だと思っていたのに…という点まで思考し、稲姫は不吉な事態を想定した。  
「…お待ちなさい。三成や左近、立花様がここにいるという事は…」  
 三成が漸く笑った。  
「お前達が眠っている間に、関ヶ原の合戦は終わった。徳川四天王もつまらぬ相手だった」  
 兵士に持ってこさせた大槍を稲姫の眼前で叩き折る三成。見間違える筈が無い。あの槍は蜻蛉切り。そして、蜻蛉切りが三成の手にあるという事実。  
「そんな…父上…父上!」  
 義父の裏切りに次ぐ東軍の敗北、忠勝の死。それは稲姫の心を引き裂くに充分だった。  
 鎖の音が煩い。心に深い傷を負った稲姫が体を震わせるためだ。  
「左近。東軍を葬った褒美だ。その二人を好きにしろ」  
「有難い。じゃあ兵の皆さん?戦で疲れたでしょう。存分に楽しむとしましょうか」  
 三成の許しを受け兵士らがガラシャへ蟻の如く群がり、左近は稲姫の髪を掴む。  
「美しい。やっぱり罪だぜお嬢さん」  
「は、離して…父上、父上をよくも!」  
 武器の無い現状。拘束された体。抵抗は虚しいものだった。左近は稲姫の首を横に向かせるとその首筋に舌を這わす。  
「いやああ!離れなさい不埒者!」  
「生憎と、不埒で卑怯でなくては戦場でやっていけませんからねぇ」  
 不埒者は更に舌を稲姫の耳に移す。場所が場所なので左近の舌の動きが敏感に伝達され、稲姫に強烈な嫌悪感を与える。  
 
 力を解放する腕輪が奪われたガラシャは単なる小娘。兵士らにとって何の脅威にもならなかった。  
「嫌じゃ、離さぬか!」  
「うるせえな、謀叛者の娘の分際で」  
 ガラシャは最も聞きたくない言葉で罵られ、抵抗を試みる腕から力が抜けた。好機とばかりに兵士は完全に衣を破り捨てる。  
「可愛らしいご尊顔じゃなあ」  
「くく…鈴の音の如きお声はこの口より出るのか」  
「この口にくわえさせてやろう」  
 少女とはいえ細川に嫁いだ身。何をくわえさせられるのか想像はつく。  
「やめなさい!斯様に小さき娘に非道な真似を…」  
「そうじゃ!わらわはぜったいくわえてなどやらぬからな!」  
 牢の中。励まし合う二人。だが静観していた三成と立花が口を開いた。  
「分かっておらぬようだな。お前達は互いに互いの人質なのだ」  
「どちらかが下手な真似をすればどちらかが死する。立花が好く策ではないが、九州への良き土産話にはなろう」  
 互いの命がかかっている。そう言われれば、稲姫もガラシャも左近らに従う他無かった。  
「わ…わらわが言う事を聞けば、稲姫を助けてくれるのじゃな…」  
「駄目!左近、稲をお好きになさい!そのかわり、彼女には手を出さないで!」  
 それは大変美しく気高い光景の筈だが、三成以下はそれに感じ入る風も見せない。寧ろ、嘲笑している印象。  
「ふ…ならば差し引きで相殺されるな。お前達、構うな好きにせよ」  
 関ヶ原の激戦で人間としての感情が欠落したのか?ともかく三成の指揮の下、兵士らはガラシャの股を開かせ、左近も稲姫の女陰を愛撫する。  
 暴れるガラシャの足を抑えつける兵士。その陰部を舌で味わう兵士。交代交代、ガラシャの秘所が男達の不潔な唾液に汚される。  
 結果、必然的に核、俗に言うクリトリスも舐められる事になってしまい、幼さを残した肢体に強い性感を刻む。  
「はあっ…だ、だめなのじゃ…そんなに皆で舐めるでない!」  
 ただ一人、その輪に入らず、ずっとガラシャの腕を押さえつけている兵がいた。  
「おい、お前は舐めないのか?美味いぞこの姫さんの」  
「俺は子種を出せれば良いんだ。お前らの涎で汚れた女陰なんざ舐めたくないね」  
 彼は横たわるガラシャの顔の真横に座り込み、下半身を突如露出した。  
「分かってるな?」  
 
