くのいちの受難  
 
 真田家は後世、『十勇士』が書かれる位に忍び等の諜報活動に長けた家柄であった。  
ここに一人のくのいちがいた。彼女は特定の名は持たなかったがその働きぶりは昼夜問わず十勇士に負けぬものであった。  
とりわけ夜における主、真田幸村との夜伽は格別であった。仕事とは言え・・・まるで恋人同士のように行為を愉しんでいた。  
だが、そんなくのいちがこの日、とんだ災難に出会うとは彼女自身予想していなかった。  
 
 ここは長篠の地。そこでくのいちはとある少年に出会った。彼は左手に刃の着いた羅針盤を装着していた。  
 「あれぇ、きみ迷子かな?お姉ちゃん忙しいんだけど」  
 一応彼女なりの挑発のつもりであった。彼女はこの少年が敵方である織田軍の者である事は戦前の諜報活動にて既に判っていた。  
その少年が一人裏道から武田の本陣へと忍び寄ってきたことを察知し仕留めに参ったつもりではあったのだが。  
 「とっくに元服しているよ。官兵衛どのよりも二つ年上だし」  
 「・・・・・・へ?」  
 くのいちはその言葉を聞いて思わずきょとんとした。黒田官兵衛といえばその諜報活動のときにこの少年らしき人物の隣にいた黒衣の男である。  
どう見てもそっちのほうが少なくとも十以上年長に見えるのだが・・・。そんな衝撃的な事実に彼女が唖然としているさなか、この人物・・・竹中半兵衛はスーッとにじり寄っていく。  
 「・・・よくみると結構かわいい顔してるなぁ」  
 「ちょ、いきなり変な事言わない・・・んぐっ?!」  
 何時の間にか、半兵衛はくのいちの唇を奪っていた。そして容易に舌を彼女の口内へと侵入させていく。  
 (うわわ、い、いきなり舌を入れるなんて・・・)  
 と、彼女の意識が口の中に集中するのを見計らって半兵衛の右手は衣装越しに乳房を触っていた。まるで円を描くように優しくなでている。  
その感覚に気づいたくのいちはあわてて口を離す。  
 
 「ぷはっ、な、なっ、いつの間に?!」  
 「結構いい反応するんだなぁ」  
 「うぅ〜、そんなとこ触らないでよぉ」  
 「ねえ、ところで聞きたいんだけど、何で女の忍びって何でこんなに肌を露出しているのかな」  
 「そ、それは動きやすいからで・・・」  
 「それだけじゃないでしょ。俺知ってるんだから、こういった男を扇情的にさせる格好をして相手を骨抜きにして、  
重要な情報を得たり、相手の命を奪ったりするんでしょ」  
 半兵衛がそう言っている最中、彼の右手が下腹部を移動し、下の衣装の中に滑り込む。そして女性のもっとも敏感な場所をなで始めた。  
 「ひいっ、ひぃやぁぁぁ・・・こ、こんなところを・・・」  
 「ほんと罪な格好だね。おかげで俺のここ、もうこんなになってるよ」  
 彼は自分の下腹部を彼女の右太ももの横辺りに押し付けていた。なんとも生々しい硬さのものがくのいちに伝わる。  
 「あんっ・・・ちょ、どうするつもりよぉ!」  
 「無論、諌めてくれないかな・・・」  
 半兵衛は褌ごと下の衣装を脱ぐとそこにはとても子供のなりからは想像出来ない様な立派な逸物が反り立っていた。  
 (ひゃあっ、こ、こいつこんなに?!)  
 確かに元服しているとはいえ、そのアンバランスさに思わず目を丸くするくのいち。  
 「ね、どうする?」  
 「うう、解かったわよ。すればいいんでしょ!」  
 くのいちはやや小さめな口を精いっぱい開けてその逸物を飲み込んだ。  
 「うわ、ああ・・・やはり、上手いや・・・」  
 半兵衛は木にもたれかかって口淫の快楽を愉しんでいた。チュパチュパと卑猥な音があたりに響き渡る。  
 「う、気持ちいい・・・堪んないよ・・・」  
 半兵衛はそのままずるすると大木を背に足を伸ばしたまましゃがみこんでしまった。  
 