 三成指揮下の西軍。その劣悪な環境が分かる。この兵士、長い期間体を洗っていない。  
 その不潔な男根をひたすらに自分の頬へ擦り付けてくる。  
「嫌じゃ!こんな臭いもの…触りとうない…」  
 その兵から目を逸らすガラシャ。だが兵士が左近の名を呼んだ。  
「この娘、俺に刃向かうつもりです。そちらの稲姫様が死んでも構わないようで…」  
「わ、分かった!その…『コレ』を…しゃぶれば良いのじゃな…」  
 悪臭に満ちた『ソレ』を口に含む。不味い。立ち上がった兵士に応じ、ガラシャも膝を床につく形で体を起こし尚も口中で『ソレ』を前後させる。  
「くそ、アイツ一人だけ…三成様、我らもその…」  
 泣きながら兵士に奉仕する少女へ男根を捩じ込みたい。だが、強い嫌悪感を持ってこの宴にいるガラシャ。股間に然程の変化は無い。俗に言えば、濡れていない。  
「委せよ」  
 立花が剣を置き、牢に入ってきた。腕の具足を外し、ガラシャの陰部へ指を差し入れる。  
「ふぶっ!?何をするのじゃ!同じ女として…」  
「女ではない。ただ、女が何処を弄ばれれば感じるか。その程度は分かる」  
 実際自分がいつもやっているから。とは言えない。言えないが、立花の指による刺激は確実に幼いガラシャの欲求を目覚めさせ始めた。  
「はん、や、やめ…もう弄るのは断固拒否じゃ!」  
「黙ってしゃぶり続けてやれ。貴様のココから妙な音が聞こえてきたぞ」  
 水の音。立花の指技に昂ってきたガラシャの。得意気に尚も指の動きを激しくする立花。  
「くああ…もう弄るなっ!出る…見るなあっ!出ちゃ…あああっ!」  
 噴出した。潮、と言うのか。無色透明の水がガラシャの陰部から一気に流れ出て、床の石畳を濡らした。  
「は…はや…わらわ…まご…助け…」  
 女性に果てさせられる経験など無い。更に衆人環視の中での絶頂という特殊な環境。暫し自失するガラシャだが、直ぐに兵士の男根をくわえさせられる。  
「お前だけ気持ち良くなってんじゃねえぞ姫さん!俺は満足してねえんだ」  
 後頭部を掴まれ、無理矢理に抽送。その様を見ていた他の兵士らも再びガラシャに群がった。  
「我慢できねえ。さっき潮吹いたから入れても大丈夫だろ」  
「分かった。俺はこの可愛いお手々でしごいてもらうとしようか」  
 男らの下劣な会話に身を震わせるガラシャの口に、嫌な味の粘液が満ちた。  
 
 強烈な悪臭と味に咳き込むガラシャの口を手で抑える兵士。  
「吐くな。飲み干せ」  
 命令通り、その不快な精液を飲み込むガラシャ。羞恥は彼女の目から涙を枯れさせない。  
 しかし兵士らにとって欲求の対象である事にかわりはない。再び幼い肢体を大股開きにされるガラシャ。  
「さあて入れるぞ」  
「よ、止さぬか!忠興様はそんなに大きくないから…ひやっ!」  
 
 充分に、やや過度に発育した乳房を左近に弄ばれながら、稲姫は悲鳴をあげるガラシャを見る。  
 自分より年下の少女。しかし謀叛者の娘と色眼鏡で見られる生活。それだけでも辛かろうに今、夫以外の男性に凌辱されている。稲姫はたまらず大声をあげた。  
「左近!三成!立花様!あなた方には人としての思いやりは無いのですか!斯様に小さき娘をあのように…あなた方の義は何処へ行ったのです!」  
「俺達の義を否定した東軍の連中が言える義理か?」  
 誰もが義には生きられない。しかしだからといって、ガラシャにああも苛烈な仕打ちを?  
「稲殿。自分の道を貫くには、時に苛烈な手段も必要だ」  
「立花様…彼女の女としての尊厳を踏みにじる事が貴女の道なのですか!」  
 東軍を亡ぼされた怒り、少女を凌辱するやり口への怒り。これでも爆発を抑えている。何せここで自分が怒りを爆発させればガラシャは命まで奪われる。  
「死人に口無しってね」  
 左近は猫なで声で呟き、稲姫の乳頭と陰部を摘まみ揉みほぐす。  
「あんっ!う…巧い…ど、どういう意味です!」  
「家康公も忠勝さんも倒れた。ならば今後の信之さんも推して知るべし…じゃないですかね」  
 日頃遊郭で鍛え上げた左近の房術が稲姫を追い込む。  
「あぁんっ!わ、私が死人…とは…」  
「だから今後あんたに身の置き場は無いってこった。なら…出家するか身分隠して市井に潜むか。どっちにせよ、あんたの身分は既に死んだってこったね」  
 手は稲姫の性感帯を的確に攻め、口は現在の稲姫の状況を的確に説明して精神を責める。  
「絶対に…許しません…」  
 そう呟くのが精一杯。全てを失った自分を嘆きたいし、そんな状況でも左近の房術に快感を覚える自分を諌めたい。  
「さて、ぼちぼち左近の汚ねぇ大筒の出番ですかね」  
 稲姫を床に転がし、着衣を脱ぎ捨てる。  
 
 大筒との自称は誤りではない。かなりの巨体だ。  
「いや…やめなさい…稲には信之様が…」  
 左近の言葉責めに自信を打ち砕かれた稲姫には既に覇気が無く、ただ狭い牢で左近に怯えるより無かった。  
「ま、そんなに怖がるなら仕方ありませんな。お前ら、その娘さんの首を落とせ」  
 ガラシャはそう、人質。自分が刃向かえばガラシャが、ガラシャが刃向かえば自分が殺される。  
「お願い!あの娘は見逃して下さい…」  
「ほっほー、なら左近の汚ねぇ大筒を食らってみますかい」  
 ガラシャよりも成熟した稲姫の肢体。先刻の左近の責めで乳頭も核も立ち、陰部より愛液が流れ出ている。  
「ほんじゃ、失礼しますよっと」  
「んはああっ!ダメ、大きい…」  
 左近の大筒が叩き込まれた。大きさもさることながら、彼の体温が伝わってくる。  
 必死に目を瞑り、口を閉じ、自分の中の快感を求める欲望から目を逸らさんとする稲姫。  
 気分の悪い事を回想し、快感をその嫌な記憶で相殺しようと図る。だがその度に先刻の左近が言った「自分の身分は既に死んだ」事が頭を過る。しかもその記憶は左近の房術と同時に稲姫に刻み込まれたため、逆に体が疼いてしまう。  
 