 (うう・・・この足、邪魔なんだけどなぁ・・・仕方が無い)  
 彼の伸ばした足が障害となっていたのかくのいちは横向きに位置を変える。だがそういった彼女の行動は半兵衛にとって読み通りであった。  
すぐさま彼女のくびれた腰の辺りを両手でつかんでいた。  
 「む、むぐぐ・・・??!」  
 「してもらってばかりじゃ悪いからね。俺もしてあげるよ」  
 「い、いいって、そんなこと・・・ひいっ、あひゃああん!!」  
 瞬く間に下の衣装を脱がされ露わになった姫割れを半兵衛の舌が丹念に舐め始めていた。  
こうしてお互いの陰部を舐めあう格好となった二人、それぞれ気を遣らせようと見事な舌技による一騎打ちがそこで繰り広げられていた。  
稲妻のように襲い掛かる快楽に耐えながら口の中で雁首と裏筋を丹念に舐め上げるくのいち。  
一方の半兵衛も彼女の見事な口淫に酔いしれながらも舌先で肉突起を舐めたり吸ったりしながらあふれ出る淫汁をすすっていた。  
 「う、うぐ・・・顎が疲れてきたよ・・・」  
 「俺も舌がつって来た・・・もうそろそろ準備はいいね、じゃあ木の幹に手をやって」  
 くのいちは案外素直にその指示に従った。逃れられそうも無い諦めと半兵衛の舌技に身体が火照ってきたのがそうさせたのか。  
 「じゃあ、いくよ」  
 その外見からは想像も出来ないほどの逞しいイチモツが彼女の女陰にあてがわれている。  
 (ああ、来るんだ・・・来るんだ・・・、幸村様ごめん・・・でも欲しくなって・・・)  
 彼女も不安と・・・少しばかりの期待が入り混じった感情が脳裏に渦巻いている。そして半兵衛はその臀部を両手に持ち、一気にそれを子宮口まで貫いていった。  
 