 もっと、欲しい。  
 
「違う…違う!稲は欲しがってなどおりません!」  
「おんやあ?左近は何も言ってませんがねぇ」  
 首を幾度も振り、自分に湧いた欲望を必死で否定する稲姫。その頬を左近が捕らえた。  
「ちょいと失礼しますよ。お子さん、まだ小さくてらっしゃるんでしたね。だったらもしかして…」  
 言葉の真意を問う前に、左近が稲姫の乳房にむしゃぶりついた。  
「嫌っ!稲…そこも感じる…いえ、感じてなど!」  
「ビンッビンに勃ってますけどねえ。俺の舌捌き、見ててください」  
 左近の口に含まれた稲姫の乳首。口中でそれを吸いつつ舌で転がす左近。口中の体温。乳房を抑える手。  
 稲姫の乳房が熱を帯び始めた。これは、愛息との時間に近い感触。そして。  
「あっ…」  
「…出ましたな」  
 左近がくわえていた乳房を放す。その両方から、白い滴が垂れている。  
「嫌ああ!見ないで…これは子供の為の…あなた達なんかに見せたくない!」  
 羞恥に錯乱する稲姫の乳房を尚も押さえつける左近。  
「ほ〜ら、まだまだ出ますよぉ」  
「嫌!搾らないで下さいぃ!」  
 
 稲姫の乳房から搾り出される白い滴。左近は指使いにて更に乳頭へ刺激を与え、その出を良くする。一方、腰は相変わらず激しく動かし、下半身を弄ぶ事も忘れない。  
「随分と締まりが良くなってきちゃいませんか?左近の大筒がお気に召したようで何よりです」  
「そんな…貴方になんか!ダメ…お乳もアソコも感じる…!」  
 本音が溢れた。左近は微笑み、三成に声をかける。  
「殿ぉ。やっぱり殿も参加しませんか?」  
「東軍の不義の輩と交わる趣味は無い」  
 東軍の不義の輩。自己の存在意義の大半を失った稲姫にとってその言葉は単なる罵声として捉えられなかった。  
「稲姫。お前は負けたのだ。負けた者に生きる価値は無い」  
「お嬢さん、あんたは美しくて強い。ただ肝心の徳川が負けちゃあどうしょも無いでしょ?」  
 三成と左近の言葉が自己の矢の如く稲姫の心へ突き刺さる。  
 武士たろうとした自分は負け、最早地盤も無い。優しき主君も強き父も、もういない。敗軍に与した夫も子も、長くなかろう。  
「もうやめて!稲は…稲は…」  
 精神が崩壊しつつある稲姫の顔に、左近の汗の滴が落ちた。  
「お嬢さん、イキますぜ」  
「そんな…私には子が…あ、ああんっ!」  
 胎内に熱い奔流を感じた。左近が吐精したらしい。中で。  
「そんな…信之様以外の赤ちゃんなんて…」  
 呆然とする稲姫を覗き込む立花。  
「どうしたのだ稲殿?貴様には既に何も無いではないか。主君も父も家族も無い。寧ろ子供が出来て良かったのでは?」  
「た…立花様ぁ…」  
 崩壊し始めた精神は、立花の言を本気にしてしまう。  
「そう…稲には何も無い…だから子供が出来て幸せ…ち、違うわ!そんな…」  
 ふとガラシャを見る。そこには、兵士らの幾度もの吐精を浴び、赤髪に白い斑点が出来たような少女が息も絶え絶えで倒れ伏していた。  
「し…しっかりして!」  
 残った僅かな正気を振り絞り、ガラシャを助け起こす稲姫。だが少女は鯉のように口をパクパクさせるのみで、その目は焦点が定まらない。  
 耳を口に近づけてみる。ただひたすらに  
「まご」「ちちうえ」  
 この繰り返しだった。  
 そのガラシャの耳元にささやく立花。  
「喉が渇いたのではないか?飲ませてやろう。立花も共に飲んでやる」  
 ガラシャの目、立花の目が稲姫に集中した。更に左近が稲姫を羽交い締めにする。  
 
「美味しいですよぉ、左近も飲みましたから」  
 立花の導きでガラシャは稲姫の乳房へむしゃぶりつく。  
「はんっ!駄目…そんなの飲んじゃいけないの…」  
「稲姫…母上の匂いがするのじゃ…」  
 自分の母乳を愛しげに吸う少女。全てを失った稲姫は、ガラシャを抱きしめた。  
「良いわよ。私のおっぱい、沢山飲んで…」  
「嬉しいのじゃ…これからもずっと一緒じゃぞ…?はむっ」  
 二人の自我は、どうやらほぼ崩壊したようだ。稲姫に母性を感じたガラシャが彼女の乳を吸う。稲姫は吸われるにまかせ、ガラシャを精一杯抱き寄せる。  
「はん!もっと飲んでぇ!私達にはもう何も無い。ずっと一緒よ…ずっと稲のおっぱい飲ませてあげる…」  
 二人の世界に入り込んだ稲姫とガラシャ。そこへ立花が参入した。ガラシャは左の、立花は右の乳房にしゃぶりつく。  
「稲殿の乳はそれほど美味なのか?試させてもらう」  
「はううん!立花様ぁ、もっと沢山吸って下さいぃ!稲、全て失ったのにこんなに御奉仕が出来て嬉しいのですぅ!」  
「左近様、わ、わらわにも子種を恵んで下さいませ!わらわも子供を作っていっぱいお乳を吸われとうございまするぅ!」  
 全てを失った二人の精神は完全に崩壊した。稲姫は吸われていない間にも自ら乳房を揉みしだき、流れ出た母乳を自ら飲んでいる、  
 ガラシャは多くの兵士らに蹂躙されだらしなく開いた女陰を左近に見せ、幼い肢体で艶かしく踊っている。  
 左近は再び衣を羽織り、一つ笑った。三成も立花を連れ、地下牢から地上に登る準備をしている。  
「今日は弾切れです。かわりに兵士の皆さんに相手してもらって下さい」  
「西軍にお前達の場所は用意する。多くの子を産み石田軍、豊臣軍を磐石にしてもらう場所をな」  
 幸福な宣告だった。心まで含む全てを失った稲姫とガラシャにとっては。  
 歓喜の表情を浮かべる二人に満足しきっていない兵士らが群がる。  
「ありがとうございます!ありがとうございますぅ!もっと子種出して!お乳いっぱい飲んでぇっ!」  
「オチンチン欲しいのじゃ!わらわを苛めてぇ!」  
 
 地下牢。むせかえる臭気の中、全てを失った東軍の姫将二人は、その清らかな心身を西軍の肉便所へと堕落させていった…。  
 
 
 
「…っていうプランだったんですがね、最初は」  
 
 ここは関ヶ原。戦は東軍が勝利をおさめ、三成と左近は捕縛された。二人は最早斬首を待つだけの身。  
 
「敗将は斬首。戦国のならい故それは仕方ない。ただ、斬首前にお前のエロ妄想を延々聞かされるとは予想外に過ぎたぞ左近」  
「斬首されるまでヒマそうだったもんで。どうですか、左近のエロ妄想は」  
「下手だな。笑わんぞ。…というか、お前の声質であの二人の声真似をするな」  
「一生懸命研究したんですがね。東軍に勝てる方法を一生懸命研究した方が良かったですかね?」  
「聞くまでもなかろう。お前の声で喘ぎ声を聞かされたこっちの身にもなれ」  
「…柿食います?」  
「お前が言うな」  
 
 さて、そんな二人のエロ談義も終わり、いよいよ斬首…かと思ったが家康が止めた。  
「…三成。ここでお前を処断したとする。ただその後、お前が小早川殿の夢枕に立ちそうで怖い」  
「…人の夢まで責任は持てん」  
「じゃあ放逐でいっか」  
 
 かくして石田三成、島左近は放逐され、関ヶ原大敗を最後に歴史から姿を消した。  
 その後、無双武将がいない毛利とかに拾われたらしいが、徳川軍にとっての脅威とはなりえなかった。  
 だって二人ともよろず屋で買ったから兵力ゼロだし。  
 
「…のう光秀」  
「天海です」  
「お前の娘ってエンパに出てた…か?」  
「エディットです」  
「…であるか」  
 
 

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