 「ひゃあああううぅぅっ!!!」  
 くのいちの上半身がビクンとゆれた。そして身体全体が小刻みに痙攣する。  
 「うわぁ・・・いい締め付けだよ。こりゃあ夢中になるね〜」  
 「あ、あ・・・ひ・・・中が・・・いっぱいに・・・」  
 「うーん、そろそろ欲しがっていそうだね、じゃあ動くよ」  
 そして半兵衛による激しい抽送が始まった。彼はくのいちの上半身も脱がし、その乳房を露にさせていた。彼女の大きくは無いが形のよい乳房が激しく揺れている。その乳房を後ろから抱くようにして愛撫する半兵衛。  
 「はあ、はあ・・・結構柔らかいや・・・。ここも、中も・・・」  
 「いやぁぁ・・・ああ、ああんっ・・・!」  
 秘所同士の粘膜が擦れ合う卑猥な音があたりにこだまし、それがお互いの興奮をより高めさせていく。  
とりわけくのいちの乱れっぷりは激しかった。幸村に対する忠誠よりも快楽へと向かう本能が勝りだし、腰を半兵衛のほうに向けて突き出していく。  
だが、そんな彼女の気持ちを察して半兵衛は腰の動きをぴたりと止める。すると予想通り、身体の火照りが全身に回ったくのいちは懇願してくる。  
 「うそ・・・う、動いて・・・このままじゃあ・・・おかしくなっちゃう・・・」  
 「大丈夫だよ。それにこっちも動きすぎると達してしまうからね。もう少しあなたを味わいたいんだ」  
 「うう・・・」  
 何時動くか分からない状況に置かれ、焦燥の気持ちが増していくくのいち。  
そんなじれったい気持ちが高まろうかとすると突然激しく膣内がかき回されていく。  
 「ひいいっ、ひゃううぅぅっ!!い、いきなり激しくぅぅぅ!!!」  
 そのような巧みな腰使いで彼女を高みへと連れて行こうとする半兵衛。そしていよいよ彼女が限界へとやってくる。  
 「はひぃ、ああ、い、イキそう・・・ああん、イッちゃいそう・・・ですぅ・・・」  
 「そろそろ気を遣りそうだね、じゃあ俺も一緒に・・・」  
 半兵衛の腰が勢いを増した。まるで童のような容姿のどこにこのような腰使いが出来るのか、そう思わせるような激しさをくのいちに与えていく。彼女は悲鳴のような喘ぎ声を出し続けるほかは無かった。  
 「ひゃあああ〜〜〜〜〜〜、イクッ、イグゥッ、あひぃ、きひゃあぅっ、ああ、ああああああ〜〜〜〜〜〜」  
 彼女の中で何かが弾けた。目の前に桃色の火花が弾ける感覚を覚え彼女は大きく身体を揺らす。そしてそのまま頭がボーっとしてきて、体の力が一気に抜けていく感覚を覚えた。  
だが、膣内はまるで違う生き物のようにうごめき、半兵衛のイチモツを一気に搾り出していく。  
 「ううっ、うわあああ!!?す、凄く・・・しまってきたぁ!こ、このままじゃあ・・・」  
 半兵衛は一気にこみ上げる感覚にあわてて膣から己の肉棒を取り出した。間一髪のところ、彼の精は外に出され、その大半をくのいちの露になった上半身に振りかけられていった。  
 「ううっ、うっ、くうぅっ!!ふうぅ〜、間に合ったぁ〜♪」  
 そのおびただしい白濁を上半身にかけられたくのいちは脱力したまま木の幹にしゃがみこんでしまった。その表情はかわいらしさと色気が同居していた。  
 「やっぱ、かわいいや」  
 そう言ってその頬に口付けした半兵衛は身なりを整えて羅針盤の刃を回転させて宙に飛び上がった。  
 「今度またであったら相手を使用ね、じゃあまたね〜」  
 そう言って彼はそのままどこかへと飛んでいってしまった。  
 
 「大丈夫か・・・、おい、しっかりしろ!!」  
 暫くして、くのいちの身体は誰かに揺さぶられていた。その感覚に失っていた気を取り戻したくのいち。  
 「あ・・・幸村・・・様?」  
 「ほっ・・・命は無事のようだな・・・。だが酷い有様だ。待っていろすぐに敵をとるから、いったい誰にやられた?!」  
 「う・・・た、竹中・・・半兵衛・・・って人」  
 その名を聞いて幸村は少々唖然とした表情をした。  
 「竹中・・・あの羅針盤の人物か?だがその人物は見た目この私よりも幾分年少にも見えたが・・・」  
 「ゆ、幸村様ぁ!!そ、そいつ見た目にだまされてはいけませんって!!あ、あいつこう見えて・・・・・・!!」  
 
 「だったいまー♪」  
 羅針盤を飛ばしながら半兵衛は織田本陣に戻っていった。そこには彼の盟友でもある官兵衛がいた。  
 「戻ったか半兵衛。ずいぶんと良い事があった顔をしているが」  
 「まあ、ちょっとね」  
 「まあよい。こちらも武田軍をおおかた撃退に成功した。だが、殲滅にはいたらなかったようだ。これ以上火種を残すわけには・・・」  
 「もう官兵衛殿、それじゃあだめだって」  
 半兵衛は官兵衛の行く先をさえぎってこういった。  
 「官兵衛殿には人を『イカす』軍略というものも考えないとね」  
 「・・・」  
 いぶかしげな表情で半兵衛を見つめる官兵衛に対し、いつもの屈託の無い笑顔で応えていた。  
 
了  
 
 

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